IKEDA隊長コラムCOLUMN
「住まいの性能」のこと(21件)
記事一覧へBELS/省エネ性能表示
26日に行われた、建築や不動産、メーカーの方々で今後の住宅建築の研究を進める団体様にゲストと招かれ自社の取組他をお話させていただきました。 ずばり「BELSでこれからの家造りはどうなるのか」?タイトルの意味が分からない(BELS?)・・・・・そりゃそうです。まだ始まって1年程度の国の制度なので、まだまだ、プロも、それから一般の方は特に浸透していない制度なのです。でも、国の法律の中に定められた、住宅の省エネ度を示す表示制度のため、今度、幅広く普及していく可能性は高いと思われます。という事で、この省エネ表示制度「BELS」について3回に分けられ勉強研究会が行われてきました。毎回ゲスト講師みたいな人が呼ばれたそうですが、 第一回:日経BP社 省エネNEXT 小原編集長 (設計系向け)第二回:リクルート スーモ 池本編集長 (不動産向け)第三回:岡庭建設 池田 (工務店・設計向け) で、それぞれのゲストコメンテータとパネラーでこの省エネの性能表示について講演と議論をし、今後の住宅社会に向けて語り合います。隊長からは、なぜ「BELS」という省エネ性能表示制度ができたのか・・・・世界合意のパリ協定(地球温暖化)〜エネルギー枯渇等を前提に、長期優良住宅に認定低炭素住宅、建築物の省エネの法律の制定など急務に進む省エネ施策を含めた流や位置づけを整理しながらお話させていただきました。 また、岡庭建設で取組む省エネ住宅にも、省エネ性能表示制度にも取組初めているところで、実例なども含めお話させていただきました。 ↓ こちらが事例で発表した省エネ性能表示制度「BELS」の評価です。見てもなんだか・・・と思われるかもしれませんが、数字よりも一般的に右中央にあるBELS☆☆☆☆☆マークで見える化、表示していくもので、☆5つが最高ランクに位置づけられます。 この住宅レベルは、岡庭建設でZEH(ゼロ・エネルギー)住宅相当にする際の性能。現在の省エネ基準から比べると50%も消費エネルギーを減らせるレベルという結果となりました。 この結果は、住宅の断熱や、設備の効率などを含め計算して割出していくことで求められます。当然、各仕様や特に窓の大きさや数などによっても差がでてきますので各物件ごとに星の数は変わらなくとも削減率は異なります。 まだまだ、始まった制度故、認知はされていませんが、自らの住宅の省エネ性能を数値化して残しておく、そしてその将来付加価値として資産として評価される可能性もあるかもしれません。先ずはこの様な制度が始まったーということを家づくりされる方は知っておくとよいでしょう。 以上、講演から皆様の家づくりの省エネ性能評価方法のレクチャーでした。m(_ _)m 隊長
2017.09.29(金)
住宅性能を学ぶ/家づくり学校2時間目9月
家づくり学校2時間目「しっかりつくる家とは」が本日開催されました。 今回も満席の中での開催。 2時間目は「しっかりつくる家」と題して、住宅性能をメインにレクチャーさせて頂いてます。【構造計算て?許容応力度計算】 特に今回は、「構造計算」について多く触れてみました。昨今自然災害も増えていますからね・・・。 そこでまず知るべきことは、木造2階建てというものは「構造計算」が建築基準で定められた方法 で計算することが義務付けられていなく、家造りに携わる設計者にその確認が委ねられているんですね。 (木造の3階建て以上(鉄骨、鉄筋)からは義務付けられています。)知っておきましょう!。 木造住宅は鉄骨や、鉄筋コンクリートの建物比べて比較的軽い建物であることや、筋交い を建物に取り付けるなどで、地震や台風等で倒壊しない様に基準が定められていて、この 計算手法を「壁量計算」という基準といいます。筋交いが10箇所?15箇所と取り付け箇所 やその仕様や強さなどで判定していきます。「構造計算」ではありませんが、この計算方法が 一般的に利用されていて、まずはこの計算方法が2つあることを知っておきましょう。 その上で、「構造計算」(許容応力度計算法)とは?ということですが、 簡単に説明すると、その家ごとの形や重さを設定し、求める耐震や耐風の性能を割出します。 ですから厳密な結果が得られる計算方法なのですね。細かくは基礎の形態や中身なども計算 により設計計画をすることができます。ですが、この計算方法も古くからあるわけでなく、 法改正がされ木造3階建てが建築される様になるころから、このような計算方法が基準を含め 普及してきています。ただ、あくまでも木造3階建てからと言う以上からの義務付けです。 ですが、昨今大きな地震災害と言えば、記憶に浮かぶ阪神淡路大震災や新潟中越地震、記憶に 新しい東日本大震災に熊本地震などがあげられます。 そう、ここ数十年で大地震が複数回発生していて、今後も更に自然災害に見舞われる可能性 があります。過去の教訓を活かし、住宅の性能も日々進化していくことが求められます。 ですから、木造2階でも厳密化した計算方法が必要では・・・と言うことで、 岡庭建設では今後の住宅の多様化と含め、約10年ほど前からこの構造計算(許容応力度計算法) を採用し全棟計算をして建築しております。 この話を始めると長くなるので、近日、「構造計算」について少し中身を分けながら書いていきますね。 話戻りますが、今回参加された方の感想コメントの一部です。 ◯性能の考えかたについて分かりやすく説明頂き大変ためになりました。 ◯構造の事など全く無知でとても勉強になりました。非常に分かりやすいお話でした。また現場の方が丁寧に大切に作業してくださることも分かりました。ありがとうございました。 ◯見えない部分こそ重要だと再認識しました。 などなど、参加された皆様の今後の家造りに役立てば幸いです。 ご参加された皆様お疲れ様でした!!!。 隊長
2017.09.24(日)
住宅性能を学ぶ/家づくり学校2時間目
先週末には「家づくり学校2時間目(しっかりつくるいえ)」 と題して、住宅の性能を学ぶ勉強会が開催されました。 ◯住まいの構造について(許容応力度計算とは?)◯長期優良住宅って◯住宅の維持管理について◯熱い、寒いの断熱性能とは 他 岡庭の家造りのあり方、いわゆる解体新書的にお話しています。 合わせて、この一年幾度も訪れた熊本。 その熊本で起きた大地震から分かってきたこと、ここ最近の2時間目に 交えながら講義しております。 皆さんが、ニュースなどで見たり、聞いたりしたした事とは別に 実際の地で見て感じたこと、そして現地の工務店仲間や学識者の 解などを含めお伝えさせていただきました。 これから、家づくり、リフォームされる方々 のお役に立てればです。 隊長 次回は9月に開催予定です!→イベントページ(1時間目からの参加がオススメ!) ========================================== アンケートで頂いたコメントの一部をご紹介しておきましょう。 ・建物の構造的な考え方の基本を教えて頂き勉強になりました。 建物にとって起きてはいけない要素を教えてもらいメンテナンスの重要性も勉強になった。 ・建築が終わってしまった後では見えない部分を知ることができ、建築を考える上での中身 の要素を考えるきっかけになり勉強になりました。 ・家の性能がどのような要素から構成されているのかが分かりやすく説明いただけた。 等々
2017.07.26(水)
住宅性能を学ぶ/家づくり学校2時間目
(実際の構造見学会における家づくり学校です。イメージとなります)「しっかりつくるってどういうこと?」それは、長期優良住宅の基準も満たす、OKANIWA STYLEの基本性能を持った家をつくることです。電化製品や自動車のように、わたしたちの暮らす家にも「性能」があるのをご存知ですか? それは、決して広さや設備の豪華さを問うものではありません。 構造や気密断熱、メンテナンスのしやすさなど、家の本質にかかわる部分の品質がどれだけ高いか ということです。 このセミナーでは、耐震・耐久性能などの具体的な数値の見方、考え方など 岡庭建設の住宅性能について「虎の巻」を公開しながら学びます。 (岡庭建設・虎の巻) 主な内容 ◯構造性能(自然災害につよい建物にするには)・基礎のこと・構造計算の意味や意義や設計手法。(耐震・耐風等)◯劣化対策(住いの劣化要因を知って適切な対策を)・材料のこと・目に見えない部分への対応・シロアリのこと・住宅メンテナンスのこと ◯健康・快適断熱性能・通風と日当たりについて・断熱性能とは・結露対策について・パッシブデザインとは ◯以上のことを含め岡庭ならではの取組 等々、抜粋した内容ですが主に、岡庭建設の取組や長期優良住宅等を含めお話しております。 また、「熊本震災」から1年。 特別講義として【熊本地震からの教訓】も!特別講義として、隊長が自ら熊本被災地を視察した状況を踏まえ住宅の耐震性について改めて語ります。集中的に被害の大きかった益城町において、古い家だけでなく、新しい家がなぜ全壊したのか。どの様にしたら、被害を最小限に、そして食い止められるのか。震度7を短期間で2度経験した熊本被災地から、住宅の耐震性の今をお伝えいたします。 お楽しみに! 隊長
2017.07.21(金)
群馬県庁で省エネ講師
先日の6月8日。群馬県庁にて省エネ住宅関連についての講演をさせていただきました。 主催は地元メディア、上毛新聞主催です。 地域メディアが工務店を応援してくださっているのですねー・・素晴らしい。 2020年に住宅の省エネ基準適合義務が予定されていて 全国各地で様々な講習会が国の事業として行われております。 隊長もそのテキストづくりに携わって6年目。 一昨年から、技術者だけなく、全国の工務店経営者向けに対して意識啓発を含めた 講習会が開催され、その講師役を隊長が微力ながら努めさせていただいています。 その関係もあり今回は群馬県にてその講習会の講師にお呼ばれした次第です。 *例)2016年鳥取県での講習会 群馬県庁は驚くほど立派です。カッコイイし・・。 飲食店も高級感タップリです・・驚 講習会は群馬県の住宅政策課の方と行いました。 で、さすが地域メディアさん。 翌日の新聞にはその模様が新聞記事として掲載されたそうです。 ご丁寧に、新聞が送られてきましたー。m(_ _)m 早速、HPでも記事を公開させていただきました。 省エネ住宅の必要性を含め岡庭建設で取り組んでいることが少しでも群馬県の工務店様に 寄与すれば幸いです。 隊長
2017.06.10(土)
住宅医シンポジウム
昨日は、既存住宅の改修技術やインスペクション(住宅診断)技術を要請している団体「住宅医協会」にて「住宅医フォーラム2017」が開催され、隊長もパネラーとして登壇させていただきました。 この度の開催趣旨は、昨年の熊本の震災によって数多くの建築物が損傷や倒壊などが発生し、そのことを建築技術者は教訓として、今後に設計・施工技術に活かしていくべきと同協会で主催されたものです。 テーマは「災害とレジリエンス 〜木造住宅の耐震性とは〜」 基調講義は構造設計のカリスマから今回の熊本の震災を建築学会として調査、報告等に携わられた方の他、熊本の建築家や工務店の報告があり、その後に住宅評論家を交えパネリングが行われました。 専門家の集まるシンポジウム故、専門用語が飛び交うディスカッションとなりましたが、まずは、今回の題目にもあ「災害とレジリエンス」・・ このレジリエンスと言う言葉を耳にされる技術者もまだ少数であることから、国土強靭化の民間部門でもあるレジリエンスジャパンの住宅委員を務める隊長から、レジリエンスと言う意味についてお話させていただきました。 【レジリエンスって?】レジリエンスとは「つよくてしなやか」いわゆる回復力が高いことを意味します。住宅で言うと、平時に準備をしておき、災害の影響を受けにくくし、その後もすみやかに復興できること意味しています。 季節的に、人で例えるとインフルエンザにかかり難い健康な体、いわゆる免疫力を高めておく。万が一病にかかってしまったら、一日でも早く復帰できるような体であるというのと同じですね。 【耐震性って?】熊本の震災から見えてきたこと、そして隊長も幾度も熊本の現地を見てきて、やはり耐震性能は余力をもつことが大事です。余力とは、ギリギリの耐震設計ではなく、割増た耐震性能。わかりやすく言えば強い壁をつくる、壁を増やすなどを施すことが大事です。 今の岡庭の家づくりでは、法律の1.5倍以上(耐震等級3)を目安に設計していますが、今回の熊本でもこのような住宅の倒壊は見受けられません。そして、地震は1度でなく幾度も受ける可能性が高いですし、熊本も同じ時期に震度7が2回も来ています。一度目の地震に耐え2度めで倒壊というお宅も多かったと思います。また、今後この様な災害が何時起こるかわかりません。人と同じで住宅も耐震性の備えが必要と言うことをぜひ知っておいていただきたいと思います。 【家の重さはみな違う?】パネリングの中で、家の重さについてお話させていただきました。家はそれぞれ形も違いますし素材も異なります。例えば屋根に太陽光発電をのせると言う行為は発電してくれるメリットに目が行きがちですが、建物の重量的には随分と割増されます。今の設計者の中でも重さまで考慮し設計ができている人は多くはありません。 より、耐震性を細かに設計していく上では設計技術者がいかにその重さを考慮し基礎や建物の耐震性を検討していくかがより今後重要。そのようなことを会場に向けて提言、お話させて頂きました。(当然、おかにわの家造りは重さを考慮し設計しています) という事で長時間に渡るシンポジウムでしたが、自らの構造や耐震性についてのお話、そしてパネラーや、超メジャーな技術者や学識者の方々からも大きな学びをいただき、有意義なシンポジウムでした。得たものを今後の家造りや家守りに活かして参ります! 隊長
2017.01.13(金)
住宅の性能について語る
12月18日に開催された「家づくり学校2時間目 しっかりつくる家とは」のご報告。午前と午後の計2回プチセミナーを開催し多くの方々にご参加頂きました。(西東京市内)実際の工事途中の建物の中で、品質や性能について学ぶ勉強会は話と現物が一致しやすいと定評頂いております。 今回からは、先月再度現地視察した熊本地震から、分かってきたことなど、熊本地震の総括とでもいいましょうか。メディアで報道されていることだけでなく、専門の人間として現地の状況や現地の仲間、そして技術的な情報を含め噛み砕いてお話させていただき、今後増え続ける災害への準備対応などについてもお伝えさせていただきました。今後も2時間目で随時お話してまいります。構造見学会(工事途中)は、骨組みや断熱材、配線、配管などがそのまま見えるので、性能面や施工状態なども目にすることができます。【なんでしっかりつくる家とはを開催するか】誰もがしっかりした家に暮らしていきたいと願いますが、耐震など一般の方でもよく目や耳にする範囲の住宅性能のことは知っておられると思います。ただし、しっかりした家というのは、耐震だけでなく、省エネ、白蟻・・いえいえいそれ以外にも、取り組む姿勢や職人さん(おかにわ建設では職人ネットワーク:おかにわワークスが携わります。)やメンテナンスにと更に幅広い範囲を総合的に築き取組むからこそ安心・安全、そうしっかりした家が完成するのです。【どうやって品質と性能を向上させてる】おかにわ建設では、日々住宅品質の維持向上に向けて、社内に委員会なども設け住まい手の声などを含め協議進化させております。弊社では3割ほどのスタッフ等が自社設計施工、そう、おかにわの家に暮らしていて、自分たちでも住んでいきたい家をつくろうと現在の品質や性能を導きつつ進化させています。【例えば 耐震性について】おかにわ建設では10年ほど前から、全ての新築建築物に「許容応力度計算」という手法を取り入れております。いわゆる構造計算の中でも詳細な計算です。(100P以上の書類)昨今多様な住まい方から、屋根に太陽熱利用をされたり、趣味などによる手持ち品等も幅広くなっています。少しイメージしてもらうとわかりますが、建物の重さや形状はそれぞれ異なるということです。という事は、それらを踏まえ家が造られるべきですね。私達も、その多様性から、より重さ等を考慮した手法を採用し昨今の家造りに活かしております。「許容応力度計算してますか?」は近い将来の確認用語になるかもですね。【あわせて現場でも・・】下の写真は、柱に取り付くホールダウンと呼ばれるものです。どの住宅でもあたりまえに取り付く金物ですが、ココにもおかにわ流の取組が・・よーくみると、ボルトの上にナットが2つ。一つがとれても2つあればと・・・ずーっと昔から手がけていたわけではありませんが、2つの方が安心だよね・・と社内での声からこちらも10年程前から始まった取組なんです。小心者ですかね・・笑【全ては伝えられませんが・・】ほんの一例でお伝えしましたが、一軒の住宅で無数にこのような取組が施されております。このセミナーでも、家造りを進める際の打合せでも全てをお話できませんが、このような小さな部位から、大きな部位まで、安心安全に暮らしていける住まいのために日々より進化を目指しております。 当日は岡庭建設の性能に関する虎の巻をご覧頂きながら学びます。 ■セミナー後も質問攻めにあう「隊長」でしたー 隊長へのご質問や、お知りになりたいことは「隊長の相談箱へ」隊長のFBはこちら。(日々の取組ボチボチ更新してます・・笑
2016.12.20(火)
家をしっかりつくる
今週末は「家づくり学校2時間目 しっかりつくる家とは」が開催されます。午前と午後の計2回構造見学会場で開催されます。(西東京市内)実際の工事途中の建物の中で、品質や性能について学ぶ勉強会はとても理解しやすいです!【なんでしっかりつくる家とはを開催するか】誰もがしっかりした家に暮らしていきたいと願いますが、耐震など一般の方でもよく目や耳にする範囲の住宅性能のことは知っておられると思います。ただし、しっかりした家というのは、耐震だけでなく、省エネ、白蟻・・いえいえいそれ以外にも、取り組む姿勢や職人さん(おかにわ建設では職人ネットワーク:おかにわワークスが携わります。)やメンテナンスにと更に幅広い範囲を総合的に築き取組むからこそ安心・安全、そうしっかりした家が完成するのです。【どうやって品質と性能を向上させてる】おかにわ建設では、日々住宅品質の維持向上に向けて、社内に委員会なども設け住まい手様の声などを含め協議進化させております。弊社では3割ほどのスタッフ等が自社設計施工、そう、おかにわの家に暮らしていて、自分たちでも住んでいきたい家をつくろうと現在の品質や性能を導きつつ進化させています。【例えば 耐震性について】おかにわ建設では10年ほど前から、全ての新築建築物に「許容応力度計算」という手法を取り入れております。いわゆる構造計算の中でも詳細な計算です。(100P以上の書類)昨今多様な住まい方から、屋根に太陽熱利用をされたり、趣味などによる手持ち品等も幅広くなっています。少しイメージしてもらうとわかりますが、建物の重さや形状はそれぞれ異なるということです。という事は、それらを踏まえ家が造られるべきですね。私達も、その多様性から、より重さ等を考慮した手法を採用し昨今の家造りに活かしております。「許容応力度計算してますか?」は近い将来の確認用語になるかもですね。【あわせて現場でも・・】下の写真は、柱に取り付くホールダウンと呼ばれるものです。どの住宅でもあたりまえに取り付く金物ですが、ココにもおかにわ流の取組が・・よーくみると、ボルトの上にナットが2つ。一つがとれても2つあればと・・・ずーっと昔から手がけていたわけではありませんが、2つの方が安心だよね・・と社内での声からこちらも10年程前から始まった取組なんです。小心者ですかね・・笑【全ては伝えられませんが・・】ほんの一例でお伝えしましたが、一軒の住宅で無数にこのような取組が施されております。このセミナーでも、家造りを進める際の打合せでも全てをお話できませんが、このような小さな部位から、大きな部位まで、安心安全に暮らしていける住まいのために日々より進化を目指しております。 当日は岡庭建設の性能に関する虎の巻をご覧頂きながら学びます。 今年最後の家づくり学校。ぜひお正月前に情報を得ておきましょう! ■家造り学校2016年も沢山の方にご参加頂き感謝一杯の「隊長」でしたー 隊長へのご質問や、お知りになりたいことは「隊長の相談箱へ」隊長のFBはこちら。(日々の取組ボチボチ更新してます・・笑
2016.12.15(木)
しっかりつくる家とは
9月25日(日)開催される「むつみざとの家 構造見学会」その当日には、家造り学校2時間目「しっかりつくる家とは」を同時開催します。耐震性や省エネの性能の他、細かな家造りの設計値などが現場でどの様に反映されているのか、なぜ、おかにわ建設は独自の基礎構造や、金物の取付などを手がけるのかなどを工事途中の現場でお話いたします!。(岡庭建設の住まいの性能とは)【性能は何が大事?】これからの住宅は当然耐震性も大事ですが、省エネ(あつい、さむい)に対しての性能もとても重要です。ただ、省エネは机上や、資料、人の言葉で納得されている方が多く実際の住宅の中でどの様な部位でいかされているのかなども実際の建物をご覧になりながら知ると、納得しやすいですね。あー当然、耐震のお話もいたしますよ!。 (↑熊本上空から撮影してみました) 【熊本地震から見る耐震とは?】隊長も、この7月に熊本の現地を視察してまいりました。被災地と仲間が手がける木造の応急仮設住宅を視察にです(東京で災害が起きた際には岡庭建設が主体となり、木造の応急仮設住宅を建設します) その熊本の被害状況や、建物の被害などを実際に見てきたことから分かってきたことなどもあります。当日のセミナーでは、番外編として熊本地震、被災地からみる今後の耐震性とは?を併せてお話させていただきます。 「しっかりした家に暮らしたい!」・・では、しっかりした家って?知らないことを知れる構造見学会+プチセミナーをお楽しみに 構造見学会+プチセミナーの詳細はこちらから*午前のセミナーは既に満席となっております。m(_ _)m。 以上、性能フェチな隊長でしたー。 隊長へのご質問や、お知りになりたいことは「隊長の相談箱へ」隊長のFBはこちら。(日々の取組ボチボチ更新してます・・笑)
2016.09.24(土)
エアコンはつけっぱなしがお得?/夏のエアコン効率
エアコンメーカーの大手「ダイキン」さんが面白い情報を公開され話題になってますね。 「日中30分の外出ならエアコンは切るよりつけっぱなしがお得でした!」 実際には住宅の性能も重要ですが、今回の検証では、2006年の鉄筋コンクリート造のマンションで試験されているので、さほど性能の悪い建物ではありません。 ちなみに岡庭のいえは「長期優良住宅」+なのでこの住宅以上の性能になります。 試験結果を端的に伝えると 検証結果①:9:00〜18:00の間で30分間隔でエアコンを入りきりしていると、つけっぱなしの方が、電気代が安い。すなわち、30分程度の外出であればつけっぱなしにした方がいい。これは、気温が高い9:00〜18:00の間は、止めてしまうと室温が上昇してしまい、入り切りしていると、折角、室温を下げたのにもう一度上昇した温度を下げるところから稼働しなければならないロスが発生する。ここがエアコンの一番エネルギーの掛かると言う事です。ですから、下げた室温の中で稼働するエアコンは大きくエネルギーを必要としないので、つけっぱなしの方が良いと言う事になります。 でも、日にもよりますが、18:00以降夜間は気温が日中のような上昇をしないので、むしろ入りきりしていた方が効率が良いと言う結果がでていますね。 その上で検証結果②:9:00〜23:00の間、エアコンをつけっぱなしにすると、かえって電気代がかかってしまう・・・という結果に。これは上記で述べた通り、つけっぱなしにした方が良い時間とそうでない時間の差から生まれた結果なのでしょう。電気代で35円/日の差という結果です。 以上は、ダイキンさんが、一つのモデルから検証したものですが、とても参考になります。都市伝説で、よくエアコンをつけっぱなしにした方が電気代は安くなる!という言葉を聞きますが、そうでないということも一つ知ることができました。 でも、住宅というものは個々に断熱の性能も違えば、住宅の向いている方位や窓の大きさや性能等様々な仕様差によって答えは異なってくると思います。皆さんの住まわれている家によって、結果は異なるかもしれませんが、今回の検証はぜひ参考にしましょう。ありがとうダイキンさんm(_ _)m。 あーもう一つ、隊長がユーザー様によく申し上げるのは、エアコンを購入する際には、家電のチラシで特売(価格だけ)に飛びつくのではなく、しっかりエアコンの性能(最近だと星印や省エネ率で表示)を見極め購入することをお勧めしています。できれば、高額かもしれませんが、省エネ性能がより高いものを選ばれると良いと思います。つけっぱなしの電気代も更に減りますからー。 後は、時間とお金があれば何方が特になるのかを、ご自宅で試して見ると面白いかもしれませんね。以上参考になれば幸いです。! この様な工夫をした住宅も・・→「HKーBASE/西東京市」
2016.09.03(土)