IKEDA隊長コラムCOLUMN

2020年11月の記事(7件)

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大学生たちが見学

建築業界に優秀な技術者を育み送り出す、某大学の研究室が弊社の家造り(工事構造途中の現場)を見学しに来られました。 特に建築構造に強い学校で、机上の学びだけでなく実際の建築物を見ながら学ばれることも多くその場をとお願いされ見学していただいた次第です。 木材積も多く構造計画を大事にしている弊社の設計方法を風の噂?できいたとか・・・笑 でも、その会場にお選び頂いたことは嬉しい限りです。  実際に弊社で描いた設計図書と現物の建物を見ながら確認。 ・木の梁の高さはなぜこの高さなのか?→屋根の重さや、2階の重さ(荷重)により変わるんです。(許容応力度計算)・木の材料が異なるのはなぜなのか?→構造計算で材料強度により変えているんです などなど、学生様の新鮮な質問等にも応えさせていただきました。 更に建築業界関連、国の委員会の座長等を務められる大学の先生からも、材の利用方法、構造計画に大変お褒めを頂いたのは嬉しかったですね。(玄人目線でしか分からないですが・・)  と言うことで、逆に貴重な経験と、自信をつけさせて頂いた隊長です・・・笑   隊長   おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 隊長が令和元年に「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m     
隊長IKEDA隊長

「ところざわサクラタウン」

先日、西東京市から車で30分程の東所沢に完成した「ところざわサクラタウン」(設計:隈研吾)を見学してきました。 日本最大級のポップカルチャー発信拠点としてKADOKAWAの書籍製造やオフィス、アニメホテルやショップレストラン等の文化複合施設です。中でも角川武蔵野ミュージアムは見応えあります。本棚劇場たる8mの吹き抜け5万冊の書籍が所蔵されていて、角川ファン、読書好きにはたまらない場所かもしれません。(時間制3時間・・では足りない・・)         個人的にはミュージアムの建築空間と、構造用ベニアの利用方法で新たな発想を経たことと、武蔵野ミュージアムだけあって、埼玉だけでなく、多摩、武蔵野の歴史を紐解く書籍他が多数展示されていて、改めて多摩エリアの魅力、歴史を知る事もできました。時間切れでしたので、またしっかり時間をとって訪れたいと思います。  隊長   おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 隊長が令和元年に「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m    
隊長IKEDA隊長

住まいのバリアフリーと温度のバリアフリー

昨日は、地元西東京市役所の依頼で「住まいのバリアフリーと温度のバリアフリー」というテーマでお話させて頂きました。(場所は25年目を迎える弊社モデルハウス) 西東京市も当然ながら高齢化は進んでいきます。その時代の中で行政や各専門職種等が何に気づき、対応や施策を施すのかと 行政職員だけでなく、地域医療、福祉系の方々も参加されました。 当初は、「住まいのバリアフリー」との依頼で、高齢化が進む中での、住まいのあり方 手すりの付け方、スロープのあり方などをお話する予定でしたが、参加者の方々の今後や施策に少しでも寄与できればと、昨今、ヒートショックで亡くなられる方が多い現状を 踏まえ「温度のバリアフリー」。もう一つのテーマを追加させて頂きお話させていただきました。         「住まいのバリアフリー」 では、特に都市部の建物は室内の扉が「開扉」が多いのが現状です。 この扉の足元になる沓摺に段差がありつまずく高齢者も少なくはありません。弊社でも上写真の様に沓摺りを撤去し平らにする工事も多く見受けられます。 また、手すりなどの設置も日々依頼されている状況ではありますが、手すりの取り付け方は多様で、一律のマニュアル通りに取り付けても使いづらい場合がある。 可能な限り、その人に見合った、使いやすい高さを見出し取り付けることが重要。完全ではありませんが、弊社の取組を含め建物の部位別にお伝えいたしました。   「温度のバリアフリー」 報道でも見聞きしますが、昨今、交通事故で亡くなる方以上に、家庭内で、しかもヒートショックで亡くなられる方が2〜3倍に達します。 室内温度や、温度差をなくすことで防げた事故が、減るどころか増加傾向にあります。  *木を活かす建築推進協議会「省エネテキストより」  日本の家は寒い?。現在の省エネ基準相当に適した住宅は日本全国で5%程度しかありません(→「解決寒い家」で解説)。断熱が不足している住宅が大半で、冬になると家の中は寒い。それが当然のように思い過ごされてきて来ている現状があります。でも、この寒い家は、高齢化が進む日本においてはとても健康リスクになるんです。家の断熱化を図る、高効率な冷暖房設備で可能な限り室内の温度差をなくす、低温度にならないようにするなどの対策はとても重要です。    また、昨今住まいが暖かくなることで、人の健康状態が向上する結果なども見え始めてきていますので、まずは、冬季は家を暖める(できれば断熱性能を向上させる)ことを心がけてくださいとのお話をさせて頂きました。 何をすれば良いのか?以前、西東京市の福祉施設でも同様のお話をした際のコラムを御覧ください。→「住まいのバリアフリーと温度のバリアフリー」  お話の後は、質疑や課題意識の共有等がなされましたが、この温度のバリアフリーは、気になっていても何をすればという具体策が見いだせていなかったかもしれません。でも限られた時間の中で弊社の断熱性能向上や温熱改善の取組を機に新たな提案や発想の基となる部分に寄与できたかな?と自負はしております・・・笑。 私の知る限り西東京市には熱意、行動力のある職員の方々も少なくありません。この様に街を俯瞰的に見て、そして行動し学び施策に活かしていく。即効性はなくとも、月日が経過していく中で、より住みよい街につながると思っています。     隊長    
隊長IKEDA隊長

住生活がより豊かなものへ

先日、久しぶりに電車に乗り地下鉄「国会議事堂前」へ 工務店団体(JBN)の理事として、公明党の国土交通部会に出席してきました。(理事5名で)隊長が理事を務める工務店団体は、全国で最大規模の団体でもあることから例年この時期に、公明党様より現在の全国的な工務店の取組や状況についての意見出しや質問を受けたりします。 現在といいますか、長きに渡り、国交大臣は公明党から選ばれることが多いようで、国土交通部会たるものが党内に設置されているようです。2年前は現在の赤羽大臣にお話をさせていただいた記憶があります。 話の一つに、新型コロナウィルスにより、住生活もニューノーマルになりつつあること。現在の状況や今後変わりえる住生活について地域社会、住生活がより豊かになるべく要望等を工務店を代表する立場でお伝えさせていただきました。今後の政治や政策などに活かされればですね。      話変わりますが、議員宿舎のある地下鉄「国会議事堂前駅」はあまり降車した記憶がなく(いつもは永田町で降車)。地上にでたら浦島太郎状態に・・・・・汗 長きに渡り東京で生活しながらも(多摩エリアですが・・笑)利用したことのない出入り口から、都市的な景色が一瞬で目に映ると東西南北も分からなくなりますね。 おかげで、集合時間に2分遅刻してしまいました・・・・・反省(写真撮ってる場合ではないですが) 事前準備は大事ですね。   隊長   おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 隊長が令和元年に「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m   
隊長IKEDA隊長

暖房しながら換気

空気集熱式/ソーラーれん・そよ風 新型コロナウィルスにより住空間、建物空間の換気が求められています。 特に、新型ウィルスは低温度、湿度が低く乾燥しているとウィルスの残存時間も長かったり飛沫距離が長くなるなどの傾向もあり、北日本エリアでの感染が拡大する傾向も見えています。 特に、寒い時期に暖房しながら窓を開けて換気すると言うのは、今まで人の生活の中で考えることのない行動ですから、今後の住生活などへの不安もあります。 今後ニューノーマルな生活が求められますが、この寒い冬の時期、「暖房しながら換気」する方法があるんです。  太陽熱、自然エネルギーを利用した「空気集熱式ソーラー」(ソーラーれん・そよ風:環境創機)  どのような仕組み(熱)仕組みはいたって簡単。 住宅、建物には必ず屋根があり、立地にもよりますが太陽の光や熱が日中はあたります。(晴天時等) この屋根にあたっている熱をファンで吸い込み床下に送る。すなわち、空気を取り込んで家の中に送り込む。 真冬時の1,2月頃、外気が0度でも屋根の温度は40℃〜50℃前後の熱があり、この熱を建物の中に送り込むことで、室温が上げることができるんです。 このように、シンプルに屋根で得ている熱を無駄にせず、取り込み自然エネルギーで暖房するという仕組みなんです。 住宅の性能や立地にもよりますが、真冬時でも室温を20℃前後(弊社建物平均)に保つことができます。 (↑図を参照)   どのような仕組み(換気)熱を取り入れるためには、屋根、小屋裏等に設置するファンで集熱空気を床下送り込みます。 最大で一分間に10M3。平均的に5M3程度の空気が建物内に送り込まれます。(熱に応じてファン速度が可変) 仮に建物の容積240M3〜300M3(約30坪の住宅相当)ですと48分〜60分で建物全体の換気ができてしまう能力が有るので通常の換気扇(24時間換気義務レベルより)の2〜3倍以上早く換気ができてしまうんですね。  2020年8月完成「あちこちの家」  デメリットもある? 「暖房しながら換気」できる!方式を何となく知っていただけたかもしれませんが、当然デメリットもあります。 太陽熱利用であるため、天候に左右されるということです。 太陽が出ていないと、屋根には熱がうまれませんから、気温の低い曇時、雨天時には作動しません。 故に、この様な天候時には、適宜窓を開ける、換気扇を回すなどが求められることになります。 デメリットも知った上で、今後の選択肢として検討されることをオススメします。  リフォームでも設置できるか? このシステムは、主に新築用として開発されています。これは、熱を得る、空気を送り込む、熱を蓄えるなどの複合的な設えが必要とされるため、通常の住宅とはことなった建築手法を施すことになります。断熱気密は当然ですが、屋根の構造等も含め専用の設計や施工が求められることになります。 では、リフォームでは無理か?というと、100%無理ではなく、昨今依頼の多い大改修等、屋根や建物内を大きく解体するなどのある程度のリフォーム工事を施す場合には設置は可能です。ただ、後からではなく、計画当社から設置方法を決めておかないと、その効果はえられませんので、興味のあるかたは、その可能性を計画当初にご相談ください。  2019年まで公開していた「R-ECO HOUSE}は空気集熱+太陽光発電を   設置費用は当然ながらよく聞かれるのは費用のこと。 建物と一体的に組み込むので、一概には言えませんがイメージとして 150万円〜200万円前後だと思っていてください。(建物規模、設置部品他によって異なります) 主に空気集熱式部分ですと150万円前後 ですが お湯取りシステムまで設置すると200万円前後 となります。 今回は「暖房しながら換気」に着目していますが、夏の時期にもこのソーラーは大活躍するんです。 光熱費削減にも。 冷風モードやお湯取りモード。夏季仕様は弊社ホームページ、環境創機でご覧いただければです。  ニューノーマルな住まい岡庭建設では、「暖房しながら換気」する空気集熱式ソーラーの住宅を約25年に渡り取り組んでいます。 そう、この仕組のノウハウを持ちながら、200棟以上のソーラーハウスを手掛けてまいりましたが、「太陽熱がもったいない」 活かし方として取り組んできました。 ですが、この新型コロナウィルスにより、 改めて住まいの「換気」 「換気」することにより失われるはずの「熱」や「温度」を高めることができる。 「空気集熱式ソーラー」は改めて「ニューノーマル」な住まいに適しているのかもしれませんね。   隊長   おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 隊長が令和元年に「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m      
2020.11.08(日)
隊長IKEDA隊長

2Mを超える「木塀」が可能に

改正建築基準法で木塀が 令和元年6月25日に改正施行された「建築基準法」 その中に木の塀「木塀」の規定が改定されました。(防火・準防火地域の場合) 今までは、高さ2Mを超える塀には不燃材など燃えにくい素材が必要とされてきました。(2Mを超えないものは除外) これが門や塀でも一定の基準を満たせば木材でも良くなったと言うことなんです。 改正された内容とはちょっと専門的な文面にはなりますが、建築基準法の中ですと・・・ 令和元年6月26日施行 国交告示194号第7 =門 1号=1号ーイ 不燃材料で造り、又は覆うこと1号ーロ 道に面する部分を厚さ二十四ミリメートル以上の木材で造ること。 =塀 2号=2号ーイ 不燃材料で造り、又は覆うこと。2号ーロ 厚さ二十四ミリメートル以上の木材で造ること。2号ーハ 土塗真壁造で塗厚さが三十ミリメートル以上のもの(表面に木材を張ったものを含む)とすること。 とされています。 ポイントは24ミリ以上の木材でつくること!です。  今までは2Mを超えることができなかった塀は高ければ良いと言うものではありませんが、高さのバランスはとても重要です。 例えば、↑2枚の写真。岡庭建設では木塀を長きに渡り採用していますが東京では大半の地域が準防火地域で建築されます。 ですから、この当時の基準では木塀が2Mを超えることがでず、ギリギリの2Mを超えない塀で築造しています。 概ね地面から1階の床までの高さが高さが約0.6M(60センチ)程度。 人がその床の上に立つと仮に身長1.65M(165センチ)前後とすると頭上で合計2.2M程度の高さになります。 更に窓は0.4M程度高くなります。すなわち、塀よりも人や窓のほうが高い位置にあり道幅にもよりますが、意外と室内が見えてしまうことがあります。 あと0.1M、0.2M(10〜20センチ)高ければ・・と言うことを幾度も経験してきています。。。涙  これからの塀は必ずしも2Mを超える必要はありませんが、今後は、道幅や近隣状況によりより、2.1Mや2.3Mなど高くすることができます。(防犯性が劣ることなく隙間や最下段を開口するなど安全性にも配慮)今まで痒い所に手が届かなかった部分を解決できることになりましたので、現在皆様の家づくりや、リフォーム等でも採用して参ります。(*細かな基準は別途定められています) ちなみに、↑2枚の写真は3〜5年前のお住まいですが24ミリ以上の板や地域により薄い板を利用して木塀を築造しています。でも板が厚くなることで、燃える、燃え尽きる、火を遮るのに時間がかかるので、板が厚くなることはとても効果的なんですね。 昨今、木造建築の中大規模化、高層化が始まっています。木材の厚さや一定の施工方法を採用することで、幅広く木造化が進んでいます。この木塀も、その一環で規制緩和されたと思われますので、木が好きな方はプチ情報として知っておくと良いでしょう。   隊長    おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 隊長が令和元年に「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m    
隊長IKEDA隊長

おかにわワークス10月

2006年から始めた「おかにわワークス」も15年目を迎えます。 今年は、新型ウィルスの関係で、一時開催を中段しておりましたが、6月にオンライン開催で再開し そして、少し間が空きましたが「おかにわワークス10月」を先日開催いたしました。 今回からは、リアル&オンラインの同時開催。現在会場となる公共会議室も、人数制限があり、会場は30人程度まででしか入れないため、ワークス各職経営者やリーダーの方々が会場に、スタッフ他の方々はオンラインで出席頂きました。 今後はこの体制でしばらくは続けて行く予定です。 「家づくり学校」で慣らした「リアル&オンライン」。後は広い会場での音響関係や、ネット環境など、広報チーム、現場チームの完璧な準備のお陰で、トラブルが何一つなく開催することができました。m(_ _)m。 今回から「おかにわワークス・ネクスト」。更なる飛躍や活躍を目指し、新たに若手メンバーをリーダーに抜擢!。 現場チームの「田村隊員」に、今後リーダーつ努めてもらい、ワークスメンバーと共にバージョンアップしてまいります。 まずは挨拶を!(写真↓ 田村隊員) 挨拶と併せ ◯これからのビジョン◯現場の整理整頓◯事故の無い現場◯制度・法律関係のお勉強◯そして新たなる取組を発表! そして、隊長からもバージョンアップに向けたエールを! 今後は、リアル&オンラインを含め2、3ヶ月に一度のペースで開催されていきます。 そして、今年入社した大卒スタッフ2名の挨拶! 設計チーム大川くんはオンラインから 現場チームの宮下さんは会場での挨拶。 宮下さんは、おかにわ建設初の女性現場監督! 女性スタッフも多い弊社ですが、新たな働きぶりに要注目です!。すでにこの半年で貫禄もました気がしますねー。 という事で、期待の新人2名もようやく、ワークスで挨拶することができました。ワークスの皆さんよろしくです!。 更に明るさと活気に満ちたおかにワークス、バージョンアップに向けた活動もスタートしこれからがとても楽しみです。 また、次回開催報告をお楽しみに!    隊長      おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 隊長が令和元年に「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m        
隊長IKEDA隊長
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