IKEDA隊長コラムCOLUMN
2016年9月の記事(15件)
記事一覧へ「防災✕街づくり」はじまる
東京都の事業で金融機関「たましん」が主体となり、新たな事業分野創出に向けて、製品開発や事業化を支援する事業。その名も「防災情報を付加した街づくり」プロジェクトがスタート!(事業プロモーター:多摩信用金庫価値創造事業部)という事で、岡庭建設もこの事業へのオファーが有り先日開催されたスタートアップ交流会へ出席してきました。(開催場所:PlanT 日野市多摩平の森産業連携センター) 【岡庭建設も参画】東京の「防災と街づくり」防災情報を付加した街づくりと言うことで、住宅の耐震化や地盤。このプロジェクトにおいて地域工務店としての役割はとても重要です。このプロジェクトに参画し、新たな安心安全な住まいと、街づくりに岡庭建設も取組所存です。ちなみに、今年4月にOPENしたモデルハウス「R-ECO HOUSE」は防災型住宅=レジリエンス住宅として建築されています。 【防災情報を付加した街づくりって?】市民や企業、行政などの防災に関するニーズ調査行うとともに、建物や地盤等の揺れビッグデータを分析し、様々な防災分野での新事業創出を模索します。ものづくり企業やまちづくり企業(建築・不動産業者等)、行政の担当者、研究者はもとより、自治会やマンション管理組合の皆様などとの対話の機会を提供し、新事業分野の創出を支援していきます。 【このプロジェクトでどんなことするの?】防災情報を付加した街づくりを目指すため、以下の取り組みを実施。○ネットワーク形成・マッチング交流会の実施○事業化支援・構築したネットワークによる事業化推進を支援○ニーズ・市場調査事業・携帯端末によるモニタリングとニーズ調査・揺れの実態に即した効果的な防災訓練手法のニーズ・市場調査・ビッグデータ活用による新規ビジネスの可能性調査 【スタートアップ交流会では】定員をはるかに上回る事業者の方々が参加。行政、地域企業に大手企業と幅広い交流がはじまり、早速新たな産業との出会いから発想や、可能性も見えて来ました。このプロジェクトなかなかです! また、同プロジェクトの模様もお伝えしてまいりますね。 ■住宅のIOTを学ぶ「隊長」でしたー・・笑 隊長へのご質問や、お知りになりたいことは「隊長の相談箱へ」隊長のFBはこちら。(日々の取組ボチボチ更新してます・・笑)
2016.09.30(金)
住宅品質と性能を学ぶ(白蟻・耐震・省エネ他)
9月25日に開催された「家づくり学校2時間目 しっかりつくる家とは」のご報告。午前と午後の計2回開催し多くの方々にご参加頂きました。(西東京市内)実際の工事途中の建物の中で、品質や性能について学ぶ勉強会はとても理解しやすいですね。【なんでしっかりつくる家とはを開催するか】誰もがしっかりした家に暮らしていきたいと願いますが、耐震など一般の方でもよく目や耳にする範囲の住宅性能のことは知っておられると思います。ただし、しっかりした家というのは、耐震だけでなく、省エネ、白蟻・・いえいえいそれ以外にも、取り組む姿勢や職人さん(おかにわ建設では職人ネットワーク:おかにわワークスが携わります。)やメンテナンスにと更に幅広い範囲を総合的に築き取組むからこそ安心・安全、そうしっかりした家が完成するのです。 【どうやって品質と性能を向上させてる】おかにわ建設では、日々住宅品質の維持向上に向けて、社内に委員会なども設け住まい手の声などを含め協議進化させております。弊社では3割ほどのスタッフ等が自社設計施工、そう、おかにわの家に暮らしていて、自分たちでも住んでいきたい家をつくろうと現在の品質や性能を導きつつ進化させています。 【例えば 耐震性について】おかにわ建設では10年ほど前から、全ての新築建築物に「許容応力度計算」という手法を取り入れております。いわゆる構造計算の中でも詳細な計算です。(100P以上の書類) 昨今多様な住まい方から、屋根に太陽熱利用をされたり、趣味などによる手持ち品等も幅広くなっています。少しイメージしてもらうとわかりますが、建物の重さや形状はそれぞれ異なるということです。という事は、それらを踏まえ家が造られるべきですね。 私達も、その多様性から、より重さ等を考慮した手法を採用し昨今の家造りに活かしております。「許容応力度計算してますか?」は近い将来の確認用語になるかもですね。 【あわせて現場でも・・】下の写真は、柱に取り付くホールダウンと呼ばれるものです。どの住宅でもあたりまえに取り付く金物ですが、ココにもおかにわ流の取組が・・よーくみると、ボルトの上にナットが2つ。一つがとれても2つあればと・・・ずーっと昔から手がけていたわけではありませんが、2つの方が安心だよね・・と社内での声からこちらも10年程前から始まった取組なんです。小心者ですかね・・笑 【全ては伝えられませんが・・】ほんの一例でお伝えしましたが、一軒の住宅で無数にこのような取組が施されております。このセミナーでも、家造りを進める際の打合せでも全てをお話できませんが、このような小さな部位から、大きな部位まで、安心安全に暮らしていける住まいのために日々より進化を目指しております。 当日は岡庭建設の性能に関する虎の巻をご覧頂きながら学びます。 【アンケートから】今回も様々な感想をいただきましたので、代表的なものを掲載しておきます。*私のテキストで説得力が無いですが。。。汗 ・大変参考になりました。構造を強くする考え方について、大変分かりやすかった。・具体的な例を使った構造説明が理解しやすかった。・おかにわさんの取組が知れたことが大変参考になった。・最近の建築の現状がしれた事が参考になった。・しっかりした家というのが、どういう意味なのか、細かな点でより良い家が建てられ 行くことが分かりました。・安心しました・・←シンプルですね・・m(_ _)m という事で、参加された皆様「しっかりつくる家とは」が少しでも理解できて嬉しく思います。次回は、更に工事途中と住んでいる家を同時に見に行く見学会が開催されます。 【10月30日予定:住んでいるお宅へ!】「暮らし*住まいのいい関係実物編」「工事中から住んでる家まで見に行く見学会」(おかにわ建設*FM西東京協賛)近日中に「イベントコーナー」で告知されますのでお早めにお申込み下さいね! ■これでも、建築技術本や国策の省エネテキスト作りを手がける「隊長」でしたー・・笑 隊長へのご質問や、お知りになりたいことは「隊長の相談箱へ」隊長のFBはこちら。(日々の取組ボチボチ更新してます・・笑)
2016.09.27(火)
R-ECO HOUSEコンセプト動画完成
レジリエンス性を高めたゼロ・エネルギー住宅「R-ECOHOUSE」【モデルハウス】 のコンセプト動画が完成いたしました。平時に楽しく暮らし、災害時に活躍する住宅。 まずは、ご覧頂ければ幸いです。動画は2種類。端的にご覧になりたい方は1分。じっくり見たいという方は3分用を。好みにあわせてご覧くださいね。ホームページでもご覧になれます。 「R-ECOHOUSE」 1M TYPE 「R-ECOHOUSE」 3M TYPE コンセプト動画に感動した隊長でしたー・・笑 隊長へのご質問や、お知りになりたいことは「隊長の相談箱へ」隊長のFBはこちら。(日々の取組ボチボチ更新してます・・笑)
2016.09.25(日)
しっかりつくる家とは
9月25日(日)開催される「むつみざとの家 構造見学会」その当日には、家造り学校2時間目「しっかりつくる家とは」を同時開催します。耐震性や省エネの性能の他、細かな家造りの設計値などが現場でどの様に反映されているのか、なぜ、おかにわ建設は独自の基礎構造や、金物の取付などを手がけるのかなどを工事途中の現場でお話いたします!。(岡庭建設の住まいの性能とは)【性能は何が大事?】これからの住宅は当然耐震性も大事ですが、省エネ(あつい、さむい)に対しての性能もとても重要です。ただ、省エネは机上や、資料、人の言葉で納得されている方が多く実際の住宅の中でどの様な部位でいかされているのかなども実際の建物をご覧になりながら知ると、納得しやすいですね。あー当然、耐震のお話もいたしますよ!。 (↑熊本上空から撮影してみました) 【熊本地震から見る耐震とは?】隊長も、この7月に熊本の現地を視察してまいりました。被災地と仲間が手がける木造の応急仮設住宅を視察にです(東京で災害が起きた際には岡庭建設が主体となり、木造の応急仮設住宅を建設します) その熊本の被害状況や、建物の被害などを実際に見てきたことから分かってきたことなどもあります。当日のセミナーでは、番外編として熊本地震、被災地からみる今後の耐震性とは?を併せてお話させていただきます。 「しっかりした家に暮らしたい!」・・では、しっかりした家って?知らないことを知れる構造見学会+プチセミナーをお楽しみに 構造見学会+プチセミナーの詳細はこちらから*午前のセミナーは既に満席となっております。m(_ _)m。 以上、性能フェチな隊長でしたー。 隊長へのご質問や、お知りになりたいことは「隊長の相談箱へ」隊長のFBはこちら。(日々の取組ボチボチ更新してます・・笑)
2016.09.24(土)
家づくり学校1時間目
9月18日(日)開催された、「家づくり学校1時間目」。定員一杯7組15名の方々が学びに来られました家づくり学校も間もなく10年目、1000人近くの方々がご出席されています。西東京市でも優良なサービスとして認定(一店逸品)され、市内からの方々も大変多くの方々も参加されています。 家づくり学校は1時間目から9時間目と幅広く、家造りだけでなく、リフォーム・リノベーション、家守りなどにつてい学べる場となっています。 今回行われた1時間目では、家造りの進め方をしっかり学んで頂いております。 【どんなことが学べるのか】 ・家づくりは何から行動するべきか・そもそも家造りとは・・・土地ってどうやって選ぶの・家族で豊かな暮らしをしていくためには などなど 簡単そうでなかなか知ることのできない勉強会です。近年、口コミで参加される方も多いですが、少しするだけで間違った家造りに進まなくて住むので、家造りを考えられている方は受講してみてくださいね。すぐに始められる方、数年後に始める方、始める時期は皆様まちまちですが、早くに知っておくことをおすすめします。 今回も多くのご意見をいただきましたので一部ご紹介しておきますね。セミナーが参考になった方々の声 先ずは、考え方、イメージ。ここが変わるだけで家造りへの正しい道が開けてくるものです。今回も、参加者皆様の考え方を変えることが出来て嬉しく思います。 今週末は「家づくり学校2時間目 しっかりつくる家とは」が開催されます。しっかりつくる家ってどんな家?建築途中の建物の中でレクチャー致します。詳しくはこちらを御覧くださいね もう時期10年かーと一人感心する隊長でしたー・・笑 隊長へのご質問や、お知りになりたいことは「隊長の相談箱へ」隊長のFBはこちら。(日々の取組ボチボチ更新してます・・笑)
2016.09.21(水)
住宅点検してますか
住宅点検してますか?岡庭建設では、現在「おうちクリニック」というメンテナンスサポートを手がけていて、おかにわで家づくりされた方から、リフォーム・リノベーション、また昨今、建築した会社が無くなってしまった方々の家のメンテナンスにも対応しております。 家は人と同じで、完成した日が生まれた日。年月と共に年をとっていきます。当然時には、調子も悪くなりますし、放置しておけば悪化してしまうこともあります。人と同じで、住宅も定期的な健康診断。「住宅点検」を受けることが重要です。 我が家はどうなんだろう?と思われる方は「おうちクリニック」を受けて見ては如何でしょう。 【話は変わりますが、毎年10月10日は「住宅点検の日」って知ってましたか?】 住宅のジュウ=10,と点検のテン=10からもじられたとかで、業界団体が足並みを揃えこの日を「住宅点検の日」としているそうです。 という事で、毎年この時期に「住宅点検の日のシンポジウム」が開催されていて、この度、隊長が住宅事業者を代表して、パネラーを努めさせていただくことになりましたー・・・汗・・。 当日は、設備等の機器連合団体、リビングアメニティー協会の主催で、国土交通省の方から、学識者などの基調講演等も行われるそうです。参加者は、業界の方だけでなく、消費者の方々も参加できるそうです。詳細なサイトや案内パンフレットはこちらから 住宅に取り付いている機器類って、利用していると壊れるまで使っちゃいますよね・・・。でも、当然寿命があるので10年等、メーカー記載の寿命期間前に交換することが推奨されています。そのまま利用していると、機器によっては発火による火災など、予期せぬ事故が起こるそうです。そのような事故になる前にしっかり住宅を点検して未然に防ぐと言うことが大事なんですね。 ほんと、人の健康診断と同じです。 今回は、シンポジウムというご縁を頂き、改めて住宅の点検の必要性、住宅と併せ機器点検の重要性を感じました。 また、自らが点検できるチェック本なども販売されたとのことですから是非利用してみると良いかもしれませんね。また、チェック本なども今後ご紹介していこうと思います。 維持管理された住宅の資産価値との兼ね合いを改めて考え直す動きも始まっていますから長期的ですが、「住宅点検」・メンテナンスは文化になることでしょうね。 一応インスペクター(点検技術者資格)をもつ隊長でしたー・・笑隊長へのご質問や、お知りになりたいことは「隊長の相談箱へ」隊長のFBはこちら。(日々の取組ボチボチ更新してます・・笑)
2016.09.16(金)
日野市で木の家づくりはじまる〜地鎮祭〜
日野市は昨年だけでも3件の家造りが携わりましたが、過去の建物を含め、おかにわの家づくり作品の多い地域。 そして、また日野市で新たな家造りが始まります。 「とおりみちの家」 日野市ではじまる家造りは、南側には開けた道、そしてと緑も多い閑静な住宅街。北側には川や緑が生茂る自然一杯の立地。その敷地条件の中から、家族に相応しい暮らしスタイルが生み出されました。 【どの様な家なんだろ・・】下図の3Dの様に背景の植栽と、近隣に植わる植栽が一体となり東京にいながらも森林の中に佇むような計画です。1階には南北に大きな掃き出し窓があり、その間にキッチンを設けられています。長い時間その場にいる奥様に、日中の光や風を感じてもらうためにも、キッチンの位置を大事に大事に考えています。 【緑の景色】そのキッチンからは、家族の気配が一望できます。ゴロッとなる小上り和室、くつろぎながらテレビを見るリビング、そして、南北のピクチャーウィンドウを介し、何処からでも南北の景色に緑が一杯に映しだされています。このシーンを早く見てみたいですー・・。 【心地良い暮らしに安心の性能】室内には自然素材一杯!。無垢の木の床や、木で造られた扉や階段、そして多摩の木を活かした木造空間と素材感たっぷりのお住まい。空間や心地よさだけでなく、住宅品質も当然担保され、長期優良住宅の認定も所得しております。(詳しくはおかにわの家へ)【晴天の中での地鎮祭】そしてこの週末には、地鎮祭が執り行われました。秋風を感じるとても心地よの気候の中で、ご家族、ご親族が参列され思い出深い地鎮祭となりました。 間もなく工事がスタート致します。自然感一杯、日野市での家造りのその進行もまたお伝えして参りますね。 以上、新選組(日野市生)大好きの隊長でしたー・・笑 隊長へのご質問や、お知りになりたいことは「隊長の相談箱へ」隊長のFBはこちら。(日々の取組ボチボチ更新してます・・笑)
2016.09.13(火)
3階建て3軒/@西東京市
9月10日〜11日に開催された、「文理台のさんげんや完成見学会@西東京市」お陰様で、約100組300名近くの方にご見学いただく事ができました。m(_ _)m3組の住まい手様と街プロデュース。火災にも強い準耐火構造3階建ての3軒の連なる暮らし。 お引き渡し前、2邸をこの2日間でお披露目いたしました。 【どのような家なのかな?】お披露目した、2邸。一つのお住いは、趣味や暮らしのゆとりを優先してつくられたお住まい。特に、玄関だけで5帖ほどある土間空間はご来場の皆様も驚かれていました。この土間空間、ご家族の趣味を活かせるスペースとして計画されたもの、マイスタイルの居場所です。 イメージしやすいように、弊社スタッフの自転車を展示してみました・・・笑。3階も、一部屋をルーフテラスにしてプライベートビヤガーデンを実現。この場所でコーヒーやお酒を呑んだりすることもできますし、季節によっては星を眺めたり、花火を見たりすることもできるスペースでもあります。 もう一つのお住まいは、車を大事にされていて、いわゆるビルトインガレージを実現。少し、住まいのエリアを減らすこととなりますが、住まいに十分な面積も確保できることなどバランスをふまえ、設けられたガレージでもあります。そして、リビングをとにかく快適にと広々とした空間の中に、大きなワークスペースを設け、家族みんなで本を読んだりパソコンしたりすることもできるスペースが設けられています。 連なる暮らしの中で、それぞれの個性ある考えや暮らし方が盛り込まれたお住いです。ご来場者が多く、スタッフ側サイドのご説明が行き届かなかったかもしれませんが、逆に、自由に自然素材の住空間をゆっくり思いのままにご覧になられたようです。【性能の高い3階建て住宅とは】文理台のさんげんやは、床面積が規定に届かず、長期優良住宅の認定を所得する事はできませんでしたが、耐震性能も弊社規定の法律を1.5倍上回る性能他、断熱性能等を含めトータルで長期優良住宅の基準以上のお宅でもあります。その性能の意味を知りたい方は、家づくり学校2時間目にご参加されると良いでしょう! 住宅性能が担保されていれば、あとは、いかに楽しい暮らしにしていけるかに集中!ということで、こちらは、大きな土間空間の一シーン。自転車を大切にされる方は、屋内に駐輪できるようにしたり、スキーやスノボが好きな方は、土間空間でワックス掛けたりチューンしたりと、家の中でどのように暮らしを楽しむかを考え進めていけますね。! 【家造り学校1時間目・・】ということで、2日に渡り天候もくずれず多くの方にご覧いただけてホッとしましたー。次週18日(日)は家づくり学校1時間目(家造りの進め方)が開催されます。すでに9月はじめに定員に達してしまい、キャンセル待ちOR10月16日開催をご案内中です。また、1時間目のことなども綴ってまいりますね。! 以上、2日間で70階相当の階段を登り降りした隊長でしたー・・疲 (*隊長の旧ブログはこちらでご覧いただけます) 隊長へのご質問や、お知りになりたいことは「隊長の相談箱へ」隊長のFBはこちら。(日々の取組ボチボチ更新してます・・笑)
2016.09.11(日)
職人が省エネ技術を学ぶ大切さ
【省エネ・断熱性能って?】住宅に住んでいると、暑さや寒さを感じたりします。これを断熱性能といいます。断熱性能が高ければ熱の逃げ(損失)が少なくなり、住宅の性能も良くなり温度差による健康状態や高熱費の軽減等にもつながります。 【断熱性能のレベルとは?】近年では長期優良住宅と呼ばれる、住宅の性能の高い住宅(耐震・省エネ・劣化他7項目)は国の認定などを受けられる制度が普及してきていて、岡庭建設でも住宅面積のクリアー(ワンフロア40㎡)出来る建物は概ね全棟、認定を所得しています。 その基準の一つに断熱性能(省エネ性能)に対する基準があり、「断熱性能等級4」という基準レベルの最高ランクが必要とされていますが、早ければ2020年にこの「断熱性能等級4」と呼ばれるランクが建設時に義務化されると言われています。(中身の詳細は→家づくり学校2時間目でお話しますよ。)大規模な建物は2017年から義務化に・・ 【なぜ今省エネが・・家の断熱まで・・】昨年開かれたCOP21でのパリ協定、地球温暖化対策で世界が合意するという画期的な協定が結ばれました。当然日本も参加しているわけですから、私達には関係ないとは言ってられませんね。特に生活部門からのエネルギー消費が1985年頃と比べると2倍程消費が増えているので、なおさら住宅の性能を高めて行くというのは必要なことかもしれません。 【28年度基準という新しい省エネ基準】ということで、少し専門的な話になりますが、省エネの基準というのも平成11年そして、25年に大きく改正され、いよいよ義務化の方向に向け、今年度から「建築物省エネ法」という新しい法律がはじまり、いわゆる「28年度基準」と呼ばれる制度がスタートしています。 当然、義務化に向けた政策も打ち出されていて、設計者や大工さんなど職人さんが、この28年度の基準や施工品質担保に向けた講習会が国土交通省の事業として2012年から開始されています。 【隊長も省エネ政策の一部分でお手伝い】 「住宅省エネルギー技術者講習会」 隊長も、2012年(準備は11年から)から、技術者に向けたテキストづくりの委員への委嘱要請があり今年で5年目のWG委員として出席しております。 2012年は講師を生む講師役も努めさせていただきましたが、実際の技術者や職人さんに対しての講師役を1年に一度程度登壇させていただいております。 昨日はその住宅省エネ技術者講習会 東京が開催され、一日講師役としてお話させていただきました。チームおかにわも、広報2名と18歳の若手大工と新人現場監督も受講!無事全員考査合格いたしましたよ。*プラグインがあれば昨年度のテキストはこちらから見ることが出来ます。 【岡庭建設では】岡庭建設では、既に設計チームからリフォーム工房、大工さんは、全員この講習会に出席し考査合格をしております。設計チームは、省エネの計算の事も理解していますし、大工さんも一人ではなく全員受講して合格していますので、設計だけでなく現場でも断熱施工がしっかり出来ています。また、全員が同じ講習会で受講していますので、施工技術について学んだことの◯や☓が、皆で共通言語で話ができているので、一人だけでなく、全員が受けることはとても重要だと考えます。当然住宅の性能も等級4以上を設定、お陰様で、その技術を活かし、近年ではゼロエネルギー住宅と更に一歩先を行く省エネ、断熱性能の高い住宅を手がられておりますし、リフォーム・リノベーションでも性能を向上させる事を得意としております。まだまだ義務化まで時間があるからと、受講されていない方も多いようですが、住まい手様の住宅における、重要な断熱材施工のお話ですから、ホント受講しておくべき講習会だと思います。これからは、「省エネ技術者講習会」に大工さん全員受けてますか?と工務店に聞くことも必要かもしれませんね。 今年度は、国や事業団体の意向もあり、講習会の受ける大切をを含め地方へ講師・講演を依頼されております。微力ですが、地球温暖化防止、そして省エネ技術の向上により、建設される建築物の省エネ性能向上となにより、快適に和やかに暮らされていく住まいに寄与して参ります。 以上、陰ながらテキストづくりと省エネ講師をする隊長でしたー (*隊長の旧ブログはこちらでご覧いただけます) 隊長へのご質問や、お知りになりたいことは「隊長の相談箱へ」隊長のFBはこちら。(日々の取組ボチボチ更新してます・・笑)
2016.09.09(金)
猛暑バンザイの家
2016年の今年は台風9,10、11号の3連続台風が発生・上陸するなど異例の台風ルートに見舞われる夏でもありました。次は13号が・・。ようやく最近、少し秋風まじる気配を感じる朝夕ですが、それでも本日の日中のように32度の猛暑日になる日がまだまだ続きますね。もう、この暑さにうんざり・・と思う方々も多いと思いますが、この猛暑を味方につける住まいのあり方があります。「正しく猛暑バンザイの家」!それは、太陽熱を利用する家!にするとホント、猛暑に感謝したくなります。 【太陽熱温水器の利用】一つは、屋根の上に太陽熱温水器を載せる手法。これは、とても効率がよく屋根の上に温水パネルを載せることでパネル内の水に直接太陽熱があたり、短時間で温水にすることができます。また、温水温度差はありますが、一年を通してお風呂のお湯などに利用できます。。 【空気集熱式ソーラーの恩恵】もう一つは、隊長の家やスタッフの家もそうですが、太陽の熱を空気で温め活用する手法。ソーラーれんや、そよ風、OMソーラーと呼ばれる空気集熱式ソーラーでその恩恵が受けられます。この空気集熱式ソーラーは冬の太陽熱は床下に送り暖房熱に、春から秋口は、その熱を温水器に送り温水を貯めることに役立てます。 台風が去った後に残暑厳しい日が続いていますが、本日のお昼ころでも屋根の温度が80℃前後。その熱をそのまま温水器に送ることで、300リットルの水のタンクが50℃台の温水になります。そのお湯は、混合水栓(青:水・赤:お湯のある蛇口)の取り付いている場所全てに利用することができます。お風呂は40度前後で入浴しますから、温水器のお湯に自動に水を足しながら沸かすので、給湯器はまず着火せず、かつ温水も残りが多いので比較的高い温度のままです。 モデルハウス「R-ECO HOUSE」でも体感、ご覧になることができます。 おかげ様で、この時期の猛暑や、残暑のおかげでお湯が余るほど取れて仕方がありません。猛暑がバンザイな家ってなかなか無いですよね。ホント太陽熱、自然エネルギーの力は凄いです。 【・・で、光熱費やすくなるの?】 ちなみに、こちらは隊長宅のガス代情報です。今年の8月は8M3で1752円。昨年が3M3で1199円でした。昨年が暑かったのか、我が家の意識が低かったのか・・・汗いずれにしてもこの時期は毎年ガス代は1000円台程度。うちのスタッフ宅では更に低い家も・・。猛暑が続くと嬉しい。これも日々暮らす楽しみの一つでもあります。 以上猛暑日を楽しむ隊長でしたー (*隊長の旧ブログはこちらでご覧いただけます) 隊長へのご質問や、お知りになりたいことは「隊長の相談箱へ」隊長のFBはこちら。(日々の取組ボチボチ更新してます・・笑)
2016.09.06(火)