IKEDA隊長コラムCOLUMN

2017年1月の記事(11件)

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空家対策

週末は2日間に渡り大阪へ。 1日目は国策でもある省エネ関連、2日目は、民間団体の住宅建築技術を学ぶ研修会の講師として登壇させていただきました。昨今、住宅行政も目まぐるしく変化していくので住宅事業者も勉強が大変です・・。 その束の間で、以前から大阪府での空家対策が進んでいるとの情報もありましたので、折角の機会ともあり、それらの取組を見学したり、幸いなことに行政関係の方からもお話を伺うことが出来ました。まだ、試行段階なので、細かなお話ができませんが・・。m(_ _)m。得た知識と共に今後社会に役立つべく情報をお伝えしてまいりますね。  【そもそも空家って】 空家とは、名前そのまま、だれも住んでいない住宅の事を言います。その通りですが・・笑 空き家を大きく分類すると、 ◯二次的な住宅・・いわゆる別荘なども人が常時住んでいないので空家にカウント。◯賃貸住宅・・・・新築、中古問わず、ワンルーム他よくある一般的な賃貸住宅。◯売却用住宅・・・新築、中古問わず、売却のために空いている住宅もカウント◯その他の住宅・・転勤、入院などの他、長期間に渡り空いている住宅。 に分けられます。 現在日本国内にある住宅が約6000万戸ほど有りますが、近年約14%ほどの家が空家になっています。ですから800万戸以上の家が空家になっているということなんですね。 空家=古くて危険な家・・・・と思われる潜在的なイメージもありますが、現在の空家の50%以上が賃貸住宅なんですね。特に都市部の過剰供給や地方で言うところの駅などからの距離の離れた立地の賃貸住宅などが多いようです。今後もこの賃貸空家も増え続ける一方ですが、分類された◯その他の住宅が増え続けると言われています。 それは、国内人口全体の高齢化により、人が亡くなることで、家だけが残されてしまうこと、シンプルな現象からなんです。2030年には30%近い空家が生まれるとの推測もあり、ますますこの、空家の利活用については真剣に取り組む必要が出てまいります。 この空家と言うものは、それぞれの地域性が特に影響しますから、自らの住む街の空家率がどの様な状態なのか、行政の対応や助成制度等、住まいの行政地域のHPや市報などでも情報が公開されていますのでチェックしておくと良いでしょう。 それよりも、今現在既に身内の家が空き家になっている・・・・近年空き家化の可能性が高いなどの場合は、その後の利活用や起きるべき問題点やリスクを早期に認識しておく必要がありますね。当然、権利もありますから身内内での解決には時間も要します。 これからは、空家は必ず生まれてきますが、今後空家との付き合いかた、そして、所有者と一緒に考え、どの様な利活用方法があるかなど、私共も幅広い知識とアイディアを利用してご提案してまいります。また、その手法なども今後はお伝えして参りますし皆様の置かれている状況を踏まえ対応させて頂きますので気兼ねなくご相談くださいね。   隊長  隊長の相談箱   
2017.01.29(日)
隊長IKEDA隊長

「花粉の少ない森づくり運動」

昨日は工務店、住宅事業者として2つの委員会へ出席。 午前中は、国の施策でもある住宅の省エネ化を推進する全国的な取組に関する委員会。29年度から建築物の省エネ化の義務化が進められます。まずは、大規模な建築物は国の定めた基準に適合する必要性があり、早ければ2020年に住宅の省エネ基準適合義務化となります。 そのための周知期間として技術者の講習会等が進められておりますが、隊長も省エネ住宅の基本性から設計、施工編のテキストづくりにこの5年間携わっております。 午後からは、東京都の「花粉の少ない森づくり運動」推進委員会と都の関連施策の委員会に出席。現在、都内の山にあるスギ・ヒノキの平均樹齢が30年を超え、花粉保有率も大変多い状態とのことです。花粉は飛散の問題から、都民の健康などにも影響することから、このような花粉の少ない森づくりが求められているということですね。 その上で、森の木々を伐採活用する上で、住宅生産に携わる者が委員会において必要ということでこの度、東京都の工務店、設計事務所、職人団体等の地域住宅生産者の協議会を代表し都知事の委嘱を受けて本委員会の今回から出席する運びとなりました。 おかにわの家造りでは「多摩産材」も利用しながら家造りを手がけておりますが、今後更に都内の住宅事業者や、ものづくりにおいて、積極的に多摩産材の活用により、苗木の植替えや山の維持や活性につながっていくものと考えられます。 どちらも社会課題に向けた取組ですので、微力ながら社会に寄与できればです・・・。大きな委員会は、高層ビルの上での開催が多いようですね・・・高所ニガテデス・・・汗 花粉関連の委員会情報は都のHPで情報公開されていくようです。 また、東京都の花粉飛散予測も発表されましたので参考までにどうぞ御覧ください。今年は都内で0.7〜1.0の飛散率で2月15日ころから飛散されるとの予報です。例年相当ですね。隊長も花粉症ですが、委員会も通じて得たこともありますので、多摩の森今後の家造り等に活かして参ります。 隊長  東京都HP http://www.metro.tokyo.jp/…/hodoha…/press/2017/01/16/05.html花粉予測 http://www.metro.tokyo.jp/…/hodoha…/press/2017/01/19/12.html住宅省エネ化技術関連HP http://www.shoene.org/ 
隊長IKEDA隊長

これからの住宅/熊本でおはなし

先週末は、熊本で建築技術全般や施策等を含め岡庭建設の取組などをお話させていただきました。 主に◯住生活に纏る法律◯既存住宅の売買や保険に関すること◯これからの省エネ住宅◯耐震性について◯長期優良住宅について◯レジリエンス住宅のこれから◯リフォームで新たな制度はじまる◯住宅の維持管理・メンテナンス◯新築やリフォームにおける補助制度 などなど、幅広い分野の法律や政策、補助制度などについてのお話を弊社の家造りやリフォームなどの取組と交え90分お話させていただきました。 昨今、団体の役として個社として、行政や施策に纏る委員会等に招集されることが多く業界関係や消費者様のセミナー等、このような場でお話させて頂く機会が多いです。 この度も被災地熊本、復興で忙しい時で有りながらも、設計事務所の方から工務店、リフォーム業者様が多数お集まりになられておりました。・・驚会場が、熊本城そばということもあり、開催前にお城の麓(現在立ち入り禁止)まで訪れてみました。3年前にも別件で講演を頼まれた際に、熊本城を訪れましたが、大広間や石垣、そして展望と全国お城の中でも人気上位と言われるお城だけある造りだったことを記憶しています。工事中の方に少しお話を聞きましたが、石垣だけでも、修復するのに何十年もの月日がかかるかもとのことでした。月日だけでなく、莫大な修復費用も要しますから、様々な困難を乗り越えお今後も修復が進められることと思います。 生きている間に?もう一度熊本城に入城出来る日を、熊本の復興と共にお祈りしています。頑張れ熊本!!  翌日の予定もあることから、始発の電車にのり、その日のうちに帰京・・・疲でも、綺麗な夕日は希望の光!短時間でしたが、熊本の魅力と元気を目にすることができた一日でした。  隊長    
2017.01.23(月)
隊長IKEDA隊長

レジリエンス住宅の取材を受けました

本日は、弊社のレジリエンス住宅モデルでもある「R-ECO HOUSE」へ、東京ガスさんからの取材を受けることになりました。 *レジリエンス住宅については「レジリエンス住宅とは」を御覧ください。 *「レジリエンス住宅を検討する施策WG」に池田隊長が出席しております。 【取材テーマは レジリエンス住宅】 今回の取材では、昨今「レジリエンス」や「レジリエンス住宅」という言葉を少しづつ聞くようになってきたのだけれど、では、実際にレジリエンスってどの様な事を意味しているのか、そして、住宅ではどの様な事を施し準備していくのかと言うことを社会的に伝えたいそうです。 実際に「R-ECO HOUSE」をご覧頂きながら、そして、実際にその工夫などをご覧頂きました。写真に写る「薪ストーブ」もその工夫の一つですね。 キーワードは「平時」に楽しく暮らし、「有事(災害時)」に活躍する住宅!。 エコも耐震性も兼ね備えた、今後必要とされる住宅を、取材を通して多くの方に伝われば幸いです。 また、取材記事等が公開されましたらお知らせさせていただきますね。   隊長   
隊長IKEDA隊長

中大規模建築にも木

建築技術を学ぶ場「住宅医」スクールの講師役で広島入りです。毎年、この時期、東京・大阪を主体に開講されていて法制度や構造、省エネ、インスペクションなどの高い建築技術を学ぶばとして人気があります。今年は広島や熊本の業界関係者からの要望もあり、プレスクールを含め全国5会場で一年に渡り(32のカリキュラム)受講します。 丁度、広島会場の近くに原爆ドームがあるのですが、その横に昨年完成した「おるづるタワー」(展望塔+オフィス)を見つけました。以前雑誌等で見ましたが、すっかり忘れてました・・笑。という事で早速展望塔に! ↓写真左側に見える建物。最上階が木の展望場となっているそうです。 最上階まで上がるのには1700円?ちょっと高い気もしますが、折角来たので展望塔まで上がって見ます。1階は郷土品などのお土産屋さんがあり12階の展望台まではオフィスタワーだそうです。なので直通エレベーターで登ります。 【展望台はなんということでしょー】 エレベター降りてすぐ、展望エリアが正面に。地上空間をそのまま最上階に配置したようなこの佇まいと、景色。空間全体がスギ・ヒノキで覆われていて、社寺建築、歴史的建築を眺めているかの様な空間です。 手すりや、落下防止のためにガラスやワイヤーがはられていて危険ではないのですが、安全と視界性を両立した見事な設計ですね。 【大規模建築に木】昨今、国内資源でもある国産の木材を利用すべきと、政府も「公共建築物等・・木材法」(略称)といって、公共建築物を建築する際には、木造建築から検討する事が求められています。とても良い法律ですね。ですから、学校や、美術館、様々な中大規模の施設等も木造化が図られています。 こちらの「おりづるタワー」は民間の建物ですが、三分一博志氏設計という事で、木造建築も手がけられる方の設計ともあり、大規模建築物にも木が利用されているようです。今後、幅広い建築物に利用されていきますので、注視してみてみると良いでしょう。  肝心の展望ですが、原爆ドームを見下ろす日が来るとは・・・・原爆ドームだけでなく、オバマ大統領が来た平和記念講演や資料館も一望することが出来、広島の歴史や町並みを一望することができます。 講師活動で広島を訪れましたが、建築着技術の向上、地域資源の活用などを含め時代の進化を目にでき、また一つ学ぶ事ができました。さらにゆっくり、街を見たり広島の美味しいものを頂きたいところですが、予定一杯のため日帰りで帰京いたします。 おりづるタワーは夜景が綺麗ですからとアナウンスされましたが・・HPで展望しておきます・・・涙→「おりづるタワー 公式サイト」 またくるぜ広島!・・笑  隊長   
隊長IKEDA隊長

保谷大勝軒

この一週間大寒波に見舞われている日本列島ですね。それと、この時期、インフルエンザやノロウィルスなどの感染も拡大中とのことですから、くれぐれもうがい、手洗い、そして体を暖かく風邪などを惹かない様に注意してくださいね。って人のこと言っていられませんが・・・汗 さて、この季節体を温めると言ったら・・・・そう「ラーメン」・・笑大のラーメン好き隊長ですが、好きだけでなく建物まで自分たちでつくってしまった~この事実意外と知らない方も多いので保谷大勝軒について少し触れておきましょう。 【保谷大勝軒って?】 保谷大勝軒は、保谷駅南口でて直ぐのところにお店があります。詳しい歴史は・・・ですが、地域では子供の頃からある老舗ということでおそらく40年ほどの歴史があるものと思われます。2011年に保谷駅の再開発により、現在の位置に店舗を構える事となりました。その移転という事で、地域で当時40年目(大勝軒と同等の歴史ですね)の岡庭建設にご相談があり、計画、工事を行ったと言う経緯があります。 東京都練馬区南大泉3-31-18 亡くなられた保谷大勝軒のおやじさんの味を守り今に至りますが、受け継いだ女将さんやご親族が味を守るために、元々の店舗と同様の厨房レイアウトを元に計画されています。 味については、食の秘伝ですから、隊長には分かりませんが、味への拘りと言うのはその当時レイアウトを含めプロ魂を感じた記憶があります。 【それでラーメンの味は?】 さて、肝心のラーメンですが「大勝軒」=煮干し味の聞いたラーメンです。メニューで言うと「中華そば」。隊長は卵入りがオススメです。(生派、茹で派?)昨今、つけ麺が流行っていますが、保谷大勝軒はラーメンのみです。  卵入りがオススメと言いながら、先に食べてしまった後の写真ですが、写真見るだけでつばを飲み込みたくなる色合いの良いスープと、コシのありそうな麺ですね。スープ、麺、チャーシュー、たまご。このバランスがラーメンの4大要素!と勝手に決め付けていますが、隊長の美味しいラーメンの判断材料です・・笑 ぜひ、大寒波この時期に訪れてみてはいかがでしょうか。特にスープ温度の高い大勝軒ですし。いや自分でブログを綴りつつ食べたくなってきました・・・汗。 あと、注文する際に一つ注意なのが、最初から大盛りに近い量です。ですからよほどガッツリ食べたい人でなけでば大盛りは頼まなくて大丈夫です。むしろ少食の方は少なめで注文しても良いかもしれませんね。 という事で今回は岡庭建設で建てた地域のお店、「保谷大勝軒」のご紹介でしたー。 保谷大勝軒のお店情報は食べログからどうぞ(得点高いです)→保谷大勝軒食べログ   隊長  
2017.01.17(火)
隊長IKEDA隊長

空き家補助

全国で空き家の問題が深刻化してきています。現在約830万戸の空き家があると言われています。 おかにわ建設でも、昨今、空き家への相談が増えてきていますので、利活用方法等他様々なアドバイスをさせて頂いております。現在の家を活かして賃貸化したり、売却や建て替えなど、建物の状態や立地などを含め最適解を見つけています。さて、その中で昨年末に日経新聞(デジタル版)に空き家住宅への補助などについて掲載が有りました。空き家に入居する子育て世帯や高齢者に最大で月4万円を家賃補助、受け入れる住宅の持ち主には住宅改修費として最大100万円を補助するとのことです。まだ、国会などでこれから審議などされるので、早くとも今年の秋くらいになる模様ですが、空き家でお困りの方はこの機会に活用を検討されても良いかもしれませんね。これから、新たに自治体などに空き家登録制度なども創設される予定で、今後、入居者の基準などを含め検討されるものと思います。また詳しく分かりましたらお知らせして参りますね。【空き家利活用って?】 空家の活用方法はいろいろあります。一例ですが・・ ◯【改修して賃貸住宅として貸す】個人、ファミリー、シェアまたは、福祉施設や店舗など、建物の状態が良ければ、部分的に改修して賃貸化することも可能です。思い入れのある建物などの場合はこのケースが考えられます。最近ではDIYを認めるオーナー様も増えていますので、自分でリノベして暮らす人も増えるかもしれませんね。この賃貸化の利活用は幅広いのですから最適化の見出しがまずは大事です。おかにわグループでは賃貸管理も行っておりますので入居者への対応もおまかせできます。 ◯【解体して売却する】建物の状態が良くない場合、改修にも費用が係ますから、場合によっては建物を解体して、土地で売却することも考えられます。あまり古い状態で放置しておくと、一昨年に制定された空家法に抵触することも有りますので注意も必要です。適用されてしまうと、建物の解体を要求されますし、固定資産税の減免も適用されなくなります。これから、地震や台風、先日の新潟火災など災害がいつ、どこで災害が起こるか分かりませんからいち早い相談を心がけてくださいね。 隊長の相談箱でも受け付けてますから。→隊長の相談箱 ◯荷物の整理が・・・好きで空き家にしているわけではない方が殆どです。ご両親が住ま亡くなった家などの荷物整理は本当に難しいものです。この場合は収納整理や遺品整理の仕方をアドバイスもらうのも良いかもしれません。その場合は、整理収納アドバイザーと一緒に考えていく事をオススメします。第三者に背中をおしてもらったり、気付かない整理の手法を教えてもらいましょう。隊長オススメのアドバイザーもいますからー。  という事で今日は空き家について書いて見ました。参考になれば幸いですm(_ _)m  隊長
2017.01.15(日)
隊長IKEDA隊長

住宅医シンポジウム

昨日は、既存住宅の改修技術やインスペクション(住宅診断)技術を要請している団体「住宅医協会」にて「住宅医フォーラム2017」が開催され、隊長もパネラーとして登壇させていただきました。 この度の開催趣旨は、昨年の熊本の震災によって数多くの建築物が損傷や倒壊などが発生し、そのことを建築技術者は教訓として、今後に設計・施工技術に活かしていくべきと同協会で主催されたものです。 テーマは「災害とレジリエンス 〜木造住宅の耐震性とは〜」 基調講義は構造設計のカリスマから今回の熊本の震災を建築学会として調査、報告等に携わられた方の他、熊本の建築家や工務店の報告があり、その後に住宅評論家を交えパネリングが行われました。 専門家の集まるシンポジウム故、専門用語が飛び交うディスカッションとなりましたが、まずは、今回の題目にもあ「災害とレジリエンス」・・ このレジリエンスと言う言葉を耳にされる技術者もまだ少数であることから、国土強靭化の民間部門でもあるレジリエンスジャパンの住宅委員を務める隊長から、レジリエンスと言う意味についてお話させていただきました。 【レジリエンスって?】レジリエンスとは「つよくてしなやか」いわゆる回復力が高いことを意味します。住宅で言うと、平時に準備をしておき、災害の影響を受けにくくし、その後もすみやかに復興できること意味しています。 季節的に、人で例えるとインフルエンザにかかり難い健康な体、いわゆる免疫力を高めておく。万が一病にかかってしまったら、一日でも早く復帰できるような体であるというのと同じですね。 【耐震性って?】熊本の震災から見えてきたこと、そして隊長も幾度も熊本の現地を見てきて、やはり耐震性能は余力をもつことが大事です。余力とは、ギリギリの耐震設計ではなく、割増た耐震性能。わかりやすく言えば強い壁をつくる、壁を増やすなどを施すことが大事です。 今の岡庭の家づくりでは、法律の1.5倍以上(耐震等級3)を目安に設計していますが、今回の熊本でもこのような住宅の倒壊は見受けられません。そして、地震は1度でなく幾度も受ける可能性が高いですし、熊本も同じ時期に震度7が2回も来ています。一度目の地震に耐え2度めで倒壊というお宅も多かったと思います。また、今後この様な災害が何時起こるかわかりません。人と同じで住宅も耐震性の備えが必要と言うことをぜひ知っておいていただきたいと思います。 【家の重さはみな違う?】パネリングの中で、家の重さについてお話させていただきました。家はそれぞれ形も違いますし素材も異なります。例えば屋根に太陽光発電をのせると言う行為は発電してくれるメリットに目が行きがちですが、建物の重量的には随分と割増されます。今の設計者の中でも重さまで考慮し設計ができている人は多くはありません。 より、耐震性を細かに設計していく上では設計技術者がいかにその重さを考慮し基礎や建物の耐震性を検討していくかがより今後重要。そのようなことを会場に向けて提言、お話させて頂きました。(当然、おかにわの家造りは重さを考慮し設計しています) という事で長時間に渡るシンポジウムでしたが、自らの構造や耐震性についてのお話、そしてパネラーや、超メジャーな技術者や学識者の方々からも大きな学びをいただき、有意義なシンポジウムでした。得たものを今後の家造りや家守りに活かして参ります!  隊長          
隊長IKEDA隊長

住みての家を見に行く見学会@三鷹

『2016年ウッドデザイン賞』を受賞した「みはらしだいのある家」〜半平屋の暮らし〜 この度、その受賞を記念して「みはらしだいの家を見に行こう!見学会」を開催することになりました。3月5日(日)の午後に見学に参ります。 詳しい日程やお申込みは「みはらしだいの家を見に行く」へ   ■「みはらしだいの家」とは みはらしだいの家のコンセプトや見どころはHPにも掲載されていますが、2階建てでも平屋でもない、新しい「半平屋」という考え方をもった住まいなんです。 長きに渡り、この街に暮らし、成長し変わりゆく街のなかで、昔の様な街並みの暮らしがあっても・・と住い手様の意向も含め、以前から岡庭建設で取組んでいる半平屋のスタイルで建築することとなりました。 そして、ネーミング通り、屋根の上にバルコニーがあって、そこから街を見晴らしたり星を眺めたりできたら・・と他にない高いところから景色を眺める楽しい居場所が存在します。 ●なぜに半平屋? 当然敷地の面積や周辺環境など立地に余裕があるからできる訳ですが、東京で家をつくるとなると、固定概念で家を建てる=2階建て!という発想が生まれてしまいます。 本来、人が生活するのに理想なのは「平屋の暮らし」。都心でいえばマンションがいい例。同一階で全ての動線を賄える。当然2階建てがいい!と言う人もいますが、平屋は動線が短く、階段のスペースも無く、生活しやすい空間の余裕も生まれます。 「みはらしだいの家」も全てが平屋で計画ができれば理想でしたが、流石に面積の規定等の関係で2階部分が必要に・・。でも、総2階のスペースほどはいらないよねー。 そこで、三角お屋根の高さ、屋根の高くなるところを利用しながら部屋を設ける。そう、ロフトのようなスペースですね。ロフトは、1.4Mを越えることができませんが、2階部分として、面積参入すれば低い天井にしなくても良いわけです。そしてその部分を活用すれば、自然と生まれる屋根空間を利用しながら部屋を設けることが出来ます。 ●次世代を考え 今すぐではありませんが、近い将来には人口が1億人をきる時代を迎えます。既に、世帯数が5000万世帯に対して6000万戸の住宅戸数。家やモノがあまり、もしかすると土地も余る時代を迎えるかもしれませんね。 そうすると、今日の時代の様な密集した住宅街でなく、ゆとりの持った敷地を手に入れられる時代もくるかもしれません。その一つの時代、新築する際には2階建ではなく半平屋だね!という新しい考えがあってもいいかもしれませんね。 そのような一つのあり方を提唱できたらと、住みて手とつくり手で考え生まれたのが「半平屋の暮らし」なんです。この考えに共感できる方が今後も増えれば嬉しいです。 住宅街でひときわ低く(約5.3M)佇む暮らしぶりを、国産材をふんだんに利用した空間と共に感じて頂ければ幸いです。   隊長     
隊長IKEDA隊長

29年の住宅税制を知ろう

平成29年、新たな年の始まり。新年最初の情報記事ということで、まずは昨年末に発表された税制大綱から29年の住宅税制の中で一つピックアップしておきますね。 今まで、新築住宅で「長期優良住宅」を建設した際には、住宅ローンの減税や登録免許税の減免や不動産所得税の控除割増などを受けることができました。 昨今、既存住宅の良質化していく政策が推し進められていることもあり、いよいよ既存住宅の良質化にむけた税制の控除なども盛り込まれました。  「住宅の一定の耐久性向上改修工事が条件!」ということで 昨年4月からはじまった、いわゆる既存住宅の「長期優良住宅認定制度」が条件になっています。話が少しそれますが、長期優良住宅の認定は新築だけでなく、これからは既存住宅でも申請、認定することができます。 これにより、制度開始前に建築された住まいでも一定の条件を満たせば、再度認定を受けることができます。今回はその普及に向けての税制優遇でもありますね。 話もとに戻しますが、主な税制内容は以下の通りです。 所得税の減税  自己資金での場合:最大50万円の税額控除        住宅ローンの場合:最大60万円の税額控除 固定資産税   2/3減額(工事翌年度) 29年4月1日以降より*国会可決の上 工事内容は、耐震性の確保、省エ性能の確保を図るためのリフォームを行い、長期優良住宅の認定を受けることが条件です。 *既存住宅は新築の性能基準と異なる部分がございますので詳しくは弊社までお問いかけくださいね。    ■本年もよろしくお願いいたします。 以上隊長情報でしたー 隊長へのご質問や、お知りになりたいことは「隊長の相談箱へ」隊長のFBはこちら。(日々の取組ボチボチ更新してます・・笑    
隊長IKEDA隊長
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