IKEDA隊長コラムCOLUMN

2019年11月の記事(9件)

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全国の工務店が一同に

全国で最も大きな団体「JBN・全国工務店協会」の年に一度開催される会員交流会が今年は熊本で開催となり、一年ぶりに熊本にいってまいりました。 今年は全国から500名を超える工務店経営者やスタッフの方々が集まり、基調講演から学びの場、分科会までと、2日間に渡り実りある二日間。  そのスタートは、ご当地キャラの「くまモン体操」から・・・笑 はじめてくまモンを見ました。体操するんですね・・。 その後は、熊本県知事から市長のご挨拶を。  基調講演は、日本建築センターの理事長より「SDGS」についてのお話を。 弊社でも現在整理中ですが、今後は工務店とSDGSは必要不可欠。特に木造建築を手掛ける工務店にとってSDGSは、普段地域で取り組んでいることの見える化、そして事業の持続的観点からも目標化しやすいと思います。弊社も準備でき次第公開を予定しております。 来年には、同団体の会員の取組を一部含めた工務店版のSDGSの本も発売予定とかです。 この後は、昨年の西日本豪雨被害で木造の応急仮設住宅に尽力した、岡山・広島・愛媛の団体へ感謝状が送られました。あまり知られていませんが、木造の仮設住宅も我々の団体が関わっているんです。この機会に知って頂ければ幸いです。 また現在、今年の台風19号他による災害の関係で、長野県で木造仮設住宅を建設中です。間もなく完成を迎えるとのことですが、昨今増え続ける災害に対応する上で地域工務店の存在は重要になってきています。また、千葉でも応急的な修理他で対応中とのことです。    式典の後は大交流会!ということで、500名からの方々と、新たな出会いや、懐かしい顔ぶれとの再会の場となりました。隊長も理事を務めて6年になりますが、新たな工務店他、紹介頂いたり紹介したりと、ホント出会いのある良い会だと思います。全国の工務店がこのように交流していることはあまり知られていませんが、情報を交換だけでなく、切磋琢磨し地域工務店の技術や知識に磨きを掛けているんです。 ↑写真はホテルに向かう途中。歴史あるバスターミナルが解体されたのが震災後。昨年は鉄骨の姿を見るだけでしたが、すっかり、バスターミナル+ショッピングセンターが。熊本の復興を物語る輝きを感じました。   2日目は分科会が6つ開催されます。今年は、既存住宅の断熱リフォームのことや、大工育成に関すること、省エネ法や中大規模木造(店舗等の木造化)他の分科会が開催されました。時間的に一人では最大で2つしか聞くことができませんので、何を学ぶか優先順位をもって選択します。 今回隊長は、久しぶりに登壇なき大会となりましたので、何年ぶりだろー2つの会場に足を運ぶことができました。ということで、既存住宅のリフォーム、と省エネ法関連の2つに参加。 それぞれ、業界では有名な学識者が登壇され講義やパネルディスカッションが行われました。 特に既存住宅の室温が低いのが日本の住宅。と言うことで既存住宅リフォーム関係へ。 これまで、断熱の性能に関しては建築基準法の中では規定がされていないため、温熱環境が高くない住宅が、特に昭和時期から平成初期の時代に多く建てられています。現在は任意法(21年4月から省エネ法の説明義務開始)ですが、建築物省エネ法が施行されていて、一定以上の性能が求められています。ただ、この適合率が全国で6割程度、かつ既存住宅の適合率はなんと5%程度といかに日本の家は温熱環境が粗悪がわかります。 上の写真は、断熱性能が低い住宅で一生懸命エアコンを稼働させている状態をサーモカメラで打ちした際の映像ですが、青い部分が温度が低く、黄色から赤色が高い温度を示しています。断熱性能が低いと、エアコンをガンガンにつけてもなかなか暖かくならない・・その意味をこの映像を見ることで一目瞭然です。(そこで何をすべきか) また、先回のコラムでも、温度と健康のことに少し触れましたが、室温が高いほど、健康リスクが減る方向であることのお話もでていましたし、更なるデータも知ることができました。 今後は、この場で学んだことを自らの家造りや木ノベーションに活かしてまいります。 ということで、大変実りのある二日間でした。   隊長     
隊長IKEDA隊長

「省エネリフォーム」のお話/埼玉県

埼玉県主催の「省エネリフォーム担い手講習会」が開催され、その講師役を努めさせて頂きました。 =埼玉県HP= 私は第一部で、工務店として省エネリフォームの実例を主にお話させて頂くと共に、普段お客様とディスカッションしていることなどをお話を。 第二部では、慶応義塾大学の伊香賀先生より、住宅の断熱性能と温度、人の健康との因果関係をデータを元にお話されました。   私は主に、おかにわリフォーム工房で手がけた「省エネリフォーム」の事例をスライド流しながらお話しました。省エネリフォームと言う「言葉」は、私達専門性のある者にとっては分かりますが、消費者様には聞き慣れない?・・(最近は少しずつ聞くようになりましたが)省エネリフォームって何をすれば良いのか分からない方々が多くいらっしゃいます。更に最近では「性能向上リフォーム」といって、省エネだけでなく耐震他併せて住まいの性能全体を向上させるリフォームも増えていて、その違いもよくわからないという方もいるような状況です。なので少々整理すると 主に省エネリフォームとは 断熱性能の向上、設備性能の向上をさせる、すなわち ①窓の性能を向上させる(窓は交換しにくいので、内窓にする等)②住宅の断熱性能を向上させる(壁、屋根等の断熱材を厚くする等)③住宅に設置されている設備を省エネ性能の高い製品に交換する などが代表格として挙げられます。その他もありますが。 まず、取り組みやすいのが①、③です。①は窓の内側に性能の高い内窓を設置(例:YKK マドリーモ)する、③の設備の交換あたりが大掛かりになりな工事なく取り組める部分です。設備は、給湯器やエアコン、あと照明器具をLEDに交換するなどでも大きく光熱費の削減=省エネにつながります。 ②の断熱材は、壁や屋根などを壊す必要性もありますので、大掛かりなリフォームを進める際に併せて行うことになると思われます。  当日はこれらのことを、木造戸建住宅、マンションやハウスメーカーの家など、幅広く弊社で手掛けた事例をプロ向けにお話しいたしました。 省エネ等のリフォームは、キッチンやお風呂等、機器を交換するリフォームと異なり、相当の技術力設計力が必要となります。ですから、弊社の取組のような設計事務所併設型工務店、設計のことと現場の双方を理解している会社への相談が増え続けています。その上で今後は地域工務店の存在(設計力のある)、技術の向上は非常に重要です!・・・と話しながら気を引き締める隊長でした・・・・笑。 同様のお話を、おかにわの「家造り学校3時間目」(*11月は満席 次回は1月開催)でお話しています。興味ある方、省エネリフォームについて詳しく知りたい方は是非ご参加してみてくださいね。 →家造り学校  *第二部の伊香賀先生の温度と健康の関係性についても、近くコラムで書きたいと思います。    隊長     
2019.11.24(日)
隊長IKEDA隊長

おかにわワークス/2019年11月

おかにわワークスの定時開催です。 おかにわの家造りに携わる、大工さんや、専門工事業(水道屋さんとか・・)おかにわスタッフ が2ヶ月に一度程度集まり、より良い家造り、家守り、そしてより良い建設現場を目指すために、定期的に 集まり勉強や議論を行います。ワークスのメンバーも定期的に飲み会など開催して、皆仲良しでもありま す・・。笑     今回は、新たな取組を開始するために、まずは、座学から(写真一番上) 現場チームの田村監督から、レクチャーです。 その後は、恒例のグループに別れて、討議を行い様々な意見を出合い、次なる建設現場に活かしていきす。 常に改善、改善!。おかにわワークスは、皆で意見をだし、話し合い様々な取組を進めています。 建設現場ですから、音の問題や車の問題などゼロになるわけではありませんし、ご迷惑をお掛けしている近 隣の方からお叱りを受けることもあります。大事なのは、その情報を共有し、どの様に変えていくかだと 思います。 10数年前から取組始めた、棟上げ後のブルーシートぐるぐる巻きも、お客様のためにと、この岡庭ワーク スから始まった取組です。急激に取組が変わるわけではありませんが、駄目なものは修正し、良いものは伸 ばす。常に進化を目指していくのが「おかにわワークス」 次回は12月。住宅品質や、より良い建設現場に向け更なる学びの場を予定してます。    隊長   
隊長IKEDA隊長

床下エアコン/パッシブ冷暖の家

なんだか、細々忙しい今日この頃・・すっかりブログUPも遅くなりました。  さて、11月16日(土)〜17日(日)に開催された「下高井戸パッシブ冷暖ハウス」 おかげさまで、大変多くの方々に足を運んでいただきました。 おかにわがつくる「木の家」 おかにわがつくる「性能高い家」 それらに加え、新たに「床下エアコン」を設置した「おかにわパッシブ冷暖」を採用したお住いです。 住まいの性能が高いゆえ、エアコン一台で家中を暖房してしうという手法なんです。    こちらがその「おかにわパッシブ冷暖」(階段下の空きスペースを利用してます) 主に冬の暖房用としてエアコンの熱を床下に送り床暖房として利用するんです。 ガス等の床暖房が主流ですが、意外とガス代などエネルギー消費が大きいんですね、 そこに、高性能なエアコンの機種が増えた昨今、このエアコンを冬の期間に稼働させたままにしておき、一台のエアコン で床だけでなく概ね家全体を温める手法として利用しているんです。 この仕組にすることができるのも、家そのものの性能が高いからできることなんですね。 見学会の両日も稼働し、体感差はありますが、その暖かさを感じられたのではないでしょうか。 現在、同システムを採用したお住まいが数件計画されていますから、来年の見学会の際にぜひ体感してみましょう!。     隊長    
2019.11.18(月)
隊長IKEDA隊長

三鷹のゼロ・エネルギー住宅/地鎮祭

週末に地鎮祭が執り行われた「三鷹のゼロ・エネルギー住宅」 秋晴れ、雲ひとつ無い中での式典でした。 おっと、祭壇の向こうにも・・・・・ そうなんです、縁あって4年ほど前にご親族の住まいも、おかにわ建設で手掛けさせて頂きました。 ご親族のお住まいも長期優良住宅かつ省エネ性能の高い住まい そして、更に・・・ コラムタイトルどおり、「ゼロ・エネルギー住宅」なんです。 「三鷹のゼロ・エネルギー住宅」は、住まい自体の省エネ性能が高く、断熱性能も最新の平成28年度省エネ法以上かつ、住宅の消費エネルギー(省エネ基準)も住宅そのもので30%以上削減されています。 その性能の高い住宅に、太陽光を利用することで、住まいで消費されるエネルギーが相殺することを可能としています。東京では屋根の大きさに限りがあるので、ゼロエネにすることは地方と比べ難しいことと、必ずしもゼロになる必要はないかと思いますが、少しでもエネルギー削減、省エネ化を図ることは大切だと思います。CO2削減、気候変動防止にも寄与しますからね。 省エネだけを目的にしているわけではなく、当然ですが、敷地のポテンシャルとお施主様の想いをミックスし生まれた豊かな暮らしへの答えが導き計画されています。 その想いが形になるときがいよいよやってきました。 春先の完成が今から待ち遠しいですね。 まずはそのスタートライン、地鎮祭が終了! 「三鷹のゼロ・エネルギー住宅」のお施主様、ご着工おめでとうございます!!!  隊長    隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 「#岡庭建設」「#okaniwastyle」「#おかにわ2018」  
2019.11.13(水)
隊長IKEDA隊長

新座の家/3階建住宅

先日、新座市の家が上棟を迎え、上棟式が執り行われました。 新座の家は、道の終端、行き止まりとなる立地で建築されています。 間口が狭いため、いわゆる木材を組み上げる建方には一苦労の敷地ですが、その敷地、立地を活かした独特な フォルムが見え始めることで、その苦労も消え去り嬉しさを覚えます。と言っても私が作業した訳ではありませんが・・汗    新座の家は、二世帯住宅。 長きに渡る家造りプロセスでしたから、この日を迎えられ、お施主様にとっても感慨深い式だったのではないでしょうか。 その想い深き家造りに携われ私共も嬉しく思います。 式は、ご家族皆さまと、担当するスタッフと共に行われ、和やかな時間を このときは、お住まいの話もそうですが、ラグビーの話題でも盛り上がったのも印象的でした・・・・笑 2019年11月。ラグビーワールドカップ開催年。そして完成は2020東京オリンピック開催の年。 記念すべき年、新居で三世代みんなで、東京オリンピックで選手を応援できる素敵な時間を迎えるまでもう少し。 おかにわワークスとONETEAMとなり、その完成にむけて前進してまいります。 (*写真は式後に二世帯皆様で現場見学しているところ。) 新座の家のお施主様、素敵な上棟式をありがとうございました!!。   隊長      隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 「#岡庭建設」「#okaniwastyle」「#おかにわ2018」  
2019.11.11(月)
隊長IKEDA隊長

東京ゼロエミ住宅/東京サイト

6日の午後13:55〜テレビ朝日系「東京サイト」にて東京都の最新の省エネ住宅「東京ゼロエミ住宅」についてコメントさせて頂きました。 落語家、林家きく姫さんのアテンドで2時間あまりの撮影でしたが見事に3分に収めて放送。テレビ局は流石プロですね。この様な形で番組がまとまってしまうんですから・・・。     番組では玄関ドアほか東京ゼロエミ住宅の水準紹介の一部しか放映されませんでしたが、上図の様に住宅の様々な部位で水準が定められています。大きく2つに分けると「建築」と「設備」水準に別れます。 「建築的水準」・・まさしく建物そのもの ・壁の断熱材の水準ーガラス繊維系の場合約10センチ前後(断熱材の素材性能値によって異なる) ・屋根断熱の材水準ーガラス繊維系の場合約20センチ前後(断熱材の素材性能値によって異なる) ・窓等開口部:一般窓は製品系ですと、アルミ樹脂複合ガラスサッシ、ドアも一定の断熱系ドア 「設備的水準」・・家に取り付く設備を高効率なものに ・照明器具はLEDにす一部室内にセンサー付を) ・給湯器ー潜熱回収型を採用(高効率タイプ) ・エアコンーリビング等メインとなる部屋に高効率エアコン1台を設置(省エネラベルで☆☆☆☆以上) ・水栓ー水栓は節水栓を仕様を採用   などなど、詳細は細かな水準値が決められていますので、規定以上となるものを採用ください。 詳しくは→「東京ゼロエミ住宅とは」にて水準詳細を御覧ください。  また、東京ゼロエミ住宅で建設する際に東京都から助成制度があります。 東京ゼロエミ住宅ー70万他 詳しくは弊社にお問いかけください。申し込まれる方も多いので! →「こちらのページでも詳しく」   *仕様は変更される場合もございますので詳しくは東京都環境局にお問い合わせください。  撮影時は以上の話も入れながら撮影しましたが・・・・・・ しっかり、専門用語が削りとられ都民に対して分かりやすい番組になっていました。・・・・笑 番組放映後youtubeにも公開されていますので、見逃した方は「YOUTUBE 東京サイト」へ  隊長    隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 「#岡庭建設」「#okaniwastyle」「#おかにわ2018」  
隊長IKEDA隊長

【告知】東京サイト/テレビ朝日で放映

11月6日(水)午後1:55〜テレビ朝日系「東京サイト」にて 「最新 省エネ住宅」が放送されます。 弊社のR-ECO HOUSE(ショーホーム)をベースに、この4月に東京都の制度としてスタートした「東京ゼロエミ住宅」についてコメント、紹介させて頂いています。 レポーターの林家きく姫さんから省エネ住宅についての問いかけを、隊長がコメントさせて頂いてます。 2〜3分の番組なので、多くのことは取り上げられてはいないと思いますが・・ 最新の省エネ住宅「東京ゼロエミ住宅」とは映像を介して知ることができそうです。  問題は、隊長のコメントがテレビで放送できるレベルかどうか・・・が一番の心配です・・・・汗 そこを、プロの編集の方がうまくまとめてくれていれば・・・・・笑  時間帯が平日のお昼時ですが、興味のある方がご覧頂ければ幸いです。  ■テレビ朝日/東京サイト 午後1:55〜 「東京サイトのHPはこちら」  隊長   
隊長IKEDA隊長

練馬区完成見学会/ひと心地の家

練馬区にて「ひと心地の家」完成見学会が開催されました。  「ひと心地の家」は幾年かかけて土地探しから始まった家造りです。 自らの住まいで実現したいことや拘り。予算計画を進め、土地探しを続けてきました。 その中で出会った土地。と言っても、偶然にも弊社で得ることになった土地が、「ひと心地の家」にぴったりの土地だったのです。 裏手には小さな公園。そして近くにも小川など緑豊かな景色のある敷地。 そのポテンシャル高き土地を活かしつつも、自らの暮らし方を活かすことの出来る、「セミオーダー型分譲住宅KI-BAKO」(*仕様は自然素材分譲住宅ですが、プランは希望に合わせたタイプ) でも、写真をご覧になっていかがでしょう。   コンパクトな暮らし(26坪)の中ではありますが、広がりを感じる空間。 独特な土間空間と一体となったリビング、公園を望むことの出来る小上がり畳スペース兼ワークスペース。 コンパクトの中にも、拘りはしっかり活かされています。 暮らし方だけでなく、性能面もしっかり! 耐震性能は法律の1.5倍の性能を。省エネ断熱性能も最新の28年度の省エネ基準よりも約30%程度向上しているんです。 住まいの性能は後から更新するのはとても大変です。新築する際にしっかり、余力と向上させることが大切です。  「ひと心地の家」は個性ある暮らしの実現と、住まいの高性能を実現した住まいとなりました。  隊長 
2019.11.03(日)
隊長IKEDA隊長
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