IKEDA隊長コラムCOLUMN
「隊長の活動他」のこと(149件)
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環境配慮型住宅/世田谷区
2017年現在、13万人の職人や大工工務店の最大組織でもある全建総連東京都連さんにて 「環境配慮型住宅」や仮設住宅等についてお話させていただきました。(世田谷支部) 【目的は】現在世田谷区では、「世田谷区環境配慮型住宅リノベーション推進事業補助金」たる、既存住宅のエコ改修補助が行われていて、それらの利用促進や周知も含めてこのような勉強会が開催されました。世田谷区の行政担当者の方も併せて登壇されてました。弊社でも世田谷区などでの改修等のありますので、リフォームリノベをご検討の方はお問いかけ下さいね。→「世田谷区環境配慮型住宅リノベーション推進事業補助金」 さ~私のお話、まずは、自己紹介!・・・・笑。さてさて 今回参加されている、職人さんも、普段の家造りだけでなく、災害時の応急仮設住宅建設 の際にも大きく強力していただかなければならない存在。改めてこのような場にてその意義 などについても説明させていただきました。 また、今後急務で求められる「環境配慮型住宅」=省エネ住宅。国や地域行政からも様々 な施策や補助制度もあり、昨今お腹いっぱいの建設事業者・・・笑。 でも、なぜいま省エネ住宅が求められるのかを、改めて知ることで飲み込みやすくなるか もしれませんので、その背景などを含めお話させていただくことにしました。JCCCAの資料より なんだか難しそうな・・・と思われるかもしれませんが、よく聞く地球温暖化防止のこと です。2015年には全世界がコミットした「パリ協定」。これは画期的な協定です。 だって、世界中が様々な思惑をもち貿易他様々な取引があるなか、この温暖化防止に ついては、世界中が一丸となって取り組まなければならない!と協定を結んだからなんです。 日本もその際に2030年には、2013年比で26%温室効果ガス(CO2)を削減する 目標をたてました。2030年って随分先・・・と思われますが、もう13年後ですよ。 すぐです! この数字はかなりハードルが高い位なんですね。そして2050年には80%、2100年 には100%、そういわゆるゼロ炭素と呼ばれるレベルまで目標に掲げています。 となると、協定を結んだ日本も他人事ではないですね。ですから国策として、様々な施策が 打ち出されてきます。それは、人が居住する住宅が最もエネルギーを消費し(=CO2) 排出しているので住宅を省エネ化するといくことが最も重要となるわけです。 という事で、こんな事聞くだけでも省エネ住宅必要だ! と思って頂ければ幸いですし、このようなお話をさせていただきました。 分かりやすかった!と言って頂けただけでも、伝えた介がありましたー・・・涙 隊長
2017.10.23(月)

岐阜県立森林アカデミー/うだつのまち
概ね年1度程なのですが、森と木に関わるスペシャリストを育成する専門学校「岐阜県立森林アカデミー」の非常勤講師を勤めております。 学校のビジョンが明確なだけあり、毎年意識力、レベルの高い生徒様が集まっています。また、林産地ということもありますが、県立と言うのがまた素晴らしい取組ですね。校舎も木造(大型木造)で建築されていて、羨ましい環境下で建築他を学ぶことが出来ます。隊長の授業はといいますと、これからの住宅のあり方、行政的にいうと「住宅施策」などを含め、今後住宅社会がどの様な方向性に向かうのか他、施策の紹介と実際に岡庭建設で手掛けている事例なども含めお話させていただいております。 ◯住宅の長寿命化に向けて→長期優良住宅法◯住宅の省エネ化に向けて→低炭素建築物◯エネルギーを自給自足する次代に向けて→ゼロ・エネルギー住宅◯良質な既存住宅(中古住宅)の流通に向けて→ワンストップサービス などなど、今後少子高齢化やエネルギー問題などから、これからの住宅や住生活のあり方を政策的に打ち出されていきます。これは、政治的に行われるものもありますが、今後の日本社会における、社会問題や新たな未来や経済発展に向けて打ち出されるものが多くあります。 岡庭建設でも長期優良住宅の認定や、低炭素建築物、性能表示を受ける住宅が大半です。これは、性能を明確に理解してい建築することの大切さだけでなく、将来、万が一次なる住み手に受け継いでもらう際にも重要な内容、要素になるからなのです。 と言う事で、お話の中で岡庭建設で取組んでいることの他、過去の事例や今後訪れるであろう社会の姿に向けた考えなどを含めレクチャーさせていただきました。 【近くに「うだつの街」が・・・・】 ちょいと近くにある美濃市の「うだつの街並み」にも脚を運んでみました。 この古くからある街並みはとてもいいですね。「うだつの街」とは、昔の家は、隣の家と連なる長屋的な家が多く存在しました。その住戸の間となる屋根の上に「うだつ」と呼ばれる屋根の見切り材の様なものがあります。この街では、「うだつ」の高さが高いほど地位が高いと言われていることで有名なんです。 「うだつが」あがらない・・・・とよく聞きますが、その語源は・・ 「成果がでない」とか、「地位が上がらない」ことを意味する。 隊長も「うだつ」あがんねーなー・・・と言われぬよう日々家づくり、家守りに精進して参りますー・・・・・・・笑 隊長 【登壇のお知らせ】 10月24日東京都主催、東京都庁にて講演します「東京都住生活月間セミナー2017」(パネラーも) テーマ「豊かな住生活の実現に向けて 選んで育む既存住宅」当日は国土交通省から、新たな住宅施策も公開される模様です。「お申込みはこちらから」→東京都都市整備局
2017.09.16(土)

住まいの環境デザインアワード2018
「住まいの環境デザインアワード2018」 東京ガスが主催し、優れた住宅(環境に配慮した住宅)に賞を送る「住まいの環境デザインアワード2018」が今年も申込が開始されました。 同賞は、デザインコンペとは異なり、省エネ、環境に配慮し実際に建築された住宅が対象です。 本年もその、部門賞にあたる「ビルダー部門(工務店部門)」の審査員を微力ながら仰せつかりました。ビルダー部門賞は、全国の工務店を対象に審査され送られる賞です。地域の気候や特性を活かし建築された作品が多数応募されることを楽しみにしています。 昨今、工務店部門の設計力の高さが注目されています。間違いなく、デザイン等の能力も建築家との差が縮まっていますし、むしろ性能面では、工務店の技量の方が一歩先をいっている時代とも言われています。その工務店の実力が同賞などを含め社会的に広がっていますから、ぜひ多くの工務店に応募してもらいたいです。 募集サイトは東京ガス「住まいの環境デザインアワード」HPへ 岡庭建設は2011年同賞を受賞し、2013年にはグランプリを競い環境デザイン優秀賞を 頂きました。惜しくも逃しましたが・・・その代わり大きな賞金は・・・笑。 という事で、現在は参加資格はありませんが、多くの工務店が挑戦してもらえればです! 以上、社会的な取組報告でしたー! 隊長
2017.07.28(金)

旧荒谷邸&上遠野邸見学
札幌入り2日目には同団体様のアテンド頂き、2軒の名作建築を案内いただきました。1軒目は40年前に建築された「旧荒谷邸」。約100坪ある大きな住宅。 温熱環境の研究者である荒谷昇氏が、自らの研究成果の確認のために建築された、実験住宅な自邸です。建材や設備の選定しが少なかった時代ということで、様々な部品がオリジナルでつくられています。 下の窓の写真は、その当時にトリプルガラスがなく自ら窓を設計してトリプルサッシをつくられたそうです。このような工夫が至る所にされていて、夏もエアコンいらず、冬は日射、薪ストーブを利用するだけで100坪の家が暖かくなるそうです。40年前にこのような超省エネ住宅に挑戦されてて現代でも十分に暮らしていける性能を持った住宅です。エコな家の正しく原点ですね もう一軒は、「上遠野(かとの)邸」 北海道札幌の名建築として有名です。 北海道を代表建築家、上遠野 克氏のお父様が建築され(父様も名建築家)が約45年前に建てたご自宅で、DOCOMOMO100選にも選ばれています。鉄骨とレンガ、縦と横の空間比。 絶妙なな寸法美学のある住宅です。天井の高さ2.1Mがいかに心地が良いのかを証明するかのような美しい建物です。今回の同団体のご縁もあり、普段見ることの出来ない建築を見ることが出来ました。感謝感謝です。 という事で、話し手で今回参加いたしましたが、収穫の多き2日間でした。学んだことを今後の家造りにも活かしていきますよ! 隊長
2017.07.23(日)

外断熱団体でおはなし&札幌名建築
北海道札幌へいって参りました。 外断熱に取り組まれる「ソトダン21」様主催(北海道の工務店ネットワーク)のオープン勉強会とのことで、家造りから家守り、リフォームや不動産とワンストップで取組んでいる弊社の取組を知りたいと依頼され今回の札幌での講演となりました。 北海道は誰もが知るとおり、寒冷地です。住宅の断熱も壁の中だけでなく、外断熱といって建物の外側ににも断熱材を貼るのが主流ということで、このような団体があるようです。 主催:ソトダン21 後援・北海道ビルダーズ協会 協力:(株)札促社、(株)北海道住宅新聞社他 シンプルに自社の取組をお話するので、中身としてはとても話しやすいですね。私達の取組が少しでも参考になれば幸いです。 今回、私と一緒に講師を務めたもう人方は、北海道ビルダーズネットワーク、武部建設の武部社長。工務店団体JBNでもご一緒しておりますが、北海道で長きに渡り、大工希望者を地域から受け入れ、そしてしっかり育てて上げていく取り組でも有名です。 私としては、武部社長のお話を聞けるのを楽しみに札幌に来たというのが本音です・・笑。 武部建設さんは、大工が減少する中で、若い大工を歴史的に集め続け、育て活躍される取組について改めて聴講でき学ぶことが出来ました。弊社も現在10代の大工見習いが三名入社しております。学んだことと今後もさらなる情報交換を基に大工、職人を育成していかなければと、話手として参加ながら学び多き一日でした。 2日目は名作建築の旅!それはまた明日 隊長
2017.07.22(土)

既存住宅の活用/東京都
昨日は第3回 東京都既存住宅流通活性化方策検討会に委員として出席です。 28年度で計3回に渡り既存住宅流通(=中古住宅流通)に関して都民が安心安全に購入していく為のスキーム等に関し地域住宅を手がける工務店を代表し出席してまいりました。委員会会場は都庁です。その上で、東京都のより良い住宅や住生活に向けての住宅政策が掲げられています。 ①良質な家づくりの推進②既存住宅を安心して売買等ができる市場の整備③消費者や住宅所有者に対する普及啓発 これから都内でも加速化していく、少子高齢化社会、人口、世帯減少からの空家問題等。その上で、既存住宅の利活用は急務です。また昨今、既存住宅=中古住宅を購入してリノベするなどのニーズや安心安全な売買取引による円滑な流通性なども求められます。 既存住宅は、新築住宅と違って、誰がどのように利用してきたか未知数です。そのことを判別していくためには、住宅の診断=インスペクション、価値評価=不動産・金融など工務店や宅建業者の技量、采配がとても重要です。しかし、まだまだ、この様なノウハウを持ち併せた方が少ないのが現状です。岡庭建設、隊長もまだまだ学ぶ必要性もありますが、長きに渡り、建築と不動産をワンストップで手がけて来たこともあり、近年このような場で経験を元に意見を述べる役割も多くなっています。(適正かは_・・ですが・・笑) 委員会の内容等につきましては、都度、東京都のHPで掲載されて参りますので、ご興味のある方は、都のHPを御覧くださいね。(第三回の内容は後日公開されます) 第1回 東京都既存住宅流通活性化方策検討会 (平成28年11月2日)における資料及び議事概要 第2回 東京都既存住宅流通活性化方策検討会 (平成29年1月27日)における資料及び議事概要 微力ではありましたが、28年度都の住宅政策へ寄与させて頂きました。m(_ _)mまた、より良い住生活に繋がれば幸いです。 隊長
2017.03.09(木)

住まいの環境デザイン・アワード審査員
昨日は、東京ガス主催の「住まいの環境デザイン・アワード 授賞式」に参列 といいましても、今回は受賞ではなく、審査員という立場での出席です。弊社でも「2011年にビルダー賞」、「2013年に環境デザイン優秀賞」の大きな賞を受賞しておりますが、もうでないで!と言うわけではなく、隊長も、工務店団体等の役なども努めている事からなのか、昨年より審査員という役回りでこのデザイン賞に関わっています。 「住まいの環境デザイン・アワードとは?」 “人と環境と住空間デザインの真の融合”をテーマに、環境性能と住空間デザインとの調和を図り、暮らしの主人公である住まい手の思いを実現した都市型住宅の好例を募っていて、過密傾向にある都市部において、限られた敷地や既存住宅の活用、さらには周辺への環境配慮やコミュニティ形成など、課題解決をも目的としています。それらの課題に果敢に取り組み、成功している好事例を見出し、次世代へつながる環境デザインを発信していければと、この賞があり、アワードをきっかけに社会的なメッセージや各取組につながればと今年で10年目を迎えます。 詳しくは東京ガスのサイトをご覧あれ。 会場は霞が関の「イイノホール」。とても大きな会場での授賞式。著作権等の関係で、授賞式の模様等は撮影できませんでしたので、後日公式に公開され次第ご報告いたしますね。 詳しくは、主催者:東京ガスのHPでご覧頂ければと思いますが、今年のグランプリは、建築家によるマンションリノベーション作品。 ただのマンションリノベーションだけでなく、既存住宅で有りながら得られる光の環境デザインと得られた熱や、生み出す熱の負荷を減らすために断熱を改修する工夫なども評価されています。 今まで環境とデザインという事で、比較的新築住宅の方が新たな考えの基、計画されていく関係から高い評価を得ていましたが、近年既存住宅での環境デザインや工夫も多く、ついに既存住宅改修がグランプリを受賞という結果となりました。 最後の好評で審査員を代表し東京都市大学教授の宿谷昌則氏より 「自分の体で感じる(暑い、寒い)ことから出発し、環境空間を意識化していき、その結果としての空間デザインが表現できるようにもっともっとなっていってほしい」との言葉が印象的でした。 いわゆる基準を満たしているということなどの数値化だけでなく、体感から考えるということが大事だということですね。。。。同賞の来年に向けてのヒント、そして、今後の家づくり技術のヒントにもなったことでしょう。 と、また専門的な話になりましたが、審査員を努めつつもまた一つ大きな気づきと学びをいただきました。 隊長
2017.03.02(木)

よりよい住生活社会にむけて
現在、全国の工務店団体の最大手「JBN全国工務店協会」(3000社の団体)の理事を務めておりますが、同団体内に「政策調査部会」が発足され、この度、部会長を務めることとなりました。・・・汗 昨日はそのキックオフとなり、全国からのメンバーで組閣いたしました。 【政策調査部会って】業界団体、住宅事業者の全国組織として、地域工務店が発展すること、そして地域社会や住生活が安心、安全で豊かであり続けるために、国や県などと協力し実情の報告や施策への提言などをしていく役割です。 そのキックオフという事で、国土交通省、厚生労働省、林野庁の3省庁との意見交換を行い、今後の成熟社会を迎える日本における各省庁の施策等の情報提供を頂き、各地域の実情などを交え様々な意見を交換いたしました。 隊長も東京の工務店として、質の高い住宅における補助事業のありかた、空家対策に向けた施策などに対してを意見として出させていただくと共に、同部会に向けて、現在施策における委員会に出席している情報などを提供させていただきました。 専門的な記事になりましたが、微力ながら、このような社会的な取組が、より良い地域社会や住生活に寄与できれば幸いです。 隊長
2017.02.02(木)

「花粉の少ない森づくり運動」
昨日は工務店、住宅事業者として2つの委員会へ出席。 午前中は、国の施策でもある住宅の省エネ化を推進する全国的な取組に関する委員会。29年度から建築物の省エネ化の義務化が進められます。まずは、大規模な建築物は国の定めた基準に適合する必要性があり、早ければ2020年に住宅の省エネ基準適合義務化となります。 そのための周知期間として技術者の講習会等が進められておりますが、隊長も省エネ住宅の基本性から設計、施工編のテキストづくりにこの5年間携わっております。 午後からは、東京都の「花粉の少ない森づくり運動」推進委員会と都の関連施策の委員会に出席。現在、都内の山にあるスギ・ヒノキの平均樹齢が30年を超え、花粉保有率も大変多い状態とのことです。花粉は飛散の問題から、都民の健康などにも影響することから、このような花粉の少ない森づくりが求められているということですね。 その上で、森の木々を伐採活用する上で、住宅生産に携わる者が委員会において必要ということでこの度、東京都の工務店、設計事務所、職人団体等の地域住宅生産者の協議会を代表し都知事の委嘱を受けて本委員会の今回から出席する運びとなりました。 おかにわの家造りでは「多摩産材」も利用しながら家造りを手がけておりますが、今後更に都内の住宅事業者や、ものづくりにおいて、積極的に多摩産材の活用により、苗木の植替えや山の維持や活性につながっていくものと考えられます。 どちらも社会課題に向けた取組ですので、微力ながら社会に寄与できればです・・・。大きな委員会は、高層ビルの上での開催が多いようですね・・・高所ニガテデス・・・汗 花粉関連の委員会情報は都のHPで情報公開されていくようです。 また、東京都の花粉飛散予測も発表されましたので参考までにどうぞ御覧ください。今年は都内で0.7〜1.0の飛散率で2月15日ころから飛散されるとの予報です。例年相当ですね。隊長も花粉症ですが、委員会も通じて得たこともありますので、多摩の森今後の家造り等に活かして参ります。 隊長 東京都HP http://www.metro.tokyo.jp/…/hodoha…/press/2017/01/16/05.html花粉予測 http://www.metro.tokyo.jp/…/hodoha…/press/2017/01/19/12.html住宅省エネ化技術関連HP http://www.shoene.org/
2017.01.25(水)

中大規模建築にも木
建築技術を学ぶ場「住宅医」スクールの講師役で広島入りです。毎年、この時期、東京・大阪を主体に開講されていて法制度や構造、省エネ、インスペクションなどの高い建築技術を学ぶばとして人気があります。今年は広島や熊本の業界関係者からの要望もあり、プレスクールを含め全国5会場で一年に渡り(32のカリキュラム)受講します。 丁度、広島会場の近くに原爆ドームがあるのですが、その横に昨年完成した「おるづるタワー」(展望塔+オフィス)を見つけました。以前雑誌等で見ましたが、すっかり忘れてました・・笑。という事で早速展望塔に! ↓写真左側に見える建物。最上階が木の展望場となっているそうです。 最上階まで上がるのには1700円?ちょっと高い気もしますが、折角来たので展望塔まで上がって見ます。1階は郷土品などのお土産屋さんがあり12階の展望台まではオフィスタワーだそうです。なので直通エレベーターで登ります。 【展望台はなんということでしょー】 エレベター降りてすぐ、展望エリアが正面に。地上空間をそのまま最上階に配置したようなこの佇まいと、景色。空間全体がスギ・ヒノキで覆われていて、社寺建築、歴史的建築を眺めているかの様な空間です。 手すりや、落下防止のためにガラスやワイヤーがはられていて危険ではないのですが、安全と視界性を両立した見事な設計ですね。 【大規模建築に木】昨今、国内資源でもある国産の木材を利用すべきと、政府も「公共建築物等・・木材法」(略称)といって、公共建築物を建築する際には、木造建築から検討する事が求められています。とても良い法律ですね。ですから、学校や、美術館、様々な中大規模の施設等も木造化が図られています。 こちらの「おりづるタワー」は民間の建物ですが、三分一博志氏設計という事で、木造建築も手がけられる方の設計ともあり、大規模建築物にも木が利用されているようです。今後、幅広い建築物に利用されていきますので、注視してみてみると良いでしょう。 肝心の展望ですが、原爆ドームを見下ろす日が来るとは・・・・原爆ドームだけでなく、オバマ大統領が来た平和記念講演や資料館も一望することが出来、広島の歴史や町並みを一望することができます。 講師活動で広島を訪れましたが、建築着技術の向上、地域資源の活用などを含め時代の進化を目にでき、また一つ学ぶ事ができました。さらにゆっくり、街を見たり広島の美味しいものを頂きたいところですが、予定一杯のため日帰りで帰京いたします。 おりづるタワーは夜景が綺麗ですからとアナウンスされましたが・・HPで展望しておきます・・・涙→「おりづるタワー 公式サイト」 またくるぜ広島!・・笑 隊長
2017.01.18(水)