IKEDA隊長コラムCOLUMN
「隊長の活動他」のこと(136件)
記事一覧へ旧荒谷邸&上遠野邸見学
札幌入り2日目には同団体様のアテンド頂き、2軒の名作建築を案内いただきました。1軒目は40年前に建築された「旧荒谷邸」。約100坪ある大きな住宅。 温熱環境の研究者である荒谷昇氏が、自らの研究成果の確認のために建築された、実験住宅な自邸です。建材や設備の選定しが少なかった時代ということで、様々な部品がオリジナルでつくられています。 下の窓の写真は、その当時にトリプルガラスがなく自ら窓を設計してトリプルサッシをつくられたそうです。このような工夫が至る所にされていて、夏もエアコンいらず、冬は日射、薪ストーブを利用するだけで100坪の家が暖かくなるそうです。40年前にこのような超省エネ住宅に挑戦されてて現代でも十分に暮らしていける性能を持った住宅です。エコな家の正しく原点ですね もう一軒は、「上遠野(かとの)邸」 北海道札幌の名建築として有名です。 北海道を代表建築家、上遠野 克氏のお父様が建築され(父様も名建築家)が約45年前に建てたご自宅で、DOCOMOMO100選にも選ばれています。鉄骨とレンガ、縦と横の空間比。 絶妙なな寸法美学のある住宅です。天井の高さ2.1Mがいかに心地が良いのかを証明するかのような美しい建物です。今回の同団体のご縁もあり、普段見ることの出来ない建築を見ることが出来ました。感謝感謝です。 という事で、話し手で今回参加いたしましたが、収穫の多き2日間でした。学んだことを今後の家造りにも活かしていきますよ! 隊長
2017.07.23(日)
外断熱団体でおはなし&札幌名建築
北海道札幌へいって参りました。 外断熱に取り組まれる「ソトダン21」様主催(北海道の工務店ネットワーク)のオープン勉強会とのことで、家造りから家守り、リフォームや不動産とワンストップで取組んでいる弊社の取組を知りたいと依頼され今回の札幌での講演となりました。 北海道は誰もが知るとおり、寒冷地です。住宅の断熱も壁の中だけでなく、外断熱といって建物の外側ににも断熱材を貼るのが主流ということで、このような団体があるようです。 主催:ソトダン21 後援・北海道ビルダーズ協会 協力:(株)札促社、(株)北海道住宅新聞社他 シンプルに自社の取組をお話するので、中身としてはとても話しやすいですね。私達の取組が少しでも参考になれば幸いです。 今回、私と一緒に講師を務めたもう人方は、北海道ビルダーズネットワーク、武部建設の武部社長。工務店団体JBNでもご一緒しておりますが、北海道で長きに渡り、大工希望者を地域から受け入れ、そしてしっかり育てて上げていく取り組でも有名です。 私としては、武部社長のお話を聞けるのを楽しみに札幌に来たというのが本音です・・笑。 武部建設さんは、大工が減少する中で、若い大工を歴史的に集め続け、育て活躍される取組について改めて聴講でき学ぶことが出来ました。弊社も現在10代の大工見習いが三名入社しております。学んだことと今後もさらなる情報交換を基に大工、職人を育成していかなければと、話手として参加ながら学び多き一日でした。 2日目は名作建築の旅!それはまた明日 隊長
2017.07.22(土)
既存住宅の活用/東京都
昨日は第3回 東京都既存住宅流通活性化方策検討会に委員として出席です。 28年度で計3回に渡り既存住宅流通(=中古住宅流通)に関して都民が安心安全に購入していく為のスキーム等に関し地域住宅を手がける工務店を代表し出席してまいりました。委員会会場は都庁です。その上で、東京都のより良い住宅や住生活に向けての住宅政策が掲げられています。 ①良質な家づくりの推進②既存住宅を安心して売買等ができる市場の整備③消費者や住宅所有者に対する普及啓発 これから都内でも加速化していく、少子高齢化社会、人口、世帯減少からの空家問題等。その上で、既存住宅の利活用は急務です。また昨今、既存住宅=中古住宅を購入してリノベするなどのニーズや安心安全な売買取引による円滑な流通性なども求められます。 既存住宅は、新築住宅と違って、誰がどのように利用してきたか未知数です。そのことを判別していくためには、住宅の診断=インスペクション、価値評価=不動産・金融など工務店や宅建業者の技量、采配がとても重要です。しかし、まだまだ、この様なノウハウを持ち併せた方が少ないのが現状です。岡庭建設、隊長もまだまだ学ぶ必要性もありますが、長きに渡り、建築と不動産をワンストップで手がけて来たこともあり、近年このような場で経験を元に意見を述べる役割も多くなっています。(適正かは_・・ですが・・笑) 委員会の内容等につきましては、都度、東京都のHPで掲載されて参りますので、ご興味のある方は、都のHPを御覧くださいね。(第三回の内容は後日公開されます) 第1回 東京都既存住宅流通活性化方策検討会 (平成28年11月2日)における資料及び議事概要 第2回 東京都既存住宅流通活性化方策検討会 (平成29年1月27日)における資料及び議事概要 微力ではありましたが、28年度都の住宅政策へ寄与させて頂きました。m(_ _)mまた、より良い住生活に繋がれば幸いです。 隊長
2017.03.09(木)
住まいの環境デザイン・アワード審査員
昨日は、東京ガス主催の「住まいの環境デザイン・アワード 授賞式」に参列 といいましても、今回は受賞ではなく、審査員という立場での出席です。弊社でも「2011年にビルダー賞」、「2013年に環境デザイン優秀賞」の大きな賞を受賞しておりますが、もうでないで!と言うわけではなく、隊長も、工務店団体等の役なども努めている事からなのか、昨年より審査員という役回りでこのデザイン賞に関わっています。 「住まいの環境デザイン・アワードとは?」 “人と環境と住空間デザインの真の融合”をテーマに、環境性能と住空間デザインとの調和を図り、暮らしの主人公である住まい手の思いを実現した都市型住宅の好例を募っていて、過密傾向にある都市部において、限られた敷地や既存住宅の活用、さらには周辺への環境配慮やコミュニティ形成など、課題解決をも目的としています。それらの課題に果敢に取り組み、成功している好事例を見出し、次世代へつながる環境デザインを発信していければと、この賞があり、アワードをきっかけに社会的なメッセージや各取組につながればと今年で10年目を迎えます。 詳しくは東京ガスのサイトをご覧あれ。 会場は霞が関の「イイノホール」。とても大きな会場での授賞式。著作権等の関係で、授賞式の模様等は撮影できませんでしたので、後日公式に公開され次第ご報告いたしますね。 詳しくは、主催者:東京ガスのHPでご覧頂ければと思いますが、今年のグランプリは、建築家によるマンションリノベーション作品。 ただのマンションリノベーションだけでなく、既存住宅で有りながら得られる光の環境デザインと得られた熱や、生み出す熱の負荷を減らすために断熱を改修する工夫なども評価されています。 今まで環境とデザインという事で、比較的新築住宅の方が新たな考えの基、計画されていく関係から高い評価を得ていましたが、近年既存住宅での環境デザインや工夫も多く、ついに既存住宅改修がグランプリを受賞という結果となりました。 最後の好評で審査員を代表し東京都市大学教授の宿谷昌則氏より 「自分の体で感じる(暑い、寒い)ことから出発し、環境空間を意識化していき、その結果としての空間デザインが表現できるようにもっともっとなっていってほしい」との言葉が印象的でした。 いわゆる基準を満たしているということなどの数値化だけでなく、体感から考えるということが大事だということですね。。。。同賞の来年に向けてのヒント、そして、今後の家づくり技術のヒントにもなったことでしょう。 と、また専門的な話になりましたが、審査員を努めつつもまた一つ大きな気づきと学びをいただきました。 隊長
2017.03.02(木)
よりよい住生活社会にむけて
現在、全国の工務店団体の最大手「JBN全国工務店協会」(3000社の団体)の理事を務めておりますが、同団体内に「政策調査部会」が発足され、この度、部会長を務めることとなりました。・・・汗 昨日はそのキックオフとなり、全国からのメンバーで組閣いたしました。 【政策調査部会って】業界団体、住宅事業者の全国組織として、地域工務店が発展すること、そして地域社会や住生活が安心、安全で豊かであり続けるために、国や県などと協力し実情の報告や施策への提言などをしていく役割です。 そのキックオフという事で、国土交通省、厚生労働省、林野庁の3省庁との意見交換を行い、今後の成熟社会を迎える日本における各省庁の施策等の情報提供を頂き、各地域の実情などを交え様々な意見を交換いたしました。 隊長も東京の工務店として、質の高い住宅における補助事業のありかた、空家対策に向けた施策などに対してを意見として出させていただくと共に、同部会に向けて、現在施策における委員会に出席している情報などを提供させていただきました。 専門的な記事になりましたが、微力ながら、このような社会的な取組が、より良い地域社会や住生活に寄与できれば幸いです。 隊長
2017.02.02(木)
「花粉の少ない森づくり運動」
昨日は工務店、住宅事業者として2つの委員会へ出席。 午前中は、国の施策でもある住宅の省エネ化を推進する全国的な取組に関する委員会。29年度から建築物の省エネ化の義務化が進められます。まずは、大規模な建築物は国の定めた基準に適合する必要性があり、早ければ2020年に住宅の省エネ基準適合義務化となります。 そのための周知期間として技術者の講習会等が進められておりますが、隊長も省エネ住宅の基本性から設計、施工編のテキストづくりにこの5年間携わっております。 午後からは、東京都の「花粉の少ない森づくり運動」推進委員会と都の関連施策の委員会に出席。現在、都内の山にあるスギ・ヒノキの平均樹齢が30年を超え、花粉保有率も大変多い状態とのことです。花粉は飛散の問題から、都民の健康などにも影響することから、このような花粉の少ない森づくりが求められているということですね。 その上で、森の木々を伐採活用する上で、住宅生産に携わる者が委員会において必要ということでこの度、東京都の工務店、設計事務所、職人団体等の地域住宅生産者の協議会を代表し都知事の委嘱を受けて本委員会の今回から出席する運びとなりました。 おかにわの家造りでは「多摩産材」も利用しながら家造りを手がけておりますが、今後更に都内の住宅事業者や、ものづくりにおいて、積極的に多摩産材の活用により、苗木の植替えや山の維持や活性につながっていくものと考えられます。 どちらも社会課題に向けた取組ですので、微力ながら社会に寄与できればです・・・。大きな委員会は、高層ビルの上での開催が多いようですね・・・高所ニガテデス・・・汗 花粉関連の委員会情報は都のHPで情報公開されていくようです。 また、東京都の花粉飛散予測も発表されましたので参考までにどうぞ御覧ください。今年は都内で0.7〜1.0の飛散率で2月15日ころから飛散されるとの予報です。例年相当ですね。隊長も花粉症ですが、委員会も通じて得たこともありますので、多摩の森今後の家造り等に活かして参ります。 隊長 東京都HP http://www.metro.tokyo.jp/…/hodoha…/press/2017/01/16/05.html花粉予測 http://www.metro.tokyo.jp/…/hodoha…/press/2017/01/19/12.html住宅省エネ化技術関連HP http://www.shoene.org/
2017.01.25(水)
中大規模建築にも木
建築技術を学ぶ場「住宅医」スクールの講師役で広島入りです。毎年、この時期、東京・大阪を主体に開講されていて法制度や構造、省エネ、インスペクションなどの高い建築技術を学ぶばとして人気があります。今年は広島や熊本の業界関係者からの要望もあり、プレスクールを含め全国5会場で一年に渡り(32のカリキュラム)受講します。 丁度、広島会場の近くに原爆ドームがあるのですが、その横に昨年完成した「おるづるタワー」(展望塔+オフィス)を見つけました。以前雑誌等で見ましたが、すっかり忘れてました・・笑。という事で早速展望塔に! ↓写真左側に見える建物。最上階が木の展望場となっているそうです。 最上階まで上がるのには1700円?ちょっと高い気もしますが、折角来たので展望塔まで上がって見ます。1階は郷土品などのお土産屋さんがあり12階の展望台まではオフィスタワーだそうです。なので直通エレベーターで登ります。 【展望台はなんということでしょー】 エレベター降りてすぐ、展望エリアが正面に。地上空間をそのまま最上階に配置したようなこの佇まいと、景色。空間全体がスギ・ヒノキで覆われていて、社寺建築、歴史的建築を眺めているかの様な空間です。 手すりや、落下防止のためにガラスやワイヤーがはられていて危険ではないのですが、安全と視界性を両立した見事な設計ですね。 【大規模建築に木】昨今、国内資源でもある国産の木材を利用すべきと、政府も「公共建築物等・・木材法」(略称)といって、公共建築物を建築する際には、木造建築から検討する事が求められています。とても良い法律ですね。ですから、学校や、美術館、様々な中大規模の施設等も木造化が図られています。 こちらの「おりづるタワー」は民間の建物ですが、三分一博志氏設計という事で、木造建築も手がけられる方の設計ともあり、大規模建築物にも木が利用されているようです。今後、幅広い建築物に利用されていきますので、注視してみてみると良いでしょう。 肝心の展望ですが、原爆ドームを見下ろす日が来るとは・・・・原爆ドームだけでなく、オバマ大統領が来た平和記念講演や資料館も一望することが出来、広島の歴史や町並みを一望することができます。 講師活動で広島を訪れましたが、建築着技術の向上、地域資源の活用などを含め時代の進化を目にでき、また一つ学ぶ事ができました。さらにゆっくり、街を見たり広島の美味しいものを頂きたいところですが、予定一杯のため日帰りで帰京いたします。 おりづるタワーは夜景が綺麗ですからとアナウンスされましたが・・HPで展望しておきます・・・涙→「おりづるタワー 公式サイト」 またくるぜ広島!・・笑 隊長
2017.01.18(水)
レジリエンス住宅チェックリスト
一昨日のことですが、午後から分単位に3つの委員会に出席。午後一番から国土強靭化関連、レジリエンス住宅WGへ、からの災害時の木造応急仮設住宅建設に関する全木協東京都協会定例会に会長として出席。その後、ストック住宅関係の委員会と慌ただしい一日でした。 一つ目に参加した、内閣官房と連携して進められている、レジリエンスジャパン推進協議会での内容について、弊社の取組とリンクするので少し触れておきましょう。隊長も2年ほど前から同団体の取り組む、「レジリエンス性を確保した住宅のあり方検討総合WG」(国と民間が一体となり災害に強い住宅のあり方を検討)へ全国の工務店を代表で委員として参画しております。→こちらのサイトでもワーキングメンバーが公開されています。 今年最後となる委員会ともあって、来年度の方向性等の発表や討議などが行われました。ここで詳しい事はあまり説明できませんが、来年度からはこのレジデンス性の高い住宅の普及啓発に向けた取り組みなどや、消費者様の災害への意識向上に向けた取組なども始まっていく模様です。 2016年に「レジリエンス住宅チェックリスト」が発刊され、平時の際から、災害時への意識や準備レベルをこのチェックリストで確認出来るようになっていて、意識啓発から準備対応への行動促進を、ツール等を介し広めていく事が考えられます。→レジリエンス住宅チェックリストのサイト 岡庭建設では今年の4月にオープンした「R-ECO HOUSE」は地域の方々に安心安全な住宅だけではなくゼロエネルギーを目指し住宅とともに、レジリエンス性の高い住宅として建設されています。(平時に楽しく暮らせ、有事に活躍できるモデルハウスとして東京で初めてのお目見えとなりました。) 例えば、薪ストーブのように平時にはピザを焼いたり、お菓子を作ったりと楽しい生活の一つとして利用することができますが、災害時には、暖房として利用したり、火をおこし、炊き出し等に利用することを想定しております。それ以外にも様々な工夫が施されていますので、モデルハウスを見学いただきながら一歩先のエコハウスを知って頂き、これからの家づくりのあり方を知ってもらえれば幸いです。このようにレジデンス住宅の委員を務めながら、地域社会が安心安全でより良くなる様にと実物を建築し多くの方にご覧いただける場を設けさせていただきました。更なる取組もモデルハウスで既に始まっています!。近々、モデルハウスのレジリエンス度をチェックしご覧頂く予定です!。 ■年内の委員活動を終了し、ほっとしている「隊長」でしたー 隊長へのご質問や、お知りになりたいことは「隊長の相談箱へ」隊長のFBはこちら。(日々の取組ボチボチ更新してます・・笑
2016.12.23(金)
住宅医で講師
空き家や既存住宅の利活用が望まれる昨今、安心した、リフォーム・リノベーションを手掛ていくために住宅の診断、点検(インスペクション)の実行がこれからとても重要で、様々な施策や制度が整いつつあります。 現在、インスペクションを学ぶような講習会が業界では開催されていますが、その中でも座学だけでなく現場力を身に付ける「住宅医スクール」たるものが5年前から始まっています。 隊長も、毎年講師を努めておりますが、先日開催された住宅医スクール東京会場でもお話させて頂きました。住宅医スクールは、1年間で年間32のカリキュラムを受講することで修了生となります。その後、自らが計画しインスペクションを行い、完成した施工例を元に審査会に提出し審査合格した人が「住宅医」と言う称号を手に入れることができます。結構、長き道のりなんですねー。隊長は毎年、「木造住宅の施策とその実務対応」と言うことで、住宅施策を読み取りながら岡庭建設がどの様な取り組みをしているかなど、実例を交えお話させて頂いています。 近年、人口減少、高齢者社会を迎えた住生活のありかたから、既存の住宅を活用していくような施策等も多く含まれていますので、この施策や、制度のお話を充填的に講義しています。 例えば新築でいうと住宅の長寿命化を目指し、「長期優良住宅」などの制度が始まっていますが、今年の4月からは既存住宅の長寿命化「長期優良住宅の増改築版」も施行され、既存住宅の性能等をV字回復させる認定住宅の制度もスタートいたしました。どの様に既存の住宅を良質化させるのかなどを見極める技術はとても難しく、単純に建築士の資格があればできると言うことではないんですね。工務店の様に、設計と施工の双方を手掛けている人たちは、比較的その見極め力が高いので、もともと、インスペクションをする技術を兼ね備えている人も多いですが、住宅医の様な講習会で自らのスキルアップ出来るがあるのはとても貴重なので、多くの方々に受講いただきたいですね。 併せて、今年度から始まった「建築物省エネ法」他、新たな制度等についても。新たな制度では建築物の省エネのあり方が制定され、大きな建築物の省エネ法の適合義務化なども始まる予定で早ければ2020年に小規模建築物、住宅等の省エネ適合義務化も進められています。そして2030年には平均的な住宅がゼロエネルギー化するような取り組みなども施策で盛り込まれていて、岡庭建設では、この4月からオープンした「RーECOHOUE」のモデルハウス等もオープンさせこれから求められる住宅の新たなあり方を地域レベルに周知しております。 このように、住宅と言うのは、住生活のニーズや時代背景により常に変化していきます。住宅施策もその時代を見ながら、先を見据えながら様々な施策が考え打ち出されていきます。 特に最近ではこの多様なニーズに対応する住宅の政策が数多く盛り込まれている関係で、住宅の技術者も対応するのに四苦八苦している方も多いのが現状です。住宅施策が全てではありませんが、知らないより知っておくことが必要です。減税などの恩恵等もありますしね。一応、毎年隊長の方で、自社の取組を含め噛み砕いてお話しています。伝えるのも難しいですが・・・汗 年明け、1月12日には今年4月に起きた「熊本地震」の総括とでもいいましょうか、住宅医にてフォーラムを開催するそうです。隊長も今回パネラーを務めさせていただく事になりましたが、何せ著名な方々の中に混じりお話しさせて頂くので果たしてどうなることか…汗。一先ず頑張って参りますm(_ _)m。 もし、ご興味のある方は是非ご参加されてみてはいかがでしょうか。→「住宅医フォーラム」以上、住宅医スクール東京のご報告でした。 ■講義しながら自らも学び続ける「隊長」でしたー 隊長へのご質問や、お知りになりたいことは「隊長の相談箱へ」隊長のFBはこちら。(日々の取組ボチボチ更新してます・・笑
2016.12.11(日)
省エネ住宅
昨日は、国の事業で行われている、省エネ住宅技術者講習会の経営者向けセミナーが鹿児島県で開催され(主催:木活協),この度、講師役を務めさせていただく関係で隊長も事務局の方と一緒に鹿児島入りです。 という事で、開催前に最近注目される、大規模建築物の木造化を視察。鹿児島の港近くにあるショッピングセンター「ドルフィンポート」。一般の方は普通のショッピングセンターとしか見えないでしょうが、この建物は構造の大半が木造なんですね。 ドリフィンポートから見る桜島は絶景!ここまでくっきり見える桜島は初めてみました。 よく見ると分かるかもしれませんが、屋根や、それらを支える柱を含め木造化されています。平成22年から「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」が施行され、保育所や学校他、公共建築物は、まず木造化から検討することが制定されましたから、今後公共建築物だけでなく、パブリックな建築物等でも木材が利用され、住宅だけでなく幅広い建築物に利用されていくことでしょう。はい、以上時間を利用して勉強もしてきました。 さて本題の講習会が開催される理由ですが、、現在、住宅の省エネルギー性能の等は法律で基準化されておりますが義務化されているわけではないので、極端な話し断熱材をいれなくても建築することは可能なわけです。 しかし、昨年のCOP21のパリ協定のように世界で地球温暖化防止に取り組む必要性もありエネルギーの消費の多い住宅を省エネ化していくことはとても重要なことです。 現在、国の政策の中でも2020年頃には住宅の省エネ基準適合を義務化する方向性が検討されています。ただ、急に義務化してしまうと世の中の経済性だけでなく、設計者や工務店、職人の方々が対応出来なければ意味がないわけで、それらの技術力の向上や周知を含め、今から5年前に、この住宅省エネ技術者講習会が開催され今に至ります。まだまだ受講されていない技術者も多いことから、受講を促す役割でもある経営者の方々にそのことを理解していただく必要もあり、この日の講習会が開催されたわけです。 ちなみに、岡庭建設の大工さんは、国の事業で行われている同講習会を全員受講し合格したひとが、工事を手がけております。設計者、現場監督も全員合格者でもあります。→住宅省エネ技術者講習会隊長も5年前からこの講習会のテキストづくりに携わっている関係で今回、このような講師役を務めさせていただきました。忙しい中ではありますが、限られた時間の中で、微力ながら社会貢献させていただいております。 ただ、日帰り鹿児島はさすがに疲れますね・・・汗 ■次週は神戸にて講師をつとめる「隊長」です! 隊長へのご質問や、お知りになりたいことは「隊長の相談箱へ」隊長のFBはこちら。(日々の取組ボチボチ更新してます
2016.12.07(水)