IKEDA隊長コラムCOLUMN
「隊長の活動他」のこと(149件)
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ZEHを学ぶ/ゼロエネルギー住宅とは
ゼロエネルギー住宅とは? 先日建設職人団体さんからの依頼で「ZEHを学ぶ〜ゼロエネルギー住宅とは〜」で講師をさせて頂きました。 昨今、いたるところで目にするZEH、ゼロエネルギー住宅という言葉 ゼロエネルギー住宅は、簡単に言うと、住宅から消費されるエネルギーを太陽光などで、 創り上げるエネルギーが上回る住宅のことをいいます。 岡庭のゼロエネを目指した家「RーECO HOSUE」 ですから、住宅そのものの性能、断熱材や窓などの性能を高め、可能な限りエネルギーを損失しないような 住宅にすることが、最も重要です。 特に東京は、建物規模も限られていますから、屋根を活かすにも限界がありますしね。 当日は、職人さん向けに、わかりやすく、何故ゼロエネルギー住宅が必要なのか、 地球温暖化、パリ協定など、世界的、社会的な目線から、実際にゼロエネルギー住宅のつくりかた から、弊社で手がけた過去のゼロエネルギー住宅の事例などを含めお話させていただきました。 お仕事した後でありながらも、皆さんしっかり参加。 誰も寝ることなくしっかり学ばれていたのには脱帽しましたー。 少しでも伝わってもられば幸いです。 隊長 おかにわのインスタグラム→「instagram] 「#岡庭建設」「#okaniwastyle」「#おかにわ2017」 お問い合わせは→「お問い合わせフォームへ」 隊長へのご相談は→『住まいの相談箱へ』
2018.09.29(土)

木造応急仮設住宅/岡山県真備町へ
7月に発災した「西日本豪雨災害」 現在復興に向けた支援や、避難所生活の方々の仮設住宅が建設されているところです。 現在、愛媛県、広島県、岡山県にて仮設住宅が建設されていて、工務店団体JBN、職人団体 全建総連で手がける木造応急仮設住宅も建設真っ只中です。現在、弊社でも東京での有事の 際に木造の応急仮設住宅建設を手がける関係もあり、この度、岡山県真備町を訪れ、仲間の 建設の状況、いや、今回の仮設住宅建設における苦悩などの話を聞かさせて頂きました。 団体:(全木協) 下の写真は、真備町に向かう途中いたるところで見られた、豪雨により浸水した住宅の状況です。現地の話によると、行政の公開したハザードマップとほぼ同じ状況になったそうです。過去にこの様な経験もなく、川が氾濫したあとも、まだ大丈夫ではないかと、逃げ遅れた高齢者の方々も多かったとのことです。1階が床上浸水した住宅もあれば2階の床まで浸水した住宅も多く見られたそうです。高さにして5Mぐらい・・・・・。2階床まで浸水した住宅は全壊扱いと決まったそうです。10日後の完成に向け、工事の進む木造の応急仮設住宅建設工事。木造で建設すると、仮設というかまるで住宅のようです。地域、国産材を多様した仮設住宅。 万が一東京で発災した際のことも考え、岡山で活躍する工務店に発災から災害協定、木造応急仮設住宅建設決定、そして完成日に向けた状況やその苦悩のお話を二日間に渡り聞かさせていただきました。皆さん共通した言葉は 「平時にいかに準備しておくか」・・・「平時に準備しておけばよかった」です。 あと、今後災害は地震だけでなく、西日本豪雨災害のように、台風などによる水害も考えられるため、水害保険等の加入も考えておくべきとのことです。確かに・・。 個人や企業、木造応急仮設住宅でもそうですが、明日、いや今すぐ起こるかもしれないと考え、災害に対する準備を進めておくことが何よりも大切。自分もそうですが、毎日災害が起こると思い、出社、通学していくことを心がけなくてはです。 *この後、北海道でも地震がおこり、最近の住まいの相談には災害対策と住宅についてのご相談も増えています。(おかにわ建設の災害型モデルハウス:RーECO HOUSE) 今回訪れ、聞かさせていただいた話をもとに、今後東京の工務店、職人団体と共に、平時の準備を進めて行く所存です。 隊長(全木協東京都協会 会長)
2018.09.18(火)

石川酒造/福生市
お盆時時期ともあり、たまにはプライベート記事を・・・笑。 東京の酒蔵!といえば『澤乃井』さんが有名ですよね。 でも、調べると東京にも酒蔵がなんと9つもあるんです。・・・驚 その中でも一度行って見たかった酒蔵があり、お盆のときに一度足を運んでみました。 『石川酒造株式会社』 酒飲みのテーマパークとして土蔵散歩・酒蔵・ビール工房・レストランを楽しめるそうです。 →『石川酒造土蔵散歩サイト』を覗いてみてください。何やらワクワクしますから。 って別に隊長ものんべ~ではありませんが・・。 ↓どうです、この佇まい。土蔵蔵街に欅と。 石川酒造は福生市熊川にあり、駅で言うと西武新宿線拝島駅に位置します。 なんとなくこの辺りにとは思いつつも、立ち寄ることができませんでしたが、改めてこの 景色、その商いぶりをみると、多摩エリアの奥深さを身にしみて感じました。 多摩エリアの正しく資産的企業ですね。 途中には史料館も。300年近い歴史がここで感じることができます。300年近く・・・ 土蔵街区の端には「福生のビール小屋」というレストランが・・・・・ 石川酒造、最近はクラフト−ビールでも話題ですね。 特にこの多摩エリアでは、「TOYODA BEER」日野市限定や 「多摩の恵み」や「TOKYO BLUES」などのヒット商品も人気、このレストランで飲むことも できます。立ち寄って見ましたが、予約が多数あるようで時間限定で食事とクラフトビールを いただきました。いや、これは次回予約してこなければ!と思うほど創作のお料理が絶品でした。 帰り際に、土蔵の売店で思わず大人買いしてしまいましたー。・・・・笑 でも、この様な伝統、個性あるお店が多摩地域にあることが何だか嬉しかったです。 是非一度訪れてみてくださいね。 隊長
2018.08.19(日)

墓石設計
幼き頃、親の家をとこの道にそして、技術を身につけましたが、残念ながらそれは実現することはできませんでした。でも、運も味方し建設することになった小さな墓石の設計を自ら手がけることになりました。 建築基準法ならぬ墓石建設基準をクリアーさせ、屋根勾配は3寸勾配のへの字。今回の墓石地には、なんと家ならぬ、建ぺい率や高さ制限があるんですよー・・・・笑 その基準を守りながら家型墓石が完成しました。 棟もしっかりくっきり5ミリ浮出つよう磨きだしてもらい住宅的に。(ここ拘り・・笑)側面に白っぽく削り出したのは、景色や社会が見えるようにと窓のイメージ。 家造りならぬ、しっかり緑も植樹できるようにと、少し大きめの献花台を設置し風景となるべくイメージです 先日ようやく両親共々納骨し、また一緒に暮らさせてあげることが出来ました。設計の技術を身につけ(墓石設計技術も・・笑)、ようやく親孝行できたかな。・・・・汗 設計技術が、墓石の設計まで活かせることに気がつけたのは、良い勉強になりました。 隊長
2018.06.03(日)

住まいの環境デザインアワード2018
「住まいの環境デザインアワード2018」の受賞作品が決定し先日受賞式が 執り行われました。(主催東京ガス)なんで、隊長がその話題を・・・・・ えー微力ながらなのですが、3年ほど前からビルダー・工務店部門の審査員を努めて おりまして、審査会並びにこたびの授賞式に参列させていただいております。 詳しくは住まいの環境デザインアワード2018」のサイトへ 住まいの環境デザイン・アワードは、“人と環境と住空間デザインの真の融合”をテーマに、環境性能と住空間デザインの調和を図り、暮らしの主人公である住まい手の思いを実現した都市型住宅の好例を募るコンペなんですね。今年で第11回目の開催となるそうです。 賞は主に、全国お応募建築作品(今回は189点)からグランプリや準グランプリ、優秀賞や入賞のほか、ビルダー・工務店部門や各住宅雑誌社が選ぶ賞などを選定します。 画像はその、ビルダー・工務店部門の授賞式の模様です。審査員は、隊長の他、建築士知識ビルダーズ編集長、日経BPホームビルダー編集長の3者で選定し、今回は、大手ビルダーの中央住宅さんと、兵庫のシーエッチさんが受賞です。工務店の設計力も近年建築家に負けないレベルに上がって来ていると言われていますね。 手前味噌ですが、岡庭建設も2011年にビルダー部門賞、2013年に環境デザイン優秀賞を受賞した経緯があります。だから審査員になったのかは・・・ですが。・・・・笑でも、このようなコンペがあることで、建築家のみならず工務店の設計力、施工力、地域性が向上していくことは社会的にも良いことですね。応援していきたいコンペです。 岡庭建設の受賞2011年ビルダー部門賞2013年環境デザイン優秀賞 隊長
2018.02.22(木)

住宅省エネ技術者講習会IN福岡・広島
住宅省エネ技術を学ぶ講習会が国の事業で5年前から全国で開催されていますが、一昨年から経営者向けの講習会も同時に開催されています。微力ながら、同講習会のテキストづくりに携わりながら、この度経営者向けセミナーの講師を務めさせていただいており昨年末は山形、年明けは福岡、広島行で開催です。 省エネ技術者講習会 法適合義務化が検討される中、住宅事業者経営者へなぜ、住宅の省エネ技術(設計・施工他)を技術者や職人が高めておく必要性があるのか、そのメリット等も含めお話させていただいております。 会場で講演の他、今後全国に配布される、岡庭建設の取組ビデオも会場で先駆けて公開されました。 ちょっと恥ずかしいですが、このような国の事業で撮影、公開されるは嬉しくも思います。 話変わりますが会場に向かう途中、天神の地下街とやらを初めて歩きましたが、オシャレ感いっぱいの地下道ですね。 細かなデザインが天井まで・・お陰で遅刻しそうに・・汗。 福岡や広島は仕事等以外で来たことが無いので、一度ゆっくり観光で行ってみたいと思います。 隊長
2018.01.31(水)

街中デザイン
講師を依頼され出張で、福岡、広島入りです。 1日目の福岡は中心部天神が会場です。(地理感が全然ないのですが・・) 地下鉄を降りると、天神地下街があり、福岡の中でも大規模な地下街らしいです。 その地下街がまた、とてもスッキリしたデザイン、空間なんですね。福岡ってなんとなく、インダストリアルデザイン(工業デザインが)が丁寧に計画 されている気が個人的にしています。 極めつけが、この装飾天井 アルミのようですが、地下街の天井をここまで綺麗に装飾デザインされたのあまり見た事 ないですね。驚きです・・。福岡にも走る列車「ななつ星」の影響なんでしょうかね。 地下街に降りる際の階段手すりも、この様に段差に併せてウェーブしてるんですねー。 いやいや、ひとつひとつに部品がめにつく地下街でした。 いろいろ見すぎたせいで、遅刻寸前でしたが・・・汗 隊長
2018.01.18(木)

安藤忠雄展
六本木を通りがてら、10、20代の頃から影響を受けた建築家「安藤忠雄展」へ。会期残り2週間でようやくこれました。 「社会」「感動」「未来」・・様々なキーワードからの建築を見ることが出来て楽しめましたし、とても共感することができました。 本日は安藤氏も来館していて、平日にも関わらずもの凄い人でした。 さすが巨匠ですね。 隊長
2017.12.06(水)

健康と省エネ/すまいるホールにて
リノベーションから頭を切り替え、29日は「健康・省エネシンポジウムIN東京」にて登壇させて頂きました。(住宅金融支援機構すまいるホールにて) 基調講演では断熱性と健康の因果関係を研究されている慶応大学の伊香賀先生の調査報告は学ぶべき点が多々ありました。東京の断熱住宅普及率はなんと17.1%と低いこと。室温18度以上ある温かい家では、健康面や要介護度などにも良い方向に影響を与えることが見えてきています。 断熱性能の高い家、寒い家のままでなく断熱改修することがこの先、人にとって良いことばかり。まだまだ東京の工務店として手がけるべき課題は多いでですね。頑張らなければです。 さて、昨日から連続のパネラー登壇。 今回は健康省エネということですが、著名な学識者、それから設計者やデベロッパーの方々と一緒に登壇。それぞれの健康省エネに向かうべく取組を披露。 隊長からは、このテーマ内容はなかなか、消費者の方々が分かりにくい部分もありますからおかにわでは、「家づくり学校」を10年続けてきたことと、住まいをつくるだけでなくそれ以前に学びながら家造りをして健康と省エネについての必要性をお伝えてきたことをお話させて頂きました。 設計者の戸倉様は、もともとナースから転職し、建築家に・・病院は真っ白な空間で、元気が湧いてくる楽しい空間ではない。其のことを実現するために自ら職を変えコミュニティーや元気のでる建築空間を建築家として手掛けているそうです。素晴らしい!。 という事で、断熱性と健康との因果関係が徐々に解明されつつ有る昨今。健康でより長生きしていくためには、暖かい家が最も大事です。家づくりをはじめる方は断熱性能の高い家を、そして既存住宅にお住まいの方は、我が家は寒い!と思われているかたは、一部屋づつでも断熱性能を高めていくことが大事だと言うことをこの機会に覚えておきましょうね! 隊長
2017.12.01(金)

省エネ住宅が必須の時代に
群馬県の住宅供給公社のご依頼で、昨日は群馬県庁へ。 県において住宅省エネ施策の一貫で、消費者様向けに省エネ住宅の必要性を学んで 頂くためのセミナーと言うことです。隊長もこの6年、国の事業で事業者向けのテキ スト作りに携わっている関係もあり、この様な場にお声がけ頂き講演させて頂きました。会場は、群馬県庁昭和庁舎。高層郡の新庁舎とレトロな昭和庁舎の調和がなんとも いいですね。 セミナーは2部構成で、1部が群馬県行政の方から省エネ施策等について、そして 隊長は2部目の「省エネ住宅が必須の時代へ」と題し、なぜ省エネ住宅が求められ 今後より必須化していくのかを具体例を含めお話させていただきました。 主な内容は以下の通り ◯地球温暖化(パリ協定)のこと◯エネルギー枯渇の問題◯光熱費のこれから◯健康の問題等◯おかにわの手がける省エネ住宅やゼロエネ住宅 等などを含め省エネ住宅の必要性をお話させていただきました。 11月23日の朝日新聞の記事になっておりましたが、日本は世界からみて、温暖化 防止に向けた取組が、とても遅れている状況です。特に現在発電等を火力に頼っている 関係で、石炭推進国といわれるレッテルをはられている状況です。世界屈指の技術力 高き日本が世界からこのような目で見られる事は残念ですね。早く温暖化防止に向けた いち早い行動を進めるべきと思います。そうしないと、次世代、未来の子供達が住みに くい地球、いや住めない地球にやがてなる可能性があります。 中国やヨーロッパはいち早く、自動車を電気自動車にシフトすることを国あげて決定 しています。日本もこのような行動力がほしいものですね。 隊長 隊長
2017.11.25(土)