IKEDA隊長コラムCOLUMN

「住宅性能」のこと(44件)

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かいゆうの家・竣工/世田谷区

現在4月末の完成に向けて工事ラッシュで大忙しの設計、現場チーム。 その日程の関係で残念ながら、多くの個性あるお住まいのお披露目公開がでいない・・という事で、一部分のお住まいですが、コラムを介して隊長がご紹介、報告させていただきますね。ひとつめは・・。 世田谷区で建築中でした「かいゆうの家」が竣工!。 特徴的な回遊性ある暮らしを実現したお住いです。なので「回遊」→「かいゆう」とネーミングしています。では、なぜ「回遊」なのかと言うと当然、プランに回遊性があるわけですが、最初から回遊性を提案したわけではなく、お施主様の現在暮らされているお住い(マンション)の回遊性(独特なプランなんです)を気にいられていた事、その暮らしに慣れていた事もあり、新居で今の暮らしぶりを継承していきたいという想いから実現したんです。  もう一つ「かいゆうの家」の特徴が「古きよきものを継承する」(ご実家で建て替えなので) 導線的な回遊だけでなく、素材やデザインの回遊(もう一度新たな家で活かしつづける)も活かしたお住いでもあります。新築なんだけど、なんだか昔の家の趣がある・・・その様なこともテーマとして取り組んできたお住まいです。 その特徴的なのが下の幾つかのシーンでもあります。 ①築40〜50年利用されてきた雪見障子。↓ 外につながるバルコニー前の窓に組み込みました。窓を開けると現代のバルコニーですが、締め切ると、その佇まいは以前からここに住んでいたかのような落ち着いた空間化します。建具一つで場の空気も変わるものなのです。 ②既存の窓を活かす。↓ 少し見えにくいですが、写真中央に✗のテープがついている建具があります。こちらは、既存の建物に利用されていた「窓」(ガラスが割れないように✗のテープを)その「窓」を本棚にはめ込み家具化してみました。雨風を何十年もしのいできた窓が、新居で家具として再利用されます。歴史を積み重ね、これからも何十年も建具として生きていきます。 よーく見ると、いつもの杉の木の色と違うような・・・・・そう、建具に併せ、構造材や家具類も塗装し色合わせしています。どうでしょう違和感ないですね。  ③既存の建物に利用されていた照明−1↓ 昔の照明は今のように機械加工されて、造られていましせん。すなわち手作りです。ですから、今の時代で制作したならば、とても高価な器具になります。その、歴史ある照明器具も新居でも継承され、これからの住まいを照らし続けてくれます。  ④既存の建物に利用されていた照明−2↓ こちらは更に、曲面を描くような木組みの照明器具。なかなか作れませんよー、この様な器具は・・。既存の住まいの階段で利用されていた照明器具も、新居で階段を照らし続けてくれることになりました。   ⑤こちらは、ホールですが、その両側に沢山の本棚が・・↓ そう、数千冊の本が収まるようにと、本の冊数や量を把握し、空間の至るところに本棚が設置しています。こちらの本棚は新設したものですが、その横にある、リビングに入る扉も既存のお住いから継承した建具です。彫り込みなどこちらも今では中々見ること、作ることのできない建具でもあります。    ⑥1階の寝室スペース(引き戸を開けている状態です)↑ どうでしょう、カベは真壁(柱が見える)に左官壁、部屋は畳にすることで、竣工したばかりなのですが、古さ?時代を感じられる空間を感じられませんか。隊長は感じます。えー実際の空間の中にいるとよりその場の雰囲気を感じます。 お施主様が大事にしていた、古き良きもの、歴史を継承した「かいゆうの家」を完成することができました。当然、古き良きだけでなく、性能面もしっかり。 「耐震性能当等級3」 「断熱性能等級4」 「一時消費エネルギー等級5」と基本性能は陰ながら高性能なお住いでもあります。(*認定長期優良住宅所得)安心安全もしっかりです!。  ご覧いただけないのは残念ですが、とても個性あるお住まいが完成いたしましたー。  お施主様ご竣工誠におめでとうございます!    隊長      おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 隊長が令和元年に「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m  
2020.04.23(木)
隊長IKEDA隊長

長期優良住宅VOL3/メリットとは

東京で、既に100件程の長期優良住宅を手掛けてきた岡庭建設です。 ご相談頂く方々の皆様にご説明している「長期優良住宅」 最近では内容は知らないけど、聞いたことはある、知っているという方が大半です。 その長期優良住宅のお話をすると、聞かれることが多いのが、長期優良住宅の「メリットって?」です。 確かに、長期優良住宅の認定を取るとどの様なメリットがあるのか そのメリットについて、今回は記したいと思います。 「メリット」   「メリット」 として、よく減税が受けられる!など「お金」に纏わる話を見たり聞いたりすることが多いと思いますが、それ以外にもメリットがいくつもあるのだと言うことをぜひ知っておいて頂きたいです。  「メリット」 ①質の高い住宅であることが、公的に証明される 昨今、災害も多く、耐震性、台風性の高い住宅を建築する傾向にありますが、例えば長期優良住宅の認定基準でもある「耐震等級2」。数百年に一度程度発生する地震、わかりやすく言うと、震度6強から震度7程度の地震による力の1.25倍の力に対して、倒壊、崩壊しない程度の耐震性を持ち合わせていると言うことです。この「耐震等級2」、「うちの家は等級2相当!」と自分の言葉や図面で伝えることもできますが、長期優良住宅は公的に「耐震等級2」と認定される、すなわち、お墨付きになるので、その重みや扱いが全く異なります。類似の制度で「住宅性能表示制度」や「フラット35」でも評価書として「耐震等級2」を取得することができます。一点注意なのが、この耐震性評価は新築建設時にしか所得できない制度、後から所得できない制度ということもぜひ覚えておいてください。ですから、「耐震等級2」、「耐震等級3」基準以上の住まいを建築される方はこれらの制度取得をオススメします。 ②維持管理・メンテナンスが計画され実行される 長期優良住宅の認定を所得する場合には必ず、「維持保全計画書」という書類を添付して認定を所得します。すなわち、計画的にメンテナンスを行うためのスケジュールを記載しないと認定を所得できないということです。岡庭建設では、専属のメンテナンスチームやメンテナンス制度「おうちクリニック」(有料制度)を運用していますので、皆様この制度等を利用しながら定期点検を受けています。人間と一緒に、住まいも年々年をとっていきます。定期的な健康診断を受けて処置して長生きしていく。ホント人と一緒です。ですから長生きしていくための健康診断が定期的に義務化されている点も長期優良のメリットでもあります。(メンテ制度のある岡庭建設の場合) ③税の特例措置 長期優良住宅の認定を取得すると、現在は税の特例措置等の恩恵も受けることができます。 ●所得税(住宅ローン減税や投資型減税)●登録免許税●不動産所得税●固定資産税 の減税、細かくはパンフレットに掲載されています。(*以下画像は住宅性能評価・表示協会のパンフレットより)     ④住宅ローン金利の引き下げ・補助事業の活用 住宅ローンでも大きな恩恵が。住宅金融支援機構のフラット35でしたら、長期優良住宅の認定を受けることでフラット35Sを利用することができ、金利も店頭金利より現在、年0.25%引き下げになります。0,25ってかなり大きな下げ幅ですよね。固定金利を検討されている方は、フラット35Sがオススメです。   ⑥保険料の割引 ①で説明した「耐震等級2や3」を所得すると、地震保険の割引も受けられますねー。  ⑦エビデンスによる安心安全 何よりも、耐震性や、省エネ性能や劣化性能他、質の高い住宅を建築した際に、自己的な評価でなくて、公的に評価される制度が「長期優良住宅」です。行政のお墨付きがつけられる制度は、省エネ性能のみを認定する「低炭素住宅」の2つだけ。建物の総合的なエビデンスなら「長期優良住宅」だけしかありません。任意の法律ですから、必ずしも選択しなければならない、訳ではありませんが、岡庭建設の家造りでは、すでに長期優良住宅以上の質と性能値をもたらした住宅。折角いい家をつくったのだから、その中身が評価「見える化」される制度を利用しない手はないですね。という事で、ご相談頂いた方には毎度ご説明をさせていただいております。 ⑧将来は やがて住まいを「受け継ぐ」、「売却する」ときが必ずやってきます。ご親族が「受け継ぐ」際は安心して譲り受けることができ、更にメンテを手掛け次世代に。しっかり手入れされた住宅は、30年、50年と受け継ぐことが可能となります。また、売却の際にも質が明確で手入れされている記録がある住まいと、そうでない住まいでは、評価に差が出る時代がやってきます。売却時に「長期優良住宅」であることや、メンテの記録などを買い主が評価、理解することで市場以上に評価される可能性もあります。弊社のおかにわ不動産では、そのようなご説明をしながら売却等を進めております。買い主も、安心した住まいを手に入れたいですからね。  と長々書きましたが、長期優良住宅は数多くのメリットがあります。都内ですと敷地の状況(1の階が40㎡以上・階段を除く)で取得できない、場合もありますが、可能なお住まいの大半は認定所得をされています。私共の作業や手続きは増えますが、お客様の安心、安全な家、長きに済み続ける資産であればと、長期優良住宅取得ををオススメしています。 参考になれば幸いです。  隊長     おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 隊長が令和元年に「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m  
2020.03.27(金)
隊長IKEDA隊長

長期優良住宅VOL2/認定基準

 「長期優良住宅VOL2」今回は認定基準についてです。 岡庭建設の「長期優良住宅」への取組はこちら 長期優良住宅はそもそもどの様な制度なのか・・ 長期優良住宅は「法律」です。 「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」 です。 法律と聞くと、準拠しなければいけないもの・・と思われがちですが、 この法律は任意法といって、準拠しても、しなくても良い法律なんです。 建築物はそももそも「建築基準法」にのっとり建築することが求められていて(この法律は絶対法です)、建築する際には行政庁や評価機関に届け出をし、法適合を確認してもらい建築確認通知を頂いてから着工できるものです。 ですので、長期優良住宅は建築基準法に準拠しつつ、追加する、まー車でいうとこのオプションといったところでしょうかね・・軽く言うとですが・・。でもこのオプションはかなり住宅性能を向上させる大きなオプションなんですね。 なぜなら、建築基準法は国民の生命及び財産、安心安全を確保するための最低限の法律なんです。決して低いということではありません。  例に上げると断熱材。住宅には当たり前に入っている断熱材ですが、建築基準法では「断熱材」を入れなければならないという項目はないんです。すなわち、断熱材を入れても入れなくても良いということなんですね。 ですが、このオプションとなる「長期優良住宅」を追加することで、認定基準の一つでもある「省エネルギー性能」に適合する必要がでてきて、その基準たるハードルを超える必要が法的にでてきます。伝統工法を除いた一般住宅で断熱材を入れない家は少ないと思いますが、その断熱材の厚さが薄かったりすることもあるんですね。ですから、この長期優良住宅に適合させることで、自動的に高性能な断熱性能に、省エネ性能が確保されることになります。 このオプションを追加することで、各認定基準を超える義務が発生し、どこに依頼しても質の高い住宅が設計されていきます。其上で、まずは「認定基準って?」から理解していきましょう。   *資料は住宅性能評価・表示協会より   長期優良住宅は部門として「住宅」と「共同住宅」などの住宅が対象です。店舗や事務所は対象外となります。 住宅の認定基準は大きく分けると「7つ」(*共同住宅は+2)あります。 ①劣化対策 ②耐震性 ③維持管理・更新の容易性 ④省エネルギー性能 ⑤居住環境 ⑥住戸面積 ⑦維持保全計画 この7つの基準、ハードルを超えることで長期優良住宅の認定を所得することができるんですね。 ではこの基準とは?については 次回につづく   隊長       おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 隊長が令和元年に「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m   
2020.03.12(木)
隊長IKEDA隊長

長期優良住宅VOL1/パンフレット完成

東京地内の厳しい敷地条件の中でも、弊社設計施工の大半の住宅が「長期優良住宅」の認定を所得していますが、その長期優良住宅について、とてもわかり易いパンフレットが、この度「住宅性能評価・表示協会」より発刊されました。 実はこのパンフレット、隊長も一部協力させていただきながら完成したものでもあります。 長期優良住宅って、名称は聞いたことあるけれど、具体的な中身はよくわからない・・ という方も多いと思います。 その長期優良住宅の認定項目の主だった内容や、通常の住宅との違いや所得する意味やメリットなどもイラストを介しながら説明されています。概要版と詳細版の2冊がPDFで発刊。 *資料は住宅性能評価・表示協会より  とても良いパンフレットが完成しましたので、次回以降このパンフレットを用いながら長期優良住宅についてのポイントなどを説明していきますね。→パンフレットは「住宅性能評価・表示協会」へ *紙媒体のパンフレットもあり、弊社で配布中ですので、ご来社や見学会に来場頂ければ無料でお渡しいたします。  **長期優良住宅も10年目を迎え、現在、国では、そのあり方などを議論する検討会が開催されています。その検討会に隊長も工務店団体を代表して出席し、より良い制度に向けてのコメント等もさせていただきました。「長期優良住宅あり方検討会へ」     隊長     おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 隊長が令和元年に「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m  
2020.03.08(日)
隊長IKEDA隊長

長期優良住宅/PR動画

「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づく住宅性能評価等を行っている登録機関全体の一般社団法人「 住宅性能評価・表示協会」にて長期優良住宅のPRビデオが公開されました。 長期優良住宅とは?長期優良住宅の認定所得メリット等が5分あまりで理解できる動画です。 同団体のご依頼で、一部ご協力させて頂きましたが、動画最後に弊社の事例写真が・・・・  弊社でも、面積基準がクリアーできる住宅の大多数は「長期優良住宅」の認定を所得しています。 耐震性能や断熱、省エネ性能もアバウトでなく国が定めた基準であることが公的に証明されます。 また、肝である「維持管理」住宅メンテナンスも義務化されている関係で、長きに渡り質の維持もされる んですね。→おかにわ建設ではメンテナンス制度「おうちくりにっく」があります! 質の見える化と安心した住宅。受け継ぐ、売却する際にも長期優良住宅が評価される時代にな ることと予想されます。おかにわグループ(おかにわ不動産)では評価しています。 まーまずは一度動画をご覧になって見てください!。   隊長  おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」    
2020.02.28(金)
隊長IKEDA隊長
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