IKEDA隊長コラムCOLUMN

「住宅性能」のこと(45件)

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長期優良住宅/認定基準拡大へ

一昨日、日経新聞(オンライン)で、「長期優良住宅、認定基準拡大へ」との見出し、記事が掲載されていました。 長期優良住宅とは? 中古住宅市場も活発化していて、より、良質な住宅の売買が必要とされていますから、認定住宅の割当率を高めること今後の住社会において重要です。 その上で、良質な住宅の証でもある、「長期優良住宅」や「性能表示等」、性能の見える化された制度はぜひ利用されておくことをオススメします。 *岡庭建設の住まいは現在、全棟長期優良住宅以上の性能レベルを満たしていますから、大半の方が認定を所得しています。(但し面積規定40㎡以上の住宅) 万が一の売却他でもその価値の違いが10年、20年後には変わってくると予想されますし。  国土交通省では22日から審議会が始まり年内には、基準拡大への方向性が示される予定です。 まだまだ、利用しづらい点や見直すべき点等もありますから、この審議会の中でより良い制度構築になることを期待しております。 工務店団体の役を努めている関係で、隊長もヒアリングの打診もありますので、更なる普及に向けた施策等が公開されましたら、またコラムでもお知らせしますね。 いずれにしても、現在新築を計画している方は「長期優良住宅」の認定を所得する(面積規定以上)!という行動は覚えておいてください。 面積規定に達しない住宅でも、認定所得はできませんが、「性能表示制度」等を利用し、住宅性能の見える化はできますから(火災保険等の恩恵もあり)利用されると良いでしょう。 新聞記事で気になったのお知らせまで  長期優良住宅のビデオまで・・・  隊長   おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 隊長が令和元年に「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m          
2020.10.25(日)
隊長IKEDA隊長

オンライン家造り学校2時間目/10月

先週に開催された「家づくり学校2時間目」 前週の1時間目に続き、今週も9組(会場2組+オンライン7組)の方々にご参加頂きました。 家づくり学校2時間目は「しっかりつくる家とは?」を学びます。 誰もが、しっかりした家を望んでいるわけですが、では「しっかりした家って?」どうすれば良いのか。 その定義を、おかにわ建設が考えていること、普段独自に取り組んでいること 実際に打合せに進んだ際にも、話に出ない内容を「家づくり学校2時間目」でお伝えしています。 例えば・・・・・・     「ブルーシートぐるぐるまき」・・・・地元西東京市民の方々はよく目にするので知っている方も多いですが、このブルーシートぐるぐるまきは、弊社の「しっかりつくる家」の要素の1つでもあります。 晴れている日に行った、上棟(棟上げとも言います)。 よく、木材の骨組だけを目にする方も多いと思いますが、どうですか。青いブルーシートでラッピングされています。 それも、晴れている日なのに。 私達は、晴れていてもこの様に木構造をブルーシートで覆う工事を全棟手掛けています。 屋根や、壁の防水シートの工事が終わる頃まで、この様にブルーシートを覆ったり剥がしたりしながら工事を続けています。 完全には難しいですが、1滴たりとも雨に濡らさない!その様な想いで工事に取り組んでいます。 これも、「おかにわワークス」(おかにわ建設職人ネットワーク)のメンバーの対応力あってこそ。 「しっかりした家」とは地震に強い家?だけではなく、目に見えること、目に名ない「質」をより向上させることが大切です。 「ブルーシートぐるぐる巻」はその一握りの話ではありますが、「家づくり学校2時間目」を通してはじめて気がつく「しっかりした家の」本質を知って頂いております。  ちょっと気になる・・?と思われた方は、次回は11月8日(日)開催予定の2時間目に参加してみてくださいね。  【参加者の声(抜粋)】 ◯基礎のコンクリートの行程を知れて、大切に扱ってくださるのが、基礎の美しさからも分かります。外壁の一枚仕立ても、そうですね。 ◯構造や素材の大切さはもちろん、点検や劣化対策、省エネなどの重要性を知ることができました。震災のお話も具体的で大変参考になりました。 ◯目に見えづらいけれども、家を作る上で気をつけるべき性能についての理解を深めることができた。    隊長     おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 隊長が令和元年に「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m              
2020.10.10(土)
隊長IKEDA隊長

住まいの災害対策

東京ガスの「住宅&住宅設備トレンドウォッチ」に寄稿させていただきました。 「住まいの災害対策」という事で 災害に強い家とは?について限られた文字数でしたが執筆いたしました。 4年半前に地域災害と住宅をテーマに「レジリエンス住宅」としてモデルハウス「RーECOHOUSE」をオープンし、平時に楽しく豊かに暮らせ、有事に活躍できる住宅のあり方を広めさせていただきました。(役割を終え2019年12月にクローズ/取組等) *Rーeco houseについての詳細    それらの取組で今でも住まいの災害対策として、取材を受けたり執筆しますが、これも、昨今毎年起こり得る自然災害の頻度からくるものだと思います。また、お問い合わせ頂くお客様からも、「レジリエンス」についての問いかけが増え続けていて、年々、住まいへの災害意識が高まっているようです。 過去の取材・活動等 ◯「R-ECO HOUSE」の取組記事(東京ガス) ◯東京ガスでレジリエンスについての講演 ◯住宅医パネリスト ◯住宅メディア 新建ハウジング特集 ◯全国宅地建物取引業協会連合会 ◯住環境価値向上事業協同組合での講演 ◯まちにわひばりヶ丘にて特集 ◯国土強靭化 レジリエンスジャパンWG   今後は、繰り返し起こり得る自然災害、その上で住宅性能を精緻化して設計することが重要と考えています。その事に共感いただけ、この度は東京ガスさんが記事化してくれましたが、多くの方々にお読み頂ければ幸いです。  東京ガス「住宅&住宅設備トレンドウォッチ」はこちら  隊長    おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 隊長が令和元年に「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m     
2020.09.23(水)
隊長IKEDA隊長

改正建築物省エネ法/オンライン講座はじまる

 2021年に建物に関する省エネの法律が改正されるこのコラムでも以前書きましたが、2021年4月から「建築物省エネ法」と言う省エネ建築物に関する法律が改正されます。これは直接的には私達プロ(建築士)に関わることですが、省エネ建築物、住宅がある意味2021年から義務化になるということです。えっ!今までは?と思われる方も多いかもしれませんが、極端な話し、断熱材を入れなくても設計や工事は可能であったということと、改正法でも排除されていないことが現状です。これは、伝統的な建築物等もありますし、消費者の幅広い意向もあるのでこの様な法改正にとどまったということでもあります。 住宅で義務化されるのは「説明義務」です。建築される住宅が省エネ法に適合しているか否かを事前に説明することになります。*「説明義務化」のコラムへ。当然説明がなければ、違法行為となるわけでが、お施主様が、特に断熱材を入れなくても・・んー良くわからないから、高くなるなら・・などの選択肢も削除されていないため今後基準で定められた性能がなくとも建築はできてしまいます。でも、不適合で良いです!と納得される方は多くはないと思いますが・・・・笑。*2021年から併せて300㎡以上の建築物(非住宅)は義務化されます。省エネ設計の適合許可がないと工事ができなくなります。         *国土交通省資料より  建築物省エネ法改正/オンライン講座そのために、この9月から「改正建築物省エネ法 オンライン講座(国土交通省)」が開講され、建築士を始め、建築技術者が改正法の内容や説明方法、根本の計算方法等を学ぶことができます。2020年は、コロナ感染症の関係で会場での講習ではなく、オンラインでの開催となりました。建築士の方や建設業関係の方、あと、建築を志す方は見ておくことをおすすめします。なかなかこれだけのボリュームを見る機会はないですし、オンラインなのが◎ですねー。      隊長も微力ながらテキストづくりに・・この講習会で利用されるテキストの一部を2020年度もお手伝いさせていただきました。と言うか継続中で、資料作成WG委員として7年目を迎えます。名だたる省エネ関連の技術者や国の方々が携わられてますが、末席で微力ながらお力添えさせていただいております。例年ですと、講習会受講者がテキストを受け取る事ができましたが、コロナの恩恵といいましょうか、オンライン上でテキストをダウンロードすることができるんですね。ご興味ある消費者の皆様もご覧頂ければ幸いです。 7年前の隊長ブログでも書いていたのを思い出しました・・・笑        おかにわの家造りは2割から3割以上も省エネ 当然ですが、おかにわの家造りは、省エネ方に適合した住宅です。それも概ね改正法よりも2〜3割以上の断熱省エネ性能を確保した住宅です。(東京ゼロエミ住宅仕様)なおかつ、性能を確保しただけでなく、設計型工務店!チームおかにわ(スタッフ)設計チームは、詳細な断熱、省エネ計算を施し設計采配ことができます。ですから、長期優良住宅や、認定低炭素住宅、ゼロ・エネルギー住宅など高度省エネ住宅を手掛けることができるんですね。(作業は大変ですが・・・)見学会などで、完成した姿を見て、空間や素材などを主に見られていると思いますが、陰ながら、この様な目に見えない性能設計も得意としているんだなーと言うことも知っていただけたら幸いです。   隊長   おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 隊長が令和元年に「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m       
2020.09.21(月)
隊長IKEDA隊長

台風対策/横引きシャッター

猛暑の日々も少し落ち着き、秋風を感じる季節になりましたね。 過ごしやすくはなりましたが、この頃から心配なのが「台風」です。 近年発生し続けるスーパー台風。超大型化しつつある台風発生や接近、上陸が心配です。 今年は例年以上に海水温が高く、より大型化する可能性もあるとかです。 万が一、台風などで窓ガラスが割れると室内に猛烈な風が吹き込み家の屋根が飛んでしまうなどの被害も考えられます。台風の威力は増す一方ですから窓割れ対策も今後は重要かもしれません。 特に、窓性能の高くない時代に建築された住宅は、窓ガラスが1枚のものが多く、窓割れの懸念も高いと思われます。(昨今はペアガラスが普及しています)ペアガラスが完璧というわけではありませんが、バリアは一つでも多いほうがよいでしょうし、窓前などに飛散物を置かないなどの対処も必要です。そこで、台風対策としての依頼が増えているのが「シャッター」です。新築時につけるかたも多いですが、既存住宅の方は後付のシャッターをつけることになります。ただ、この後付シャッターは中々良いデザインが無いんですよね・・・・・・・  そんなこんな調べている時に目についたのが「横引きシャッター」です。 シャッターは上から下にスラッド下ろす製品がほとんどですが、この製品は横にスライド開閉する製品なんですね。スライドと言っても、板物がスライドするのではなく、アコーディオンの用にたたまれてしまう製品のようです。よって、普段はシャッターの存在が見えにくくなるということのようです。 そこで、早速製品のカタログを取り寄せました。・・・・・・が、カタログレベルですが中々良さそうですねー。 今現在依頼が有るわけではありませんが、これから地域の方々や、住み手の皆様にもお知らせしていき、今後の台風対策につなげて活きたいと考えております。 もし、気になる方はは弊社までお問いかけくださいませ。m(_ _)m   隊長     おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 隊長が令和元年に「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m     
2020.09.18(金)
隊長IKEDA隊長

「高断熱・高度省エネ」アパート性能が求められる時代に

   賃貸住宅(アパート等)は寒い暑い?・・・・・いきなり、気難しグラフ画像から始まるコラムですが、この図は、日本国内の住宅の総数から現在レベルの断熱性能を満たした住宅の割合を示した図です。断熱の基準は平成11年に制定されたものが平成28年の基準にも適用されていますが、グラフの中(青部分)で5%しか、現行基準に適合していないと言うことが分かります。詳しくは以前コラム「5%の事実」をご覧ください。 で、賃貸住宅も同様で、断熱性能が劣る住戸が数多く存在しているということになります。故に、賃貸住宅は特に冬は寒く、夏は暑い!。これは、断熱の性能が高くないからなんですね。でも、賃貸住宅だから仕方がないと納得されている方も多いかもしれませんが、寒い暑いで体こわしてしまったら大変です。また、賃貸人の方は、立地や賃料で当然選ばれると思いますが、後々の光熱費にも影響することを改めて知っておいて欲しいと思います。 前回のコラム「耐震等級3 アパート性能が求められる時代に」でも書きましたが、近年持ち家住宅の性能は高性能化しています。故に高性能な住宅で育ってこられたお子様も多いことと存じます。東京に上京して、賃貸住宅を借りたら実家より寒い!なんて言うこともよく耳にするようになりました。 その位賃貸住宅の、断熱性能が高くなかったことが要因だと思われますし、賃貸住宅を性能で選定してきていない、いえ、性能を見える化した賃貸住宅がないのが現状なんですね。   見える化していなかった「おかにわ建設」・・笑おかにわ建設でも、数多くのアパートを建築してきました。近年でも、地元西東京市他、地域の地主様からの依頼で手掛けることも多くあります。ご存知の通り、おかにわ建設は住宅を主に設計・建築を手掛けておりますが、「長期優良住宅」等の性能の高い住宅や、品質等への拘りで多くのご依頼を頂いております。同様にアパートもでも新築住宅とほぼ同等のレベルで建築をしてきましたが、その性能を「見える化」していないことに今更気が付きました。 この10年位ですと、耐震等級2以上(長期優良住宅性能)断熱性能等級4(平成28年ど基準相当:R2年時点)でアパートも建築してきました。(耐震性能は近年等級3相当に)が、これらを表示せずしていなかったのですね・・。でも、賃貸人の人は陰ながら安心安全、暑い寒いが緩和されていることと思います。この度、発表させていただいた「高性能賃貸住宅 ロエミ」はこれらを改めて表示(自己評価と一部認証)をして賃貸化していく、より良い住生活を地域に提供していくことを主に考案したものです。 たまたまですが、現在お話している方が弊社で建築した賃貸住宅に住まわれているそうで、「実家より温かい!」とのコメントを頂きました。感覚的なもではありますが、「実家より温かい」と感じられたことで、住宅の性能差ということにも気が付かれたことと思います。そう、住宅だけでなく、賃貸住宅も性能が重要だと言うことです。  アパートも高断熱高気密・高度省エネ化へ近年、おかにわ建設で建築してきた賃貸住宅は高断熱高密住宅です。そして、これから手掛ける賃貸住宅は高性能賃貸住宅、特にecoに力を入れたeco賃貸住宅です。これを「ロエミ」というシリーズでスタートしました。この「ロエミ」は、東京都が定める「ゼロエミッション東京戦略」に基づく「東京ゼロエミ住宅」の認証、または準拠した断熱、省エネ性能を持ち合わせていますし、今後この性能レベルの住宅が重要と弊社では考えております。 少しマクロな視点でみると世界的な気候変動から、世界を代表する都市、東京は2050年にゼロ炭素を目指しています。その上でもビルだけでなく、エネルギー消費の多い住宅や賃貸住宅の高断熱化や省エネ化は必須です。暑い寒いの居住者のすも心地も当然ありますが、社会的に取り組まなければならないミッションもあるのだと言うことも併せて知って頂ければ幸いです。特にこの気候変動・・・・・昨今の超大型台風等はこの気候変動からくるものです。温暖化防止の観点からも住宅のエネルギー消費を減らすべく高断熱化、高度省エネ化は必須で、特に遅れている賃貸住宅の性能向上は急務です。   高性能住宅「ロエミ」の断熱省エネ性能って?具体的に「ロエミ」の断熱性や省エネ性を一部ご紹介すると ◯壁や屋根の断熱材が厚い。→これは新築住宅を手掛けている性能をそのままに採用しているからです。 ◯窓の性能が高い。→窓もアルミサッシにペアガラス!・・・・いえいえ、ロエミはアルミ樹脂複合サッシを採用しアルミペアガラスの1.5〜2倍近くの断熱性能を向上 ◯設備性能も高効率なものに。→照明器具はLED証明を、水栓はエコ水栓を採用したりしています。 ◯エアコンまで→エアコンはついていれば良い訳ではなくて、性能が重要!。ということでロエミは4☆以上のエアコンが最初から取り付いているんです。(主たる居室のみ) 細々したことですが、主に以上の仕様を高性能化することで住宅の断熱性能や省エネ性能は格段に向上します。当然、オーナー様のコスト負担にはなりますが、この「付加価値」が入居率にも影響してきますし、長きに渡り所有する資産です。一歩だけでなく、2歩先を行くような賃貸住宅を建築する事をおすすめしますし、賃貸人の方は、これからの賃貸住宅は性能で選ぶ時代に入りますから。何故かというと   今後は光熱費を表示する制度も検討中(R2 9月現在)現在、国土交通省では「住宅の省エネ性能の光熱費表示検討委員会」たるものが開催されていて、近い将来、住宅や賃貸住宅に想定される光熱費等を表示する制度が検討されています。こちらは、隊長も住宅関連団体の一員として少し関わっておりますので、後日詳しく現在の状況等をお知らせいたしますが、まずは、光熱費が表示される可能性があるのだと言うことを知っておくと良いでしょう。(光熱費の単価や算定方法、表示方法は検討中) まずは、新築住宅からが検討されていますが、特に分譲住宅や賃貸住宅等、不動産ポータルサイトで掲載される情報の中に光熱費が表示されるかもしれません。何が起きるかというと、消費者が売価や賃料だけでなく光熱費やその差などを見比べながら選定できるようになると言うことです。例えば賃貸住宅であれば、少し、賃料は高いけれどその分光熱費が安くなりそうだから、より「光熱費が下がる賃貸住宅を選択しよう」という流れが起き始めます。正しく、この見える化により、消費者ニーズもより変化すると思われます。 その上で、特にオーナー様は、収支計画や利回りも大事ではありますが、この様な同行を見つつ、これから先の賃貸住宅とは?を考慮して計画していくことが求められます。 その上で「ロエミ」は手前味噌ですが、国の基準から更にー30%した省エネ住宅となります。この−30%光熱費による恩恵はこの検討会の結果をみて計算、表示していきたいと考えておりますが、常日頃手掛けている、戸建て住宅ですと年間で約6万円程度削減できそうです。(シュミレーション結果や公開データ等)ですから、賃貸人の方の懐にも大きな影響を与えそうです。  ということで、これから賃貸住宅も高断熱高気密・高度省エネで選ぶ時代になる。と言うことを知っておきましょう。     隊長     おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 隊長が令和元年に「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m    
2020.09.15(火)
隊長IKEDA隊長

「耐震等級3」アパート性能が求められる時代に

賃貸住宅(アパート等)のあり方が変わるアパートやマンションに住まわれている方々も多い都市部。 現在住んでいる、賃貸住宅はどの程度の住宅性能なの?って考えたことありますか。例えば、耐震性って? 断熱、省エネ性能って?・・・火災への対応は・・? なんとなく住んでいて、おそらく大丈夫じゃないかな、と気にしたことはあるけれど、細かく確認された人は少ないのではないでしょうか。少し話がそれますが、現在、「戸建ての専用住宅」の性能はこの20年程で大きく進化し、随分と高性能化しています。「おかにわの家造り」 当然自らの大きな財産ですから、住み手も一生懸命勉強して、その性能を満たした工務店等を探しています。しかし、住宅を所得前に暮らすアパートなどの賃貸住宅(以降アパートと)は「賃貸」ですから、一時的なもの(一生ではない)として選定している方も多く、住まいの性能よりも、新築か築浅なのか、好みのデザインや取り付く設備、駅からの距離で判断されている状況が大半です。また、アパートを所有、建築するオーナー様も、賃貸人目線ではなく、収支目線、利回り目線で計画することが前提になっています。(これはこれで間違いではありません。) でも、近年、アパートに住む、賃貸人のニーズは変わってきていると言うことを知っておく必要があります。  増え続ける災害ご存知の通り、この10年、20年、いや、ここ数年の間でも自然災害が増え続けています。 自然災害というと、=「地震」と思っていたものが、近年の「台風」など雨や、風による自然災害も増え続けています。自然災害は毎年来るもの?。大地震は近々に?明日、もしかしたら今日・・。その様な状態ですし、9月頃からは海水温も高く、今年は更に大型の台風がくるのかも・・・と、近年経験をしたことのない台風にも見舞われることを誰もが意識している時代です。 この有事に「人名」を守ってくれる「場所」が住宅などの「建築物」です。 しかし、「建築物」にも力の差があることと、性能への違いが有るということを知っておいて欲しいと思います。特に今回は「耐震性」にスポットしてみます。  アパートも性能で選ばれる時代に増え続ける自然災害の中で、特に賃貸人のニーズは確実に変わってきています。(弊社も賃貸管理を施していますから) 「実際に借りるアパートで地震や台風に見舞われたら大丈夫なのか?」「安心安全な建物なのか?」 とググる方も増えていますし、その問いかけも増え続けています。これだけ自然災害リスクが高ければ当たり前ですよね。 その上で、アパートでも耐震等級1(建築基準相当)ではなく等級2(基準*1.25倍強度)や等級3(基準*1.5倍強度)が意識され求められる時代に来ています。そう、アパートも性能で選ばれる時代に入ったということです。 その様な事を言っても利益が・・と思われいるオーナー様も多いかと思いますが、まず、これから時代住宅余り、特に賃貸住宅の空き家率は増加傾向ですし、更に増えていきます。当然築年数が経過すればするほど、駅から遠くなればなるほど、空室が増える傾向が想像されます。その先の時代に選ばれるアパートってどの様なアパートなのか。 当然立地やデザイン等もあるかもしれませんが、これからは確実に賃貸住宅も住宅性能を見比べて選ばれる時代、性能が「付加価値」となる時代になると考えられます。 駅チカ、新築もいいけど、少し離れても「耐震性」の高い住宅の方が安心だよね。借り手の方々の意識はこれから先より性能へ強まります。収支や利回りで計算していても机上の話で、賃貸人のニーズや心理は反映されていません。空室を減らす上で、今後は住宅性能を「付加価値化」することも必要なことでしょう。  高性能賃貸住宅「ロエミ」*東京ゼロエミ住宅認証 おかにわ建設では長きに渡り、アパート建築を多数手がけてきていて、併せて賃貸管理も数多く管理しております。 そして、新たにさらなる付加価値化したアパートシリーズのスタート! これが、高性能賃貸住宅「ロエミ」シリーズになります。 このロエミの高性能化は主に 「耐震性」:耐震等級3*最高等級相当 「断熱性」:断熱等級4*最高等級相当 「省エネ性」:消費エネルギー等級5*最高等級相当 の住宅性能を実現しています。当然この性能で収支計画、利回り計画を立てています。 また、賃貸募集の際にも、この「付加価値」を伝え続けていきますので、より空室率を防ぐ一員にも繋がります。 「2020年9月高性能賃貸住宅 ロエミ 構造見学会開催」  次回は「断熱性、省エネ性」にスポットしてコラムさせて頂きますね。  地域賃貸住宅への想い 私達も来年で50年目を迎えます。数多くのアパートを地主様他からの依頼等で周辺地域に建築してきました。決して、今まで建築してきたアパート全てが高性能ではありませんが、社会情勢や気候変動、ニーズを含め常に学び、そのアパートの仕様や性能等をアップデートしてきました。そして、新たに完成したのが「高性能賃貸住宅 ロエミ」なのです。 ただ単にアパートをつくるだけでなく、少しでも地域の住生活が豊かであり、所有されるアパートが資産になるようにと今後も更なるバージョンアップを進めてまいります。「住むことが安心」「住むことが楽しい」これが地域を豊かにするのだと思います。また、地域で50年、陰ながらこの街で携わる設計型工務店の役割だと思っています。  本日は丁度、「ロエミの構造見学会」を開催しています。 「2020年9月高性能賃貸住宅 ロエミ 構造見学会開催」  隊長   おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 隊長が令和元年に「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m   
2020.09.13(日)
隊長IKEDA隊長

エアコンは窓を開けて換気する場合も

 先日のエアコンはつけっぱなしがよいのか、つけたり、消したりしたほうが良いのか・・・ を隊長コラム(令和2年8月11日コラム)で書きましたが、頭の片隅に気になっていた、使い方 「窓を明けて換気する場合もエアコンはつけっぱなしが正解!」 というニュースを、またまたダイキンさんが公開されていました。 実際に窓を開けたら、エアコンは止めたほうが良いのか、つけっぱなしのほうが良いのか気になっていたかたも 多かったのではないかと思いますから、とても参考になる情報ですね。それも具体的な金額まで・・。  調査の方法は ①真夏の日中、窓開け換気をする/しないで、エアコンの消費電力はどのくらい違うのか・・・? 真夏の日中(7:00~19:00)の時間帯にエアコン“つけっぱなし”の状態で、30分に1回、5分間 の窓開け換気をした場合と、窓開け換気をしない場合の消費電力量を調査 ②真夏の日中、窓開け換気をする場合、 エアコン“つけっぱなし”の方が消費電力は少なくてすむのか・・・? 真夏の日中(7:00~19:00)の時間帯で30分に1回、5分間の窓開け換気を実施。 換気時にエアコンの電源を小まめにオン・オフ(換気時に電源オフ/換気後に電源オン)した場 合と、エアコンを“つけっぱなし”にした場合の消費電力量を調査  以上2パターンを調査したそうです。 その結果は・・・   ①の窓開け換気をすると、しない場合と比べて エアコンの消費電力量が多くなり、電気代が1日で約40.5円上がったそうです。電気代が1KW/Hを約27円程度で考えると1.5KW/H程度増えると言うことですね。これは、1時間くらい1500Wの家庭ドライーをつけはなしにしている量と同じくらいになります。 ②の窓開け換気をする場合、エアコンを“つけっぱなし”にした方が、 小まめにオン・オフするより消費電力量が少なくなり、電気代が1日で約45.7円下がると言う結果に。これは1ヶ月約1,371円のコストが掛かるという結果です。またまた、ドライヤー利用に換算すると約50Hくらいつけっぱなしにしている量・・・すなわち、まるまる二日間ドライヤーをつけっぱなしにしているということですね。(27円KW/H換算で)  エコの観点では少しでも消費エネルギーが減ることが大切ですが、このコロナ渦の中では部屋等の換気も重要です。もったいないだけでなく、感染防止の観点でどの方法が、一番エコあり、人にも負荷を与えない方法なのか。今回の記事はその上で大変参考になりますね。 当然、地域性や住まわれる立地条件等で、異なる結果になるかもしれませんので、あくまでも参考されると良いでしょう。詳しくは「ダイキンさんのHP」で条件等をご確認ください。   隊長    おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 隊長が令和元年に「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m      
2020.08.25(火)
隊長IKEDA隊長

エアコン冷房連続運転

梅雨が開けたとたん、猛暑続きですね・・・それも40度を超えるエリアも出てきている異常気象。環境対策は本当に急務です・・・。  さて、この時期ですので、以前にもコラムで書いた、「エアコンの冷房連続運転」について。と言うのもエアコンの選定方法や、利用方法などにつて今でもよく聞かれますので、改めて以前掲載されていた、エアコンメーカーダイキンの記事を掲載しておきます。  エアコンメーカーの大手「ダイキン」さんが面白い情報を公開より 「日中30分の外出ならエアコンは切るよりつけっぱなしがお得でした!」という記事 *ダイキンHP 実際には住宅の性能も重要ですが、今回の検証では、2006年の鉄筋コンクリート造のマンションで試験されているので、さほど性能の悪い建物ではありません。 ちなみに岡庭のいえは「長期優良住宅」+αの性能になります。 *性能が高い家になると連続運転でも光熱費は高くない「集集の家は冷暖房1台で」【UA値0.46相当】  試験結果を端的に伝えると 検証結果①:9:00〜18:00の間で30分間隔でエアコンを入りきりしていると、つけっぱなしの方が、電気代が安い。すなわち、30分程度の外出であればつけっぱなしにした方がいい。これは、気温が高い9:00〜18:00の間は、止めてしまうと室温が上昇してしまい、入り切りしていると、折角、室温を下げたのにもう一度上昇した温度を下げるところから稼働しなければならないロスが発生する。ここがエアコンの一番エネルギーの掛かると言う事です。ですから、下げた室温の中で稼働するエアコンは大きくエネルギーを必要としないので、つけっぱなしの方が良いと言う事になります。 でも、日にもよりますが、18:00以降夜間は気温が日中のような上昇をしないので、むしろ入りきりしていた方が効率が良いと言う結果がでていますね。 その上で検証結果②:9:00〜23:00の間、エアコンをつけっぱなしにすると、かえって電気代がかかってしまう・・・という結果に。これは上記で述べた通り、つけっぱなしにした方が良い時間とそうでない時間の差から生まれた結果なのでしょう。電気代で35円/日の差という結果です。  以上は、ダイキンさんが、一つのモデルから検証したものですが、参考の一つになればです。都市伝説で、よくエアコンをつけっぱなしにした方が電気代は安くなる!という言葉を聞きますが、そうでないということも一つ知ることができます。 でも、住宅というものは個々に断熱の性能も違えば、住宅の向いている方位や窓の大きさや性能等様々な仕様差によって答えは異なってくると思います。特に、窓(開口部)は家には必ず取り付くもの、窓から入る太陽熱は冬には+αとして計画できますが、夏は日照が入ることで負荷がかかりエネルギーロスにつながります。窓の大きさや、ガラスの日射所得仕様によっても結果はことなってきますのであくまでも参考レベルということで。 あーもう一つ、隊長がユーザー様によく申し上げるのは、エアコンを購入する際には、家電のチラシで特売(価格だけ)に飛びつくのではなく、しっかりエアコンの性能(最近だと星印や省エネ率で表示)を見極め購入することをお勧めしています。できれば、高額かもしれませんが、省エネ性能がより高いものを選ばれると良いと思います。つけっぱなしの電気代も更に減りますからー。 性能の良い住宅で、性能の良いエアコンを活かす。これからは、エアコンの台数は目標1〜2台へ。そのためには、効果の得られるプランニングも重要です。温暖化が進む中、豊かな暮らしをより豊かにするためへのポイントでもあります。  詳しくは家づくり学校2時間目でもお話いたします。次回の「家づくり学校2時間目」 ◯おかにわの住まいの性能とは 隊長  この様な工夫をした住宅も(暖房・冷房エアコン1台づつ)・・→「HKーBASE/西東京市     おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 隊長が令和元年に「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m    
2020.08.11(火)
隊長IKEDA隊長

杉並区完成見学会/憩いと学びのある家

 憩いと学びのある家とは?杉並区で建築中でした、「憩いと学びのある家」の完成見学会が開催されました。会期中は、業界団体のガイドライン「住宅業者における感染ガイドラインに基づき」、今回は1時間に2組程度、ソーシャルディスタンスを図りながら開催させて頂きました。お陰様ですべての時間にご予約を頂き、満員御礼となりました。参加者皆様の家づくりにお役に立てて嬉しく思います!。 さて、「憩いと学びのある家」のお施主様との出会いは、「家づくり学校1時間目」でした。熱心に、家造りのプロセスを学ぶと共に、ご質問等からも、自らの家造りの方向性がまとまっているなーと関心していた事を今でも覚えています。 その後、家造り学校2時間目や完成見学会等に行くども足を運び、「学び」「知り」「活かす」を実行し、計画を進めていかれました。テーマは「平日共働きの子育夫婦と、 子供たちが、快適な家づくり!」。普段共働きのご夫婦が、お子様たちがが楽しく快適で過ごされる、この快適には、「遊び」の部分と「学び」の部分が含めれているんですね。そのことは、言葉ではできてきていませんが、お打合せの度に、お言葉や現在住まわれている、暮らしぶりから読み取ることができました。 これが、住まいのタイトル通り「憩いと学びのある家」になった経緯でもあります。(ネーミングはお施主様が名付けられました) 学びと憩いには様々な工夫が家造りはそれぞれ家族想い、生き方、趣味などにより全く暮らしぶりが異なります。「同じ岡庭の家なのだけど、こうも違うんだー」と言われることがよくあります。 「憩いと学びのある家」には特有のワークスペースがあります。もっと他にもたくさんあるのですが、此度はワークスペースに特化したコラムということで。 上の写真の壁面の裏手にワークスペースがあります。(場所はリビング)ワークスペースも家族、人それぞれの空間がありますが、家族のつながりを大切にするお施主様の考えを活かすべく、「曖昧」に空間をつなげました。 曖昧なワークスペース空間 「曖昧?」スペースを平面だけで考えてしまうと、リビングとワークスペースの2つに分断されます。または、リビングインワークスペースもよく計画します。 が、今回は、「曖昧」そう、繋がっているようで仕切られている立体的計画をしています。写真の様に壁はあるのですが、その上が空いています。空いていることによりリビングにいる人からも天井への目線が遠くなり広さを感じるんですね。ちょっとした工夫ですが、これだけで、空間の見え方が全く異なります。これは、どの住まいにでも効果的と言うことでなく、今回の30坪に満たない住まいでの視覚的効果でもあります。また、壁が空いていることにより、人の気配をも感じることができますね。  壁なくて大丈夫?「曖昧」に「視覚的効果」は分かるけど、壁がとぎれていて耐震とか大丈夫なの? えー大丈夫です・・笑。「憩いと学びのある家」は「長期優良住宅」の認定を受けている住宅。すなわち高性能な住宅です。耐震は、長期優良住宅を上回る「耐震等級3」。これらを、構造計算(許容応力度計算)という、細かな計算、枚数にすると200〜300ページほどの細かい計算をしながら実現しています。計算しているから良いのではなく、この結果を用いながら耐震計画を采配しているということなんですね。ワークスペースを曖昧にするために、壁に耐震壁を作らない、その場合にどの場所に耐震壁やより力を強くすればよいのか等を設計しているから実現できているんです。視覚的に広がったけど耐震性が低くなったでは本末転倒です。設計も大切にしている弊社では構造計算を介しながら豊かな暮らしを築いているということも「家づくり学校2時間目」で学んでいただきましたので、お施主様にも理解をすぐにして頂けました。  斜めの壁が・・・・1枚目の写真中央、ポスターが立て掛けてある壁。よーく見ると・・・・壁が斜め?(2枚め写真左側壁)こちらも、同様に構造の計画をしっかり行った上で実現しています。でも、何故に斜めにする必要があるの? 通常であれば、壁は直角に配置するものです。その方が耐震性も上がりますが、その事は上で述べた考え方で解決。「豊かな暮らしと住まいの性能」を大切にする岡庭建設の家造りは、ここで少しアレンジ!。こちらは直角にすると、キッチンに立つご家族がテレビが見えにくかったり、ワークスペースにいる家族の気配や視線が1/2減ってしまいます。(立つ位置により異なりますが)せっかく、曖昧な壁をつくったのだから、その効果を消してしまう設計は意味がありません。その意味でこの壁を45度斜めにすることにより、キッチンとワークスペースの繋がり、家族の暮らしをより豊かにしてくれるのです。 曖昧の壁、実は・・・曖昧の壁は・・・・実は反対から見ると そう本棚なんです。ただ単に曖昧に壁を立てているだけでなく、機能性も考えております。教科書や趣味の本。沢山の本がしまうことができる本棚デザインにして仕切る!ワークスペースには本棚が必須ですから、仕切りとして利用することで、ワークスペースでも作業がより良いものになります。あと、ちょっとした事で有効的なのが、窓の配置です。ちょうど、ワークスペースは北側にあるので、ハイサイド(高窓)にすることで、均等な光を得られることが出きます(直射は殆どない)その光があることで、天井面が明るくなりより広さを感じるなど視覚的効果が強まりますし、初夏の通風にも有効的な窓になります。 という事で、「憩いと学びのある家」の完成見学会と、昨今ワークスペースのあり方についてのお問いかけが多いので、ワークスペースに着目してお伝えいたしました。参考になれば幸いです。   隊長     おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」   
2020.07.08(水)
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