IKEDA隊長コラムCOLUMN
「現場・職人」のこと(29件)
記事一覧へ東京での木造応急仮設住宅について
全国の60万人あまりの建設職人が加盟する団体「全建総連」 その東京都の連合会でもある「東京都連」にて、「木造応急仮設住宅」講習会の講師を務めさせて頂きました。 現在、全建総連と工務店全国団体JBN(隊長も役員)が連合帯となり、東日本大震災から、有事の際に木造の応急仮設住宅建設に取り組んでおります。連動帯を「全国木造建設事業協会(全木協)」と言います。木造で仮設住宅を建築する事で認知されていますから、皆様も報道他で目にしたことあるかもしれませんね。現在も熊本県人吉市他の豪雨災害における、木造応急仮設住宅他を500戸以上建設中です。 隊長も全木協の東京都協会の会長となりはや8年目の任期を迎えております。その関係もあり、必要に応じて、東京都の工務店や、建設職人に木造応急仮設住宅についてレクチャーする機会があり、この様な場を介しながら、多くの方々に有事の際の取組についてお話しています。◯災害協定の模様◯全木協HP 木造応急仮設住宅から少し話ずれますが・・・昨年の大型台風が日本各地に上陸しました。特にこの関東地方ですと、千葉県の暴風雨被害は記憶に新しいところ。報道等されているように、未だに屋根の上にブルーシートが被ったままの住宅等を目にされているかと思います。様々な状況で工事が進んでいないと思われますが、最も大きな要因は大工、屋根、瓦屋他の建設職人が圧倒的に不足していることなんです。 昨今建設職人の高齢化、減少が著しい状況ですが、その中で毎年発生する自然災害後の住宅等に対するケアが工務店や建設職人がいてからこそです。 東日本大震災、熊本大地震や西日本豪雨被害、そして今回の熊本他の九州地方の豪雨被害他、毎年全国のどこかで自然災害が発生しています。その際に建設職人がいなければ、これらの木造応急仮設住宅を建設することはできません。故にこれからの、国難に立ち向かうためにも建設職人そして、これらを采配する工務店の存在は不可欠です。 平時にもしもの時への準備が重要であることと、建設業の方々の活躍、夢ある職業であることも併せて伝えさせていただきました。90分以上熱弁で時間オーバーしましたが・・・笑少しでも得るものがあれば幸いです。 隊長 おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」 隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 隊長が令和元年に「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m
2020.09.27(日)
おかにわワークス/オンライン
「おかにわワークス/オンライン」を先日開催しました。 おかにわワークスは、岡庭建設の家造りに携わる職人、事業者のネットワークです。 主に水道屋さん、電気やさん、屋根やさん他多数の事業者(浴室、キッチン等のメーカー職人は別) 定期会が行われていて、勉強会や報告、情報共有等を行っていますが、このコロナ渦の関係で、おかにわワークス自体もしばらく中断していました。 なんせ、集まると70名ほどになるので、現在利用している市の施設では人の密度が高くなってしまうことから、開催場所が決まるまで、しばらくはオンラインで開催しようと、今回は試行も含めて開催することにしました。 今回は、オンライン開催に参加できない方々もいるため、弊社の会議室他を一部開放して、映像で見ることのできる場なども用意し、直接参加も可能としました。(映像で) また、オンラインでの開催は、ワークスメンバーのインフラやネット環境にもよりますので、現段階全員が参加できる状態ではありませんが、今後コロナの第2第3波に備えて、レクチャーを含め徐々にオンラインの体制を整えていく予定です。 家造り学校だけでなく職人さんとのネットワークコミュニケーションも、オンオフを上手に利用しながら対応していきます。 という取り組み報告でした。m(_ _)m。 隊長 おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」 隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 隊長が令和元年に「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m
2020.06.14(日)
HK−BASEオンライン完成見学会報告
『HKーBASEオンライン見学会@西東京市』 おかげさまで初の「オンライン見学会」。2日間で全ての時間帯の予約を頂き無事終えることができました。初の試みではありましたが、ネットや音源など特に問題なく進められました。オンラインでご覧頂く上で私共のご案内についての課題は幾つかございましたが、今後は更にオンラインでお見学頂く皆様にお喜びいただける体制や工夫を凝らして参りたいと思います。 折角ですので、オンライン等でも放映した動画の一部をUPします。 まずは、HKーBASEの全体空間像を体感頂ければです。 その他更にズームアップしたポイントを。(動画、HP等で掲載していないような)今回は、30代の若手社員大工が手掛けた技術に着目してご紹介しますね。 【①家具階段】 ・小上がりタタミに連続する押入れ。その押し入れの上に階段が取り付いているんですね。そう、押入れの一部が階段の段になっていて、家具と階段が一体化! 今回は階段を杉のパネルで造作し、構造の杉材と調和する空間としていることと、3枚の杉板が重ね併せられたパネル故、木材、特に杉材等により反りや空きがが減る工夫をしています。 更に、足をのせる段、特に先端をみると、直角でなく、鋭角に加工されています。特に、3枚の重ね合わせをうまく利用して加工されているんですね。これも、木を操ることができる大工がいるからこそできる階段なんです。 【②天井見切】 木で見える露わし天井と、天井(白い部分)との見切り(堺の部分のこと)ここにも木の枠が取り付いていて、よーく見ると斜めに。枠材をスマートに薄く見せるために斜めにカットしているんですね。簡単そうに見えるかもしれませんが、斜めと斜め(コーナー)になる部分を取り付けるのって意外と、いえ結構大変なんですよ。と、ここも木を削れる、合わせられる大工だからこそできる技術です。 【③小上がりカウンター】 キッチン前の小上がりカウンター。奥様やご主人様がキッチンにたち、その前に家族が並び食事することもできるし、パソコンなどを利用したり読書したり、家族のコミニケーションを図る一つの居場所です。このカウンターを利用するには当然腰掛けます。腰掛ける部分も掘コタツの様に、足を下ろすことができますが、ここにも大工の拘りが・・・・。 腰掛ける膝裏あたりにになる木の枠をズームアップしてみると・・・斜めに削り落とし丸みがつけてあります。そう、このちょっとしたことですが、斜めにすること膝裏辺りの足あたりが柔らかくなるのです。人の体格にや背丈にも寄りますが、お施主様に程よいあたりを大工が加工、削り、磨いくことでできた枠でもあります。 【④木の洗面カウンター&下駄箱照明】 1F玄関ホール脇にある洗面コーナ(写真左)こちらも、タモ材のカウンターの上に洗面ボールをのせ、オリジナル洗面コーナーの完成です。玄関脇ゆえ、視界を遮るように階段同様の杉のパネルを立てています。凝ってそうで、シンプルな加工でできる洗面コーナー。この様な私達設計の発想は、技術力の高い大工がいるからこそで具現化できるんです。カウンター上にはさり気なく、鏡とカップ等をおける枠材小カウンターを設けています。こちらもマイサイズです。 この鏡の裏側が下駄箱に連続しています。(写真右)下駄箱も全て大工と建具職人が製作。壁面となる杉材の一部を切り欠き、間接照明を。何と言うことでしょう・・笑。杉の赤みと温かみのあるLED照明が見事にジョイントし、素敵なあかりがエントランスの場を演出してくれています。オリジナル性ある下駄箱のできあがりできあがり。 【⑤障子照明と間接照明】 照明の話題になったところで、引き続き照明のお話をすると、メインとなるリビングの照明は障子照明に。こちらは、おかにわの家造りでは多々見られるデザインです。一般的な円盤型のアクリルの照明はちょっと・・、木の家には似合わないですし、かといって、明るさもしっかり確保したいし・・ということから20年以上前から障子照明を製作しています。費用は高くはなりますが驚くほどの価格ではありませんので、嫌いでなかったらぜひ採用していただきたい。職人技術の照明です。ちなみに、LED照明の交換も簡単。ワンタッチプッシュで障子が取り外れるようになっています。 その向こうの窓の上には・・・ 窓枠を利用した「間接照明」をデザインしてみました。大工が取り付ける窓枠の巾を通常よりも大きくし、その上にLED照明を載せることで、間接照明の出来上がり出来上がり。昼時でも、壁の紙と杉構造材の色味がより温かみを増してくれています。こちらも、木を加工できる大工がいるからこそ、照明器具の大きさに併せて、窓枠の大きさをカスタマイズできるんですね。 【その他 ロフト階段&プチ収納】 ロフト階段も、大工造作固定階段。ロフトはハシゴよりも固定階段の方が登りやすく、この様な提案を施しております。プランにより固定階段が難しい場合もあるのですが、可能な限り固定化しています。 HK-BASEも固定階段設置に苦労したプランで、6帖の部屋の中に設置、かつ収納量を確保しつつという難題を克服しながら実現したものです。それも、大工がいるからこその発想。押し入れ前に木の箱のような段を造作てその上に階段をのせてロフトに登れます。箱にした1〜2段目の空間も無駄にしないように物がしまえるスペース&2段目階段下に少し飾り物ができる工夫も施しています。 意外と狭小スペースで苦労するのが、階段の寸法。踏む部分の高さと登る高さ。どちらも、建築の法律で最低基準が定められていて、その規定をクリアーするように計画しなければならないんです。ただ階段を取り付ければよいのではなくて、上りやすさと、法律と、工夫とデザイン。ロフト階段一つでも奥深さがあるんですね。それも大工がいるからこそ実現できることでもあります。 更にズームアップすると、言ってくれなければ気が付かない拘りも・・・。段を止めるビスを止めた穴(木栓)まで木の目に併せて取り付けられています・・・・。これは、必ずしも全ての住まいで揃えているわけではありませんが、陰ながらの大工の拘りを見つけてしまいました・・・・笑。 という事で、一部分をズームアップして書きましたが、HK-BASE、そして岡庭の建築デザインには大工がいるからこそ、できるデザインでもある!ということを改めて知って頂ければ幸いです。 隊長 おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」 おかにわのインスタグラム→「instagram」
2020.04.28(火)
祝上棟・HK-BACE/東京ゼロエミ住宅
西東京市で建築中の「HKーBACE/東京ゼロエミ住宅」が棟上げを迎えました。 ここの所、晴天の日がつづき、青空いっぱいの中での建て方工事となりました。 延坪25坪とコンパクトでありそうで、ご家族4人にとっては程よい規模でもあります。(過去の事例を含め) 「HK-BACE」は、コンパクトでありながらも高性能な家 ◯耐震等級3(建築基準法の1.5倍の耐震性能)を有しています。 ◯省エネ性能 は最新の平成28年度省エネ基準よりも≒30%以上断熱性能が高く≒30%程度消費されるエネルギーが削減される家、そう「東京ゼロエミ住宅」でもあります。→東京ゼロエミ住宅を知りたい方はこちらへ 3,30,30・・・3の数字が岡庭の家の性能を意味する?。。。。。笑 こちらが「棟梁」。この棟梁が取り付くことで上棟!と呼びます。 こちらは、小屋根の棟梁(むねばり)と垂木(たるき)。構造性能を高めるために太い梁が何本も取り付いています。 このあと、屋根工事、筋交いや金物が取り付き、断熱工事が執り行われる流れとなります。 という事で、25坪でも高性能な住まい「HKーBACE」を折角ですのでご覧いただこうと思い、来月3月8日(日)に 「HKーBACE 構造見学会」を開催する運びとなりました。 構造材は ◯土台ー国産ヒノキ材◯柱梁ー国産スギ材(一部ベイマツ材) 構造を見ても分からない・・・・ではなく、自分の目で見て、何が柱で、何が梁、どうして耐震を高くできるのか?、家の暑い寒いはどのような工事がなされるのか、はたまた、電線の工事はこうなるのかー・・など。見ることで住まいの性能向上工事や意味を知ることができることでしょう。この機会にご自身の目で見て脳裏に焼き付けて頂ければ・・笑・・幸いです。 「HKーBACE 構造見学会」東京都西東京市 3月8日(日)10:00〜16:00予定 お申し込みはこちらから では、引き続き「東京ゼロエミ」住宅でもある「HKーBACE」の工事状況をお知らせして参りますね! 隊長 おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」 隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」
2020.02.08(土)
台風19号工事現場状況/西東京市練馬区他
台風19号が昨夜、東海関東地方から東北地方を直撃しました。 今までに経験のない、雨と風を伴う台風でしたが、皆様の状況はいかがでしたでしょうか。 また、この度の台風被害で被災された皆様そして、この災害によりお亡くなりになられた方々もおられるとの情報を報道で目にしました。改めてご冥福をお祈りすると共に、被災された方々にはお見舞い申し上げます。 弊社でも13日朝早くからチームおかにわ、現場スタッフチームは稼働中の工事現場確認、並びに社内では、被災した河川エリアに近い住まい手様への安否、被害状況の確認を行っております。特に、現段階大きな被害はない状況ですが引続き、確認作業を進めて参ります。 まずは、現段階着工、工事中のお客様の確認作業を進めておりますが、被害は1件もなかったことをご報告いたします。 以下その状況写真を掲載しておりますので、ご安心の上ご覧くださいね。(2019年10月13日12時時点) 【世田谷区 K邸 更地 】敷地内、近隣とも特に問題はありませんでした。 【杉並区 H邸 外構工事前】 建物、近隣に特に問題はありませんでした。 【東久留米 K邸】 外壁下地工事中 建物シート、近隣への飛散等、特に問題はありませんでした。 【中野区 T邸】 足場解体前 建物はほぼ完了で、シート、足場、近隣への飛散等、特に問題はありませんでした。 【西東京市 H事務所 】 足場解体前 シート、足場、近隣への飛散等、特に問題はありませんでした。 【新座市 K邸 基礎工事中】 事前に飛散物を全て撤去し、特に問題はありませんでした。 【西東京市 O邸】 基礎工事開始 事前の飛散物撤去、基礎型枠等にも影響なし。特に問題はありませんでした。 【練馬区 S邸 】 外壁工事中 シート他 近隣への飛散もなく特に問題ありませんでした。 【練馬区 T邸】 外壁下地中、地下雨水侵入なし、近隣飛散を含め特に問題はありませんでした。 【練馬区 T邸 】 上棟したばかりですが、金物緊結他のおかげで特に問題はありませんでした。 【西東京市 O邸】 竣工前 全現場の仮設トイレを含め転倒防止のおかげで。特に問題はありませんでした。 【東久留米市 M邸】 着工前 特に問題はありませんでした。 【西東京市 ON邸】 解体後着手前 少し土がこぼれていたので土留対策を。それ以外特に問題はありませんでした。 以上現在工事が始まりました住まい手様の台風後の状況です。この度は経験のない台風後ということで、速報でご報告させていただきました。 一部の工事を除き、週明けから通常通り工事を進めてまいります。m(_ _)m 隊長
2019.10.13(日)
2019安全大会&/ MaaSの時代へ
昨日は弊社の工事安全大会2019を開催。労働災害防止活動の推進をと岡庭ワークスのメンバー、会社スタッフと共に安全意識の向上へ努めました。その後は、現場チーム森リーダーより、今後の現場の労働安全に向けての報告、そして恒例のおかにわワークスアワード。今年も、お客様の声等を踏まえ6部門で表彰されました。(受賞メンバーの皆様おめでとうございます!。) 【基調講演はMaaSの時代が・・・】 また、本年の基調講演は、地域のビジネス交流会や空き家問題に取り組む「アキヤラボ」でご一緒している、タクシー会社「三幸自動車」の町田社長にご講演頂きました。というのも、個人的に今年初め「MAAS」(Mobility as a Service)。マイカー半減!トヨタはどう生きるのか?と言う本を読みました。車が所有からサービスとしての移動手段へと急速に変化していくなかで、社会はどの様に変貌していくのか。駐車場は、ライドシェア等と住まいの関係とは・・なかなか専門外なので、わからないことばかり、そこで、車業界でもあり、様々な車施策にも関わられている町田様をゲストに迎え、「これからの住宅と車のあり方」としてレクチャー頂きました。 【スマホひとつで、自動に・・・】 建設従事者では○車に新たな材料が準備されている。○故障した機材が車に届いている。 ビジネスマンでは○ライドシェアがすでにシェアオフィス化している○ショットバーになっている。 家庭で言えば、スマホで注文すると○自動運転のコンビニが家に横付けされる。既に吉野家なども参画しているので、家に牛丼屋が無人で届ける。その様な時代か間近にきています。 早々に車の所有率が5割以下に・・トヨタがモビリティ・カンパニーへと変革した理由、2021年から顕著にそして2030年には・・・。労働災害防止への活動と共に新たな住生活社会を学ぶべく、おかにわワークスらしい安全大会の一日となりました。 隊長 隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 「#岡庭建設」「#okaniwastyle」「#おかにわ2018」
2019.07.24(水)
いなぎやのいえ/稲城市
稲城市で建築中でした「いなぎやのいえ」が竣工いたしました。 日程の関係で、完成見学会を開催することができませんでしたが、稲城市の地域の特性を活 かした素敵なお住いが完成いたしました。 稲城市は、都内の中でも起伏の多い街で、坂道も多くアップダウンの険しい街でもあります。 その中で比較的高台エリアで建築された「いなぎやのいえ」。住宅が密集するエリアであり ながらも、上手く借景をいかした計画です。24坪ほどの家ですが借景を活かすことで、より 広がりを感じることができるのです。 ただ単に、景色の良い住まいというだけでなく性能も高いんです。 【性能の高い家】 「いなぎやのいえ」は国の低炭素住宅の認定を受けた住まいです。→認定低炭素住宅とは 認定低炭素住宅とは、建築物省エネの法律(最新で28年度基準)に定められている基準 よりも10%以上、エネルギー消費を抑えた建物で、国の基準に基づき所管行政庁が審査 し合格することで認定が受けられます。そもそもは長期優良住宅の認定を受けたいところなの ですが、長期優良住宅は1の階が40㎡以上(階段を除く)が必要のため「いなぎやのいえ」 のように、性能は長期優良住宅以上なのですが、面積が足りず受けられない・・という現行の 制度から、今回は認定長期優良住宅から→認定低炭素住宅の認定を受けることになりました。 →現行制度のあり方検討会(隊長も出席) 認定住宅は、性能の高いお墨付きの家(しっかりメンテは必要ですが)。今後、建物の価値と しても評価されていく可能性もあることと、現在固定資産税他の税制優遇も受けられることから 弊社の注文住宅では、大半が認定を所得されています。 【いなぎやの家の性能】 耐震等級3 断熱性能等級4 一次エネルギー消費量等級5相当の 性能表示や長期優良住宅 の最高等級を所得しています。 HEAT20 G1相当の住宅→G1ってどのような家? 借景だけでなく、おかにわ家らしく、木と自然素材そして、大工技術を活かした仕上がりに お見せできないのが残念・・・・・涙。 家族のワークスペースからなど、至るところで窓からの借景を望めるようにしています。 こちらは、リビング。 キッチンに立つ奥様の目線や、これから置かれるダイニングやソファーの目線の先には 大きな窓、1間幅の窓がスライドで開口し、デッキテラスに出ることができます。 そしてその向こうには、傾斜地を利用して、町並みや緑、そして夜には街明かりを望む ことができます。 そのために建物の配置も、敷地に対して平行に建てるのではなく、少し斜にかまえて位置 しています。この斜めに配置されることで、借景が目に入り、目線を遠くに向かせ、居心地 や広さを感じることができるんですね。 いやー本当にご見学頂きたかった・・。涙。少しばかりでも「いなぎやのいえ」の魅力を 感じて頂ければ幸いです。 「いなぎやのいえ」のお施主様ご竣工おめでとうございます!! 隊長 隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 「#岡庭建設」「#okaniwastyle」「#おかにわ2018」
2019.07.15(月)
建設キャリアシステムがはじまります。
5月に引き続き、おかにわワークス2019/6月が先日開催されました。 今回の岡庭ワークスは「建設キャリアアップシステム」についてです。 昨年からこの「建設キャリアアップシステム」について度々、勉強会等を進めて参りました が今回は、改めてこのシステムの理解と併せ登録作業も行いました。 そもそも「建設キャリアアップシステムとは?」・・・・ 【建設キャリアアップシステムとは?】 いわゆる、建設職人のキャリアアップ(能力評価)システムでもあります。 2枚目画左の様に、建設職人の技量や職能に併せてレベルが示される仕組みです。 レベル1:見習い技能者 レベル2:中継技能者 レベル3:熟練技能者 レベル4:上級技能者 以上に大きく別れています。 実際にはこのレベルの中身として、経験年数、できる作業内容や資格の他、様々な基準 や求められる技能資格等も要求されています。 【なぜ建設キャリアアップシステムが必要なのか?】 減った・・と言われますが、世の中には沢山の建設職人が存在します。 一例ですが、「大工」という職種でも「大工」と言う立場がひとまとめで、その建設職人 がどのレベルの大工作業ができるのかが現状示すことができないんですね。 更なる例でいうと、おかにわの社員大工達も10代、20代、30代、40代と幅広い 世代の社員大工が在籍していますが、一人前に木造建築を完成させる技術をもつ社員大工 もいれば、一人前になるべく、日々技術等を習得しながら現場に携わるものもいます。 皆、一人前の大工、それも無垢の床や無垢の木を削ったりできる、昔ながらと現代の テクノロジーを活かしながら一生懸命一人前の大工を目指しています。 【組み立てるだけの家をつくる大工と一緒にされたくはない・・】 ですが、世の中には様々な木造住宅があります。弊社の様に、木と自然素材を活かす技術 を必要とする住まいに携わる「大工」から、大手の様に工業化された建物を組み立てる作業 を主とした「大工」もいます。このように、目指すものも、日々の手がけるものも違うので すが「大工」の一言でまとめられているのが現状です。 弊社の社員大工たちに話をきいても、一言 「道具も使わず組み立てる作業を主とした大工 と一緒にされたくはない・・」考え方は様々ですが、隊長は最もな意見だと思いました。 この様に、建設職人の職種で一纏めにならないように、技術や資格、手がけた現場経験等 を踏まえ、建設キャリアアップシステムにより、その職人の技量等の見える化ができること と、真面目に取組んできた職人が評価されるようになります。 そして、今後はこの様なキャリアに応じて処遇も見直されていきます。 国の施策として、様々準備され、この4月からのスタートとなりました。制度や、システム の関係もありますが、岡庭建設では工務店業界のフラッグシップ?というと偉そうですが、 「建設キャリアアップシステム」の利用を機に輝く職人を育て増やし、そして同様の想いを もつ大工をはじめとした建設職人に集まって欲しいと願っております。 弊社では、「建設キャリアアップシステム」登録のアドバイスを含め登録のサポートも 行っております。「輝く職人の時代へ!」と考えられている方は弊社に問いかけくださいね。 また、状況を見てお知らせしてまいります!。 隊長 隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 「#岡庭建設」「#okaniwastyle」「#おかにわ2018」
2019.06.24(月)
平成最後の「おかにわワークス」
令和7日目 皆様いかがお過ごしでしょうか 今回のコラムは令和元年を迎える前に行われた、おかにわグループの職人ネットワーク 「おかにわワークス2019 4月」についてです。 平成最後の「おかにわワークス」 このスタイルとして続けて、15年目ほどを迎えます。 2019年を迎え、そして「令和」という新たな時代の幕あけとともに、「おかにわワークス」 の更なる進化を、メンバー皆で改めて議論をしつづけています。 ・より良い工事現場とは?・・ ・お施主様等に更に喜んでもらうためには?・・ ・おかにわワークスだから更にできることとは?・・ 今回も述べ80名近くのメンバーで話し、そして発表しあいました。 現在、現場で仕事をする大工さんや職人さんの声を含め取りまとめを行っている最中です。 すべてを即にとはいきませんが、一つづつ具体化し、おかにわワークスならではのより良い 工事現場、そして質の高い家造りやリフォーム、リノベ、家守りに取り組んで行く所存です。 「建設キャリアシステムはじまる?」 次回はココ最近の意見と取りまとめ報告や方向性、そして、この4月から始まった新たな制度 「建設キャリアシステム」(職人さんの技能の公平評価制度)を進めていく予定です。 技量高い、おかにわの住まいに携わる職人さんが、技量のない職人?と一緒とされないためにも この「建設キャリアシステム」社会指標を活かしていきたいと考えています。 また、この制度等についても時期をみてコラムで書きたいと考えております。 隊長 隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も11年目(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram] 「#岡庭建設」「#okaniwastyle」「#おかにわ2017」 お問い合わせは→「お問い合わせフォームへ」
2019.05.07(火)