IKEDA隊長コラムCOLUMN

長期優良住宅(31件)

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レジリエンス住宅/隊長チャンネル

昨日も福島県沖で、震度5強の地震が発生しました。それも、時間の長い揺れ・・・怖 東日本大震災から10年を迎えた今年になり、少し嫌な揺れかただと感じられている方も多いと思います。 地震災害は突然に起こります。コロナ渦でありながらこんな時に大地震が起きたら・・・・・ その上で、有事への対策はこの平時で備えることが何より重要 備蓄や災害用品など平時にしっかり準備しておきましょう。 そして、住まいの対策も重要です。 有事の際に、避難所に行く?いえいえ、避難所に行かないためにも住まいの強靭さが必要です。 「レジリエンス住宅」 「レジリエンス住宅」って?  隊長チャンネル/YOUTUBEで解説してみました。 2016年に建設した「RーECOHOUSE」の取り組みと併せ有事の対応策 参考になれば幸いです。(併せて平時編も御覧ください)   隊長       おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  
2021.03.21(日)
隊長IKEDA隊長

「陽来庵」の家 完成見学会/練馬区

「陽来庵」の家 完成見学会が3月6日(土)〜7日(日)で開催されました。 お陰様で、二日間ともすべて予約を頂きご見学頂きました。 「陽来庵」の家は建物の配置に特徴があるんです。 実は、建物が敷地に対してやや斜に構えて配置されているんです。 なぜ? ピッタシではありませんが、可能な限り建物を真南に向けるべく建物配置を斜めにしたんですね。 そのお陰で、太陽のまわり方、陽の当たり方、風の抜け方など四季とより迎えあえる関係性が生まれます。 本当は、完成時に緑まで設えられ、ご覧いただくと、木々による季節感なども感じられたかもしれませんが、そのお楽しみはお施主様がたっぷりとこれから感じられることでしょう。 その楽しみの下地に安心と安全、そしてこれからの住まいのあり方もしっかり整えられています。  長期優良住宅(+耐震等級3)+東京ゼロエミ住宅(エネルギー削減効ー30%)のダブル認証住宅  ●長期優良住宅って?の動画はこちら ●東京ゼロエミ住宅って?の動画はこちら  暮らしの豊かさと併せ、住まいの性能もしっかり担保されています。   完成見学会の報告はいつもリビングの写真を掲載することが多いのですが今回は・・・・・ 「陽来庵」の主の部屋。 なんだか男らしく、シブい。この部屋も隊長は好きですねー。という事で主のお部屋をご紹介。 男の隠れ家的、落ち着いた空間に。造り付けのワークスペースと併せこれから、設えられる家財により、更にシブさが増すのかもしれませんね。 という事で「陽来庵」の家、完成見学会2日間無事に終えることが出来ました。 ご来場頂いた皆様ありがとうございました。 そして、お施主様、ご竣工誠におめでとうございます!   隊長       おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  
2021.03.08(月)
隊長IKEDA隊長

長期優良住宅/認定基準拡大へ

一昨日、日経新聞(オンライン)で、「長期優良住宅、認定基準拡大へ」との見出し、記事が掲載されていました。 長期優良住宅とは? 中古住宅市場も活発化していて、より、良質な住宅の売買が必要とされていますから、認定住宅の割当率を高めること今後の住社会において重要です。 その上で、良質な住宅の証でもある、「長期優良住宅」や「性能表示等」、性能の見える化された制度はぜひ利用されておくことをオススメします。 *岡庭建設の住まいは現在、全棟長期優良住宅以上の性能レベルを満たしていますから、大半の方が認定を所得しています。(但し面積規定40㎡以上の住宅) 万が一の売却他でもその価値の違いが10年、20年後には変わってくると予想されますし。  国土交通省では22日から審議会が始まり年内には、基準拡大への方向性が示される予定です。 まだまだ、利用しづらい点や見直すべき点等もありますから、この審議会の中でより良い制度構築になることを期待しております。 工務店団体の役を努めている関係で、隊長もヒアリングの打診もありますので、更なる普及に向けた施策等が公開されましたら、またコラムでもお知らせしますね。 いずれにしても、現在新築を計画している方は「長期優良住宅」の認定を所得する(面積規定以上)!という行動は覚えておいてください。 面積規定に達しない住宅でも、認定所得はできませんが、「性能表示制度」等を利用し、住宅性能の見える化はできますから(火災保険等の恩恵もあり)利用されると良いでしょう。 新聞記事で気になったのお知らせまで  長期優良住宅のビデオまで・・・  隊長   おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 隊長が令和元年に「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m          
2020.10.25(日)
隊長IKEDA隊長

住まいの災害対策

東京ガスの「住宅&住宅設備トレンドウォッチ」に寄稿させていただきました。 「住まいの災害対策」という事で 災害に強い家とは?について限られた文字数でしたが執筆いたしました。 4年半前に地域災害と住宅をテーマに「レジリエンス住宅」としてモデルハウス「RーECOHOUSE」をオープンし、平時に楽しく豊かに暮らせ、有事に活躍できる住宅のあり方を広めさせていただきました。(役割を終え2019年12月にクローズ/取組等) *Rーeco houseについての詳細    それらの取組で今でも住まいの災害対策として、取材を受けたり執筆しますが、これも、昨今毎年起こり得る自然災害の頻度からくるものだと思います。また、お問い合わせ頂くお客様からも、「レジリエンス」についての問いかけが増え続けていて、年々、住まいへの災害意識が高まっているようです。 過去の取材・活動等 ◯「R-ECO HOUSE」の取組記事(東京ガス) ◯東京ガスでレジリエンスについての講演 ◯住宅医パネリスト ◯住宅メディア 新建ハウジング特集 ◯全国宅地建物取引業協会連合会 ◯住環境価値向上事業協同組合での講演 ◯まちにわひばりヶ丘にて特集 ◯国土強靭化 レジリエンスジャパンWG   今後は、繰り返し起こり得る自然災害、その上で住宅性能を精緻化して設計することが重要と考えています。その事に共感いただけ、この度は東京ガスさんが記事化してくれましたが、多くの方々にお読み頂ければ幸いです。  東京ガス「住宅&住宅設備トレンドウォッチ」はこちら  隊長    おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 隊長が令和元年に「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m     
2020.09.23(水)
隊長IKEDA隊長

杉並区完成見学会/憩いと学びのある家

 憩いと学びのある家とは?杉並区で建築中でした、「憩いと学びのある家」の完成見学会が開催されました。会期中は、業界団体のガイドライン「住宅業者における感染ガイドラインに基づき」、今回は1時間に2組程度、ソーシャルディスタンスを図りながら開催させて頂きました。お陰様ですべての時間にご予約を頂き、満員御礼となりました。参加者皆様の家づくりにお役に立てて嬉しく思います!。 さて、「憩いと学びのある家」のお施主様との出会いは、「家づくり学校1時間目」でした。熱心に、家造りのプロセスを学ぶと共に、ご質問等からも、自らの家造りの方向性がまとまっているなーと関心していた事を今でも覚えています。 その後、家造り学校2時間目や完成見学会等に行くども足を運び、「学び」「知り」「活かす」を実行し、計画を進めていかれました。テーマは「平日共働きの子育夫婦と、 子供たちが、快適な家づくり!」。普段共働きのご夫婦が、お子様たちがが楽しく快適で過ごされる、この快適には、「遊び」の部分と「学び」の部分が含めれているんですね。そのことは、言葉ではできてきていませんが、お打合せの度に、お言葉や現在住まわれている、暮らしぶりから読み取ることができました。 これが、住まいのタイトル通り「憩いと学びのある家」になった経緯でもあります。(ネーミングはお施主様が名付けられました) 学びと憩いには様々な工夫が家造りはそれぞれ家族想い、生き方、趣味などにより全く暮らしぶりが異なります。「同じ岡庭の家なのだけど、こうも違うんだー」と言われることがよくあります。 「憩いと学びのある家」には特有のワークスペースがあります。もっと他にもたくさんあるのですが、此度はワークスペースに特化したコラムということで。 上の写真の壁面の裏手にワークスペースがあります。(場所はリビング)ワークスペースも家族、人それぞれの空間がありますが、家族のつながりを大切にするお施主様の考えを活かすべく、「曖昧」に空間をつなげました。 曖昧なワークスペース空間 「曖昧?」スペースを平面だけで考えてしまうと、リビングとワークスペースの2つに分断されます。または、リビングインワークスペースもよく計画します。 が、今回は、「曖昧」そう、繋がっているようで仕切られている立体的計画をしています。写真の様に壁はあるのですが、その上が空いています。空いていることによりリビングにいる人からも天井への目線が遠くなり広さを感じるんですね。ちょっとした工夫ですが、これだけで、空間の見え方が全く異なります。これは、どの住まいにでも効果的と言うことでなく、今回の30坪に満たない住まいでの視覚的効果でもあります。また、壁が空いていることにより、人の気配をも感じることができますね。  壁なくて大丈夫?「曖昧」に「視覚的効果」は分かるけど、壁がとぎれていて耐震とか大丈夫なの? えー大丈夫です・・笑。「憩いと学びのある家」は「長期優良住宅」の認定を受けている住宅。すなわち高性能な住宅です。耐震は、長期優良住宅を上回る「耐震等級3」。これらを、構造計算(許容応力度計算)という、細かな計算、枚数にすると200〜300ページほどの細かい計算をしながら実現しています。計算しているから良いのではなく、この結果を用いながら耐震計画を采配しているということなんですね。ワークスペースを曖昧にするために、壁に耐震壁を作らない、その場合にどの場所に耐震壁やより力を強くすればよいのか等を設計しているから実現できているんです。視覚的に広がったけど耐震性が低くなったでは本末転倒です。設計も大切にしている弊社では構造計算を介しながら豊かな暮らしを築いているということも「家づくり学校2時間目」で学んでいただきましたので、お施主様にも理解をすぐにして頂けました。  斜めの壁が・・・・1枚目の写真中央、ポスターが立て掛けてある壁。よーく見ると・・・・壁が斜め?(2枚め写真左側壁)こちらも、同様に構造の計画をしっかり行った上で実現しています。でも、何故に斜めにする必要があるの? 通常であれば、壁は直角に配置するものです。その方が耐震性も上がりますが、その事は上で述べた考え方で解決。「豊かな暮らしと住まいの性能」を大切にする岡庭建設の家造りは、ここで少しアレンジ!。こちらは直角にすると、キッチンに立つご家族がテレビが見えにくかったり、ワークスペースにいる家族の気配や視線が1/2減ってしまいます。(立つ位置により異なりますが)せっかく、曖昧な壁をつくったのだから、その効果を消してしまう設計は意味がありません。その意味でこの壁を45度斜めにすることにより、キッチンとワークスペースの繋がり、家族の暮らしをより豊かにしてくれるのです。 曖昧の壁、実は・・・曖昧の壁は・・・・実は反対から見ると そう本棚なんです。ただ単に曖昧に壁を立てているだけでなく、機能性も考えております。教科書や趣味の本。沢山の本がしまうことができる本棚デザインにして仕切る!ワークスペースには本棚が必須ですから、仕切りとして利用することで、ワークスペースでも作業がより良いものになります。あと、ちょっとした事で有効的なのが、窓の配置です。ちょうど、ワークスペースは北側にあるので、ハイサイド(高窓)にすることで、均等な光を得られることが出きます(直射は殆どない)その光があることで、天井面が明るくなりより広さを感じるなど視覚的効果が強まりますし、初夏の通風にも有効的な窓になります。 という事で、「憩いと学びのある家」の完成見学会と、昨今ワークスペースのあり方についてのお問いかけが多いので、ワークスペースに着目してお伝えいたしました。参考になれば幸いです。   隊長     おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」   
2020.07.08(水)
隊長IKEDA隊長

リフォームか新築かの迷い

初夏に掛けて多くの住まいが完成しましたが、お引渡しとの兼ね合いもあり、お披露目できたのはごく一部の建物。今年は昨今の社会情勢の関係もあり特にご覧頂く事ができませんでした。 先日、お施主様に差し上げる、竣工写真とフォトブックが完成しましたので、この機会にご紹介をしておきますね。 「かいゆうの家」@世田谷区 もとは、歴史ある大事に住まわれてきたお住まいを木ノベーションするところからご相談をうけました。当初はチームおかにわ、スタッフ7人でインスペクションしたのを今でも思い出します。 既存の住まいの良さを活かしつつ、現代の住宅レベルの生活や性能が保てないかと、様々検討を重ねてみました。 既存住宅の不安な点と迷いどころは、後日書かさせていただきますが、 一番の悩みは「リフォームできるのか新築するべきか」です。 「耐震性」「断熱性」が改善できるのか 「基礎」や「構造」木材が利用可能なのか、劣化してない?シロアリに食べられてない? など見えぬ不安との戦いがあります。 私達も、その答えは調査検討するまで分かりません。でも可能性を探ることはできます。 「かいゆうの家」も、皆様がよく迷われる「リフォームか新築か?」から始まった家造り。 耐震のシュミレーションや温熱(断熱性能や温度予測)シュミレーションなどを行いつつ、今の建物で、自らの望む暮らしができるのか・・・様々話し合い、意見交換をしながらでた答えは・・・・ 「新築」でした。  一番の要因は、性能だけでなく、自らの暮らしを実現することが難しい。その様な判断からでた答えなんです。 お施主様も悩みに悩みでた答え。古き良き住まいを活かしたい想いはありましたが、後の暮らしにストレスが会っては意味がありませんから、的確な判断だと思います。 その代わりに、新築する住まいに既存の住まいの面影を残そう!と、至るところに、既存住宅の材料を取り入れる事と、その面影を残す設計や空間づくりに私達も力を注ぎました。 その佇まいが、出来上がった竣工写真から読み取れるのではないでしょうか。ご覧あれm(_ _)m。 ↓  【玄関ホール:既存のガラスを利用した建具、昔ながらの左官壁】新築とは思えない落ち着いた雰囲気に。 【1階 所要室 左官壁に可能な限り真壁(柱を見せる)づくりに】既存のお庭も景色に取り込み、明と暗、わびさびの空間に。 【2階リビング:本が数千冊もあるため、書棚は新設。既存のガラス戸を利用してみた】国産杉材の梁も既存の建具に近づけるべくオイル塗装を。古民家的な空間に。  【廊下・ホールにも本棚:本の所有数を全て把握しレイアウト】その結果生まれた吹き抜け本棚は。「かいゆうの家」の独特な空間でもあります。   昨年の冬にスタッフ7名とインスペクションした時の写真。 この時は、リノベの事を前提に、みんなで議論したのも懐かしいし、その変化に向けた意見出しも楽しかったかな・・・笑。 でも、新築にしても、その時の発想は随分と活かされています。「かいゆうの家」は結果的に新築になりましたが、リフォームか新築か、悩まれている方も多いのではないでしょうか。その答え探し方は私達は得意にしている取り組み。 なぜなら、地域で長らく新築だけでなく、多くの住まいを修繕してきています。様々な事象も目にしてきています。新築してきた技術と、場数をこなしてきた目と技術を活かし、その答え探しに取り組んでいます。 今も、同様の相談を多く頂いております。 あなたは、リフォームになるのか?新築になるのか・・・・・・ これも家造りの楽しさでもありますね。予算のことは当然ありますが・・・・(^^)。  *「かいゆうの家」世田谷区  長期優良住宅認定所得(耐震等級3/断熱等級4以上)   隊長       おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 隊長が令和元年に「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m  
2020.05.23(土)
隊長IKEDA隊長

かいゆうの家・竣工/世田谷区

現在4月末の完成に向けて工事ラッシュで大忙しの設計、現場チーム。 その日程の関係で残念ながら、多くの個性あるお住まいのお披露目公開がでいない・・という事で、一部分のお住まいですが、コラムを介して隊長がご紹介、報告させていただきますね。ひとつめは・・。 世田谷区で建築中でした「かいゆうの家」が竣工!。 特徴的な回遊性ある暮らしを実現したお住いです。なので「回遊」→「かいゆう」とネーミングしています。では、なぜ「回遊」なのかと言うと当然、プランに回遊性があるわけですが、最初から回遊性を提案したわけではなく、お施主様の現在暮らされているお住い(マンション)の回遊性(独特なプランなんです)を気にいられていた事、その暮らしに慣れていた事もあり、新居で今の暮らしぶりを継承していきたいという想いから実現したんです。  もう一つ「かいゆうの家」の特徴が「古きよきものを継承する」(ご実家で建て替えなので) 導線的な回遊だけでなく、素材やデザインの回遊(もう一度新たな家で活かしつづける)も活かしたお住いでもあります。新築なんだけど、なんだか昔の家の趣がある・・・その様なこともテーマとして取り組んできたお住まいです。 その特徴的なのが下の幾つかのシーンでもあります。 ①築40〜50年利用されてきた雪見障子。↓ 外につながるバルコニー前の窓に組み込みました。窓を開けると現代のバルコニーですが、締め切ると、その佇まいは以前からここに住んでいたかのような落ち着いた空間化します。建具一つで場の空気も変わるものなのです。 ②既存の窓を活かす。↓ 少し見えにくいですが、写真中央に✗のテープがついている建具があります。こちらは、既存の建物に利用されていた「窓」(ガラスが割れないように✗のテープを)その「窓」を本棚にはめ込み家具化してみました。雨風を何十年もしのいできた窓が、新居で家具として再利用されます。歴史を積み重ね、これからも何十年も建具として生きていきます。 よーく見ると、いつもの杉の木の色と違うような・・・・・そう、建具に併せ、構造材や家具類も塗装し色合わせしています。どうでしょう違和感ないですね。  ③既存の建物に利用されていた照明−1↓ 昔の照明は今のように機械加工されて、造られていましせん。すなわち手作りです。ですから、今の時代で制作したならば、とても高価な器具になります。その、歴史ある照明器具も新居でも継承され、これからの住まいを照らし続けてくれます。  ④既存の建物に利用されていた照明−2↓ こちらは更に、曲面を描くような木組みの照明器具。なかなか作れませんよー、この様な器具は・・。既存の住まいの階段で利用されていた照明器具も、新居で階段を照らし続けてくれることになりました。   ⑤こちらは、ホールですが、その両側に沢山の本棚が・・↓ そう、数千冊の本が収まるようにと、本の冊数や量を把握し、空間の至るところに本棚が設置しています。こちらの本棚は新設したものですが、その横にある、リビングに入る扉も既存のお住いから継承した建具です。彫り込みなどこちらも今では中々見ること、作ることのできない建具でもあります。    ⑥1階の寝室スペース(引き戸を開けている状態です)↑ どうでしょう、カベは真壁(柱が見える)に左官壁、部屋は畳にすることで、竣工したばかりなのですが、古さ?時代を感じられる空間を感じられませんか。隊長は感じます。えー実際の空間の中にいるとよりその場の雰囲気を感じます。 お施主様が大事にしていた、古き良きもの、歴史を継承した「かいゆうの家」を完成することができました。当然、古き良きだけでなく、性能面もしっかり。 「耐震性能当等級3」 「断熱性能等級4」 「一時消費エネルギー等級5」と基本性能は陰ながら高性能なお住いでもあります。(*認定長期優良住宅所得)安心安全もしっかりです!。  ご覧いただけないのは残念ですが、とても個性あるお住まいが完成いたしましたー。  お施主様ご竣工誠におめでとうございます!    隊長      おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 隊長が令和元年に「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m  
2020.04.23(木)
隊長IKEDA隊長

長期優良住宅VOL3/メリットとは

東京で、既に100件程の長期優良住宅を手掛けてきた岡庭建設です。 ご相談頂く方々の皆様にご説明している「長期優良住宅」 最近では内容は知らないけど、聞いたことはある、知っているという方が大半です。 その長期優良住宅のお話をすると、聞かれることが多いのが、長期優良住宅の「メリットって?」です。 確かに、長期優良住宅の認定を取るとどの様なメリットがあるのか そのメリットについて、今回は記したいと思います。 「メリット」   「メリット」 として、よく減税が受けられる!など「お金」に纏わる話を見たり聞いたりすることが多いと思いますが、それ以外にもメリットがいくつもあるのだと言うことをぜひ知っておいて頂きたいです。  「メリット」 ①質の高い住宅であることが、公的に証明される 昨今、災害も多く、耐震性、台風性の高い住宅を建築する傾向にありますが、例えば長期優良住宅の認定基準でもある「耐震等級2」。数百年に一度程度発生する地震、わかりやすく言うと、震度6強から震度7程度の地震による力の1.25倍の力に対して、倒壊、崩壊しない程度の耐震性を持ち合わせていると言うことです。この「耐震等級2」、「うちの家は等級2相当!」と自分の言葉や図面で伝えることもできますが、長期優良住宅は公的に「耐震等級2」と認定される、すなわち、お墨付きになるので、その重みや扱いが全く異なります。類似の制度で「住宅性能表示制度」や「フラット35」でも評価書として「耐震等級2」を取得することができます。一点注意なのが、この耐震性評価は新築建設時にしか所得できない制度、後から所得できない制度ということもぜひ覚えておいてください。ですから、「耐震等級2」、「耐震等級3」基準以上の住まいを建築される方はこれらの制度取得をオススメします。 ②維持管理・メンテナンスが計画され実行される 長期優良住宅の認定を所得する場合には必ず、「維持保全計画書」という書類を添付して認定を所得します。すなわち、計画的にメンテナンスを行うためのスケジュールを記載しないと認定を所得できないということです。岡庭建設では、専属のメンテナンスチームやメンテナンス制度「おうちクリニック」(有料制度)を運用していますので、皆様この制度等を利用しながら定期点検を受けています。人間と一緒に、住まいも年々年をとっていきます。定期的な健康診断を受けて処置して長生きしていく。ホント人と一緒です。ですから長生きしていくための健康診断が定期的に義務化されている点も長期優良のメリットでもあります。(メンテ制度のある岡庭建設の場合) ③税の特例措置 長期優良住宅の認定を取得すると、現在は税の特例措置等の恩恵も受けることができます。 ●所得税(住宅ローン減税や投資型減税)●登録免許税●不動産所得税●固定資産税 の減税、細かくはパンフレットに掲載されています。(*以下画像は住宅性能評価・表示協会のパンフレットより)     ④住宅ローン金利の引き下げ・補助事業の活用 住宅ローンでも大きな恩恵が。住宅金融支援機構のフラット35でしたら、長期優良住宅の認定を受けることでフラット35Sを利用することができ、金利も店頭金利より現在、年0.25%引き下げになります。0,25ってかなり大きな下げ幅ですよね。固定金利を検討されている方は、フラット35Sがオススメです。   ⑥保険料の割引 ①で説明した「耐震等級2や3」を所得すると、地震保険の割引も受けられますねー。  ⑦エビデンスによる安心安全 何よりも、耐震性や、省エネ性能や劣化性能他、質の高い住宅を建築した際に、自己的な評価でなくて、公的に評価される制度が「長期優良住宅」です。行政のお墨付きがつけられる制度は、省エネ性能のみを認定する「低炭素住宅」の2つだけ。建物の総合的なエビデンスなら「長期優良住宅」だけしかありません。任意の法律ですから、必ずしも選択しなければならない、訳ではありませんが、岡庭建設の家造りでは、すでに長期優良住宅以上の質と性能値をもたらした住宅。折角いい家をつくったのだから、その中身が評価「見える化」される制度を利用しない手はないですね。という事で、ご相談頂いた方には毎度ご説明をさせていただいております。 ⑧将来は やがて住まいを「受け継ぐ」、「売却する」ときが必ずやってきます。ご親族が「受け継ぐ」際は安心して譲り受けることができ、更にメンテを手掛け次世代に。しっかり手入れされた住宅は、30年、50年と受け継ぐことが可能となります。また、売却の際にも質が明確で手入れされている記録がある住まいと、そうでない住まいでは、評価に差が出る時代がやってきます。売却時に「長期優良住宅」であることや、メンテの記録などを買い主が評価、理解することで市場以上に評価される可能性もあります。弊社のおかにわ不動産では、そのようなご説明をしながら売却等を進めております。買い主も、安心した住まいを手に入れたいですからね。  と長々書きましたが、長期優良住宅は数多くのメリットがあります。都内ですと敷地の状況(1の階が40㎡以上・階段を除く)で取得できない、場合もありますが、可能なお住まいの大半は認定所得をされています。私共の作業や手続きは増えますが、お客様の安心、安全な家、長きに済み続ける資産であればと、長期優良住宅取得ををオススメしています。 参考になれば幸いです。  隊長     おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 隊長が令和元年に「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m  
2020.03.27(金)
隊長IKEDA隊長

長期優良住宅VOL2/認定基準

 「長期優良住宅VOL2」今回は認定基準についてです。 岡庭建設の「長期優良住宅」への取組はこちら 長期優良住宅はそもそもどの様な制度なのか・・ 長期優良住宅は「法律」です。 「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」 です。 法律と聞くと、準拠しなければいけないもの・・と思われがちですが、 この法律は任意法といって、準拠しても、しなくても良い法律なんです。 建築物はそももそも「建築基準法」にのっとり建築することが求められていて(この法律は絶対法です)、建築する際には行政庁や評価機関に届け出をし、法適合を確認してもらい建築確認通知を頂いてから着工できるものです。 ですので、長期優良住宅は建築基準法に準拠しつつ、追加する、まー車でいうとこのオプションといったところでしょうかね・・軽く言うとですが・・。でもこのオプションはかなり住宅性能を向上させる大きなオプションなんですね。 なぜなら、建築基準法は国民の生命及び財産、安心安全を確保するための最低限の法律なんです。決して低いということではありません。  例に上げると断熱材。住宅には当たり前に入っている断熱材ですが、建築基準法では「断熱材」を入れなければならないという項目はないんです。すなわち、断熱材を入れても入れなくても良いということなんですね。 ですが、このオプションとなる「長期優良住宅」を追加することで、認定基準の一つでもある「省エネルギー性能」に適合する必要がでてきて、その基準たるハードルを超える必要が法的にでてきます。伝統工法を除いた一般住宅で断熱材を入れない家は少ないと思いますが、その断熱材の厚さが薄かったりすることもあるんですね。ですから、この長期優良住宅に適合させることで、自動的に高性能な断熱性能に、省エネ性能が確保されることになります。 このオプションを追加することで、各認定基準を超える義務が発生し、どこに依頼しても質の高い住宅が設計されていきます。其上で、まずは「認定基準って?」から理解していきましょう。   *資料は住宅性能評価・表示協会より   長期優良住宅は部門として「住宅」と「共同住宅」などの住宅が対象です。店舗や事務所は対象外となります。 住宅の認定基準は大きく分けると「7つ」(*共同住宅は+2)あります。 ①劣化対策 ②耐震性 ③維持管理・更新の容易性 ④省エネルギー性能 ⑤居住環境 ⑥住戸面積 ⑦維持保全計画 この7つの基準、ハードルを超えることで長期優良住宅の認定を所得することができるんですね。 ではこの基準とは?については 次回につづく   隊長       おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 隊長が令和元年に「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m   
2020.03.12(木)
隊長IKEDA隊長

長期優良住宅VOL1/パンフレット完成

東京地内の厳しい敷地条件の中でも、弊社設計施工の大半の住宅が「長期優良住宅」の認定を所得していますが、その長期優良住宅について、とてもわかり易いパンフレットが、この度「住宅性能評価・表示協会」より発刊されました。 実はこのパンフレット、隊長も一部協力させていただきながら完成したものでもあります。 長期優良住宅って、名称は聞いたことあるけれど、具体的な中身はよくわからない・・ という方も多いと思います。 その長期優良住宅の認定項目の主だった内容や、通常の住宅との違いや所得する意味やメリットなどもイラストを介しながら説明されています。概要版と詳細版の2冊がPDFで発刊。 *資料は住宅性能評価・表示協会より  とても良いパンフレットが完成しましたので、次回以降このパンフレットを用いながら長期優良住宅についてのポイントなどを説明していきますね。→パンフレットは「住宅性能評価・表示協会」へ *紙媒体のパンフレットもあり、弊社で配布中ですので、ご来社や見学会に来場頂ければ無料でお渡しいたします。  **長期優良住宅も10年目を迎え、現在、国では、そのあり方などを議論する検討会が開催されています。その検討会に隊長も工務店団体を代表して出席し、より良い制度に向けてのコメント等もさせていただきました。「長期優良住宅あり方検討会へ」     隊長     おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 隊長が令和元年に「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m  
2020.03.08(日)
隊長IKEDA隊長
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