IKEDA隊長コラムCOLUMN

これからの住宅・制度等(25件)

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令和6年度 東京都空き家活用支援事業はじまる

隊長です 東京都のホームページに「 令和6年度政策課題解決型空き家活用支援事業」 応募アナウンスがされました。この事業は民間事業者等が、活用されていない戸建ての空き家を課題解決につながる用途に改修する費用について補助してくれる制度です。 岡庭建設ではいくつもの、空き家改修や既存住宅の改修等をこれまで手掛けてきています。今後も同制度を利用するなどし、空き家の改修とあわせ地域に魅力ある居場所づくりに取組んで参ります。主な補助対象の取り組みは・・・・ 主に例として ・空き家を東京ささエール住宅に改修する取組・空き家を子育て世帯向け住宅に改修する取組・空き家を居場所づくりのための施設に改修する取組・都市の活性化・魅力化につながる用途に改修する取組 (例:地域の住民だけでなく多くの人が訪れる文化・芸術の拠点や利便施設など)・その他住宅政策課題の解決につながる用途へ改修する取組 なども補助の対象となるそうです。 【補助率】は事業費の2/3で【補助上限額】250万円&耐震改修工事を行う場合、200万円を上限に上乗せとのこと どうでしょう、空き家の利活用で補助が250万円&耐震改修まで補助してくれる制度は中々ないですね。一昨年、私たちも「るるん助産院」の開業をお手伝いしたりしましたが、職住近接、地元で暮らしながら地元で働く!その様な方も地域では増えていますので、もし、同様のケースをお考えの方は当社までお声がけくださいませ。当然その他の活用方法でも結構です。 岡庭建設では、「アキヤラボ」たる空き家の利活用への取り組みも長年地域連家で進めています。これは、工務店だけではなく、不動産業を営んでいることから、物件探しから物件の見立て、物件の改修方法なども考慮しながら、空き家の利活用を一緒に考えていきます。     アキヤラボの過去のシンポジウム  =空き家用の一部事例= るるん助産院(西東京市) どんぐり(西東京市) 猫のあしあと(西東京市)*の一部施設  通常は、不動産物件を空き家をご自身で探されて、それから工務店を探す方も多いと思いますが、物件を見立てるのは素人の目ではなかなか見つけることが難しいです。ですので、私たち岡庭グループではワンストップで物件選定から改修、それから地域との連携なども考えながら協力して参ります。もし空き家を活用してこの街で活躍したい!、この街をより豊かにしていきたい!と思われる方は、ぜひともこの機会にこの制度を活用してはいかがでしょうか。詳しくは当社までご相談くださいね。 隊長 おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も16年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 IKEDA隊長「国土交通大臣表彰」拝受関連。m(_ _)m  
隊長IKEDA隊長

イオンむさし村山にてエコ住宅体験/相談員してきました

隊長です。 少し前の話題ですが 2024年2月2日(金)〜2月3日(土)に開催されました 「知っていますか?エコ住宅体験会」(東京都主催)、イオンモールむさし村山(武蔵村山市) にて相談員として出席してまいりましたー。 これから求められるエコ新築住宅やエコリフォームの相談とのことで、住宅取得検討の方々から、イオンモールに来られた方々に相談&説明させていただきました。 行政イベントで、この様なショッピングセンターでのイベント出席は初めてですが、工務店団体の他、リフォーム団体や建材関係の団体まで幅広い相談やエコ住宅の普及の場となったようです。外部駐車場には体感モデルなども設置されていて、断熱性能の高い空間とそうでない空間を堪能できる場も設けられていました・・驚。    隊長が相談受けた中で、印象的だったのが、近隣に住宅展示場があり、これからの住宅検討する上で展示場に向かう予定をしていたが、今回のイベントを知り駆けつけたとのことでした。お話を伺う中で、できれば、営業的でない工務店に家造りをお願いしたいが、どのような工務店にお願いするべきか・・・悩・・・との相談でした。 会場には東京の工務店(JBN加盟)のリストも設置していましたので、ご紹介、並びに東京都などが推し進める「東京ゼロエミ住宅」の検討をご案内しました。東京ゼロエミ住宅や、長期優良住宅等の制度等について存じ上げていないようでしたので、今後視野に入れておくべく住宅制度やあり方などを含め工務店検討のご助言させていただきましたが、まだまだ、良質な住宅への道筋は多く広まっていないのかもしれないと感じた次第です。よって、この様な場を介して都民の方々に相談や情報を伝えることができたのは有益だったかもしれませんね。 また、行政コーナーでは東京ゼロエミ住宅の資料の他、助成事業等の販促が配布されていました。その中に、おっと記憶になる建物の資料が・・・そう、弊社で建築した東京ゼロエミ住宅の事例(数社展示されていました)も展示されていました。東京ゼロエミ住宅のビデオの一部にはふじまちテラスも・・。 という事で、社会的立場で社会活動して参った隊長です。m(_ _)m。 以上イベントの報告まで  隊長        おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も16年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 IKEDA隊長「国土交通大臣表彰」拝受関連。m(_ _)m   
隊長IKEDA隊長

東京大学で講演?

隊長です 先日、東京大学弥生講堂にて講演してまりました。 「さようなら4号特例」たる、建築業界向けのセミナーなのですが,話題の建築基準改正法含めたお題ゆえ、興味津々?会場は満席でした。で、隊長は、「工務店から見る住宅施策」と題して基調講演としてのお話を・・・(講演のお知らせコラムはこちら)    基調講演では主に ・改正省エネ法への工務店の対応方法とは・改正建築基準法(特に構造関係規定)について・今後の工務店の対応策や業界への投げかけ等を 基調講演の後は 国、学識者や構造建築家の他、プレカット業者や業界関係者などを交えてパネリングを。 今回の改正法から各業界にてそれぞれに対応するべきことがありますので、その課題やそれぞれの業界に向けてのお願い事?などが幅広く議論されました。 ・特に工務店も幅広い事業者がいますから、中には構造図面を描かずに、木材加工会社に丸投げする方もいるそうなので、その対応を手伝った木材プレカット事業者などの責任はいかに・・・・・。岡庭建設では、プランニングから構造計画や構造計算やチェック体制など一貫した取組を手掛けているので、一例としてお話させて頂いたと共に、業界としての協力体制の必要性などについても提案として投げかけさせていただきました。 2025年4月に大きな変革機を迎える建築行政関連。 工務店だけでなく、設計事務所等、計画から携わる事業者並びに構造や、木材プレカット事業者他多くの業種に影響があるテーマ故、誰もが目に見えぬ不安もありますが、お客様に安心安全な住まいを提供、そしてその住宅を長きに渡り守ることを主に考えた時に、自ずと建築のプロがなすべき答えがあるのではないでしょうか。今回の登壇では、手前味噌ですが、自社で歴史的に取り組んできた事が少しでも建築業界に寄与できれば幸いです。以上登壇報告までm(_ _)m  隊長       おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も16年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 IKEDA隊長「国土交通大臣表彰」拝受関連。m(_ _)m   
隊長IKEDA隊長

省エネ性能ラベル表示始まる/2024年4月

隊長です 早いもので、年の瀬・・2023年も残すところあと少し。皆様にとってどの様な一年でしたでしょうか。隊長としては、何だか忙しい一年であった気がします。忙しいのは嬉しい限りですが、家造りだけでなく、木ノベーションや不動産関連など、いただくご相談も多岐に渡ってきていて、また、その様な対応体制準備も進めてきたことから、ご信頼をもとにご相談いただけていた気がします。また2024年も引き続き、地域に信頼されるべく住生活に関わる取組に磨きをかけて参る所存です。さて、話は変わりますが、2024年以降は住生活にまつわる住宅施策や制度などが目まぐるしく変化してまいります。これは、カーボンユートラルの実現や、少子高齢化社会を受けてこの先の国内の住生活を見据え、法改正や制度変更などがより進んでまいります。その一つでもあるのが「省エネ性能表示制度」です。「省エネ性能表示制度」?「省エネ性能表示制度」とは、2024年4月から開始される、住宅の省エネ性能を表示する制度で、その名の通り省エネ性能に特化した表示制度でもあります。これは特に◯新築分譲住宅◯新築賃貸住宅を建設する際に求められるもので、分譲住宅や、賃貸住宅は、不動産ポータルサイトなどを閲覧して物件を選定されることが大半ですが、これまでは、立地たる駅からの距離だったり、家賃だったり、設備他を見比べながら物件選定がされていました。そこに、その住宅の断熱性能やエネルギー性能、目安となる光熱費などが掲載さるることができ、家賃だけでなく光熱費や断熱の性能により暑さ寒さに対する検討もできることになります。よって、4月以降の物件には、省エネラベル表示がされる物件が一般的になりますから、今後は立地等だけでなく、省エネ性能をしっかり見極め物件選定することをおすすめします。故に4月以降に物件選定するか、現在検討中の分譲住宅や、賃貸住宅などを検討中のかたは、同様の質問を宅建業者の方に問いかけると良いでしょう。ちなみに、岡庭建設の分譲住宅や賃貸住宅(ロエミシリーズ)は東京ゼロエミ住宅の準拠した住宅ですので、ZEH水準以上かつ断熱性能も最近では等級6相当の販売賃貸住宅が主流になっています。また、今回の制度にのっとり、4月以降は表示をはじめて行く準備を進めております。また、物件他、この様な制度を含めアナウンスしてまいります。と言うことで、今回は年始以降に始まる「省エネ性能ラベル表示」についてのコラムでした。参考になれば幸いです。 隊長   おかにわのインスタグラム→「instagram」 IKEDA隊長「国土交通大臣表彰」拝受関連。m(_ _)m 
隊長IKEDA隊長

「2023住宅省エネテキスト完成」

隊長です 今回は技術者向けの話題となりますが 「住宅の省エネルギー設計と施工2023」版が完成し(国土交通省事業)改正建築物省エネ法に関する説明会や講習会が全国でスタートしています。同テキスト作成WGメンバーとして13年?あまり関わっておりますが、一部刷新し、改正法等の情報を含め解りやすく解説できたテキストになったと思います。  建築技術者だけでなく、大工等建築技能者にも分かりやすく、無料でDL、どなたでも受講できるので活用されたらです。弊社は若手の学びと、ベテランの最新施策や技術資料としてバイブルにしてます。という事で、若手設計スタッフにはテキストをもとにこれから「課題」として親展!・・鬼 ・なぜ、この様なテキストが必要なのか・・・・2025年、2030年、2050年これから時代と合わせ省エネ制度がどの様に進んでいくのか・・・断熱等級、消費エネルギー等級について・・・・その他・・・ 時期を見て隊長から愛のある質問を・・・・笑 【改正建築物省エネ法オンライン講座 資料ライブラリー】 隊長      おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も16年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 IKEDA隊長「国土交通大臣表彰」拝受関連。m(_ _)m  
隊長IKEDA隊長

子育てエコホーム支援事業がスタート

隊長です 先日新たな住宅の支援事業について各省庁から発表がありました 「子育てエコホーム支援事業」 【目的】エネルギー価格などの物価高騰の影響を受けやすい子育て世帯・若者夫婦世帯による高い省エネ性能を有する新築住宅の取得や、住宅の省エネ改修等に対して支援することにより、子育て世帯・若者夫婦世帯等による省エネ投資の下支えを行い、2050年カーボンニュートラルの実現を図ることを目的とした事業です。*国土交通省HPより  昨今国内で為替や、原油の関係他で物価高が続いています。数多くの、建材から構成される建築物にもその余波は及んでいて、特に若年層の建築費負担にも影響があります。それらを鑑み、国から継続の支援事業が打ち出されたということですね。 ◯事業名の通り、子育て世代の支援ですから対象者も決まっていて以下となります。 ・子育て世帯:18歳未満の子を有する世帯 若者夫婦世帯:夫婦のいずれかが39歳以下の世帯 ◯新築は①長期優良住宅や②ZEH住宅など質の高い住宅でカーボンニュートラルに寄与する仕様が求められます。 ◯リフォームは①住宅の省エネ改修②改修や機器交換等 の工事となります。補助額は↑の資料(各省庁のHP)をご確認ください。 正直リフォームは、「良質なストック社会!」に向けてもう少し大胆な補助を期待したいところでしたが・・・・・・・ ◯対象日は経済対策関連の閣議決定が11月2日以降となります。*予算額に達した時点で終了となります。 近々に新築工事や一定のリフォーム、リノベ工事が始まる方々は対象になるかなど確認されたらと思います。 まずは情報まで!  隊長       おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も16年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 IKEDA隊長「国土交通大臣表彰」拝受関連。m(_ _)m  
隊長IKEDA隊長

森林環境税が見直しか?

みなさんこんにちわ。 今でも、紙面新聞の欠かせない隊長です・・・・笑 さて、8月18日(金)「朝日新聞朝刊」で気になる記事が掲載されていました。 「森林環境税 見直し検討へ」 その前に「森林環境税って?」って何?と思われている方も多いので簡単に記すと。 森林環境税は、納税義務者が住民税に千円/年(令和5年度時点)を上乗せして収める税金で、我が国の温室効果ガス排出削減目標の達成や災害防止を図るため、森林整備等に必要な財源を確保する観点から創設されたものでもあります。令和元年から開始されていて、令和5年まで国の借入金でまかない、令和6年から、国民から徴収されることになります。 *詳しくは総務省のHPでも 『森林環境税の目的は?何に利用される?』 森林環境税の主な目的は、森林の保全や再生、適切な利用を奨励し、環境への影響を軽減することです。ただし、具体的な森林環境税の仕組みは国や地域によって異なりますが主に以下の内容等で活用されているものと思われます(自治体ごとに異なるので) 環境保護の促進森林の持続可能な管理: 違法伐採の抑制にも環境への影響への対処地域社会への還元  そこで、徴収された「森林環境税」は全国の区市町村に割り振られるわけですが、これらにはルールがあります。 「森林面積(民有林) 50%」「人口割合30%」「林業就業者数20%」で割り振られます。 この中で「人口割合」というのが以前から?であり、今回の記事でもそこが見直されるかも?が記事化されています。 端的に人口となると、当然ながら都市部は人口が多いわけですが、必ずしもその地域に比例して森林があるわけではないですよね。ですが、人口が多いことで、環境税の配分が都市部に多くなる制度になっています。記事でも一位が横浜市と・・・・。税の公平性等もあり、間違えではありませんが、国民から環境=森林のために徴収する税ですから、OECD加盟国中、日本の森林比率は世界第2,3位でもある貴重な森林資源をしっかり、育て守る仕組みに活用してもらいたと個人的に思っています。 「IKEDA隊長チャンネル」でも公開した「岡庭建設の構造木材」でも、私達が利用する多摩産材や関東近郊国産材を育て利用される一連の流れをお伝えしていますが、私達も者タッフ皆で目にした、山や製材所などの現状は森林面積と担い手の関係、そして設備投資と、とても過酷な状況です。当然ながら、国産材利用があってのことですが、今一度、この紙面を機会に過酷な森林を育て守るために、税金を収めることの認知、有効活用への理解が広がってもらえれば幸いです。 紙面では、この森林環境税は、「人口」割合を下げて「森林面積」の割合を上げる方向が有力とのことです。今後の税制改正要望次第ではありますが、国民から徴収する貴重な税金です。この国の木材利用とその利用が地球環境の貢献に寄与してもらいたいですね。  隊長        おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も16年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 IKEDA隊長「国土交通大臣表彰」拝受関連。m(_ _)m   
隊長IKEDA隊長

採光計算が改正された/R5年度から

隊長です 今回は専門的な話題ですが、建築基準法にて採光計算の改正がなされました。 特に都市部では、隣接地との距離が近い位置に開口部がついていても有効に計算できる開口部にならず、居室ではなく納戸等で計画するケースが多いのです。そして、本改正により居室として計画できる可能性が高くなってきたということなんですね。 よくわからん?と思われると思いますが、これらは、隊長のように建築士に任して貰えればよいのですが、採光計算の結果で、なぜ洋室や和室にできなく納戸に?と計画の際に思われる方も多かったので、今一度ここで採光について要点だけ触れておきたいと思います。 【隣地は壁扱い?】 隣地境界は基本「壁」として扱うかのように、隣接地から一定の距離を離さないと有効な開口部としては取り扱わないのが建築基準法なんです。これは、まず有りえませんがお互いに境界線ギリギリで建物を立てたら開口部があったとしても採光性が得られないからです。イメージはできるか?ですが、その可能性を考慮し法制化されています。故に一定の開口部と一定の距離を離さないと採光性がない→納戸やトイレ、お風呂ならいいけど洋室や和室などの居室にはならないという事なんです。 【一定の開口部や距離とは・・】 では、一定の開口部とはどの程度の採光性が必要かというと、住宅では部屋面積の1/7の割合の有効な開口部を確保しなさいというのがこれまでの法律なんです。 例でいうと、約4帖、7㎡の部屋の場合ですと 7㎡/7=1.0㎡が必要開口部となります。 となるとすべての開口部が有効だとした場合位は1M*1Mの開口部(ガラス面積)があれば◯となります。(*目の前が公園等による緩和規定あり)実際はもっと大きな窓を設けますが、全て有効な開口部にならない場合が多いんです。感覚的には2㎡の開口部はあるけれそ有効な開口部分は1㎡扱い等。簡単そうに感じますが、都市部では1階LDKで隣接地までの距離が少ないと1/7でも厳しい場合が結構あるんです。 一定の距離は実際には計算式があるのですが、イメージ的に言うと1M隣接地から建物が離れると屋根軒先から2.5M下まで有効な開口部に、2Mなら軒先から5.0M下まで有効な開口部になります。故に2階建てですと2M程度は必要になるんですね。(これが都市部では難しい場合があるんです)(*緩和や補正係数あり) 【法改正で・・・】 これが、令和5年4月1日から「住宅の居住のための居室にあっては、床面において50lx以上の照度を確保」できれば 1/10に低減されます   出典:e-Govポータル (https://www.e-gov.go.jp)   「50ルクス」という値は、光の明るさを表す単位の一つで、1ルクスは1平方メートルあたりに1ルーメンの光束が当たった時に発生する光の明るさのことを指します。したがって、「床面で50ルクス」という表現は、床面の単位面積あたりに50ルーメンの光束が当たった時の明るさを意味します。これは、一般的な居室の照明レベルや、読書などの軽作業を行うのに適した明るさの範囲です。 以上CHAT GPT先生より・・ハマってます・・・・笑 と言われてもよくわからないと思いますが、計画する部屋の大きさにもよりますが、例として弊社で障子照明でご説明すると 障子の中には一般的な6帖とか8帖用などの全般照明器具が設置されているんですが、それぞれの大きさに適した照明器具が1台程度設置されていれば50ルクス程度になると思います。照明器具にもよりますし、部屋の大きさや天井の高さなどにより変わりますが、その程度の照明器具を設置すれば足りると言うことです。(要床全面50ルクス)(*実際には照度計等で図る必要性はあります) と、細かいこというとキリがないのですが、ざっくり採光計算のあり方が変わり、都市部ではとてもメリットのある法改正! を伝えるべくコラムでした。   隊長      おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も16年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 IKEDA隊長「国土交通大臣表彰」拝受関連。m(_ _)m
隊長IKEDA隊長

フィルム型太陽光発電?

隊長です  先日の朝日新聞(朝刊)で「次世代太陽電池(ホンダ製)」の記事が掲載が。 フィルム型で「薄くて」「軽くて」「曲げられる」太陽光発電らしいです! 「ペロブスカイト太陽電池」と、舌を噛みそうな方式名ですが2030年にも実用化を目指しているそうです。 これは、今後の太陽電池の技術革新が一気に進む可能性もあり隊長期待しています。(政府も後押し!)  ホンダのペロブスカイト太陽電池は、新しい型の太陽電池の一種の。特定の化合物の結晶構造のことを指し(原材料はヨウ素)、この化合物を利用した太陽電池をペロブスカイト太陽電池と呼ぶそうです ペロブスカイト太陽電池は、従来のシリコン太陽電池に比べて、低コストで高い光電変換効率を実現することが期待されています。また、柔軟性があり、薄く軽量であるため、様々な場所で使用することができます。 現在の一般的なシリコン系の太陽電池ですと㎡辺り(1M*1M)20キロ程度の重量があり、屋根であると瓦屋根相当の重さを荷重としてみ込む必要があるんですね。ペロブスカイト太陽電池が実用化されればEVカーの屋根も利用できるとかで、住宅であれば、屋根だけでなく、庇やカーポート屋根などにも搭載しやするなるし、何よりも軽量化されることで、建物への負担が軽減されるのが助かります(耐震性への影響も減る) また、必ずしも屋根でなくても良いですが、都市部などは、敷地に限りもあり屋根に太陽電池を搭載する可能性も高いので、元々搭載重量を見込んでいなかった、既存住宅の屋根にも設置しやすくなると思います。 この様な環境負荷軽減に向けた技術革新がより進んでくれることを心より期待してます!   隊長     おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も16年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 IKEDA隊長「国土交通大臣表彰」拝受関連。m(_ _)m     
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エコプロ2022報告

隊長です   2022年12月9日。ビックサイトで開催された「エコプロ2022」にパネラーと登壇してまいりました。 流石に都知事と一緒で、かつ200名程のセミナー来場者となると緊張しますね。 注目のテーマともあり報道他の方々も多数こられていました。 その模様は「日経新聞オンライン」にも掲載されていましたね。 テーマは「サステナブル建築の近未来~気候危機に立ち向かう都市づくり」 テーマと併せ、今月にも可決される東京都の「改正環境確保条例」*いわゆる大規模事業者の太陽光設置義務化」。などを交えたパネリングです。   主な問いかけと隊長のコメント(抜粋は以下・一部ニュアンス調整) ①本制度(改正条例)について各会代表としてのコメント(隊長はJBN全国工務店協会として) ・中小地域工務店は、東京都全域をエリアとしての事業ではなく、23区や多摩エリア等、それぞれの町一つ一つの中に存在し営んでいる。例えば東京東部エリアでは、狭小エリア3階建て地域を本拠地としているため、発電を屋根に載せることの困難なエリアの工務店もあれば多摩エリアの様に、比較的に立地条件もよく太陽光発電に向いているエリアで活動している業態であることも知っておいて頂きたい。大手ハウスメーカーを「マクロ」の取組とするならば、町の中で営む一つ一つの工務店は「ミクロ」の取組、役割でゼロ・エミッション東京(カーボンニュートラル)を実現を目指し、かつ「マクロ」と「ミクロ」の視点で取り組んでいくことも重要。(設置率地図を映写)  ②未来の新築建築物についてのプレゼン(省エネ住宅の将来) ・中小地位域工務店は、共同で商品開発や開発施設を要しているわけでは無いため、日々の建材活用と技術を活かし、高性能住宅に取り組んでいる。これは未来においても変わらないが、今後、建材や設備、再エネなども技術革新が進んでくる。工務店は、革新の進んだ建材等を活用しより高性能住宅への「レシピ」を増やすことが得意であり、また、経営判断が早いことも工務店の良さであり、より高性能住宅を建築することも素早く対応できる。住宅業界の「シェフ」として未来の新築建築物に寄与していく(パワポを用いて)  ③2050年のカーボンニュートラル(エンボディッド・カーボン)実装していくためのポイントとは ・JBN全国工務店協会は、2050年に3000社程の会員全体でLCCM住宅(Co2排出をマイナスにする住宅)の実現を目標にしている。また、中小地域工務店は木造住宅や木造建築を主にしているので、より木材利用の推進がゼロ・エミッション東京(カーボンニュートラル)の実現に必要と考える。木材は国産材、弊社でも多摩産材を活用するなど、構造材や内装材、家具等に利用できかつ、木材利用の担い手も生み出すこともできるのではないか。  以上隊長へ投げかけられた、問いかけに対して抜粋ですが、コメントさせていただきました。 またパネリングでは、小池都知事から都の新たな制度や施策も発表され、義務化だけでなく、積極的に省エネ住宅や再エネ利用している工務店についても都のHPのなどを介し見える化していくことが発表されました。この制度はこれからですが、冒頭に上げた「ミクロ」と「マクロ」の取り組みに一致する考え方で嬉しく思いました。  と言うことで、大きなイベントであったので終了後はだいぶ疲れました・・・笑。が、貴重な機会と、中小工務店を代表してコメントさせていただいたことに感謝いたします。また、工務店団体として、個社として、ゼロ・エミッション東京に向けて今後も飽くなき取組を施していく所存です。   隊長     おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も16年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 IKEDA隊長「国土交通大臣表彰」拝受関連。m(_ _)m           
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