IKEDA隊長コラムCOLUMN
「空き家」のこと(15件)
記事一覧へ西東京空き家会議VOL2/西東京市
【西東京空き家会議 VOL2】が開催されました。 現在、私達の街は空き家率が高い訳ではありませんが、10年後、20年後には急速に増え続けていくことが予想されます。その中で「空き家を活用してまちづくりができないか」という想いから集まった、チーム西東京空き家会議。 今回は空き家の現状他、空き家とはを学びつつ、様々な事例などを持ち寄りディスカッション、ビジョンも。一人ではできませんが、地域のメディア、デザイナー、空き店舗活用した飲食店、まちづくりオーガナイザー、不動産、そして今回は金融機関もスポット参戦!協力していきたいと、嬉しいお言葉・・・・涙。 この街を知り尽くす素敵な人達と一歩づつ前進し、将来より良いまちづくりに寄与していければです! 隊長
2017.10.18(水)
空家のことを知る①/空家施策等
昨日は全国の工務店3000社の団体「JBN」(業界団体)の政策調査部会が開催されました。現在、同団体の役も努めておりますが、併せてこの政策調査部会の部会長を努めておりまして、工務店を代表して施策の情報や意見交換などを行い、全国の工務店に情報を伝える役割をを担っております。とても微力ですが・・・汗(写真:全国各地選抜された委員が集います) そして、今回のテーマは「空家」です! という事で、空家施策を含め、現在各省庁から概算要求たる、30年度に向けた施策実現のために予算が要求されている時期でもあります。工務店に直結するところとしては主として国土交通省が管轄になることから、今回は予算のことや、主テーマにおいている空家関連施策について、国土交通省の担当官やシンクタンクの方にお越しいだきご説明、並びに質疑などを行いました。 この住宅施策、私達の家づくりだけでなく住生活を営む消費者様にも直結することが多いので少しでもアンテナ張っておくと今後の家造りにも役立つかもですね。 【30年度 概算要求から国土交通省の施策】 ①既存住宅の質の向上と流通促進による住宅市場の活性化②少子高齢化・人口減少に対応した住まい・まちづくり③災害等に強い安全な暮らしの実現④良質な住宅・建築物の整備等 が重点施策となっています。言葉だけ見ていても分かりにくいですが、簡潔にいうと、①の場合これから空家などの、余っている住宅の利活用が重要で、既存住宅の性能を向上して住みこなしたり、安心して売却できる社会形成をと言うことですね。 ④はその上で今後新築されていく住宅は、当然ながら良質な住宅(長期優良住宅等)を基本とし将来も安心して住みこなし、場合によっては付加価値を付けて売却できる社会にと、今後様々な施策が予算に含まれている模様です。 このように描くと、①〜④ってなんとなく繋がりがありつつ、今後の社会問題を解決していく必要のある内容ということがわかりますね。 【本題の空家について・・・】 これを機に今後少しづつ、空家の現状や問題、これからについて触れていくと共に、岡庭建設でもあらたな取組や活動をはじめつつありますので、途中経過などもお伝えしておきますね。 その上で現在の空家の数って?・・・ 現在、日本国内にある住宅の数が6000万戸! そのうち空家の数が820万戸(2013年調査時)現在は900万戸近いものと思われます。 割合で言うと13.5%が空家ということなんですね。 で、この空家の割合が2030年には、30%に到達するということなんです。 ですから、今の倍以上に増えるということになります。 1/3が空家ですから、私達の住む家の周りも平均的に1/3は空家になっていると言うことですね。そうでなければ、他のエリアでは周りの大半が空家となる地域も出てくるわけです。そうなると、治安の問題もでてきて、地域の価値が落ちる・・・何ていうことも考えられます。 ですから、今後はこの空家について、地域では避けては通れない社会問題となってきますし、地域レベルで解決していかなければなりません。 という事で、空家の話は非常に奥が深いので今後も引き続きコラムとして書いて参りますね。 なんと空家の50%以上が・・・・・・。 次回をお楽しみ *地域の空家問題を解決する取組?はじまる。「西東京空家会議」 隊長
2017.10.07(土)
空家対策
週末は2日間に渡り大阪へ。 1日目は国策でもある省エネ関連、2日目は、民間団体の住宅建築技術を学ぶ研修会の講師として登壇させていただきました。昨今、住宅行政も目まぐるしく変化していくので住宅事業者も勉強が大変です・・。 その束の間で、以前から大阪府での空家対策が進んでいるとの情報もありましたので、折角の機会ともあり、それらの取組を見学したり、幸いなことに行政関係の方からもお話を伺うことが出来ました。まだ、試行段階なので、細かなお話ができませんが・・。m(_ _)m。得た知識と共に今後社会に役立つべく情報をお伝えしてまいりますね。 【そもそも空家って】 空家とは、名前そのまま、だれも住んでいない住宅の事を言います。その通りですが・・笑 空き家を大きく分類すると、 ◯二次的な住宅・・いわゆる別荘なども人が常時住んでいないので空家にカウント。◯賃貸住宅・・・・新築、中古問わず、ワンルーム他よくある一般的な賃貸住宅。◯売却用住宅・・・新築、中古問わず、売却のために空いている住宅もカウント◯その他の住宅・・転勤、入院などの他、長期間に渡り空いている住宅。 に分けられます。 現在日本国内にある住宅が約6000万戸ほど有りますが、近年約14%ほどの家が空家になっています。ですから800万戸以上の家が空家になっているということなんですね。 空家=古くて危険な家・・・・と思われる潜在的なイメージもありますが、現在の空家の50%以上が賃貸住宅なんですね。特に都市部の過剰供給や地方で言うところの駅などからの距離の離れた立地の賃貸住宅などが多いようです。今後もこの賃貸空家も増え続ける一方ですが、分類された◯その他の住宅が増え続けると言われています。 それは、国内人口全体の高齢化により、人が亡くなることで、家だけが残されてしまうこと、シンプルな現象からなんです。2030年には30%近い空家が生まれるとの推測もあり、ますますこの、空家の利活用については真剣に取り組む必要が出てまいります。 この空家と言うものは、それぞれの地域性が特に影響しますから、自らの住む街の空家率がどの様な状態なのか、行政の対応や助成制度等、住まいの行政地域のHPや市報などでも情報が公開されていますのでチェックしておくと良いでしょう。 それよりも、今現在既に身内の家が空き家になっている・・・・近年空き家化の可能性が高いなどの場合は、その後の利活用や起きるべき問題点やリスクを早期に認識しておく必要がありますね。当然、権利もありますから身内内での解決には時間も要します。 これからは、空家は必ず生まれてきますが、今後空家との付き合いかた、そして、所有者と一緒に考え、どの様な利活用方法があるかなど、私共も幅広い知識とアイディアを利用してご提案してまいります。また、その手法なども今後はお伝えして参りますし皆様の置かれている状況を踏まえ対応させて頂きますので気兼ねなくご相談くださいね。 隊長 隊長の相談箱
2017.01.29(日)
空き家補助
全国で空き家の問題が深刻化してきています。現在約830万戸の空き家があると言われています。 おかにわ建設でも、昨今、空き家への相談が増えてきていますので、利活用方法等他様々なアドバイスをさせて頂いております。現在の家を活かして賃貸化したり、売却や建て替えなど、建物の状態や立地などを含め最適解を見つけています。さて、その中で昨年末に日経新聞(デジタル版)に空き家住宅への補助などについて掲載が有りました。空き家に入居する子育て世帯や高齢者に最大で月4万円を家賃補助、受け入れる住宅の持ち主には住宅改修費として最大100万円を補助するとのことです。まだ、国会などでこれから審議などされるので、早くとも今年の秋くらいになる模様ですが、空き家でお困りの方はこの機会に活用を検討されても良いかもしれませんね。これから、新たに自治体などに空き家登録制度なども創設される予定で、今後、入居者の基準などを含め検討されるものと思います。また詳しく分かりましたらお知らせして参りますね。【空き家利活用って?】 空家の活用方法はいろいろあります。一例ですが・・ ◯【改修して賃貸住宅として貸す】個人、ファミリー、シェアまたは、福祉施設や店舗など、建物の状態が良ければ、部分的に改修して賃貸化することも可能です。思い入れのある建物などの場合はこのケースが考えられます。最近ではDIYを認めるオーナー様も増えていますので、自分でリノベして暮らす人も増えるかもしれませんね。この賃貸化の利活用は幅広いのですから最適化の見出しがまずは大事です。おかにわグループでは賃貸管理も行っておりますので入居者への対応もおまかせできます。 ◯【解体して売却する】建物の状態が良くない場合、改修にも費用が係ますから、場合によっては建物を解体して、土地で売却することも考えられます。あまり古い状態で放置しておくと、一昨年に制定された空家法に抵触することも有りますので注意も必要です。適用されてしまうと、建物の解体を要求されますし、固定資産税の減免も適用されなくなります。これから、地震や台風、先日の新潟火災など災害がいつ、どこで災害が起こるか分かりませんからいち早い相談を心がけてくださいね。 隊長の相談箱でも受け付けてますから。→隊長の相談箱 ◯荷物の整理が・・・好きで空き家にしているわけではない方が殆どです。ご両親が住ま亡くなった家などの荷物整理は本当に難しいものです。この場合は収納整理や遺品整理の仕方をアドバイスもらうのも良いかもしれません。その場合は、整理収納アドバイザーと一緒に考えていく事をオススメします。第三者に背中をおしてもらったり、気付かない整理の手法を教えてもらいましょう。隊長オススメのアドバイザーもいますからー。 という事で今日は空き家について書いて見ました。参考になれば幸いですm(_ _)m 隊長
2017.01.15(日)
中古住宅購入時に改修費補助!
先週8月21日の日本経済新聞の朝刊に「中古住宅購入時に補助」という一面記事が出ていましたね。 「中古住宅を購入する際にリフォームの工事費を1件あたり最大で50万円リフォーム等の費用に補助しようという制度で、中古住宅の適正な流通を意識した政策のようです。対象は40歳未満の購入者ということで若年層の住宅所得者を対象としているようです。秋の国会で審議され、早めれば年内には制度のスタートも見込まれております。また、国の動きや情報を元にお知らせしてまいりますね。(日経電子版の記事より) 空き家が増えてくる中で、既存住宅の活用はとても重要なことですが、現段階、日本では住宅の資産価値を20〜30年で価値が0になってしまうという、古い基準などがそのまま。いざ中古住宅を購入する際に銀行で担保評価されず、借り入れしにくいなどで中古住宅を断念しなければならないことなどもあります。 しかし、近年、徐々にそれらを見なおそうと施策や、民間独自の動きなども始まってきています。岡庭グループの岡庭不動産でも昨年、一昨年と国土交通省から「中古不動産取引における情報提供促進モデル事業」に2年連続採択され、中古住宅の活用方法から価値付などを進める仕組みづくりに取組みました。そして、今年度も金融機関の協力を頂く方向であらたな取組を始めるところです。 中古住宅だけの話ではなく、私共が建築し携わってきて住まいをしっかり守り、そして維持された住宅が価値が認められるよう日々社会活動を含め取り組んでおります。これから先を見据えて、キーワードは「住まいの維持管理!そしてインスペクション(住宅検査)住宅履歴〈情報蓄積)です」 おかにわ建設でスタートした維持管理メンテナンス「おうちクリニック」はそのために始めたサービスでもあります。 随時、中古住宅補助のことや、「おうちクリニック」の詳細についてもお伝えしてまいりますね。 以上隊長でしたー (*隊長の旧ブログはこちらでご覧いただけます) 隊長へのご質問や、お知りになりたいことは「隊長の相談箱へ」隊長のFBはこちら。(日々の取組ボチボチ更新してます・・笑)
2016.08.29(月)