IKEDA隊長コラムCOLUMN

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かいゆうの家・竣工/世田谷区

現在4月末の完成に向けて工事ラッシュで大忙しの設計、現場チーム。 その日程の関係で残念ながら、多くの個性あるお住まいのお披露目公開がでいない・・という事で、一部分のお住まいですが、コラムを介して隊長がご紹介、報告させていただきますね。ひとつめは・・。 世田谷区で建築中でした「かいゆうの家」が竣工!。 特徴的な回遊性ある暮らしを実現したお住いです。なので「回遊」→「かいゆう」とネーミングしています。では、なぜ「回遊」なのかと言うと当然、プランに回遊性があるわけですが、最初から回遊性を提案したわけではなく、お施主様の現在暮らされているお住い(マンション)の回遊性(独特なプランなんです)を気にいられていた事、その暮らしに慣れていた事もあり、新居で今の暮らしぶりを継承していきたいという想いから実現したんです。  もう一つ「かいゆうの家」の特徴が「古きよきものを継承する」(ご実家で建て替えなので) 導線的な回遊だけでなく、素材やデザインの回遊(もう一度新たな家で活かしつづける)も活かしたお住いでもあります。新築なんだけど、なんだか昔の家の趣がある・・・その様なこともテーマとして取り組んできたお住まいです。 その特徴的なのが下の幾つかのシーンでもあります。 ①築40〜50年利用されてきた雪見障子。↓ 外につながるバルコニー前の窓に組み込みました。窓を開けると現代のバルコニーですが、締め切ると、その佇まいは以前からここに住んでいたかのような落ち着いた空間化します。建具一つで場の空気も変わるものなのです。 ②既存の窓を活かす。↓ 少し見えにくいですが、写真中央に✗のテープがついている建具があります。こちらは、既存の建物に利用されていた「窓」(ガラスが割れないように✗のテープを)その「窓」を本棚にはめ込み家具化してみました。雨風を何十年もしのいできた窓が、新居で家具として再利用されます。歴史を積み重ね、これからも何十年も建具として生きていきます。 よーく見ると、いつもの杉の木の色と違うような・・・・・そう、建具に併せ、構造材や家具類も塗装し色合わせしています。どうでしょう違和感ないですね。  ③既存の建物に利用されていた照明−1↓ 昔の照明は今のように機械加工されて、造られていましせん。すなわち手作りです。ですから、今の時代で制作したならば、とても高価な器具になります。その、歴史ある照明器具も新居でも継承され、これからの住まいを照らし続けてくれます。  ④既存の建物に利用されていた照明−2↓ こちらは更に、曲面を描くような木組みの照明器具。なかなか作れませんよー、この様な器具は・・。既存の住まいの階段で利用されていた照明器具も、新居で階段を照らし続けてくれることになりました。   ⑤こちらは、ホールですが、その両側に沢山の本棚が・・↓ そう、数千冊の本が収まるようにと、本の冊数や量を把握し、空間の至るところに本棚が設置しています。こちらの本棚は新設したものですが、その横にある、リビングに入る扉も既存のお住いから継承した建具です。彫り込みなどこちらも今では中々見ること、作ることのできない建具でもあります。    ⑥1階の寝室スペース(引き戸を開けている状態です)↑ どうでしょう、カベは真壁(柱が見える)に左官壁、部屋は畳にすることで、竣工したばかりなのですが、古さ?時代を感じられる空間を感じられませんか。隊長は感じます。えー実際の空間の中にいるとよりその場の雰囲気を感じます。 お施主様が大事にしていた、古き良きもの、歴史を継承した「かいゆうの家」を完成することができました。当然、古き良きだけでなく、性能面もしっかり。 「耐震性能当等級3」 「断熱性能等級4」 「一時消費エネルギー等級5」と基本性能は陰ながら高性能なお住いでもあります。(*認定長期優良住宅所得)安心安全もしっかりです!。  ご覧いただけないのは残念ですが、とても個性あるお住まいが完成いたしましたー。  お施主様ご竣工誠におめでとうございます!    隊長      おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 隊長が令和元年に「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m  
2020.04.23(木)
隊長IKEDA隊長

HK-BASE/ヤマガタカベ

西東京市で建築中の「HK-BASE」が間もなく竣工を迎えます。 「HK-BASE」は東京都が認証する「東京ゼロエミ住宅」認証済住宅。 そう、断熱性能が現行省エネ基準の3割以上割増され、エネルギー削減率も3割削減を達成している住宅なんです。 その「HKーBASE」には少し変わった位置に「高性能エアコン」が設置されています。 さて何処に取り付いていると思いますか??    下写真左手は「ヤマガタカベ」。「HKーBASE」に独特?意味不明?な壁があるんです。そう、エアコンの風向きを変えるためについた壁でもあるんです。 下写真右は、「スギカベマガジンラック」。このスギのカベに本や、雑誌、資料を入れておけるスペースになっているんですね。これは省エネとは別の話ですが同様の場所を利用して設けられた暮らしのプラスαスペースです。 で、これらの場所は家のどの部分にあたるでしょうか・・・・・・・・。  写真見ればわかっちゃいますね・・・・・笑  そう、「階段」内、周辺に設置されているんですね。「HK-BASE」はリビングイン階段。という事で、階段室もリビングという扱いに設計されているんですね。 階段の途中に高性能エアコンを設置することで、1,2階の双方に冷気を送ることができるんです。また、2階廊下側の「ヤマガタカベ」にあたる風があたり、各部屋に微量に風が流れる工夫を施しています。  以前、コラムでも書きましたが、昨今の夏の暑さは異常です。通風も重要ですが、通風できない時期や時間帯が増えています。その分、近年のエアコンは高効率、高性能化しているので、むしろエアコンをつけた状態のままにすることの方がエネルギーロスが少ないんですね。→隊長コラムで読む「エアコンはつけっぱなしがいい?」 当然、つけた状態にするためには家が高性能である事が条件で、「HK-BASE」の様に東京ゼロエミ住宅レベルの性能だからこそ計画できる設計手法でもあります。(住宅面積が80㎡台であることも) しかし、最近のエアコンは消費電力や効率性能だけでなく、機能レベルも進化していましすね。AI機能やらなんやらがついていて予想以上の効果がでるかもしれません。と勝手な期待も・・・笑 立地や、プラン計画にもよりますが、弊社の家造りは高性能+しつらえ(引き戸も多い)等、この特徴を活かし、可能な限り少ないエアコン計画を進めていきたいと考えております。(体感差もあるので、念のため各部屋に設置できる計画にはしております)  エアコンの利用、選定方法は「おかにわの家造り学校2時間目」で学んでみよう。 隊長       おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 隊長が令和元年に「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m  
2020.04.20(月)
隊長IKEDA隊長

新型コロナウィルス感染症による住宅設備出荷状況について(4月)

新型コロナウィルス感染症により、2月以降は住宅設備機器の注文増(集中)、いわゆる買い占め状況が起き始め、住宅設備メーカーが慌てて、受注を停止したことを、メディア等で目にされた方々も多いのではないでしょうか。 「4月前半現在は・・・・・・」 4月前半の段階では、通常状態に戻った商品や遅れはあるものの納品できる状態になっていることをまずご報告します。未だに「トイレ」がつかないんですかー。「キッチンがないんですかーと」聞かれることも多いので、日々変化すると思われますが、現在の所、受注が停止になっているものは2大メーカーでは殆どないことをお知らせしておきます。   TOTOのHPに通常回復商品と遅れがでる商品についての情報が掲載がされています。 「TOTOへ」    *随時更新されています。     「LIXIL]さんでも納期に関するお知らせが掲載されています。  「LIXIL」へ    *こちらも随時情報が更新されています      という事で、2月、3月の様な「受注停止」ではなく「納期の遅れ」という状況です。(共に4月前半時点) 新型コロナウィルス感染症が中国側が落ち着いたことと、国内でも製品生産を進めたことにより対応が可能になったものと思われます。ですので、未だに入荷しない、取り付かないという状態ではないというを先ずは知って頂ければです。 弊社では、新築住宅を進めている方、リフォームを検討、進めている方でご心配な方は、早めに計画等を行い、設備関連事業者、販売事業者と連携し設備品入荷を進めております。コロナ関連も長期化の模様が見えてきました、落ち着いてから・・と言う考え方もありますが、誰もと同じ行動になると品薄になることもありますから、少し早めの行動をこころがけておくことも必要です。 2020年4月10日前の情報で、今後の感染拡大等により状況が変わることもあるかもしれませんが、現段階の状況まで。     隊長      おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 隊長が令和元年に「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m   
隊長IKEDA隊長

住宅ローン減税延長1年緩和へ/新型コロナ感染症関連

新型コロナウイルス感染症により「住宅ローン減税の適用要件緩和」が、4月7日に経済対策として閣議決定しています。経済対策には、住宅ローン控除の適用条件を弾力化する処置が盛り込まれ、期限に入居できない場合でも、一定の要件をを満たせば、期限内に入居したのと同郷の扱いになる予定です。 現在隊長も、JBN全国工務店協会(工務店3000社の最大団体)業界団体の役を務め、国等の行政に意見や要望等を行うこともあるのですが、この件に関して3月に所属団体を経由し本部より要望をしていました。まずは、家造りを進めている方の中でも、最近まで懸念されていた設備機器の不足(4月16日現在は解消の方向)や様々な自粛活動の関係で進めたくと進められないのでは・・と不安になられたと思いますので、緩和措置により一つ安心できる要素ができたことは明るい話題ではないでしょうか。  そもそもの住宅ローン減税は、19年10月、消費増税に伴う住宅取得支援策として、特例で3年間の延長措置が設けられている制度です。現在この制度を1年間延長する方向で検討されているそうです。 あべのマスクや、30万?10万円?の給付など、国会等で補正予算の議論が進行しているところですが、早期の決議をお願いしたいと心ですね。   「新型コロナウイルス感染症」に纏わる話題がありましたら随時コラムでお知らせしていきますね。以上1つ目の情報提供でした。   隊長     おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 隊長が令和元年に「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m     
隊長IKEDA隊長

オンライン・家造り学校開講

新たに「オンライン・家づくり学校」が5月から開講いたします!。 まずは1時間目が5月10日に、その後24日には2時間目が開講いたします。 『オンライン・家づくり学校』 新型ウィルスの関係で、人と人との距離をとの政府や、知事からの要請もあり、家づくり学校もオンライン準備を進めいよいよ開講です。  「家にいる時間が長いので、この機会に・・でも何から勉強したらいいのか・・」 「家造り学校は配信できないのか・・」 その様なコメントも頂いております。 日々変化する社会情勢の中ではありますが、今後の暮らし方を見つめ直す良い機会になっているのだと思います。 でも、本屋にも行けないし、ネットだけの情報では、答えが見つけられない・・・・・ その様な声や期待に応えてオンライン版の家づくり学校を開講することに致しました。 開講予告と併せ既に数組のお申し込み頂いております。m(_ _)m。 改めて家づくり学校を、弊社のHPもを常に覗いて頂いていることに感謝申し上げます。  『オンライン・家づくり学校』  家造り学校も13年目、いよいよオンライン版としても開講いたします。 ぜひ、家にいる時間、家族と一緒に入られるこの一時を有益なものにしていただければです。 お申し込み頂いた方に、追って、機器や通信環境等についてのご連絡が参ります。 皆様は、大きな作業なく参加することができますのでご心配なく。  まずは、5月10日にお会いできますことを楽しみにしております。 当日は隊長が講師として努めさせていただきます!   *オンライン版の参加資格は家造りをご検討の方、弊社の施エリア範囲内他の方が対象となります。  隊長       おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 隊長が令和元年に「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m    
隊長IKEDA隊長

西東京まちめし

新型コロナウィルスの感染拡大「緊急事態宣言」により飲食店や、多くの中小企業が打撃を受けています。 そのような中で、地元西東京市の飲食店の多くががテイクアウトをはじめていて、ついには地域の情報拠点「まちてな西東京」さんにより「#西東京まちめし」たるテイクアウト店を探せるサイトが立ち上がりました。(素早い)  「#西東京まちめし」サイト  西東京市内の飲食店で現在テイクアウトを行っている店舗情報がずらり お店自ら掲載も可能ですが、閲覧者が登録することもできるようです。 日々変わる社会情勢の中でありながら、地元飲食店を応援していく素晴らしい取組ですね。 私もお昼などでテイクアウトしたいと思います!     弊社中小企業なので、今後どのような影響があるかは未知数ですが、現在「オンライン打合せ」等を進めていて、多くの方々に、ご相談や打合せなど画面を通して打合せしています。そのおかげで円滑に家造りやリフォームを進めることができております。インターネットさまさまですm(_ _)m。そして新たな取組も・・・・・・。  それは次回に!  隊長      おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 隊長が令和元年に「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m   
隊長IKEDA隊長

オンライン相談/家造りビデオ打合せ

現在、新型コロナウィルス/COVID19が世界各地で感染が拡大しています。 *「岡庭建設の新型コロナウィルスへの対応」 東京都の小池都知事からも、不要不急等の外出を控える要請がでておりますね。4/7には政府より緊急事態宣言もなされるとのこと。 ですが、弊社では皆様が自宅にいる時間が長くなることも影響したのかもしれませんが、ホームページをご覧頂く時間が長くなるなど、お問い掛けを引き続き頂いている状況です。 そして、この様な状況の中、現在皆様により安心して、ご相談、打合せができる環境をとオンライン相談/ビデオ打合せ(どの様な名称が正しいか分からずこの様な記載に・・・笑)できる環境を整え打合せを行っております。 当然、現在家造りや、リフォームが進行中のお客様いらっしゃいますので、電話、メールだけでなく会って話をしたいなーでも、外出するのはちょっと・・と思われる方へは、この方式を採用させて頂いております。     お会いしながらお打合せすることも可能ですが、昨今のICTを活用し、家造り前のご相談や、現在進行中のお客様とNETを介しながら、かつ資料をご覧頂きながら、ご相談、打合せできる体制を整えております。(*皆様のNET環境やパソコン性能により対応ができない場合もございます。詳しくは弊社までお問いかけください) ご希望の方は、その旨をご相談ください。 当然、「相談箱」や「LINE」でも対応しております。    上記は、ビデオ打合せの一例画像です。 社内でも、皆様の打合せ、相談環境に併せてと、いくつかのツールを準備するために試験等も行っおります。こんな時期だから楽しく!と社内テストミーティングでは少し遊び心もいれながら・・・笑 さて、パソコンとかNETとか苦手で・・・と思われる方。全く難しくありません。皆様は、送られてきたアドレスをクリックするだけで画面が開く仕組みを利用しますので、難しい操作は不要です。 もし、じっくり会って相談したい、打合せしたいけど・・・・心配・・・・と思われる方でも安心して顔を見ながら、資料を見ながら打合せが可能です。ご希望の方はお申し付けくださいね。  隊長   *弊社では、スタッフの7割程が、会社拠点の同一市内、近隣エリアから出社である関係で、現在概ね通常通りの営業となっています。(一部時差通勤 )    おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 隊長が令和元年に「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m  
隊長IKEDA隊長

長期優良住宅VOL3/メリットとは

東京で、既に100件程の長期優良住宅を手掛けてきた岡庭建設です。 ご相談頂く方々の皆様にご説明している「長期優良住宅」 最近では内容は知らないけど、聞いたことはある、知っているという方が大半です。 その長期優良住宅のお話をすると、聞かれることが多いのが、長期優良住宅の「メリットって?」です。 確かに、長期優良住宅の認定を取るとどの様なメリットがあるのか そのメリットについて、今回は記したいと思います。 「メリット」   「メリット」 として、よく減税が受けられる!など「お金」に纏わる話を見たり聞いたりすることが多いと思いますが、それ以外にもメリットがいくつもあるのだと言うことをぜひ知っておいて頂きたいです。  「メリット」 ①質の高い住宅であることが、公的に証明される 昨今、災害も多く、耐震性、台風性の高い住宅を建築する傾向にありますが、例えば長期優良住宅の認定基準でもある「耐震等級2」。数百年に一度程度発生する地震、わかりやすく言うと、震度6強から震度7程度の地震による力の1.25倍の力に対して、倒壊、崩壊しない程度の耐震性を持ち合わせていると言うことです。この「耐震等級2」、「うちの家は等級2相当!」と自分の言葉や図面で伝えることもできますが、長期優良住宅は公的に「耐震等級2」と認定される、すなわち、お墨付きになるので、その重みや扱いが全く異なります。類似の制度で「住宅性能表示制度」や「フラット35」でも評価書として「耐震等級2」を取得することができます。一点注意なのが、この耐震性評価は新築建設時にしか所得できない制度、後から所得できない制度ということもぜひ覚えておいてください。ですから、「耐震等級2」、「耐震等級3」基準以上の住まいを建築される方はこれらの制度取得をオススメします。 ②維持管理・メンテナンスが計画され実行される 長期優良住宅の認定を所得する場合には必ず、「維持保全計画書」という書類を添付して認定を所得します。すなわち、計画的にメンテナンスを行うためのスケジュールを記載しないと認定を所得できないということです。岡庭建設では、専属のメンテナンスチームやメンテナンス制度「おうちクリニック」(有料制度)を運用していますので、皆様この制度等を利用しながら定期点検を受けています。人間と一緒に、住まいも年々年をとっていきます。定期的な健康診断を受けて処置して長生きしていく。ホント人と一緒です。ですから長生きしていくための健康診断が定期的に義務化されている点も長期優良のメリットでもあります。(メンテ制度のある岡庭建設の場合) ③税の特例措置 長期優良住宅の認定を取得すると、現在は税の特例措置等の恩恵も受けることができます。 ●所得税(住宅ローン減税や投資型減税)●登録免許税●不動産所得税●固定資産税 の減税、細かくはパンフレットに掲載されています。(*以下画像は住宅性能評価・表示協会のパンフレットより)     ④住宅ローン金利の引き下げ・補助事業の活用 住宅ローンでも大きな恩恵が。住宅金融支援機構のフラット35でしたら、長期優良住宅の認定を受けることでフラット35Sを利用することができ、金利も店頭金利より現在、年0.25%引き下げになります。0,25ってかなり大きな下げ幅ですよね。固定金利を検討されている方は、フラット35Sがオススメです。   ⑥保険料の割引 ①で説明した「耐震等級2や3」を所得すると、地震保険の割引も受けられますねー。  ⑦エビデンスによる安心安全 何よりも、耐震性や、省エネ性能や劣化性能他、質の高い住宅を建築した際に、自己的な評価でなくて、公的に評価される制度が「長期優良住宅」です。行政のお墨付きがつけられる制度は、省エネ性能のみを認定する「低炭素住宅」の2つだけ。建物の総合的なエビデンスなら「長期優良住宅」だけしかありません。任意の法律ですから、必ずしも選択しなければならない、訳ではありませんが、岡庭建設の家造りでは、すでに長期優良住宅以上の質と性能値をもたらした住宅。折角いい家をつくったのだから、その中身が評価「見える化」される制度を利用しない手はないですね。という事で、ご相談頂いた方には毎度ご説明をさせていただいております。 ⑧将来は やがて住まいを「受け継ぐ」、「売却する」ときが必ずやってきます。ご親族が「受け継ぐ」際は安心して譲り受けることができ、更にメンテを手掛け次世代に。しっかり手入れされた住宅は、30年、50年と受け継ぐことが可能となります。また、売却の際にも質が明確で手入れされている記録がある住まいと、そうでない住まいでは、評価に差が出る時代がやってきます。売却時に「長期優良住宅」であることや、メンテの記録などを買い主が評価、理解することで市場以上に評価される可能性もあります。弊社のおかにわ不動産では、そのようなご説明をしながら売却等を進めております。買い主も、安心した住まいを手に入れたいですからね。  と長々書きましたが、長期優良住宅は数多くのメリットがあります。都内ですと敷地の状況(1の階が40㎡以上・階段を除く)で取得できない、場合もありますが、可能なお住まいの大半は認定所得をされています。私共の作業や手続きは増えますが、お客様の安心、安全な家、長きに済み続ける資産であればと、長期優良住宅取得ををオススメしています。 参考になれば幸いです。  隊長     おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 隊長が令和元年に「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m  
2020.03.27(金)
隊長IKEDA隊長

省エネ性能説明義務化/2021年4月から

少し難しい話かもしれませんが、今後家造りや一定のリフォームを進める方には直接的な影響が出てくる話ですので、現時点での情報としてコラムに記載しておきますね。    2021年4月1日に「建築物省エネ法」が改正されます。  何がかわるかというと 住宅を建築する際に、省エネの「基準」に適合しているか否かの説明を「建築士」が行うことが「義務化」されます。 2021年4月1日からです。覚えておいてください。(説明されなかったら違法となります) *制度や説明内容等は現在、国、行政にて検討がなされています。 省エネ法には「基準」があります。 地域によって異なりますが、一定の省エネの「基準」が決まっています。 ただし、「基準」は任意法で、必ずしも守る必要性がありません。 しかし、地球温暖化防止、脱炭素社会、居住者の健康を含めても「基準」を達成、いやそれ以上が求められます。 そこで、既に大規模建築物では適合が義務化、2021年の4月1日以降は300㎡以上の建築物(住宅を除く)が義務化されます。それ以外の住宅関係が説明が義務化されることになったと言うことですね。  現段階では説明が「義務」になるんだということを覚えておいて頂き、詳細が分かりましたら、またコラム等でお伝えしますね。 注意点が一つ。あくまでも「説明」が「義務」になったと言うことであり 「適合」が「義務化」になった訳ではありません。すなわち「不敵」でもその説明がなされ、お施主様が承諾していれば、それで「良し」と言うことになります。何を持って適合なのかは、建築専門ではない人には分かりづらいので、この様な説明がある際には、しっかり理解するまで聞くことと、よほど伝統的な住宅(気候風土型住宅)を望んで建築する方以外は、「適合」させてくださいと建築士に伝え設計を進めてください。 岡庭建設では 2019年から、岡庭建設家造り、省エネ性能の物差しとして「東京ゼロエミ住宅」があります。 省エネの「基準」よりも約30%以上エネルギー削減される住宅で。 断熱性能も「基準」の約30%以上向上した性能 そう、基準適合の30%以上のため、何ら問題ない制度でもあります。 むしろ、説明しなければならない分手間がふえた状態ですが・・・・・。笑  という事をまずは施行1年前の情報としてお伝えしておきます。            その様なこともあり、様々なメディア等からの取材も多く受けてます。 日経BP社が発刊している建築業界紙 「日経アーキテクチャー」「日経ホームビルダー」「不動産マーケット情報」3紙の特集別冊として配布が始まりました。施行1年前ですから多くの建築技術者に認知してもらう必要性もあるので、様々なメディアが省エネ説明義務化等を特集しています。 で、隊長もその記事の中で4Pに渡り、業界団体の一人、個社として対談に参加させていただきました。 内容は・・・・業界紙、有料の本なのでm(_ _)m。 NET等で無料配信されるようでしたら、またご報告したいと思います。  以上新しい制度の先行情報まで    隊長    おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 隊長が令和元年に「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m  
隊長IKEDA隊長

住宅用分電盤−1/HK−BASE

 この写真を見て何だか分かりますか? って、タイトル見れば分かるじゃん。 そう、その通り「住宅用分電盤」いわゆるブレーカーが取り付く壁の裏の写真です。 現在西東京市で建築中の「HKーBASE」工事中の模様ですが、ちょうど、分電盤が取り付く部分の配線工事が完了したところです。 この様な場面って、あまり見たことないですよね。見たことあるひとは人はかなりマニアックな方だと思いますが・・・・笑   写真の中央辺りにある、木の枠で囲われた部分(中央)に分電盤(ブレーカー)が取り付きます。 当然、石膏ボード等が貼られた後ですが。 グレーの線が、電線です。各部屋のコンセントや照明などへ分岐されつながっていきます。 岡庭建設では、このブレーカーのそばに電気だけでなく、テレビや、電話、ネット配管(配線)等を集約しています。*NET等に拘れる方は、電磁波対策などが必要になります。 かつ、玄関、下駄箱近辺に設置することが多いです。 それは、電話やNETなど最近は、セパレートタイプでなく、NTT他のテレビから電話まで光回線のセットタイプを利用される方も多く、かつ、それらの機器類も併せて集約されることが多いからなんです。また、道路の電線部分から建物に引き込んでくるので、道路近くにある下駄箱周辺に集約すると配線の引き回しも少なくて済みます。(*敷地条件やPLAN等により場所は変わります) その上で、電話やテレビの配線となる大元の端子を、この様な場所に集約しておくことで、多様な対応が一般的には可能となります。   電話も携帯電話が主流になってきています。 がFAXは必要という方も多くいるので電話配線は必要。 NETも、速度の早い有線LANも選択肢ですが、無線LANが主流に・・ 更に5Gの時代を迎えるとなると無線LANでも十分になるかもしれませんね。 この辺りは個人差のある所、ご自身の利用方法で決めていく必要があります。   いずれにしても、この分電盤と分電盤周り 住宅の「電気関係」の心臓部かつハブ的役割も担う重要な部分なんですね。 ですから、住宅の電気計画はとても需要です。 岡庭建設の家では、大半が玄関周り(その他収納部の場合もあり)にありますから、電気、NET配線を専門業者(NET事業社/ケーブルテレビ会社等)等に場所を聞かれたら、玄関、下駄箱辺りを覗いてみてくださいね。*電気の図面にも記載されています。  家造りをされる前によく聞かれるのが、「うちのブレカーはすぐ落ちるんですよねー」 なぜ落ちるのかは つづく・・。   隊長    おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 隊長が令和元年に「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m    
2020.03.20(金)
隊長IKEDA隊長
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