IKEDA隊長コラムCOLUMN

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東京での木造応急仮設住宅について

全国の60万人あまりの建設職人が加盟する団体「全建総連」 その東京都の連合会でもある「東京都連」にて、「木造応急仮設住宅」講習会の講師を務めさせて頂きました。 現在、全建総連と工務店全国団体JBN(隊長も役員)が連合帯となり、東日本大震災から、有事の際に木造の応急仮設住宅建設に取り組んでおります。連動帯を「全国木造建設事業協会(全木協)」と言います。木造で仮設住宅を建築する事で認知されていますから、皆様も報道他で目にしたことあるかもしれませんね。現在も熊本県人吉市他の豪雨災害における、木造応急仮設住宅他を500戸以上建設中です。   隊長も全木協の東京都協会の会長となりはや8年目の任期を迎えております。その関係もあり、必要に応じて、東京都の工務店や、建設職人に木造応急仮設住宅についてレクチャーする機会があり、この様な場を介しながら、多くの方々に有事の際の取組についてお話しています。◯災害協定の模様◯全木協HP 木造応急仮設住宅から少し話ずれますが・・・昨年の大型台風が日本各地に上陸しました。特にこの関東地方ですと、千葉県の暴風雨被害は記憶に新しいところ。報道等されているように、未だに屋根の上にブルーシートが被ったままの住宅等を目にされているかと思います。様々な状況で工事が進んでいないと思われますが、最も大きな要因は大工、屋根、瓦屋他の建設職人が圧倒的に不足していることなんです。 昨今建設職人の高齢化、減少が著しい状況ですが、その中で毎年発生する自然災害後の住宅等に対するケアが工務店や建設職人がいてからこそです。 東日本大震災、熊本大地震や西日本豪雨被害、そして今回の熊本他の九州地方の豪雨被害他、毎年全国のどこかで自然災害が発生しています。その際に建設職人がいなければ、これらの木造応急仮設住宅を建設することはできません。故にこれからの、国難に立ち向かうためにも建設職人そして、これらを采配する工務店の存在は不可欠です。 平時にもしもの時への準備が重要であることと、建設業の方々の活躍、夢ある職業であることも併せて伝えさせていただきました。90分以上熱弁で時間オーバーしましたが・・・笑少しでも得るものがあれば幸いです。   隊長   おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 隊長が令和元年に「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m        
隊長IKEDA隊長

住まいの災害対策

東京ガスの「住宅&住宅設備トレンドウォッチ」に寄稿させていただきました。 「住まいの災害対策」という事で 災害に強い家とは?について限られた文字数でしたが執筆いたしました。 4年半前に地域災害と住宅をテーマに「レジリエンス住宅」としてモデルハウス「RーECOHOUSE」をオープンし、平時に楽しく豊かに暮らせ、有事に活躍できる住宅のあり方を広めさせていただきました。(役割を終え2019年12月にクローズ/取組等) *Rーeco houseについての詳細    それらの取組で今でも住まいの災害対策として、取材を受けたり執筆しますが、これも、昨今毎年起こり得る自然災害の頻度からくるものだと思います。また、お問い合わせ頂くお客様からも、「レジリエンス」についての問いかけが増え続けていて、年々、住まいへの災害意識が高まっているようです。 過去の取材・活動等 ◯「R-ECO HOUSE」の取組記事(東京ガス) ◯東京ガスでレジリエンスについての講演 ◯住宅医パネリスト ◯住宅メディア 新建ハウジング特集 ◯全国宅地建物取引業協会連合会 ◯住環境価値向上事業協同組合での講演 ◯まちにわひばりヶ丘にて特集 ◯国土強靭化 レジリエンスジャパンWG   今後は、繰り返し起こり得る自然災害、その上で住宅性能を精緻化して設計することが重要と考えています。その事に共感いただけ、この度は東京ガスさんが記事化してくれましたが、多くの方々にお読み頂ければ幸いです。  東京ガス「住宅&住宅設備トレンドウォッチ」はこちら  隊長    おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 隊長が令和元年に「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m     
2020.09.23(水)
隊長IKEDA隊長

改正建築物省エネ法/オンライン講座はじまる

 2021年に建物に関する省エネの法律が改正されるこのコラムでも以前書きましたが、2021年4月から「建築物省エネ法」と言う省エネ建築物に関する法律が改正されます。これは直接的には私達プロ(建築士)に関わることですが、省エネ建築物、住宅がある意味2021年から義務化になるということです。えっ!今までは?と思われる方も多いかもしれませんが、極端な話し、断熱材を入れなくても設計や工事は可能であったということと、改正法でも排除されていないことが現状です。これは、伝統的な建築物等もありますし、消費者の幅広い意向もあるのでこの様な法改正にとどまったということでもあります。 住宅で義務化されるのは「説明義務」です。建築される住宅が省エネ法に適合しているか否かを事前に説明することになります。*「説明義務化」のコラムへ。当然説明がなければ、違法行為となるわけでが、お施主様が、特に断熱材を入れなくても・・んー良くわからないから、高くなるなら・・などの選択肢も削除されていないため今後基準で定められた性能がなくとも建築はできてしまいます。でも、不適合で良いです!と納得される方は多くはないと思いますが・・・・笑。*2021年から併せて300㎡以上の建築物(非住宅)は義務化されます。省エネ設計の適合許可がないと工事ができなくなります。         *国土交通省資料より  建築物省エネ法改正/オンライン講座そのために、この9月から「改正建築物省エネ法 オンライン講座(国土交通省)」が開講され、建築士を始め、建築技術者が改正法の内容や説明方法、根本の計算方法等を学ぶことができます。2020年は、コロナ感染症の関係で会場での講習ではなく、オンラインでの開催となりました。建築士の方や建設業関係の方、あと、建築を志す方は見ておくことをおすすめします。なかなかこれだけのボリュームを見る機会はないですし、オンラインなのが◎ですねー。      隊長も微力ながらテキストづくりに・・この講習会で利用されるテキストの一部を2020年度もお手伝いさせていただきました。と言うか継続中で、資料作成WG委員として7年目を迎えます。名だたる省エネ関連の技術者や国の方々が携わられてますが、末席で微力ながらお力添えさせていただいております。例年ですと、講習会受講者がテキストを受け取る事ができましたが、コロナの恩恵といいましょうか、オンライン上でテキストをダウンロードすることができるんですね。ご興味ある消費者の皆様もご覧頂ければ幸いです。 7年前の隊長ブログでも書いていたのを思い出しました・・・笑        おかにわの家造りは2割から3割以上も省エネ 当然ですが、おかにわの家造りは、省エネ方に適合した住宅です。それも概ね改正法よりも2〜3割以上の断熱省エネ性能を確保した住宅です。(東京ゼロエミ住宅仕様)なおかつ、性能を確保しただけでなく、設計型工務店!チームおかにわ(スタッフ)設計チームは、詳細な断熱、省エネ計算を施し設計采配ことができます。ですから、長期優良住宅や、認定低炭素住宅、ゼロ・エネルギー住宅など高度省エネ住宅を手掛けることができるんですね。(作業は大変ですが・・・)見学会などで、完成した姿を見て、空間や素材などを主に見られていると思いますが、陰ながら、この様な目に見えない性能設計も得意としているんだなーと言うことも知っていただけたら幸いです。   隊長   おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 隊長が令和元年に「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m       
2020.09.21(月)
隊長IKEDA隊長

台風対策/横引きシャッター

猛暑の日々も少し落ち着き、秋風を感じる季節になりましたね。 過ごしやすくはなりましたが、この頃から心配なのが「台風」です。 近年発生し続けるスーパー台風。超大型化しつつある台風発生や接近、上陸が心配です。 今年は例年以上に海水温が高く、より大型化する可能性もあるとかです。 万が一、台風などで窓ガラスが割れると室内に猛烈な風が吹き込み家の屋根が飛んでしまうなどの被害も考えられます。台風の威力は増す一方ですから窓割れ対策も今後は重要かもしれません。 特に、窓性能の高くない時代に建築された住宅は、窓ガラスが1枚のものが多く、窓割れの懸念も高いと思われます。(昨今はペアガラスが普及しています)ペアガラスが完璧というわけではありませんが、バリアは一つでも多いほうがよいでしょうし、窓前などに飛散物を置かないなどの対処も必要です。そこで、台風対策としての依頼が増えているのが「シャッター」です。新築時につけるかたも多いですが、既存住宅の方は後付のシャッターをつけることになります。ただ、この後付シャッターは中々良いデザインが無いんですよね・・・・・・・  そんなこんな調べている時に目についたのが「横引きシャッター」です。 シャッターは上から下にスラッド下ろす製品がほとんどですが、この製品は横にスライド開閉する製品なんですね。スライドと言っても、板物がスライドするのではなく、アコーディオンの用にたたまれてしまう製品のようです。よって、普段はシャッターの存在が見えにくくなるということのようです。 そこで、早速製品のカタログを取り寄せました。・・・・・・が、カタログレベルですが中々良さそうですねー。 今現在依頼が有るわけではありませんが、これから地域の方々や、住み手の皆様にもお知らせしていき、今後の台風対策につなげて活きたいと考えております。 もし、気になる方はは弊社までお問いかけくださいませ。m(_ _)m   隊長     おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 隊長が令和元年に「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m     
2020.09.18(金)
隊長IKEDA隊長

「高断熱・高度省エネ」アパート性能が求められる時代に

   賃貸住宅(アパート等)は寒い暑い?・・・・・いきなり、気難しグラフ画像から始まるコラムですが、この図は、日本国内の住宅の総数から現在レベルの断熱性能を満たした住宅の割合を示した図です。断熱の基準は平成11年に制定されたものが平成28年の基準にも適用されていますが、グラフの中(青部分)で5%しか、現行基準に適合していないと言うことが分かります。詳しくは以前コラム「5%の事実」をご覧ください。 で、賃貸住宅も同様で、断熱性能が劣る住戸が数多く存在しているということになります。故に、賃貸住宅は特に冬は寒く、夏は暑い!。これは、断熱の性能が高くないからなんですね。でも、賃貸住宅だから仕方がないと納得されている方も多いかもしれませんが、寒い暑いで体こわしてしまったら大変です。また、賃貸人の方は、立地や賃料で当然選ばれると思いますが、後々の光熱費にも影響することを改めて知っておいて欲しいと思います。 前回のコラム「耐震等級3 アパート性能が求められる時代に」でも書きましたが、近年持ち家住宅の性能は高性能化しています。故に高性能な住宅で育ってこられたお子様も多いことと存じます。東京に上京して、賃貸住宅を借りたら実家より寒い!なんて言うこともよく耳にするようになりました。 その位賃貸住宅の、断熱性能が高くなかったことが要因だと思われますし、賃貸住宅を性能で選定してきていない、いえ、性能を見える化した賃貸住宅がないのが現状なんですね。   見える化していなかった「おかにわ建設」・・笑おかにわ建設でも、数多くのアパートを建築してきました。近年でも、地元西東京市他、地域の地主様からの依頼で手掛けることも多くあります。ご存知の通り、おかにわ建設は住宅を主に設計・建築を手掛けておりますが、「長期優良住宅」等の性能の高い住宅や、品質等への拘りで多くのご依頼を頂いております。同様にアパートもでも新築住宅とほぼ同等のレベルで建築をしてきましたが、その性能を「見える化」していないことに今更気が付きました。 この10年位ですと、耐震等級2以上(長期優良住宅性能)断熱性能等級4(平成28年ど基準相当:R2年時点)でアパートも建築してきました。(耐震性能は近年等級3相当に)が、これらを表示せずしていなかったのですね・・。でも、賃貸人の人は陰ながら安心安全、暑い寒いが緩和されていることと思います。この度、発表させていただいた「高性能賃貸住宅 ロエミ」はこれらを改めて表示(自己評価と一部認証)をして賃貸化していく、より良い住生活を地域に提供していくことを主に考案したものです。 たまたまですが、現在お話している方が弊社で建築した賃貸住宅に住まわれているそうで、「実家より温かい!」とのコメントを頂きました。感覚的なもではありますが、「実家より温かい」と感じられたことで、住宅の性能差ということにも気が付かれたことと思います。そう、住宅だけでなく、賃貸住宅も性能が重要だと言うことです。  アパートも高断熱高気密・高度省エネ化へ近年、おかにわ建設で建築してきた賃貸住宅は高断熱高密住宅です。そして、これから手掛ける賃貸住宅は高性能賃貸住宅、特にecoに力を入れたeco賃貸住宅です。これを「ロエミ」というシリーズでスタートしました。この「ロエミ」は、東京都が定める「ゼロエミッション東京戦略」に基づく「東京ゼロエミ住宅」の認証、または準拠した断熱、省エネ性能を持ち合わせていますし、今後この性能レベルの住宅が重要と弊社では考えております。 少しマクロな視点でみると世界的な気候変動から、世界を代表する都市、東京は2050年にゼロ炭素を目指しています。その上でもビルだけでなく、エネルギー消費の多い住宅や賃貸住宅の高断熱化や省エネ化は必須です。暑い寒いの居住者のすも心地も当然ありますが、社会的に取り組まなければならないミッションもあるのだと言うことも併せて知って頂ければ幸いです。特にこの気候変動・・・・・昨今の超大型台風等はこの気候変動からくるものです。温暖化防止の観点からも住宅のエネルギー消費を減らすべく高断熱化、高度省エネ化は必須で、特に遅れている賃貸住宅の性能向上は急務です。   高性能住宅「ロエミ」の断熱省エネ性能って?具体的に「ロエミ」の断熱性や省エネ性を一部ご紹介すると ◯壁や屋根の断熱材が厚い。→これは新築住宅を手掛けている性能をそのままに採用しているからです。 ◯窓の性能が高い。→窓もアルミサッシにペアガラス!・・・・いえいえ、ロエミはアルミ樹脂複合サッシを採用しアルミペアガラスの1.5〜2倍近くの断熱性能を向上 ◯設備性能も高効率なものに。→照明器具はLED証明を、水栓はエコ水栓を採用したりしています。 ◯エアコンまで→エアコンはついていれば良い訳ではなくて、性能が重要!。ということでロエミは4☆以上のエアコンが最初から取り付いているんです。(主たる居室のみ) 細々したことですが、主に以上の仕様を高性能化することで住宅の断熱性能や省エネ性能は格段に向上します。当然、オーナー様のコスト負担にはなりますが、この「付加価値」が入居率にも影響してきますし、長きに渡り所有する資産です。一歩だけでなく、2歩先を行くような賃貸住宅を建築する事をおすすめしますし、賃貸人の方は、これからの賃貸住宅は性能で選ぶ時代に入りますから。何故かというと   今後は光熱費を表示する制度も検討中(R2 9月現在)現在、国土交通省では「住宅の省エネ性能の光熱費表示検討委員会」たるものが開催されていて、近い将来、住宅や賃貸住宅に想定される光熱費等を表示する制度が検討されています。こちらは、隊長も住宅関連団体の一員として少し関わっておりますので、後日詳しく現在の状況等をお知らせいたしますが、まずは、光熱費が表示される可能性があるのだと言うことを知っておくと良いでしょう。(光熱費の単価や算定方法、表示方法は検討中) まずは、新築住宅からが検討されていますが、特に分譲住宅や賃貸住宅等、不動産ポータルサイトで掲載される情報の中に光熱費が表示されるかもしれません。何が起きるかというと、消費者が売価や賃料だけでなく光熱費やその差などを見比べながら選定できるようになると言うことです。例えば賃貸住宅であれば、少し、賃料は高いけれどその分光熱費が安くなりそうだから、より「光熱費が下がる賃貸住宅を選択しよう」という流れが起き始めます。正しく、この見える化により、消費者ニーズもより変化すると思われます。 その上で、特にオーナー様は、収支計画や利回りも大事ではありますが、この様な同行を見つつ、これから先の賃貸住宅とは?を考慮して計画していくことが求められます。 その上で「ロエミ」は手前味噌ですが、国の基準から更にー30%した省エネ住宅となります。この−30%光熱費による恩恵はこの検討会の結果をみて計算、表示していきたいと考えておりますが、常日頃手掛けている、戸建て住宅ですと年間で約6万円程度削減できそうです。(シュミレーション結果や公開データ等)ですから、賃貸人の方の懐にも大きな影響を与えそうです。  ということで、これから賃貸住宅も高断熱高気密・高度省エネで選ぶ時代になる。と言うことを知っておきましょう。     隊長     おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 隊長が令和元年に「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m    
2020.09.15(火)
隊長IKEDA隊長

「耐震等級3」アパート性能が求められる時代に

賃貸住宅(アパート等)のあり方が変わるアパートやマンションに住まわれている方々も多い都市部。 現在住んでいる、賃貸住宅はどの程度の住宅性能なの?って考えたことありますか。例えば、耐震性って? 断熱、省エネ性能って?・・・火災への対応は・・? なんとなく住んでいて、おそらく大丈夫じゃないかな、と気にしたことはあるけれど、細かく確認された人は少ないのではないでしょうか。少し話がそれますが、現在、「戸建ての専用住宅」の性能はこの20年程で大きく進化し、随分と高性能化しています。「おかにわの家造り」 当然自らの大きな財産ですから、住み手も一生懸命勉強して、その性能を満たした工務店等を探しています。しかし、住宅を所得前に暮らすアパートなどの賃貸住宅(以降アパートと)は「賃貸」ですから、一時的なもの(一生ではない)として選定している方も多く、住まいの性能よりも、新築か築浅なのか、好みのデザインや取り付く設備、駅からの距離で判断されている状況が大半です。また、アパートを所有、建築するオーナー様も、賃貸人目線ではなく、収支目線、利回り目線で計画することが前提になっています。(これはこれで間違いではありません。) でも、近年、アパートに住む、賃貸人のニーズは変わってきていると言うことを知っておく必要があります。  増え続ける災害ご存知の通り、この10年、20年、いや、ここ数年の間でも自然災害が増え続けています。 自然災害というと、=「地震」と思っていたものが、近年の「台風」など雨や、風による自然災害も増え続けています。自然災害は毎年来るもの?。大地震は近々に?明日、もしかしたら今日・・。その様な状態ですし、9月頃からは海水温も高く、今年は更に大型の台風がくるのかも・・・と、近年経験をしたことのない台風にも見舞われることを誰もが意識している時代です。 この有事に「人名」を守ってくれる「場所」が住宅などの「建築物」です。 しかし、「建築物」にも力の差があることと、性能への違いが有るということを知っておいて欲しいと思います。特に今回は「耐震性」にスポットしてみます。  アパートも性能で選ばれる時代に増え続ける自然災害の中で、特に賃貸人のニーズは確実に変わってきています。(弊社も賃貸管理を施していますから) 「実際に借りるアパートで地震や台風に見舞われたら大丈夫なのか?」「安心安全な建物なのか?」 とググる方も増えていますし、その問いかけも増え続けています。これだけ自然災害リスクが高ければ当たり前ですよね。 その上で、アパートでも耐震等級1(建築基準相当)ではなく等級2(基準*1.25倍強度)や等級3(基準*1.5倍強度)が意識され求められる時代に来ています。そう、アパートも性能で選ばれる時代に入ったということです。 その様な事を言っても利益が・・と思われいるオーナー様も多いかと思いますが、まず、これから時代住宅余り、特に賃貸住宅の空き家率は増加傾向ですし、更に増えていきます。当然築年数が経過すればするほど、駅から遠くなればなるほど、空室が増える傾向が想像されます。その先の時代に選ばれるアパートってどの様なアパートなのか。 当然立地やデザイン等もあるかもしれませんが、これからは確実に賃貸住宅も住宅性能を見比べて選ばれる時代、性能が「付加価値」となる時代になると考えられます。 駅チカ、新築もいいけど、少し離れても「耐震性」の高い住宅の方が安心だよね。借り手の方々の意識はこれから先より性能へ強まります。収支や利回りで計算していても机上の話で、賃貸人のニーズや心理は反映されていません。空室を減らす上で、今後は住宅性能を「付加価値化」することも必要なことでしょう。  高性能賃貸住宅「ロエミ」*東京ゼロエミ住宅認証 おかにわ建設では長きに渡り、アパート建築を多数手がけてきていて、併せて賃貸管理も数多く管理しております。 そして、新たにさらなる付加価値化したアパートシリーズのスタート! これが、高性能賃貸住宅「ロエミ」シリーズになります。 このロエミの高性能化は主に 「耐震性」:耐震等級3*最高等級相当 「断熱性」:断熱等級4*最高等級相当 「省エネ性」:消費エネルギー等級5*最高等級相当 の住宅性能を実現しています。当然この性能で収支計画、利回り計画を立てています。 また、賃貸募集の際にも、この「付加価値」を伝え続けていきますので、より空室率を防ぐ一員にも繋がります。 「2020年9月高性能賃貸住宅 ロエミ 構造見学会開催」  次回は「断熱性、省エネ性」にスポットしてコラムさせて頂きますね。  地域賃貸住宅への想い 私達も来年で50年目を迎えます。数多くのアパートを地主様他からの依頼等で周辺地域に建築してきました。決して、今まで建築してきたアパート全てが高性能ではありませんが、社会情勢や気候変動、ニーズを含め常に学び、そのアパートの仕様や性能等をアップデートしてきました。そして、新たに完成したのが「高性能賃貸住宅 ロエミ」なのです。 ただ単にアパートをつくるだけでなく、少しでも地域の住生活が豊かであり、所有されるアパートが資産になるようにと今後も更なるバージョンアップを進めてまいります。「住むことが安心」「住むことが楽しい」これが地域を豊かにするのだと思います。また、地域で50年、陰ながらこの街で携わる設計型工務店の役割だと思っています。  本日は丁度、「ロエミの構造見学会」を開催しています。 「2020年9月高性能賃貸住宅 ロエミ 構造見学会開催」  隊長   おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 隊長が令和元年に「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m   
2020.09.13(日)
隊長IKEDA隊長

オンライン&リアル家造り学校2時間目/8月

今週は、「家造り学校2時間目〜しっかりつくる家とは〜」 先週の1時間目では家造りの進め方を学び、引き続きの2時間目は主に家造りの性能的な部分を学びます。 今回も主体的にはオンラインでの授業ですが、相談等の有る方は現地で受講!。 ということで、現地4組、オンライン4組の方々にご出席いただく事ができました。m(_ _)m。 えー大夫オンライン&リアルも慣れてきました・・・・笑 「ここ最近の家造り学校の模様は・・こちら」  今回の出席された皆様から ◯見えない部分にこだわることのメリットを知ることができて勉強になりました。 ◯日頃学べない、構造等を学ぶことができました。 ◯大変参考になりました。 など、少し難しい内容ではありますが、「しっかりした家とは?」を知って頂くことができたようです。    ◯長期優良住宅で建築する!(面積や都市計画にもよりますが) ◯耐震性は等級3を ◯断熱省エネ性能は−20%以上を ◯それ以外にも・・・・ なんで、岡庭建設は上棟後ブルーシートで建物をぐるぐる巻にしているのだろうか?  などなど、「家づくり学校2時間目」で本質的にしっかりした家を知ることができます。 次回は10月に開催いたします。 参加された皆様お疲れさまでした!!!    隊長     おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 隊長が令和元年に「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m   
隊長IKEDA隊長

とちょう電力プランの募集はじまる

「おかにわの家造り」では多くはありませんが、太陽光発電を搭載した住まい手様や地域の皆様への情報、朗報です。 2012年に開始され(2017年に改正)再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法、いわゆるFIT法が制定され太陽光発電の余剰電力を買取を利用されている方々がいます。その期限が、昨年11月で10年目を迎え、10年目を迎える方々が順次買取が終了することとなります。 今後は、発電した電力を上手に利用(いわゆる自家消費)したいところですが、発電量の多いお住いは、正直発電量が余ってしまう方々もでてきているのが現状です。蓄電池などを自宅に設置したり、EV自動車などに充電したりするなど有効活用することも可能ですが、まだまだ、蓄電池にしても、EV自動車にしても、普及まではいかず高額であることから、改めて購入する方は少数派だと思います。 その中で、電力会社などが、今までのFITで買い取っていた金額(2020年は21円KWh*毎年異なります)までにはなりませんが、半分程度(9〜10円他買取事業者によります)で買取をしてくれる事業者なども増えていますので、余剰が有る方は検討されてはいかがでしょう。      その中、東京都は2050年までにCO2排出0を目指すべく独自の取り組みをはじめています。 *住宅では、おかにわの家造りの標準的住宅になってきている「東京ゼロエミ住宅」もその一環です。  「とちょう電力プラン」 2030年までに都有施設を再生可能エネルギー100%にする目標を立てていて、その取組の一環として、都有施設で利用するために家庭の余剰電力を都が買い取る制度が始まっています。 都は通常の買取価格を11円(通常の買取価格+1.5円上乗せ)という単価を設定していて、ちょっぴりお得に買い取ってくれるそうです。 募集は先週の2020年8月28日から開始されていて、買取電力が5000KWに達したところで終了だそうです。 都市部は屋根の大きさにより発電が限られる住まいも多い方思いますが、効率の良い発電設備も増えていますから、余剰が有る場合にはこの様な制度を利用することも検討されてはいかがでしょうか。  詳しくは「とちょう電力プラン」へ  隊長の自宅には発電設備でなく熱エネルギー利用なので、この様な恩恵は受けられませんが・・・・・・笑    隊長       おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 隊長が令和元年に「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m       
隊長IKEDA隊長

オンライン&リアル家造り学校1時間目/8月

一昨日に開催された「家造り学校1時間目 2020年8月」 今回は、オンラインだけでなく、セミナールームを利用した「オンライン&リアル(現地開催)」での開催。 当然、リアル会場はソーシャルディスタンスや「ガイドライン」に基づく準備を施し今回は定員3組までの募集としました。(オンラインは私どもが対応できる人数まで可) ですが、以外にも会場申込みの方が早期に埋まり、以降はオンラインのみの受付とする状況になりました。 会場に来場される方は、直接聞きたいことや確認したいこともあるようなので、やはり現地開催も大切だなと実感下次第です。 そしてオンラインでは4組の方々が。 ほぼ、オンライン、リアルが1:1の関係ですので、双方に伝わるような講義を心がけススメさせていただきました。 なかなか、経験のない講義形態のため、少し戸惑うこともありましたが、チームおかにわ(スタッフ)の準備力あり、大きなトラブルもなく(一度ネット切れましたが。。笑) 進めることができました。  会場と、オンラインの方々にから頂いた参加の声を一部ご紹介しておきましょう。 ●数値も大切だけど、それだけではない、それが一番必要なことではないということを少し噛み砕いて理解できたような気がします。 ●イメージを持つことをもう少し具体的にしようと思います。 ●今までは、購入した家にどう住もうかと考えていましたが、こんな暮らしにするには、どんな家をつくるのかを考えることが大事なんだと思いました。 ●改めてどういう暮らしをしたのかをもっと深く考えたいと思いました。 ●家造りを考えるにはあたっての視点が勉強できた。 などなど様々な意見、ご感想を頂きました。 ぜひ今後の家造りに活かしてくださいね。 次週9月5日は家づくり学校2時間目「しっかりつくる家とは」が開催されます。 少し家の細部のお話をするので、難しい専門的な内容もありますが、可能な限り分かりやすくお話させていただきますね。 1時間目同様、リアル会場は満席でオンラインと併せ8組のお申し込みが既にございます。 オンラインではまだ参加可能ですから、この際に家造りの「いろは」を学びたい方はお申込くださいね。   以上、家づくり学校1時間目のご報告まで!    隊長      おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 隊長が令和元年に「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m      
隊長IKEDA隊長

練馬区にて地鎮祭

新たな家造りが練馬区で始まります。ハウスネーミングはこれからなのでお楽しみに!。です。 昨日は、着工に先駆け地鎮祭が執り行われました。 猛暑予想ゆえ、朝方での地鎮祭で準備いたしましたが、いやはやそれでも日差しは強いですね。 でも、更に時間が後になるほど気温が高くなりますから一度でも低いうちにと、この時間での地鎮祭は正解だったと思います。 式の途中に、少しばかりの風が吹いていましたが、その風の中には冷たさとは言えませんが涼しさが交じる風でもありました。 気象予報士(建築士なので・・笑)ではありませんから、間違ったことは言えませんが、秋が近くまできてるかな?と 猛暑の日差しを浴びる中で感じた次第です。 式は、ご家族で参列され、「晴天と暑さ」。思い出にも残る地鎮祭になられたことでしょう。 お施主様、ご着工誠におめでとうございます!  式の当日には、地縄といって建築される範囲を示す縄で示すようにしています。 その縄が、敷地の四角形に対して斜めに建物形状が配置されている・・・・・・・・・・ 豊かな暮らしへの答えがそこに。 住まいの性能もしっかり(長期優良住宅+東京ゼロエミ住宅) 斜めに配置されている、その意味は・・・これからのお楽しみということで・・・笑      隊長     おかにわLINE公式アカウントスタート→「LINE」  隊長にちょっと聞いてみようは→隊長の住まいの相談箱へ 岡庭の家づくり学校も12年目に突入!(西東京市 一店逸品認定セミナー) おかにわのインスタグラム→「instagram」 隊長が令和元年に「国土交通大臣より表彰」を拝受致しました。m(_ _)m       
2020.08.30(日)
隊長IKEDA隊長
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