ぶぶだん(部分断熱改修)のこと
部分断熱改修という新たな断熱改修の考え方と体感会の開催
皆さん、こんにちは!IKEDA隊長です。
2025年3月8日(土)より「ぶぶだん 体感会」を開催する運びになりました。
*建物は築30年の木造二階建ての建売住宅(延床面積 約100平米/間取り 4LDK)
住宅の断熱改修といえば、家全体を高性能化することが一般的とされてきました。しかし、すべての家が全面改修をできるわけではなく、費用や工期、住みながらの工事の難しさなど、さまざまな事情から大掛かりなリノベーションが難しいケースもあります。そこで、新たな断熱改修のアプローチとして、大掛かりなリノベーションをしなくても、必要な箇所に最適な断熱を施し、建物全体の快適性や性根性能を向上させる「部分断熱改修」という方法を確立しました。
この方法を、私たちは 「ぶぶだん」 というネーミングにしました。部分的に断熱を強化することで、最適なコストと工事範囲で快適な住環境を実現するこの手法を、より多くの方に知っていただきたいという想いを込めてわかりやすいネーミングに・・笑
誰もが知らなかった「ぶぶだん」という考え方
断熱改修といえば、「全体を一気に改修する」か「リフォーム時にまとめて行う」という選択肢しかないと思われていました。しかし、実際にはすべてを改修するのが難しいケースも多く、部分的に断熱改修を進めることで十分な効果を得ることが可能になります。
特に、築年数が古く、予算が限られている住宅や、改修にあたり住みながら工事を進めたい場合、「ぶぶだん」は現実的な解決策となります。冷暖房効率の向上や結露の抑制といった断熱の基本的な効果を確保しつつ、工事範囲を最適化することで負担を抑えながら快適な住まいを実現できます。

住宅ごとに異なる最適な改修の答えを導く
家は人間に例えると、一人ひとりに個性があり、それぞれに異なる成り立ちがあります。築年数、工法、周辺環境、住む人のライフスタイルなど、すべての条件が異なり家の状態も全く異なるために、断熱の方法や改修のアプローチも一様ではありません。
「ぶぶだん」では、まずその家にとって最適な改修ポイントを導き出し、工事によってどのような効果が得られるのかを事前にシミュレーションします。(*断熱改修を複合的な部位で進める場合に限ります)これにより、改修後の温度環境や快適性を具体的に把握し、必要な範囲だけを施工することが可能になります。
最適な改修方法を検討する際には、家全体の建物状況を考慮しながら 床、壁、天井、屋根、窓 など、どの場所の断熱強化を行うべきかを判断します。当然予算のこと他を含め。また、それに関連する部位への影響も考慮し、断熱改修を検討していきます。
新たな設計方法の確立
「ぶぶだん」を実施するにあたり、新たな設計手法確率も進めています。
- 新築やリノベーションなど蓄積された高性能住宅、既存住宅の性能向上の技術を活かす
- 既存住宅を部分的にの温熱環境をシミュレーションし、最適な改修ポイントを検討する技術向上
- 必要最小限の改修で最大の効果を得る方法を設計手法の確率
- 予算や工期を考慮しながら柔軟に改修範囲を調整
- その他
これまで一般的に考えられてきた「家全体を断熱改修する」方法とは異なり、住む人の要望に応じたカスタマイズが可能となります。
築年数の古い建物でもシミュレーション可能な技術を習得
「ぶぶだん」を進める上で、築年数の古い住宅でも事前にシミュレーションが可能な技術を確率しました。
- どの部分の断熱性能を向上させるべきかを明確に判断
- 改修後の温度環境や冷暖房の効率を数値化して可視化
- 必要な改修範囲を限定することで、無駄のない改修計画を実現
これにより、古い住宅でも効果的な断熱改修が可能となり、費用対効果の高い改修を行うことができます。
(*有料)

設計と施工を同時に手掛ける工務店だからこそ実現可能
「ぶぶだん」は、設計と施工が一体で進められ、かつ長期優良住宅や、東京ゼロエミ住宅、住宅性能表示制度等、工務店でなければ実現が難しいです。なぜなら、
- どの部位を改修すれば効果が高いのかを正しく判断できる設計力
- 実際の施工で効果を最大限に引き出す技術力
- 非破壊の場合に既存の構造を想像する見立て力とその施工方法の検討が求められるためです。
一般的なリフォームとは異なるので、住宅を高性能化するための設計・施工技術が必要となります。

西東京市で「ぶぶだん」の体感会を開催
