【建物探訪】ブルーボトル豊洲カフェから学ぶ

まち探訪&建物探訪・IKEDA隊長グルメ
隊長IKEDA隊長

皆さん、こんにちは!IKEDA隊長です。

建物探訪が趣味の隊長は、先日、東京・豊洲にある「ブルーボトルコーヒー 豊洲パークカフェ」を見学してきました。コーヒーを楽しむだけでなく、建築としても非常に興味深いこのカフェ。今回はその探訪記をご紹介。

豊洲の街に溶け込む、木造のブルーボトル

ブルーボトルコーヒー 豊洲カフェは、東京都江東区豊洲2丁目 に位置しています。豊洲公園のすぐそばにあり、運河沿いの開放的な雰囲気の中で、ゆったりとコーヒーを楽しめる場所です。東京メトロ有楽町線「豊洲駅」から徒歩圏内の便利な立地も魅力ですね。

このカフェの設計を手掛けたのは、スキーマ建築計画(Schemata Architects)。シンプルで洗練されたデザインを得意とする設計事務所で、今回のブルーボトル豊洲でもその特徴が存分に活かされています。

以前「ブルーボトル京都カフェ」も見学しました。

木造の温かみと開放的なデザイン

ブルーボトル豊洲カフェの最大の特徴の一つは、木造建築 であることです。店内外に木集成材が使われ、木の温もりが感じられる落ち着いた空間になっています。

柱や梁をあえて見せる構造にすることで、木の持つ素材感を強調。開放的な設計と相まって、都会の喧騒を忘れさせるような心地よい空間が生まれています。

また、カフェの構造は木造ラーメン工法を採用しており、壁を最小限に減らし大きな空間を可能としたのも点も特徴です。大規模なカフェではありますが、木造住宅の延長で計画、建築できる手法を用いたのは学ぶべき点が多々ありました。なんだか、カフェにいながらして、自分たちで建築している住空間とリンクする空間でした。

開口部に採用されたFRPパネル?

ブルーボトル豊洲カフェのもう一つの特徴が、開口部に使用されたFRP(繊維強化プラスチック)パネル ?です。通常のガラスと併せ、FRP窓を採用することで、明るさを確保しつつ空間の閉鎖感を減らす工夫が感じられました。住宅では断熱性能の基準がある関係で(商業系は別の省エネ計算手法を採用)この様な建築は難しいですが、店舗併用住宅や、今後地域の店舗計画に向けてのアイディアとしてインプットさせていただきました。

もちろん、ブルーボトルといえばコーヒーが主役。ここでは、注文を受けてから豆を挽き、一杯ずつ丁寧にドリップされるため、香り高いコーヒーを楽しむことができます。

豊洲カフェでは、開放的な空間の中でコーヒーを味わうことができるため、より一層特別な時間を過ごせます。水辺の風景を眺めながら、挽きたてのコーヒーを楽しむ時間は、まさに贅沢なひとときです。

今回訪れたブルーボトル豊洲カフェは、建築的にもコーヒーの味わい的にも、とても魅力的な空間でした。木造建築の美しさや、FRPパネルを活用した開口部の工夫など、建築的にも学ぶことが多かったです。

次回の建物探訪も、ぜひお楽しみに!

隊長

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