越谷市で改正建築基準法について

「隊長の活動他」のこと
隊長IKEDA隊長

皆さん、こんにちは!IKEDA隊長です。

隊長は工務店経営者でもありますが、最近は改正法に関して講師をとの依頼が多くあります。

今回も業界団体の役職を務めている関係で、2025年の改正建築基準法・改正省エネ法に関する実務者向けセミナーの講師として登壇する機会をいただきました。今回のセミナーは埼玉県越谷市で開催され、主に埼玉近郊の工務店の皆さまに向けた内容となりました。リアルとオンラインを合わせて70名以上の方にご参加いただき、改正内容への関心の高さを改めて実感しました。

実は、今回のセミナーで初めて電車で越谷市へ。駅を降りると、失礼ながら想像以上に整備された街並みが広がっており、新しい建物が多いことに驚きました。特に、市役所などの公共施設も新しく、都市の発展を感じることができたことと、越谷にはプロバスケットボールチームがあるんですねーと新たな発見を頂きました。

さて、2025年に施行される改正建築基準法では、審査内容が増加し、これまで省略されていた部分がなくなり、審査範囲が広がることが大きなポイントとなります。特に確認申請の段階で求められる書類やチェック項目が増え、これまで以上に設計・施工段階での準備が重要になります。また、耐震・構造に関する手法や審査も新たに、これまで通りの審査に加え、多様な申請がでてきます。工務店や設計者としては、より詳細な設計図書の作成や、審査前の確認作業を徹底することが求められるんです。

改正省エネ法についても、大きな変化があります。特に省エネ基準の適合義務化の対象拡大が重要なポイントです。これまで対象外だった小規模な住宅や建築物でも、一定の基準を満たす必要があるケースが増えます。また、省エネ性能の数値化・可視化が進み、建築物のエネルギー消費量に関する情報開示の義務が強化される予定です。これにより、住宅を購入・建築する施主にとっても、省エネ性能がより身近な指標となることが予想されます。

その先に新たな制度も・・・

今回のセミナーでは、改正内容を実務者が具体的にどう対応すべきかについて、マニュアルを介しながら解説を行いました。新しい法改正に伴う変更点を一つひとつ整理し、具体的な手続きの流れや、今から準備しておくべきポイントについてレクチャーを実施しました。特に気がついてそうで気が付かない部分なども・・・。

建築基準法や省エネ法の改正は、業界全体の取り組みによって適切に運用されていくものです。各審査や省エネ基準の適合義務化に対応するには、工務店・設計者・行政などが一体となり、情報共有を密にしながら取り組んでいく必要があります。今回のセミナーを通じて、少しでも参加された工務店の皆さまの実務に役立つ情報を提供できたなら幸いです。今後も、業界全体での学びの場を大切にしながら、住み手に喜ばれるより良い家づくりのために微力ながら寄与できればです。

隊長

 

PAGE TOP