【構造見学会開催報告】ゼロエミガルテンにて

隊長IKEDA隊長

皆さん、こんにちは!IKEDA隊長です。

10月20日に、コンセプト分譲住宅「ゼロエミガルテンYAGISAWA」において着工中の1棟を会場として、新築木造戸建て住宅の構造見学会を開催いたしました。この見学会では、住宅の高性能や環境配慮がどのように実現されているかを、実際の構造を確認しながら隊長等技術者として詳しい説明ができた貴重な場となりました。

「ゼロエミガルテンYAGISAWA」は分譲住宅でもとても環境に配慮した高性能な住宅なので、見学会場で全てのことをお伝えできた訳ではありませんが、主に以下の項目等を案内させていただきました。

長期優良住宅認定取得

この住宅は長期優良住宅の認定を取得しており(全棟取得)、長期間にわたって高い品質を維持管理しつつ実現していく住宅。耐久性や維持管理、そして環境への配慮が施されており、資産性の高い住宅としてご紹介しました。長期優良住宅は国の定めた認定住宅ですから、住宅ローン減税等の優遇などにも対応しています。

住宅性能表示取得

住宅性能表示制度における評価項目は、主に以下の10項目です。これらの項目に基づき住宅の性能が評価されていて「ゼロエミガルテンYAGISAWA」の性能が見える化されています。引き渡し時には評価証もお渡しするんです。

1. 構造の安定(耐震性)

2. 火災の安全(耐火性能)

3. 劣化の軽減(耐久性)

4. 維持管理・更新の容易性

5. 温熱環境(断熱性能)

6. 空気環境(室内の空気質)

7. 光・視環境

8. 音環境(防音性能)

9. 高齢者等への配慮(バリアフリー性能)

10. 防犯性能

 

耐震等級3(許容応力度等計算による)

耐震等級3は弊社では許容応力度等計算方法に基づいた精密な構造設計が行われており、大地震にも耐える安全性の高い住宅であることを詳細に計算して実現しています。その結果がどの様に住宅建築に生かされたのか、耐震性は何により確保しているのか&耐震性の高い住宅は基礎構造もとても重要です。弊社では特に基礎構造に対しての計画方法や現場でのあり方他を大切にしているので、説明させていただいておりますが、特に興味が高かった部分であったようです。

断熱性能等級6を達成

この住宅は、断熱性能等級6を達成しており、快適な住環境を保つことができる性能を備えています。特に6地域(東京や関東圏などの温暖な地域)では、断熱性能等級6を達成することによって、夏は涼しく冬は暖かいという理想的な温熱環境を実現しています。具体的には、外皮(壁や屋根、床など)の断熱材の厚みや材質、窓の断熱性能が厳密に設計されており、室内の温度変動が少なく、エネルギー効率が非常に高い住宅となっています。この断熱性能は、寒冷地の地域と同様に快適な住環境を維持することができ、エネルギー消費を大幅に抑える効果があります。細かな性能値は会場でご説明させていただきました。

消費エネルギー40%削減(2025年義務化基準より)

この住宅は2025年から義務化される省エネ基準を遥かに上回る、消費エネルギーを40%削減実現しています。環境に優しいだけでなく、将来的な光熱費削減にも大きく貢献する住宅、カーボンハーフ、カーボンニュートラル実現に大きく寄与する住宅です。

テストピース

東京ゼロエミ住宅水準3取得(新水準B)

この住宅は東京都が推進する東京ゼロエミ住宅の最高値水準3を満たし建築されています。その上で相当性能の高い、高性能な設備機器も選定されていますので、完成見学会の際にはしっかり実物を見ながらご説明したいと思いました。また、2024年10月1日からの新制度に基づく水準A・B・Cについてもレクチャーを行い、参加者の皆様に今後の制度についてもお知らせいたしました。「ゼロエミガルテンYAGISAWA」は新制度ですと水準Bの高性能な水準での位置づけです。

多摩産材・国産材の使用とウッディーコイケとの連携

構造材には多摩産材や国産材を使用しており、地域資源を活用したサステナブルな家づくりが行われています。特に秩父の「ウッディーコイケ」さんとの長年にわたる連携が、国産材の高品質を活かしながら強固で耐久性の高い住宅づくりを支えていることをご紹介しました。この取り組みは「IKEDA隊長チャンネル」の動画でも公開していますので、家づくりのプロセスや木材の特徴について深く学ぶことができる機会としても紹介しました。

家はつくるだけでなく、守ることが重要

家をつくって終わりではなく、長期にわたって「守る」ことが重要です。岡庭建設では、引き渡し後のメンテナンスやアフターケアにも力を入れており、独自のメンテナンス制度「おうちくりにっく」を導入しています。

おうちくりにっくとは?

 

「おうちくりにっく」は、岡庭建設が提供する住宅メンテナンス・点検サービスです。専門スタッフによる定期的な点検や修繕を行い、住宅の健康を長く保ち、安心して暮らし続けられるようサポートしています。

  • 定期点検
  • 緊急対応他
  • その他サービスとして家具店割引購入制度等あり

今回の構造見学会では、家づくりだけでなく、その後のメンテナンスやサポート体制についてもご紹介しました。岡庭建設の家づくりは、家を「守る」ための取り組みも重要視していて、家が完成した後、リフォーム等を手掛けた後のつながりも大切にしていますので。

 

見えなくなる部分こそ重要

住宅が完成すると、基礎や構造材、耐震補強、断熱材など、普段の生活では見えなくなる部分が多くあります。この構造見学会は、その「見えなくなるところ」を実際に見て学ぶ絶好の機会であり、岡庭建設が定期的に開催している「家づくり学校」でお話ししている内容が現場でどのように実践されているかを体験していただく場でもありました。今回参加できなかった方には、次回の「構造見学会」や「家づくり学校2時間目」への参加をおすすめします。家づくりの基礎から実際の施工現場の詳細までを学ぶことができ、より深い安心感を得ていただける内容となっています。という事で、コンセプト分譲住宅「ゼロエミガルテンYAGISAWA」での構造見学会報告でしたー

隊長

PAGE TOP