IKEDA隊長コラムCOLUMN

2017年の記事(135件)

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空き家補助

全国で空き家の問題が深刻化してきています。現在約830万戸の空き家があると言われています。 おかにわ建設でも、昨今、空き家への相談が増えてきていますので、利活用方法等他様々なアドバイスをさせて頂いております。現在の家を活かして賃貸化したり、売却や建て替えなど、建物の状態や立地などを含め最適解を見つけています。さて、その中で昨年末に日経新聞(デジタル版)に空き家住宅への補助などについて掲載が有りました。空き家に入居する子育て世帯や高齢者に最大で月4万円を家賃補助、受け入れる住宅の持ち主には住宅改修費として最大100万円を補助するとのことです。まだ、国会などでこれから審議などされるので、早くとも今年の秋くらいになる模様ですが、空き家でお困りの方はこの機会に活用を検討されても良いかもしれませんね。これから、新たに自治体などに空き家登録制度なども創設される予定で、今後、入居者の基準などを含め検討されるものと思います。また詳しく分かりましたらお知らせして参りますね。【空き家利活用って?】 空家の活用方法はいろいろあります。一例ですが・・ ◯【改修して賃貸住宅として貸す】個人、ファミリー、シェアまたは、福祉施設や店舗など、建物の状態が良ければ、部分的に改修して賃貸化することも可能です。思い入れのある建物などの場合はこのケースが考えられます。最近ではDIYを認めるオーナー様も増えていますので、自分でリノベして暮らす人も増えるかもしれませんね。この賃貸化の利活用は幅広いのですから最適化の見出しがまずは大事です。おかにわグループでは賃貸管理も行っておりますので入居者への対応もおまかせできます。 ◯【解体して売却する】建物の状態が良くない場合、改修にも費用が係ますから、場合によっては建物を解体して、土地で売却することも考えられます。あまり古い状態で放置しておくと、一昨年に制定された空家法に抵触することも有りますので注意も必要です。適用されてしまうと、建物の解体を要求されますし、固定資産税の減免も適用されなくなります。これから、地震や台風、先日の新潟火災など災害がいつ、どこで災害が起こるか分かりませんからいち早い相談を心がけてくださいね。 隊長の相談箱でも受け付けてますから。→隊長の相談箱 ◯荷物の整理が・・・好きで空き家にしているわけではない方が殆どです。ご両親が住ま亡くなった家などの荷物整理は本当に難しいものです。この場合は収納整理や遺品整理の仕方をアドバイスもらうのも良いかもしれません。その場合は、整理収納アドバイザーと一緒に考えていく事をオススメします。第三者に背中をおしてもらったり、気付かない整理の手法を教えてもらいましょう。隊長オススメのアドバイザーもいますからー。  という事で今日は空き家について書いて見ました。参考になれば幸いですm(_ _)m  隊長
2017.01.15(日)
隊長IKEDA隊長

住宅医シンポジウム

昨日は、既存住宅の改修技術やインスペクション(住宅診断)技術を要請している団体「住宅医協会」にて「住宅医フォーラム2017」が開催され、隊長もパネラーとして登壇させていただきました。 この度の開催趣旨は、昨年の熊本の震災によって数多くの建築物が損傷や倒壊などが発生し、そのことを建築技術者は教訓として、今後に設計・施工技術に活かしていくべきと同協会で主催されたものです。 テーマは「災害とレジリエンス 〜木造住宅の耐震性とは〜」 基調講義は構造設計のカリスマから今回の熊本の震災を建築学会として調査、報告等に携わられた方の他、熊本の建築家や工務店の報告があり、その後に住宅評論家を交えパネリングが行われました。 専門家の集まるシンポジウム故、専門用語が飛び交うディスカッションとなりましたが、まずは、今回の題目にもあ「災害とレジリエンス」・・ このレジリエンスと言う言葉を耳にされる技術者もまだ少数であることから、国土強靭化の民間部門でもあるレジリエンスジャパンの住宅委員を務める隊長から、レジリエンスと言う意味についてお話させていただきました。 【レジリエンスって?】レジリエンスとは「つよくてしなやか」いわゆる回復力が高いことを意味します。住宅で言うと、平時に準備をしておき、災害の影響を受けにくくし、その後もすみやかに復興できること意味しています。 季節的に、人で例えるとインフルエンザにかかり難い健康な体、いわゆる免疫力を高めておく。万が一病にかかってしまったら、一日でも早く復帰できるような体であるというのと同じですね。 【耐震性って?】熊本の震災から見えてきたこと、そして隊長も幾度も熊本の現地を見てきて、やはり耐震性能は余力をもつことが大事です。余力とは、ギリギリの耐震設計ではなく、割増た耐震性能。わかりやすく言えば強い壁をつくる、壁を増やすなどを施すことが大事です。 今の岡庭の家づくりでは、法律の1.5倍以上(耐震等級3)を目安に設計していますが、今回の熊本でもこのような住宅の倒壊は見受けられません。そして、地震は1度でなく幾度も受ける可能性が高いですし、熊本も同じ時期に震度7が2回も来ています。一度目の地震に耐え2度めで倒壊というお宅も多かったと思います。また、今後この様な災害が何時起こるかわかりません。人と同じで住宅も耐震性の備えが必要と言うことをぜひ知っておいていただきたいと思います。 【家の重さはみな違う?】パネリングの中で、家の重さについてお話させていただきました。家はそれぞれ形も違いますし素材も異なります。例えば屋根に太陽光発電をのせると言う行為は発電してくれるメリットに目が行きがちですが、建物の重量的には随分と割増されます。今の設計者の中でも重さまで考慮し設計ができている人は多くはありません。 より、耐震性を細かに設計していく上では設計技術者がいかにその重さを考慮し基礎や建物の耐震性を検討していくかがより今後重要。そのようなことを会場に向けて提言、お話させて頂きました。(当然、おかにわの家造りは重さを考慮し設計しています) という事で長時間に渡るシンポジウムでしたが、自らの構造や耐震性についてのお話、そしてパネラーや、超メジャーな技術者や学識者の方々からも大きな学びをいただき、有意義なシンポジウムでした。得たものを今後の家造りや家守りに活かして参ります!  隊長          
隊長IKEDA隊長

住みての家を見に行く見学会@三鷹

『2016年ウッドデザイン賞』を受賞した「みはらしだいのある家」〜半平屋の暮らし〜 この度、その受賞を記念して「みはらしだいの家を見に行こう!見学会」を開催することになりました。3月5日(日)の午後に見学に参ります。 詳しい日程やお申込みは「みはらしだいの家を見に行く」へ   ■「みはらしだいの家」とは みはらしだいの家のコンセプトや見どころはHPにも掲載されていますが、2階建てでも平屋でもない、新しい「半平屋」という考え方をもった住まいなんです。 長きに渡り、この街に暮らし、成長し変わりゆく街のなかで、昔の様な街並みの暮らしがあっても・・と住い手様の意向も含め、以前から岡庭建設で取組んでいる半平屋のスタイルで建築することとなりました。 そして、ネーミング通り、屋根の上にバルコニーがあって、そこから街を見晴らしたり星を眺めたりできたら・・と他にない高いところから景色を眺める楽しい居場所が存在します。 ●なぜに半平屋? 当然敷地の面積や周辺環境など立地に余裕があるからできる訳ですが、東京で家をつくるとなると、固定概念で家を建てる=2階建て!という発想が生まれてしまいます。 本来、人が生活するのに理想なのは「平屋の暮らし」。都心でいえばマンションがいい例。同一階で全ての動線を賄える。当然2階建てがいい!と言う人もいますが、平屋は動線が短く、階段のスペースも無く、生活しやすい空間の余裕も生まれます。 「みはらしだいの家」も全てが平屋で計画ができれば理想でしたが、流石に面積の規定等の関係で2階部分が必要に・・。でも、総2階のスペースほどはいらないよねー。 そこで、三角お屋根の高さ、屋根の高くなるところを利用しながら部屋を設ける。そう、ロフトのようなスペースですね。ロフトは、1.4Mを越えることができませんが、2階部分として、面積参入すれば低い天井にしなくても良いわけです。そしてその部分を活用すれば、自然と生まれる屋根空間を利用しながら部屋を設けることが出来ます。 ●次世代を考え 今すぐではありませんが、近い将来には人口が1億人をきる時代を迎えます。既に、世帯数が5000万世帯に対して6000万戸の住宅戸数。家やモノがあまり、もしかすると土地も余る時代を迎えるかもしれませんね。 そうすると、今日の時代の様な密集した住宅街でなく、ゆとりの持った敷地を手に入れられる時代もくるかもしれません。その一つの時代、新築する際には2階建ではなく半平屋だね!という新しい考えがあってもいいかもしれませんね。 そのような一つのあり方を提唱できたらと、住みて手とつくり手で考え生まれたのが「半平屋の暮らし」なんです。この考えに共感できる方が今後も増えれば嬉しいです。 住宅街でひときわ低く(約5.3M)佇む暮らしぶりを、国産材をふんだんに利用した空間と共に感じて頂ければ幸いです。   隊長     
隊長IKEDA隊長

29年の住宅税制を知ろう

平成29年、新たな年の始まり。新年最初の情報記事ということで、まずは昨年末に発表された税制大綱から29年の住宅税制の中で一つピックアップしておきますね。 今まで、新築住宅で「長期優良住宅」を建設した際には、住宅ローンの減税や登録免許税の減免や不動産所得税の控除割増などを受けることができました。 昨今、既存住宅の良質化していく政策が推し進められていることもあり、いよいよ既存住宅の良質化にむけた税制の控除なども盛り込まれました。  「住宅の一定の耐久性向上改修工事が条件!」ということで 昨年4月からはじまった、いわゆる既存住宅の「長期優良住宅認定制度」が条件になっています。話が少しそれますが、長期優良住宅の認定は新築だけでなく、これからは既存住宅でも申請、認定することができます。 これにより、制度開始前に建築された住まいでも一定の条件を満たせば、再度認定を受けることができます。今回はその普及に向けての税制優遇でもありますね。 話もとに戻しますが、主な税制内容は以下の通りです。 所得税の減税  自己資金での場合:最大50万円の税額控除        住宅ローンの場合:最大60万円の税額控除 固定資産税   2/3減額(工事翌年度) 29年4月1日以降より*国会可決の上 工事内容は、耐震性の確保、省エ性能の確保を図るためのリフォームを行い、長期優良住宅の認定を受けることが条件です。 *既存住宅は新築の性能基準と異なる部分がございますので詳しくは弊社までお問いかけくださいね。    ■本年もよろしくお願いいたします。 以上隊長情報でしたー 隊長へのご質問や、お知りになりたいことは「隊長の相談箱へ」隊長のFBはこちら。(日々の取組ボチボチ更新してます・・笑    
隊長IKEDA隊長

新年あけましておめでとうございます

 新年あけましておめでとうございます。  2017年 レジリエンス住宅(災害時活躍型住宅)+ゼロ・エネルギー住宅=「R・ECOHOUSE」の普及や 木箱の家、木ノベーションなど、木と自然素材を活かした住宅の建設やリフォーム・リノベーション、 おうちクリニック(住宅メンテナンスサービス)などを介し、地域に愉しく豊かな暮らしのお力添え をスタッフどもども更に精進していく所存です。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。  隊長        
隊長IKEDA隊長
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