IKEDA隊長コラムCOLUMN
2017年の記事(135件)
記事一覧へ中古住宅を購入してリフォーム・リノベーション−VOL1-
最近新築住宅だけでなく、中古住宅を購入してリフォーム・リノベーションを!という問合せが増えてきています。 新築と違って、中古住宅は誰がどの様に住んできたのか分からない、もし雨漏りしていたら、白蟻に食べられていたら・・後でわかったらどうしよう・・・・・と不安があることも事実ですし、実際そのような可能性もあります。 その上で大切な中古住宅の買い方や、購入してからリフォーム・リノベしたいという方のために「おかにわの中古住宅ワンストップサポート」と照らし併せ少しアドバイスしておきましょう。 【土地や中古住宅などを購入する際の注意点】 一般的にはユーザー様が、中古の建物等を宅建業者にて購入しますね。そしてその後に、工務店を探しリフォームリノベ計画をお願い知るわけですが、ここで注意が必要です。宅建業者さんは取引が主体なので建築の専門では無い方が多く新築の住宅はまだ新しいので大きな問題が出にくいのですが、どの様に使われて来たか分からない中古住宅の状況を確認することは大半の宅建業者さんには難しいです。ですから専門性の高い建築士等と一緒に見にいく必要があるのですね。 【だからワンストップサポートがいい】 岡庭グループの場合、設計、建築と不動産が一体となるワンストップで新築住宅や中古住宅、住宅の売買などを手掛けています。中古住宅を購入する際も、建築士の資格を持った者と、不動産担当者が一緒に行動します。グループ「おかにわリフォーム工房」「おかにわ不動産」 【まずは相談に行こう!】 ともあれ、まずは中古住宅からとお考えの方は、弊社に相談しにいってみましょう。ちょっと、時間がないからーという方は、隊長の相談箱をご利用ください。皆さん物件の情報なども送ってきて相談されています。ご来社された際には、設計と不動産の担当者が一緒に相談にのります。その上で物件を探し、気になる物件がある際には、一緒に同行しながら中古物件を見に行きます。 【理想のリフォーム・リノベーションが可能か】 気に入った物件が見つかったら、まずは自らの理想の暮らしが出来るかがポイントです。◯間取りはそのままで設備、素材を綺麗にする◯間取り替えをする 理想のリフォーム・リノベーションの可能性を、おかにわリフォーム工房にてラフ計画を検討します。暮らし方が決まりますからこの計画の確認がとても重要ですね。併せて、中古住宅購入費用とリフォーム・リノベーション費用の総計などの資金計画も一緒に確認してまいります。 第一弾はここまで、次週「中古住宅を購入方してリフォーム・リノベーション−2」をお楽しみに 隊長
2017.04.07(金)
成田東のよんげんや/施工例
ホームページの施工例に新たな作品がいくつか追加されました。→おかにわの施工事例集 その中の一つを今日はご紹介しておきましょう。 【KI-BAKO成田東のよんげんや】(杉並区) 文字通り4軒の家が連なっています。そう、おかにわがつくる分譲住宅なんですね。 設計、建築から不動産までワンストップで家づくり家守りを手掛けている、おかにわならではの分譲住宅です。品質等も注文住宅の技術等をそのままに建築されていますので、デザインと品質、そしてその後のメンテナンスまでもセットになっているということで安心!と好評いただいております。現在の、プロジェクト待ちのユーザー様が沢山おられる状況です。→現在のプロジェクトは「おかにわの分譲住宅」へ 成田東は4軒がつらなる「よんげんや」その他にも、「にけんや」「さんげんや」と言うシリーズもあります。◯連なる「よんげんや」:ガウバウムの外壁と板塀のコントラストがマッチしています。 ◯おかにわの分譲は注文住宅とほぼ同じ仕様。無垢の木等を利用した階段や造作の数々。 床材は無垢のオーク材を利用しています。 決して大きなお庭では無いですが、木々も入れて街並みや、佇まいを大切にこちらの建物には、イロハモミジを植えて、紅葉なども楽しめます。お陰様で、プロジェクトの当初から、興味をもって頂ける方が多く早々に住まい手様が決まっています。そして、価値観の近い方々が住まわれることで、そこからコミュニティーも育まれることでしょう。年末には住まいて忘年会でお会い出来ますしね。→昨年の住まいて忘年会2016の模様 という事で、注文住宅だけでなく、おかにらしい街づくり型分譲住宅のご紹介「成田東のよんげんや」でした。 隊長
2017.04.05(水)
日影の確認
最近、大変多くの家造りのご計画を依頼頂いていて感謝の気持ちで一杯です。 私達の家造りは間もなく46年目を迎えます。地域に楽しく豊かな暮らし、真面目にそして安心安全な住いの提供と手がけた家を長きに渡り守り続けて行くことを大切に取組んでおります。 その計画をする際に、都市部ですと、住宅が密集しているエリアだったり、狭小地であったりと、住宅を建設するにあたり、非常に緻密に検討していく事が求められます。特に建築の法的な規制や日照権など民法的な事も把握しながら進めて行く必要があります。 【日影の確認】 今日はその中でも、日影のことについて少し触れておきましょう。それぞれの土地があり方位があります。誰もが住宅に住んでいる中で日当たりの良さを望むわけですが、その日が差し込む位置が南側なわけですね。これも厳密な方位を暮らしながら理解しているわけではなく、なんとなくこっちの方向が南かなーという程度だと思います。 私達が設計していく上は、建築物を計画する上で必ず日照権となる制限の中で計画していく必要があります。その上で真北、真南の方向は正確である必要があります。行政の白地図や測量時に測量したりしながら、この方位を把握しながら計画を進めていきます。 特に都市部は、密集していたり、少し離れたところに高い建物があったりと、どの様に影響するかがなかなか分かりません。土地を買われる方も、南側に多少のお庭スペースが取れると思うと常に日当たりがよいと錯覚してしまうものなんですね。 という事で、私達も計画を進める中において、特に密集地であったりする場合は、下の写真の様に計画を3D化して実際に計画しているものの立体化で確認したり、周辺住宅の関係から日影の影響などの確認にも利用しています。 下の計画は、一例なのですが敷地にはゆとりがある立地です。しかし、南側に10m程のマンションが東西に長くそびえ立っている関係で、計画している建物にも影響する場合があります。3D化することにより、日影が影響しそうな建物も周辺に配置してその日影が、計画している建物へ影を落とすかなどを確認できます。 日影が一番長くなる日をしっていますか? そう、一日の日照の一番短い日。「冬至」の日なんですね。 その冬至日に設定しながら日影をチェックしていくことが私達の計画でとても重要なんですね。この計画を見ながら、やはりリビングは1階よりも2階がいい。ずっと日が当たるのかと思ったらそうでもないんですねー。など、改めて計画を調整したり、窓の位置を変えてみたりするんですね。 上の写真中央の黒い屋根が計画している建物です。周りにある、白い屋根の家が隣接している建物を想定しています。(少し高めに不利な方向でチェック)写真上川の東西に長い影がマンションの影で、これを見て、敷地のギリギリまでは影が伸びるけど、建物には影響しないことが分かります。 昨今IT技術も高まり、今まで以上にこのようなチェックがしやすくなりました。この計画もグーグルマップ上に配置して実際の隣接建物位置まで想定できます。 このような、技術を活かし、設計型工務店、岡庭建設の設計に活かしております!。 隊長
2017.04.03(月)
竣工写真は家族みんなで
おかにわで注文の家造りを進めると竣工写真の撮影を行います。家族みんなで竣工写真。そして「フォトアルバム」を作成します。(*専属のプロカメラマンが、家と住み手様と一緒に撮影します。) そして、完成記念としてお施主様にもお配りするのと、これから家造りを始める方々にもご覧いただきながら打合せなども進めて行きます。 もう100冊以上はそろっていますので、過去に手掛けた家づくりや工夫の数々が改めて見ることができます。そして、それぞれの想いとともにハウスネーミングもよく考えて来たものだと、たまには自分を褒める隊長でしたー・・・笑。丁度幾つかの、アルバムが完成してきましたので、一部をご紹介しますね。 先日竣工しました、日野市の「とおりみちの家」北側の借景を活かした建物配置やプランそして窓。キッチンや、小上りタタミからもそれらの景色が望める、この立地と住まいてならではの家が完成しました。当初は茶系のガルバリウム鋼板の外壁予定でしたが、打合せを重ねダークブルーに。でも青空と北側の借景、そして木とのコントラストがお似合いですね。。お引き渡しの関係で、見学会で設営した家具類を撤去しなければならず、少し寂しい気はしますが、空間の変化や、キッチン奥に見える借景の木々がハッキリ見えてかえって何も無い方が「とおりみちの家」そのものが伝えられる気がします。小上りのタタミその向こうにあるワークスペース。障子を開けると玄関と繋がり、通風や行き来する家族の気配を感じる事ができます。左奥の階段も、大工の技術で家具的に制作。木を活かして造作し、デザインだけでなく、一部を収納にするなど機能的な要素も取り入れ、かつ、北庭の景色が、階段の昇り降りする際に目につく窓配置とも絡めています。この借景が四季を通して「とおりみちの家」の暮らしをより豊かにしてくれますね。 そして、手を振る住い手様。一枚のご紹介ですが、内外部を併せ、モデルの様に幾つか、家族の記念写真も撮影させて頂いています。OBの住み手様からもよく、月日が経って改めてみると家づくりした時が懐かしく思えると共に、経年変化による佇まいがよりよく見えるー。そう、自らが実現した住いは家族と共に成長していくものです。このフォトアルバムはそのことも思い出させてくれるようです。 *SNSインスタグラムでも住みて様の暮らし振りを覗く事ができます!◯インスタグラム#岡庭建設・ちなみに昨年のフォトグランプリの結果◯インスタグラム#おかにわ2017(今年の投稿) 隊長
2017.03.30(木)
地域貢献〜庭之市〜
3月25日(土)に開催された「庭之市〜おにわのまるしぇVOL7」。(西東京市) 今年も地域貢献、地域活性化に繋がるイベントを開催させて頂きました。 庭之市は、単にお祭りやイベントと言うものではなく、地域には大きくは無いけれど、魅力あるお店が沢山あるのだということを知って頂く、そして、地元のお店でお買い物等をすることで、地域にお金が循環する。そのような事を地域に住まう人たちが少しでも気がついて頂ければ、より楽しい街にツナガルのではと取組み早5年目を迎えます。 そして、この度も大勢の方々が足を運ばれました。詳しくは後日HPで「庭之市開催報告」をご覧頂ければと思いますが、ダイジェスト的にに隊長から速報でお伝えしておきますね。 まず、毎年会場となる、旧モデルハウス、3軒の住い手様宅、そしておかにわリフォーム工房と、岡庭不動産の社屋兼賃貸住宅の建物の間にある駐車場を利用して開催しています。 今年は、こちらの駐車場を第一会場、徒歩10分程度の距離にあるモデルハウス「RーECO HOUSE」会場を第二会場として開催されました。晴天のポカポカ陽気の中で大勢の人がご来場に。 3日前の天気予報では雨予報・・・・・汗。一時は延期も視野に天気に注目しておりましたが、なんと2日前には時々晴れ・・そして前日には「晴!」の予報に!。気温も低いとの予報でしたが、主催者、出展者の祈りが届いたのかもしれませんね。 お陰様で、ポカポカ陽気故、クラフトビールなどのコールド商品も売れていましたねー。そして、出展者、参加者含め沢山の笑顔を見ることができました。 初登場、クラフトビールの「ヤギサワバル」さん。終了時には完売となる勢い!地元西東京市で、クラフトビールが飲めるのは嬉しいですね!ってこのようなお店があることを是非知っていただきたいです。(上写真)続いて、レギュラー出演の、地元西東京市のキャラクター「いこいーな」毎度、子供達に大人気ですね。*庭之市は市の公認も頂いています。(上写真) こちらも初出展「ヤギサワベース」駄菓子販売や射的など子供達で行列でした。(上写真左) こちらはワゴンカーとして初出展「88オッタントットダイナー」さん。(移動販売)ローストビーフ丼やドリアなどが150食近くも販売され売れ切れに・・隊長も頂きましたがとても美味しいです。多摩エリアを拠点に普段は、大手町近辺で販売しているそうです。(写真上)そして、岡庭建設で家造りされた住い手様、農園おかにわファームを手がける主力メンバーで出店です。その名も「おかにわキッチン」!今回で3回目の出店で、ファーム餃子という、野菜を活かした餃子を販売しています。味付けが絶妙で、ビルーにピッタリ・・笑 こちらも初出展「eggg(エグー)」さん。良質なたまごで、半熟卵入りカレーパンや、プリン等を販売されていましたが、開始早々行列ができ、こちらも終了までに完売となりました。という事で、品物がないなかで記念写真です・・・笑。(写真上) そして、恒例のおかにわ建設の大工や、監督などによる「MY箸づくり」こちらも、お子様に大盛況のようでした。ものづくりが面白いと!将来、大工さんなどの職人を目指してもらえれば嬉しいですね。(写真上) こちらは、第二会場となるモデルハウス「RーECO HOUSE」 第一回から人気の家具出店「レイクサイドファクトリー」さんそして、庭之市VOL7での目玉でもある「BYO-BU/屏風」「小上りタタミキット」など、家の中に居場所をつくる家具を展示販売させていただきました。おっと、その前に目玉商品の小上りタタミキット上で・・・・ そう、西東京市近辺で大人気の落語家「天家 燈四郎(あまや とうしろう)」氏による落語寄席が計2回開催され、満員御礼大好評でしたー。ちなみに、天家 燈四郎さんも、住まいてでもある、おかにわファミリーなんです。「ひばりいこい亭」というネーミングのお宅にお住まいです。施工例→「ひばりいこい亭」 で、こちらが「BYO-BU/屏風」という新商品。建具を組み合わせる事で、屏風になりその折りたたみ方や、パネルの構成により、書斎などの居場所になるのです。家の中の居場所(木箱イン木箱と呼んでますが)として、新築住宅だけでなく、既存住宅や賃貸住宅などにも置くことができます。詳しくは発表ページを御覧くださいね。お子様用も販売されていますからー。 という事で、駆け足でお伝えいたしましたが、「庭之市VOL7」も大盛況で終えることができました。微力ではありますが、地域の一企業として地域貢献、地域の活性化に繋がれば幸いです。以上ダイジェスト報告でしたー。 ご来場された皆様ありがとうございました!! また、来年「2018年 庭之市 VOL8」でお会いしましょう!! 隊長
2017.03.26(日)
屏風/BYO-BU 発表します【庭之市にて】
25日に開催される「地域活性化イベント・庭之市」 そこで新たな暮らしの提案「BYO−BU/屏風」・「小上りタタミキット」を発表します。 【小さな空間には機能を 大きな空間には景色を】 地域の20代建具職人+デザイナー*おかにわ建設のコラボで生まれた新たな暮らし方の提案です。 屏風を組み合わせ、小さな部屋やワークスペースに、仕切りにしたり飾り付けたりと、屏風から新たな 暮らしの世界を会場にてご覧頂ければ幸いです。 当日は実物の展示、並びにパンフレットを配布致します。 詳細は「SOF]のページを御覧くださいね。 その他、庭之市会場では多数のお店の出店やワークショップなどが開催されます。お楽しみに!! 隊長 ◯庭之市公式HPへ◯おかにわ建設庭之市のお知らせ
2017.03.24(金)
住まい手様のためにも
今週時はじめに突然の訃報が・・・ 2年前、丁度今と同じ季節頃に西東京市に完成した 住い手様(ご主人様)が先週末に亡くなられました。享年42歳。あまりにも早すぎます。 先日スタッフともども最後のお別れをして参りました。 今だからお伝え出来るのかもしれませんが、難病におかされていることを設計中に知りました。 しっかりした材料で、安心安全な家と長期優良住宅で建設する。家が完成した後も、しっかり面倒を みてくれる会社にと、一生懸命に家造り学校や見学会に足をお運びになられ、材料のこと、性能 のことだけでなく、会社の取組のことなどを一つ一つ確認しながら検討されていました。 その当時、最愛のご家族様が安心して暮らしていけるために、長きに渡り任せられる会社にと一生 懸命だった姿が、今思い出されとても胸が痛みます。 その想いが形になり、木の温もりある空間、お子様たちが元気で、そして家族が楽しく暮 らしていけるためにと、のぼり棒の他ご主人様をはじめ、ご家族皆様の拘りや工夫が数多 く施された住いが完成しました。 2年弱の月日、住いの中には楽しく過ごされたご家族の思い出が沢山詰め込まれています。 私共も選ばれた地域工務店として ご主人様の想いを引き継ぎ、ご家族の思い出一杯の住まいを守り続けて参ります。 ======================================== ご主人様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。 隊長
2017.03.22(水)
東久留米/きのえみちの家
東久留米市にて竣工した「きのえみちの家」3連休の2日間を利用して完成見学会が開催されました。天候もよく、日中は、ぽかぽか陽気でしたね。 「きのえみちの家」は延べ20坪の家決して大きな家ではありませんが、規模を感じさせない工夫が至る所に施されています。 【きのえみちの家って?】「きのえみちの家」は道を挟み母屋が位置していることや、母屋の木々との応答や木の家などを含め名付けたハウスネーミング。下の写真は、その母屋の木々の谷間から見える風景。【豊かなリビング空間と居場所】リビング空間にちょっとした出窓?出窓にして物おいたりしたい!と思われる方も多いことと思いますが、「きのえみちの家」の出窓はちょっとした居場所として利用しています。そう、腰掛けて本を読んだり、そこからテレビを見たり、家族と会話したりと出窓の新たな利用方法でもあります。【おしゃれな家具も】テレビ台や、ワークスペースなどの家具も制作させていただきました。若き設計担当の持田隊員と同世代のお施主様の感性から生まれた素敵なデザインです!。足となる黒のスチールがアクセントです。【生活空間も】大事な生活空間も豊かに。母屋の木々等の景色を「きのえみちの家」に取り込むために、家のコーナーとなる位置に全開口型の窓を設けています。この全開口になることで、木々を眺めるとともに、一体となるデッキテラスが床と繋がり、より広さ感を生み出してくれます。このような一つ一つの積み重ねが家の規模以上の豊かな暮らしにつながっていくのです。【完成見学会にお施主様も】完成見学会では私達だけでなく、お施主様もなんと参加!自らの家造りのエピソードやプロセス、そして「きのえみちの家」の工夫や魅力をご自身から、これから家造りをご検討の皆様にご説明頂きました。お施主様参加効果か・・笑。お陰様で、大変多くの方々にご来場頂くことが出来ました。 規模以上に広く感じる!。土地探し、家は規模から考えては駄目ですね・・・。 などなど様々な感想をいただきました。 ぜひ、「きのえみちの家」をご覧になられた事から、皆様の家造りに活かされれば幸いです。! 隊長
2017.03.20(月)
省エネ住宅/既存住宅
今週は、国策系の委員会や団体の会議の多い週でした・・汗 2020年の住宅の省エネ住宅適合義務化に向けて,様々な政策や制度がはじまっています。この4月からは、大規模建築物については義務化がスタート。いわゆる、国が定める省エネ基準の適合がなければ工事も始められなくなると言うことですね。世界的な低炭素化社会に向け、国内における建築部門でもこのような制度が急ピッチで進められています。 その中で住宅の省エネ性能を高める設計や施工の基準や手法などを義務化される前にしっかり国内の技術者に学んでもらうために、5年前からテキスト作成のもと全国的に講習会も開催されています。隊長もそのテキストづくりに携わっております。 先日は次年度の講習会テキストの検討を進めるべく委員会でもありました。 →講習会は「住宅省エネ技術講習会」へ翌日・・現在全国3000社の工務店団体「JBN・全国工務店協会」の理事と政策調査部会の部会長を努めており、国土交通省の他、政策的な制度説明を受けたり、意見交換を手がけたりしております。 全国17エリアのメンバーと共に日々、地域の住生活をより良いものにしていくべく、各エリアからの声も行政に届けさせていただいております。 近年は、省エネに関係すること、そして、既存住宅(中古住宅)の活用方法等の政策が急務に進められております。 優良な既存住宅の登録制度も間もなく法律化かれる?→「安心R住宅制度」 専門技術者でも、情報の把握理解するのに大変な部分もありますからこのような事を噛み砕き、地域の消費者の方々にいち早く情報をお届けできるよう対応して参ります! 隊長
2017.03.16(木)
木箱の家/ひとつめの家完成
3月11〜12日まで西東京市で開催された「木箱ガルテン2期&ひとつめの家完成見学会」地元西東京市で2軒同時の完成見学会となりました。(第二期は二棟の工事が進んでいます) 「木箱ガルテンⅡ」の近所では梅の花が咲き始めてきました。でも、日中は穏やかな気候ですが、朝夕はまだまだ冷え込む季節ですね。完成したのは右側のおうち。(左側のお宅は5月ころの公開予定です。) 【木箱ガルテンとは?】改めてになりますが、2010年ー2011年グッドデザイン賞を受賞したおかにわのつくる「木箱の家」共感いただいた農家さまの想いから始まった社会的な取り組みです。「ガルテン」とは農園などを意味し、この街には体験農園(おかにわファーム)が併設されています。 コンセプトは「人」・「食」・「住」 そして今後さらに求められる「自給自足できる暮らし」木箱ガルテンの街の家々には、太陽熱を暖房エネルギーや給湯エネルギーとして利用していきます。 2011年、地域工務店と農家さまとのコラボレーション「木箱ガルテン」が誕生し早5年半・・・。この新しい取り組みに共感してくださった多くのユーザーさまの声にお応えし私たちは自然災害に強い家のあり方を「木箱ガルテン」を通して伝えていくこととなりました。 この2,3月頃は朝夕の気温が下がりますが、太陽高度は高くなり日射熱は強くなります。そう、太陽熱利用をしている、木箱ガルテンは日中の太陽熱を家に送り込み暖房エネルギーとして活用していますので、室温も自然熱でどんどん上げてくれます。本日も22度に・・。正しく太陽熱の恩恵ですね。エネルギー源は無料ですし・・・笑。 さて、そのようなガルテンⅡですが、木を多用した空間に参加者様からも好評頂きました。という事で、たまには空間の写真だけでなく、部位的なところをお伝えしましょう。 下の写真は、宙に浮く和室・・笑。と言いますか、リビングの延長にある、小上りよりも低い、セミ小上りとでも言いましょうか、リビングから少し上がる事で空間のメリハリを生みます。丁度、ご見学のお子様達もくつろいでいますねー。 このセミ小上りには部分的に無垢材を張り、時にはダイニングテーブル等を置いたりでき暮らしの変化を愉しめるスペースでもあるんです。 下の写真は、階段横にあるプチ洗面。2階に洗面やお風呂がある関係で、1階には帰宅後に手洗いが出来る空間を設けています。また、木でつくった階段の横からのプチ収納。空間の利用方法に比較的皆さん目を惹かれていましたねー。 上は2階にある洗面室。木のカウンターの上に、いわゆる学校の理科室で使うよう実験用のシンクを洗面に利用。シンクを深くすることで、靴が洗えたりするなど、多目的に利用することが可能です。利用方法に併せて水栓などもチョイスしています。 工夫一杯のガルテンⅡとひとつめの家。大変多くの参加者皆様にご堪能頂く事ができました。合計8棟が連なる街が間もなく完成です。月日がその街の風合いを更に深めてくれると同時に、人の輪や絆がより良い地域を育んでくれることでしょう。 次週は、隣町、東久留米市にて「きのえみちの家 完成見学会」が開催されます。「決して大きな家ではないけれど、その中には大きな暮らしが詰め込まれています」 次週はお施主様自らがスタッフとして、お住いについて語ってくれます!中々、このような機会はありませんから是非住まいて様から様々なご意見を聞いてみてはいかがでしょう! 次週もお楽しみに!!東久留米にいこう!! 隊長
2017.03.12(日)