家を買うためには その1

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また新しいシリーズを立ち上げてたりして。

 

家を買うために考えなければいけないことを、不定期ですが書いていたいと思います。

家を買うためには何が必要でしょう?

その家が、注文住宅であっても、分譲住宅であっても、新築であっても、中古であっても、戸建であっても、マンションであっても、

必要になるものは、まずお金です。

お金についても、その元となるものが色々あります。

 

まず、一番簡単なのは自己資金。自分で稼いで貯めたものや、相続で受け継いだものなんかが当てはまります。

 

その次は、借入ですかね。金融機関からの住宅ローンが代表的なものでしょうか?

会社や、親族、友人知人からの借入なんかも該当しますね。

 

それから、自己資金の一種ですけど、親族、友人知人からもらったお金。贈与です。

自己資金を分けたのは、贈与については色々特例があるからで、この特例については追々書いていきたいと思います。

 

今回は借入(金融機関での住宅ローン)についてです。

 

今、住宅ローンは20年ほど超低金利の時代が続いています。

そして、その住宅ローンにも色々な種類があります。

ですが、そもそも自分がいくら借りることができるかが分からなければ、いくらぐらいの物件を購入することができるか分かりませんよね。

今回はそんな話です。

 

まず、借入限度額です。

第1段階 金融機関の融資限度額

収入に余裕があり、いくら借りても返済可能とは言っても、住宅ローンとして貸すことができる金額にも限度があります。

一般の金融機関では1億円を限度とするのが主流です。

住宅金融支援機構のフラット35では8000万円が限度です。

 

第2段階 融資割合から見た限度額

物件の価格からみて、その何割まで借入をする事ができるでしょうか?

たとえば4000万の物件について、4000万借入できるかというと、そう簡単ではありません。

物件価格の100%借入できる金融商品もあるにはありますが、その場合利率が割高になってしまいます。

ですから、購入価格の80~90%を借りると考えた方が無難です。

 

第3段階 返済負担率から見た限度額。

年収から見て、どれくらい返済に充てることが可能かにより、借入限度額が決まってきます。

通常は30%~35%ぐらいが上限になります。

 

ただし、自分のライフプランを考えないと、上限近くで借入することは危険な場合があります。

たとえば子供がいる場合、子供が成長するに従い教育費もかかってきますから、ある程度それを見越しておかないと、返済が苦しくなる可能性があります。

 

実際の購入者から見る返済負担率は20%前半が多いです。

 

この限度額は、次のような数式を使って導けます。

 

年収×返済負担率÷12月÷金利別100万円当たりの返済額×100万円

 

金利別100万円当たりの返済額は、一覧表が検索していただくとすぐ出てきますし、住宅購入の雑誌や書籍に付録として載っています。

例えば、金利2%で35年返済だと3312円となります。

 

年収600万で、返済負担率を25%、金利2%35年返済の住宅ローンを組むとすると次のようになります。

600万円×0.25÷12÷3312円×100万円≒3770万円

 

さらに借入金額は3770万円を限度と考え、融資率90%とすると、

3770万円÷0.9≒4188万円が、購入できる物件の金額の目安となるわけです。

 

※人により状況が違いますので、あくまでも目安としてください。

 

弊社には、提携のファイナンシャルプランナーがおりますので、あなたのライフプランに合わせた資金計画についてアドバイスする事ができますので、ぜひご利用ください。

 

 

つづきはまた今度

 

toyomura

 

 

 

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