新・医療費控除その2

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新・医療費控除の話の続きです。

 

前回、新しい医療費控除については、条件があると書きました。

 

その条件の内容の前に、まず、なぜ新しい医療費控除ができたのか書いていきます。

 

制度概要には、「適切な健康管理の下で医療用医薬品からの代替を進める観点から、健康の維持増進及び疾病の予防への一定の取り組み(※)を行う個人が、(中略)一定のスイッチOTC医薬品をの購入の対価を支払った場合においては、(中略)一定額をその年分の総所得金額から控除する」とあります。

 

健康の増進に努力している人は、一定の市販薬を買った場合、税金を安くしますという事ですね。

 

現在多くの人が、病院を利用した場合の医療費は3割負担となっています。

では、残りの7割はどうなっているかというと、社会保険料と税金で賄われています。

医療費は年々増加しており、その為医療費を賄うための税金負担額も年々増加しています。

この、医療費の増加を抑えるために、病院に行かなくても市販の薬で済むぐらいの症状であれば、できるだけ市販の薬を使ってもらい、

税金の負担を抑えようというのが、この新医療費控除の本当の目的です。

 

ちょっと長くなってので、条件等については、次に回します。

 

豊村

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