2019年の税金 その5

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さて、今回も消費増税に絡む話です。

 

消費税を増税することによって一番心配なことは、消費が冷え込むことです。

 

極端な話、消費が増税前の半分になったら、逆に税収は減ってしまいます。

 

増税前 消費額が1億であれば消費税は1億×8%=800万

増税後 消費税が5千万であれば消費税は5千万×10%=500万

 

特に住宅は金額が大きいですから、住宅購入件数が減るのは国としても困るわけです。

 

そのために、国は色々な施策を打ち出しています。

 

まず大きいのは、贈与税の非課税です。

親や祖父母から住宅の取得の為に贈与を受けた場合、非課税の特例があります。

増税前の非課税額は700万(優良な住宅の場合1200万)ですが、増税後は2500万(優良な住宅の場合3000万)になります。

ただし、これは年々減額し、2021年で終了の予定です。

 

つぎに、ローン控除です。

現在のローン控除は、控除期間10年・控除率1%・最高限度額40万(認定住宅の場合50万)です。

増税後は、このローン控除の計算方法が若干変わるのですが、控除期間が3年延長されます。

 

もう一つはすまい給付金です。

現在のすまい給付金は、年収510万円以下の人が対象ですが、増税後は年収775万以下の人まで拡大されます。

 

他にも、エコポイント制度が検討されています。

 

次回は、8%と10%のどっちが得か見てみようと思います。

 

消費税のイラスト「増税に困る人々」

 

豊村

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