建設キャリアアップ登録への道 その5

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登録は済んだキャリアアップシステムですが、前回書いたように就業履歴の蓄積は全く進みませんでした。

 

会社で現場を登録して、その現場で働く技能者を登録して、入場時間と退場時間を技能者に毎日問い合わせて、それを入力するというプロセスを踏めば、就業履歴の蓄積はできます。

でも、いつもの仕事の片手間にできるような作業ではなく、専任のオペレーターが必要です。

 

大きな会社であれば、工事事務所を設置したり、専任のオペレーターを雇い入れたりはできるでしょう。

でも、岡庭建設のように従業員30人程度の工務店では、かなり高いハードルです。

ましてや、1人や5人以下の会社ではなおさらです。

 

国の方では、このキャリアアップシステム加入は義務ではないと言っているのですが、加入していない事業者や技能者を現場に入れないようにしていく予定のようです。

 

このままでは、中小事業者や個人事業者は置いてけぼりになってしまいます。

 

2019年当時のロードマップでは、2023年までに100%登録を目指すとなっていました。

スマホでも登録できます。簡単です。と散々アピールされました。

確かに登録は頑張ればできます。

でもそれは名簿に名前を載せるだけの意味しかなく、本来の目的である建設技術者の正当な評価には全く結びつきません。

 

正当な評価のためには、就業履歴の蓄積がどうしても必要なのに、こちらの方の整備は全く進んでいませんでした。

 

続きます。

 

豊村

 

 

岡庭グループでは、土地や建物からファイナンシャルプランニングまで幅広いサービスを行っています。

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