馬場先の家 ~完成お披露目会参加!2~

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設計設計

みなさん、こんにちは。設計の渡邊です。(^▽^)/

 

今回は「馬場先の家」『使用している材』についてご紹介。

 

 

いったい何種類の木材が使われているのでしょうか。数えてみましょう♪

 

 

1.構造材(柱・梁)    : 『杉』         ※多摩産材

2.構造材(土台)     : 『桧』         ※多摩産材

3.1階床材      : 『オーク』       ※クリアオイル塗装

4.1階天井梁(1部分)    : 『米マツ』       ※強度が強い

5.階段段板      : 『j杉パネル』     ※杉板を三層直行積層で重ね合わせたもの。

→ただの杉板より強度があります。

6.2階床材                   : 『徳島杉』       ※無塗装

7.格子床          : 『栂(ツガ)』       ※フタバガキ科という広葉樹の総称

8.造作家具、引き戸  : 『シナ』        ※加工性のよさや材面の控えめな表情が魅力

9.キッチンカウンター : 『赤タモ集成材』    ※固く傷に強い

10.ウッドデッキ     : 『能登ヒバ材』     ※湿気に強く、腐りにくい

11.花台         : 『レッドシダー材』   ※肌ざわりが柔らかく温かみのある木

 

 

等々、なんと11種類も使われていますね!

各お家によって使われる種類は様々ですが、おおよそ10種類前後の木材が使われています。

 

 

↓は1階床(左)と2階床(右)になります。

 

 

 

 

1階床写真の上部分は「馬場先の家」の水周りで使われている『コルクタイル』、下部分は『オーク』です。

 

見学会の際に、コルクタイルは、汚した際に拭いたり、経年劣化でポロポロと削れてしまうのでは…と

心配されていたお客様もいらっしゃいましたが、強力に圧縮されているため、そのようになることはほぼありません。

 

続いて2階床は『徳島杉』です。

やさしく、美しい「色目のやさしさ」に加え、柔らかく素足が気持ちいいのが特徴です。

 

床材は使用する面積が大きいため、どの木を採用するかが悩みどころですが、

お打合せの中で、モデルハウスの床やサンプル材を用いて、

お客様の好みのお色や踏み心地、傷のつきやすさ等を相談しながら、決定していきます。♪

 

 

↓続いてはこちらの写真

 

 

 

交差する左手前の梁。他の梁よりも梁成(梁の上下の高さのこと)が大きいことにお気づきでしょうか。

 

上記の梁は、強度が高い『米松』を使用しています。

上に柱や壁が載って杉の梁では支えきれない場合、強度の高い無垢材に変えて、梁成を調整します。

集成材など使用する材によっては、1本の梁が違うことを強調してしまう場合もあり、意匠としての見え方も重要です。

 

力の伝わり方をみる構造計算だけでなく、最終的な意匠としての見え方まで考え、細部にも気を配っていることが伝わってきますね。(^^)

【違いに気づきにくい】という部分にこそ、設計者の丁寧さを表現できるのだなと感じました。

 

 

そんな収穫豊富な完成お披露目会。自分の知識が少しずつでも増えてきていることを実感できたのも良い経験でした。

参加する機会を増やして、更に知識を増やし、深めていきたいと思います!

 

 

ではまた次回の投稿でお会いしましょう。♪

 

 

 

設計チーム 渡邊

 

 

 

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