実家は思い出の宝箱か〇〇箱か・・・

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同窓会、その後

先日、小学校の大きな同窓会、今風に「ホームカミングデー」がありました。
なつかしい先生に会えるのと昔からガラッと変わった校舎の中に入れるというので
同級生たちが30名ほど大集合。
驚いたことに、過去の卒業アルバムが陳列されていたり、同級生の書いた絵画が貼られていたり、
数十年分の思い出がなつかしい学校の体育館に並んでいました。

 

もっと驚いたのは、ここから先。
同級生のLINEグループには、こんなものがあったというので
「小学5年生のときに学校でいった演劇のチラシ(なんと劇団四季!)」
「先生が手書きで書いた合唱コンクールの楽譜」
「卒業式の父母に配布された式次第」・・・

 

いやー、みんなモノ持ちがいいね!と思いつつ
私の実家を探ると、今は使っていない納戸部屋から出てきたのは
小学校1年生のときに先生からもらった年賀状と卒業式のVHSテープ。

数十年ぶりに発掘されたお宝ですが、
それを見た妻は一言。

「ビデオなんて見る方法がないんだから捨てれば・・・」

 

なつかしいお宝が埋まっている実家というタイムカプセルも
思い出を共有していない人から見れば、ただのゴミ箱。
とはいえ、次の同窓会で披露するため
そそくさと、私の洋服ダンスの奥のほうにしまいました。

 

「実家の片付け」でやること

 

「実家に誰も住まなくなったので、荷物を整理したい」
という話をよく聞きますが、一番困るのは「捨てる」「捨てない」の判断ではないでしょうか?
「ときめくかどうかの基準で残すものを決めて断捨離(byコンマリ先生)」は理想ですが、
兄弟姉妹がいたりしたら、自分には「ときめき」でも、兄弟には「なにこれ?」というものが大半でしょう。

小学校のように、決まった倉庫があるならいざ知らず、
実家という限られた場所にあるものは、まるで地層のように奥深くにいろいろなものが眠っています。

 

あるサイトを見ると
「実家の片付けを成功させるポイント」として
・親・兄弟で片付ける日程を決める
・小さなスペースから片付ける
・思い出の品の整理は最後にする
・一時保管コーナーを設ける

とありました。
親だけでなく、兄弟姉妹間で取り組むことで
「思い出の品」という、一番整理が難しい作業を計画的に行うことを推奨しています。

 

 

実家片付け、どれくらいかかる?

「実家が空き家となってしまうので、もったいない」というのは多くの人の悩み。
そのまま放っておくだけでも、維持管理やご近所さんの問題などがあります。

マイナビの調査実家じまいにどれくらいの期間がかかったか尋ねたところ、
最も多かったのは「約半年(半年から1年未満程度)」(42.6%)という結果になりました。

以降は、「数ヶ月」(30.7%)、「1年以上」(17.8%)、「2年以上」(8.9%)という順で、

1年以上かかる「年単位での長期戦」は約3割にのぼることがわかりました。

 

https://woman.mynavi.jp/kosodate/articles/21491

 

その間、実家に通うことになるので、近場でも大変なのに、遠方ならもっと大変。
売却などの日程が差し迫っていて
ゴミだと思って相談しないで捨てたものが、
他の人には大変なお宝だったといわれても、捨てた後では、どうにもなりません。

 

そうならないためには、兄弟・家族で集まるときに、実家の「お宝さがし」をして
どれほどの思い出の品が埋もれているのか、小さなスペースからでも
みんなでチェックしてみるのがいいのではないのでしょうか?

実際、チェックしてみると気づかなかったことがあったり
家族だけでは解決できないところも発見できるかもしれません。

 

具体的なスケジュールが決まる前に、誰に相談する、どの会社に依頼するという仕組みだけでも決めておくと
気分的にはずいぶん楽になるはず。

「いざ」という日が来る前に、
この夏休みは、家族で話し合いを気軽にしてみてはいかがですか?

 

 

広報 吉松

 

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