急に思い出した”豪雨”と”うわばき”の思い出

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夏休み明けの高校にて

明日から9月。

お子さんの夏休みが終わるという方も多いのではないでしょうか?
夏休みの直前にやってきた大雨。
窓の外を見ながら、急に思い出しました。

 

私が高校生だったはるか昔の夏休み明けのこと。
学校に行くと通学口が異様な様子。
なにかと聞くと、高校の隣に流れる善福寺川が夏休み中の豪雨で氾濫。
不運にも靴箱が真ん中くらいまでに置きっぱなしだった上履きが流されたり、泥だらけだったり…
(今となっては夏休みくらい上履き持って帰れよ!と思いますが、男子校だったもので・・・)
幸い、私の靴箱はセーフでしたが、休み明けから掃除させられたような記憶があります。

 

あの、流されていった上履きは、どこにいったのでしょうか?

 

「川の街・水の街」東京

そもそも善福寺川は現在はコンクリートで囲まれた狭い川ですが、
昔から洪水被害が多い川だったそうです。

東京全体の水害リスク予測がわかる「水害リスク情報システム」を見ると、母校もリスクの高い場所にありました。

 

 

 

東京全体で見ると、23区東側の荒川近くのエリア、
そして城南から国立・日野を流れる多摩川近くは水害リスクが高く、さらに小さな川に沿って中リスクの線が東西に向かって走っていて
東京が「川の街・水の街」であることが改めてわかります。

 

善福寺川のように、普段は氾濫するとは思えないような小さな川が、洪水のリスクが大きい場合もあります。
また、昔の川が暗渠になってしまって、普段はまったく存在がわからないのに
洪水がある場所だったり、見ただけではわからないこともしばしば。
昔から住んでいる人なら、ある程度予測はできても
新しく引っ越そうと思う人には、洪水リスクを予測することは見た目だけでは不可能といえるでしょう。

 

ハザードマップの意義と作成基準

新たに土地を購入する場合、「ハザードマップ」でリスクを説明することは不動産業者でも義務になっています。

ハザードマップは、災害リスクの高い地域を視覚的に示し、住民や関係機関が適切な防災対策を講じるための重要なツールです。

地震、津波、洪水、土砂災害など、地域ごとの特有のリスクを地図上で示すことで、災害が発生した際の避難行動を迅速に行えるようになります。

 

この情報には、その地域の土地の成り立ちや、災害の要因となる地形・地盤の特徴、過去の災害履歴、避難場所・避難経路などの防災地理情報がすべて入っているそうです。

 

不動産購入で土地を選ぶとき、駅に近いか、学校の通学区か、スーパーなどが近いか、などに注目してしまいます。
実際、希望の条件に合う土地は少なく、多少のマイナス要因も目をつぶりがち。
購入をしたい土地について、リスクが高い土地なら、それに合わせた対策も講じておく。
土地と建物、トータルで考えることが、洪水の多い東京の家づくりでは必須といえるでしょう。

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