技術をつなぐ

01くらしづくりのこだわり

ずっとつづくお付き合いを
お約束するために
大工の技術をつなぐ

大工職人が仕上げる「適材適所」の家。

「愛着を持って永く住み継ぐ木の家」を作ってきた岡庭建設では、創業以来、大工職人の技術にこだわってきました。
木はひとつひとつ個性があります。その個性を見極め、材を選び正しく施工する。まさに住まいの「適材適所」をつかさどるのが大工職人の仕事。

もともと「適材適所」は、伝統的な建築現場における木材の使い分けからきました。木材は針葉樹や広葉樹などがあり、針葉樹のなかでも木の種類はさまざまです。家屋を形成する木材をどう配置すると最適か考え、木の性質にあわせて作りあげることを「適材適所」と表現したものが、次第に人についても用いるようになりました。

現在では、構造材のほとんどは機械によってプレッカト加工されています。
しかし、木を『あらわし』としてみせる場合など、機械では不可能な複雑な加工は、大工職人が鑿を使って木材を刻んでいきます。

造作家具など大工職人の技術が光る仕事も岡庭建設の家の特徴。

本棚や食器棚、キッチンなどの水回りなど細かなところから、間仕切り収納や小上がり畳付き引き出しなど大きなものまで、住まい手の暮らしに合わせて必要なものを必要な場所に設える。

私たちは現場での調整も大工職人の技術の一つだと考え、技術を磨く取り組みをしています。

未来の家まもりを続けるための「社員大工制度」。

岡庭建設では2008年より社員大工制度に取り組み、現在では社員の約1/3が大工です。若手大工は、現場では先輩大工や監督の厳しい目で見守られています。岡庭建設の現場には、お客様に常に公開しています。私たちは「お客様や社会に信頼される仕事」を常に追求しています。

高齢化が進む大工の世界では、2050年には約5万人まで減少する推定されています。

大工を育て続けることで、住まい手に満足していただける家づくりはもちろん、住まいをしっかりと守りつづけるために、次の世代へ技術を継承する。

家まもりを通じて、まちの安心・安全を保つ。地域・社会に貢献できる工務店を目指しています。

技術を磨き継承する取り組み

岡庭建設では「下請け・下職」といった言葉がありません。協力会社や職人さんは、いわば家づくりのチームメイトとして、一体となって家づくりに取り組めるように「協力業者会おかにわワークス」を2008年に立ち上げました。

ここでは、家づくりに関わる協力会社を集めて、定期的に勉強会を行っています。

岡庭建設では大工のスキルアップとキャリア形成を支援するために、建設キャリアアップシステム(CCUS)制度に基づいた「おかにわマイスターシステム」という育成制度を確立しています。この制度により、技能者のスキルが客観的に評価され、適切な評価と待遇を受ける事ができ、一人前大工になるべく道のりも明確化され若き大工にも分かり易くなりま

若年大工の育成と技術の継承を通じて、伝統木造建築の安定供給体制をつくることを主な目的として創立された「東京大工塾」。大工職の魅力を世に広く周知することも目的とした、大工を目指す学生や新社会人を増やし、大工としての就業支援に取り組む一般社団法人です。

岡庭建設では設立当初から理事として関わり、社員大工たちも教育や交流等にも参加。また、学費を全額援助し、働きながら専門性の高い技術の習得を支援しています。

PAGE TOP