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スタッフブログ

「麻雀」と「実家」の話し

こんにちは!広報グループの吉松です

「麻雀のスジって何?」
先日、母からきたラインにびっくりしました

詳しく聞くと、最近、ご近所さんの家で麻雀をよくやるらしく、ルールや戦術を覚えたいそう。
以前、母は囲碁に熱中していたのですが麻雀とは意外でした。

 

母いわく「週一回の生存確認よ」。
なるほど、麻雀は4人以上は必要ですし、おしゃべりしながらできる。
さらに、囲碁と比べると運の要素が大きいので、
初心者でも勝てるチャンスがあるゲームであるもの、気楽でいいそうです。

 

メンバーを聞くと、主催は私の幼馴染のご両親と聞いてびっくり。
どうやら麻雀大会の発起人である、そのご両親は、
お父さんが地域の中に知り合いを作るために、始めたそうです。

女性は地域コミュニティに居場所があるのに、
男性は、居場所づくりのための「とっかかり」がない、という話をよく聞きますが、
ご夫婦で、居場所づくりをはじめるために、男性が得意な麻雀サークルを作ったというのは面白い話です。

 

母が言うには「なんか小難しく説明するから、よくわからないんだけど
頑張って説明しているから、分かったふりをしてあげているのよ」とのこと。

 

そのお父さんは張り切って、以前の子ども部屋を麻雀用の部屋に改造するそうで、
かくして、幼馴染の部屋は「雀荘」化しているそうです。
実家の部屋がなくなった幼馴染は「親が楽しそうだから、実家の改造をサポートしている」と笑っていました。

 

 


 

 

「住まい」と「地域」は、本来、切っても切れない関係ですが、
ついつい、「家族の入れ物」という狭い視点で見てしまいます。

 

子どもが小さいときには、「同居」を当然として、部屋をいくつ作れるか、という視点で見てしまい、

やがて大きくなり、独立すると、何も使わない「物置」ばかりになってしまう。
それはもったいないですね。

 

このご両親のように、広くなった家を地域コミュニティの
ちょっとした居場所として再設定するという考え方は、
「住まい」を【点】ではなく、「地域」という【面】で見ていく
イマドキのとらえ方かもしれません。

 

この視点を拡大した取り組みとして、生まれ育った実家の場所を
コミュニティスペース併設型集合住宅に作り替えた
「荻窪住宅」という取り組みの記事も参考になりました。

岡庭建設では、「実家」について、様々な視点から情報発信やご相談をいただいています
長く「空き家」になってしまって困っている!という前に、
地域の中で、「実家」がどんなポテンシャルを持っているのか、一緒に考えてみませんか?

 

 

 

 


 

かくして、私も麻雀の先生として、
学生のころに膨大な授業時間と、若干の授業代を払って習得した
「とにかく負けない麻雀必勝法」を、母の前で披露しましたが、
「そんな遊び方は面白くない」と却下されてしまいました・・・・。